韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
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韓国映画レビュー その766 「間諜」
b0097051_10575717.jpg間諜
制作年:2012年
監督:ウ・ミノ
出演:キム・ミョンミン、ユ・ヘジン、ヨム・ジョンア、ピョン・ヒボン
ジャンル:アクション、コメディ、ヒューマンドラマ


北朝鮮のリ・ヨンサン長官(イ・スンホ)は、北京の韓国大使館に亡命し、飛行機で韓国のソウルに到着し、記者会見を行う。リ長官は、現状の北朝鮮の情勢を説明し、その後は韓国政府が亡命を認めて保護する。一方で、韓国国内に潜伏している北朝鮮のスパイがいる。従業員二人を雇って密輸バイアグラを販売して生活費を稼ぎ、妻と息子チソンと娘チスを養う、スパイ歴22年のコード名キム課長(キム・ミョンミン)。一人で忙しく不動産屋を経営して、幼い息子チュンサンがいるシングルマザー、スパイ歴15年のコード名カン代理(ヨム・ジョンア)。公務員を退職して平穏な生活をする、スパイ歴40年のコード名ユン顧問(ピョン・ヒボン)。牛を育て農業をしてFTA反対デモに参加する、スパイ歴13年のコード名ウ代理(チョン・ギョウン)。北朝鮮から10年ぶりの指令を携えて、韓国にチェ部長(ユ・ヘジン)と手下三人がやってきた。韓国に潜伏している四人のスパイに緊急招集の連絡が入って集合した。チェ部長は、手下三人と潜伏組の四人のスパイに、リ・ヨンサン長官を殺害する指令がでたことを告げ、アジトで暗殺計画を練る。潜伏組の四人スパイは、この任務を遂行しつつ、もうひとつのミッションを企み、二重作戦を実行するお話。

監督は、『破壊された男』のウ・ミノ監督。
出演は、北朝鮮スパイのキム課長を演じるのは『ペースメーカー』『ヨンガシ』のキム・ミョンミン、北朝鮮からやってきた暗殺者のチェ部長を演じるのは『ママ』『ミスGO』のユ・ヘジン、北朝鮮スパイのカン代理を演じるのは『なつかしの庭 (原題:古い庭園)』『私の生涯で最悪の男』のヨム・ジョンア、北朝鮮スパイのユン顧問を演じるのは『敵との初恋 (原題:敵との同床)』『私は王である』のピョン・ヒボン、北朝鮮スパイのウ代理を演じるのは『絶対の愛 (原題:時間)』のチョン・ギョウン、国家情報院のハンを演じるのは『死体が帰ってきた』『ウンギョ』のチョン・マンシク、韓国に亡命した北朝鮮のリ・ヨンサン長官を演じるのは『ごめんね、ありがとう』『建築学概論』のイ・スンホ。

韓国に潜伏して南の生活に溶け込んでいる四人のスパイが、本国からチェ部長がやってきて、リ長官を殺害する指令を共に実行していく。それと同時に、リ長官が潜伏している隠れ家にある金庫から1000万ドルの大金を四人で奪って山分けしようと計画する。

韓国の一般市民と同じような生活をして、生活に密着したスパイをしているキム課長、カン代理、ユン顧問、ウ代理の四人である。キム課長、カン代理、ユン顧問には、家族がいることでヒューマンドラマ要素を強く出している。妻子がいるキム課長は、家族との出来事を中心にみせ、息子チソンが少年野球の補欠で何とか試合に出してもらおうと野球部監督にワイロ(お金ではなく多くのバイアグラ)を渡す親バカだったり、息子に野球を教えたり、妻や母からの電話が頻繁にあったりと普通のパパのようにみえるのだ。息子がいるカン代理は、離婚しており、子供を施設に預けながら仕事をし、息子と二人で一緒に暮らせる日が来るのを待っている。ユン顧問は、北に家族を残して南に潜伏していることで、この任務が終えたら北に戻って家族に会えることを楽しみにしている。このような今の生活があったり、希望があるなかで、祖国のためにこれらを捨てることができるのかという選択も終盤に絡んでくるのである。

現在の国内の社会問題と北朝鮮の脅威を盛り込んでいることで、現実感をみせている。冒頭で北朝鮮が韓国に対して行ってきたテロ行為を説明している。ビルマで全斗煥大統領を暗殺しようとした事件、武装した20人のスパイが上陸した事件など。そして国内では、米韓FTAが結ばれたことで、FTA反対デモをするシーンがあったり、牛肉のBSE問題も話題にしていたり、北朝鮮の幹部クラスが亡命したり、六者協議の話題、共産主義を否定して金正日を罵倒する集会などをみせている。金正日は2011年末に死亡して、金正恩に体制が変わっていることで、現在とずれが生じてしまっている。韓国公開が2012年9月だったから、金正日を罵倒する集会シーンを編集でカットできなかったのかと感じる。FTA反対デモは、ウ代理がデモの先頭に立って反対している姿をみせているから、そこはコメディ要素として絡めているのだろう。

常にキム課長を中心になっており、従業員のク代理(チョ・ムニ)はキム課長の隠していたお金を持ち逃げしたり、従業員のコさん(キム・ジニ)は家族の事情を説明してクビにならないように粘っている。国家情報院のハン(チョン・マンシク)とコさんが食事をしながら情報交換をしていることで、韓国側が潜入捜査をしているのをみせながら進めているのだ。キム課長の息子とハンの息子は、同じ少年野球チームの親同士だから仲良くなっていることから、国家情報院がキム課長をマークしているのが序盤からみえる形になっているのだ。

チェ部長と合流してから緊張感が出てくる流れは、波があって全体がしまる。十年前にチェ部長とキム課長が一緒に任務を行ったことがあり、冷酷なチェ部長の姿を回想シーンでみせている。リ長官暗殺計画をチェ部長、手下三人、潜伏組四人で計画を立てていき、リ長官が潜伏している隠れ家を細かく調べていき役割分担を決めて実行していくのである。時間を計り綿密な計画をして実行したが、リ長官のボディーガードとの銃撃戦での暗殺実行、大金強奪といった二重作戦は失敗に終わってしまう。そこでひとつの悲劇が起こることで、潜伏組スパイの苦悩をみせていくのである。

チェ部長を中心とした手下三人と潜伏組スパイが、リ長官を守る国家情報院と再び衝突していき、更なる展開をみせていき、潜伏組スパイの決断をみせている。表情を変えず人を撃ち殺すチェ部長の怖さをみせていることで、ぬるくなった潜伏組スパイとの差が大きくみえるのだ。終盤のカーアクションやガンアクションは、追撃や銃撃や爆発と派手にみせており、かなりここのシーンに力を入れているのがみえる。

中盤から終盤にかけてのアクションは派手にみせているから、気軽にみることができる作品だろう。南北関連、家族を主としたヒューマンドラマ要素、南色に染まって緩くなった潜伏組スパイのコメディ要素、少年野球が絡むコントのようなクライマックス、これらのパーツがアクションと混じったとき、アンバランスな関係になっているようにみえてしまった。愛国心や忠誠心と仲間意識や家族愛を天秤にかけており、南が有利になるような作風にしているのは、現在の流れなのかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2013-04-12 11:08 | 766.間諜
韓国映画レビュー その436 「天国までの60日 (原題:少年、天国へ行く)」
シングルマザーのことを「やもめ」と訳していたので、珍しい訳し方をしていたので笑ってしまった。今時このような言葉で表現しているからだ。舞台が80年代だからかな。意味は通じるから問題ないけど。

b0097051_1947189.jpg天国までの60日 (原題:少年、天国へ行く)
制作年:2005年
監督:ユン・テヨン
出演:ヨム・ジョンア、パク・ヘイル
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー
鑑賞:日本版DVD


1980年代の田舎町。シングルマザーの家庭に育った13歳のネモ(子供時代:キム・グァヌ、大人時代:パク・ヘイル)は、時計屋を営む母(チョ・ミンス)と仲良く暮らしていた。ネモの夢は、シングルマザーの女性と結婚することであった。幼なじみのスニ(ホン・スヨン)は、ネモに気があって家業が豆腐屋だったことで、頻繁にネモの家に豆腐の差し入れをして遊びにきていた。突然、ネモの母が急死してしまい一人ぼっちになってしまった。スニの母が、ネモを引き取って一緒に暮らすことを提案したが、ネモは母の残したお金があるのでそのまま自宅で一人暮らしをすることを決めた。ある日、ソウルからシングルマザーのプジャ(ヨム・ジョンア)と幼い息子ギチョルが引越してきた。ネモの母が経営していた時計屋が漫画喫茶に変わってしまい、漫画喫茶を経営するプジャの姿をみてネモはときめいてしまった。ネモは、頻繁に漫画喫茶に訪れてプジャと仲良くなっていき、プジャの息子ギチョルとも仲良くなっていった。ネモはプジャとギチョルと三人で映画を観に行くが、映画館が火事になってしまい、ギチョルが逃げ遅れてしまったことで、ネモはギチョルを助けようと煙の中に入っていった。なんとかギチョルは助かったが、ネモの姿がなく行方不明になってしまった。気を失っていたネモが目を覚ますと、たくさんの花が咲き木々が生い茂った場所にいた。そこは、天国で二人のおじさん天使がネモの寿命はあと80年残っており、予定外の事態が起こっていた。ネモは天使と取り引きをして、1日を1年として地上に戻してもらうことになる。そして、20日が経過したところで自宅で目を覚ましたネモは33歳の大人の姿になっていた。ネモは、残された60日をプジャのために時間を費やすことを決めて、心は子供で体は大人のネモが憧れの女性プジャとの愛に全てを捧げるお話。

監督は、『愛人 もうひとりのわたし (原題:バニシング・ツイン)』のユン・テヨン監督。
出演者は、クラブ歌手で漫画喫茶を経営するプジャを演じるのは『ラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)』『サッド・ムービー』のヨム・ジョンア、成長したネモを演じるのは『初恋のアルバム (原題:人魚姫)』『恋愛の目的』のパク・ヘイル、ネモの父ドンスを演じるのは『春の日のクマは好きですか?』『最後の狼』のオ・グァンノク、警察官を演じるのは『男、生まれる』のパク・ウンス、老人を演じるのは『ぼくらの落第先生 (原題:先生キム・ボンドゥ)』『浮気な家族』のチョン・ジンガク、子供のネモを演じるのは『初恋のアルバム (原題:人魚姫)』のキム・グァヌ、スニを演じるのは本作スクリンデビューのホン・スヨン。

全体の三割の時間、子供時代のネモを描いていることで、子供なのにませている少年であることがみえ、体が大人になったときの行動をみても違和感なく表現されているところは感心する。ネモは母と二人暮しで、母が父のことを詳しく語っていないことから、中盤から終盤にかけて父の存在がみえてくるのである。父の出現方法に無理があるかもしれないが、ファンタジーとして表現している作品なために可能にしているのであろう。

子供時代のネモが、本気で積極的にシングルマザーのプジャを口説いていることで、ネモが大人の体になってからの二人の関係を面白くみせているのだ。プジャは、ネモが子供だから気軽にキスをしたり、一緒に寝ているときに胸を揉んできてもそのまま黙っていたり、ネモから愛情表現として指輪を渡されてもすんなり受け入れたり、ネモを子供扱いしているのである。プジャも、これらの行動を大人の男性がしていたら同じ振る舞いは決してしないであろう。このような行動をみせていることで、大人姿になったネモの行動が非常に笑えてしまうのだ。

ストーリー展開に必要だったのがスニの存在であろう。ネモとスニが共に行動するところをみせていたり、ネモの気持ちを知っての行動をとっていたり、大人の体になってからもスニの位置づけがよく出来ている。大人姿のネモの仕草をみて、直ぐにネモ本人であることに気づくスニが、どのような形でネモと接して、どのような気持ちでいるのかを考えてみると面白くなるだろう。

大人姿のネモは、周囲から不審人物にみられていたことでネモの父と名のって行動しており、ネモの仕草をみていると子供の振る舞いをしていることで、誰もが不思議に感じてみえているだろう。地上でおじさん天使と口論しているところ、プジャのナイトクラブでの喧嘩シーン、スニとの会話、プジャに対しての行動、なぜか小学校に姿をみせていたりと、子供時代のネモの伏線を上手く使っている。

プジャの感情がどのように変化しているのかであろう。プジャの過去の失敗した恋愛経験だったり、子供姿のネモがしていた行動をどのように感じていたのか、大人姿のネモが近づいてくることで積極的な行動をとってしまっている。プジャとネモの関係は、ネモが大人姿に変化したことで急速に展開が進んでいくことはすぐに予測できるであろう。大人の女性と子供の男性の恋愛表現の仕方が非常に面白くみせているのである。キスの仕方でプジャのディープキスに驚いてしまう大人姿のネモ、初夜のときに平然と寝てしまう大人姿のネモにプジャの気持ちや行動などである。子供の心をパク・ヘイルが上手に熱演しているから、この物語を壊すことなく表現できていると感じる。

もう一つの面白さとしては、時代背景と訛りであろう。ソウルから来たプジャとギチョル以外は、みんな訛っているのだ。地方という設定になっているが場所を特定していないようにみえ、そこもファンタジーの要素を含んでいたのかもしれない。1980年代を時代背景にしており、漫画や玩具のキャラクターがよく目に入った。ロボットテコンVのお面、スーパーテコンVのポスター、イーグル五兄弟(ガッチャマンのバッタもの)の人形などといった80年代ものアイテムがみられるので、別の意味で楽しめるかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2009-11-17 19:59 | 436.天国までの60日
韓国映画レビュー その324 「なつかしい庭 (原題:古い庭園)」
前作の『ユゴ 大統領有故 (原題:その時、その人々)』でもそうだが、おもしろい視点で描く監督だと感心している。レビューを書くのに何回か修正したが、なかなか纏まらず苦労してしまった。

b0097051_11322981.jpgなつかしい庭 (原題:古い庭園)
制作年:2007年
監督:イム・サンス
出演:ヨム・ジョンア、チ・ジニ、キム・ユリ、ユン・ヒソク、ウンソン
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


1980年代の独裁軍事政権の時代に、民主化運動に積極的に参加していた活動家ヒョヌ(チ・ジニ)が逮捕されて、約17年ぶりに釈放された。変わってしまったヒョヌの家族たち、ソウルの風景、韓国の政治といった逮捕前と全く違う世界になっている現代の韓国に戸惑いを感じていた。監獄中は、大切に持っていた若き頃のユニ(ヨム・ジョンア)の写真が彼に勇気を与えてくれていた。ヒョヌは、母からユニの手紙を渡されて、ガンで亡くなったことを知る。17年前、逃亡生活を続けていたヒョヌは、学校の美術教師ユニ(ヨム・ジョンア)と出会い、自分の思想や状況を理解した上で匿ってくれ、田舎の小さな家屋で二人は恋に落ちた。幸せな日々は長く続かず、同志の活動家たちが逮捕されていく状況から、ヒョヌは再び活動家としての行動をとるためにソウルへ向かった。独裁軍事政権という時代背景で、ヒョヌとユニという男女の悲しい恋のお話。

監督は、『浮気な家族』『ユゴ 大統領有故 (原題:その時、その人々)』のイム・サンス監督。
出演者は、ユニを演じるのは『サッド・ムービー』『少年、天国へ行く』のヨム・ジョンア、ヒョヌを演じるのは『H』『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授 (原題:女教授の隠密な魅力)』のチ・ジニ、ミギョンを演じるのは『ラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)』『百万長者の初恋』のキム・ユリ、ヨンジャクを演じるのは『アドリブ・ナイト (原題:とても特別なお客さん)』のユン・ヒソク、ヒョヌとユニの娘ウンギョルを演じるのは『多細胞少女』のウンソン。

1980年代と現代の二つの時代背景をみせながら、現代軸ではヒョヌの視点、1980年代軸ではユニの視点で進行していく。

光州事件が発生して軍によって鎮圧され、再び民主化運動を背景にしていることから、光州事件に関わった人々の心の傷が癒えない姿をみせている。ヒョヌが実際に光州にいたことで事件の真相を知っていること、ユニのようにラジオからの情報や人から伝わった情報という第三者的な角度でみていること、この違いが二人の人生の分岐になっているのであろう。

現代軸と1980年代軸を頻繁に切り替えていることで、主人公ヒョヌとユニだけでなく、周囲の人たちの変化もみせている。現代軸で、当時一緒に民主化運動した仲間と光州で再会するのであるが、社会的に成功した者もいたり、未だに当時のトラウマから精神的にまいっている者、時代の流れのまま生きている者といった様々な人生をみせられることで、ヒョヌが時間の流れを恐ろしく感じている。ヒョヌがユニと過ごした家屋にいくことで、空白の17年をユニの記憶と共に手に入れていく流れだ。

1980年代軸では、ユニとヒョヌの二人の愛を描き、この時代によって引き裂かれた愛をみせている。視点を変えれば、この時代だったからこそ二人が出会っていたという見方もある。運動家たちと知り合いが多いユニは、偶然町中で出会ったようにみえているが、ユニはヒョヌのことを知っていることから、出会うことは必然的に決められていた感じがみられる。ユニは、ヒョヌの思想や経験を関係なしに愛し合い、いつかこの場から居なくなることを覚悟しているのもみえる。ヒョヌへの愛情が深くなることで、いつまでも一緒にいたいことを望む気持ちが生まれてきて、彼女が葛藤している姿が痛々しく感じてしまう。当時のユニとヒョヌとで、愛情の重さがあまりにも違う。ヒョヌが去ってから生まれた娘ウンギョルを育てるユニ、いつか必ず戻ってくると信じている気持ちが親子三人でいる夢のようなシーンを挿入しているのであろう。17年という月日がそれをヒョヌに教えているのであり、ユニと過ごした17年まえの幸せな日々を痛いほど心に衝撃を与えている。ヒョヌへのメッセージが手紙ではなくユニが描いた絵というのもよく出来ている表現方法だ。所々で出てくる幾つかの時間を越えた絵が印象的で、しっかりとラストの伏線になっている。

運動家たちの暴動だけでなく、民衆の抵抗もみせていることで、当時の民主化運動の激しさを表現している。火ダルマになる警察、屋上から飛び下りる運動家、極めつけはユニと親しい者までも焼身自殺するシーンがあり、壮絶な時代をこれでもかとみせつけている。全体的に重たい内容になっているために鑑賞するのにかなり疲れる作品である。ユニとヒョヌのラブストーリーは、ユニが死んでいることが序盤から分かっているので、ラブストーリーに爽快感が全くなく、心に刺さるような痛さを切々とみせつけられる。ラブストーリーに対する表現はこれで構わないが、それとは別に政治的背景を強く主張していることで、さらに重い作品に仕上がっている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2008-09-15 11:42 | 324.なつかしい庭
韓国映画レビュー その275 「私の生涯で最悪の男」
前回アップした作品と同様で夫婦が不倫する作品。本作品は、ラブコメディだからそれほど深刻な内容ではない。中盤辺りから少し真面目に描いているが。特別出演されている俳優陣たちが、ひとつの目玉かもしれない。
いつも思うことだが、相変わらずラブコメディ作品のレビューは苦手であり、レビューの完成度が低いと感じている。慣れるしかないのかな。

b0097051_928403.jpg私の生涯で最悪の男
制作年:2007年
監督:ソン・ヒョニ
出演:ヨム・ジョンア、タク・チェフン、ユン・ジミン、シン・ソンノク
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
鑑賞:韓国版DVD


広告会社のキャリアウーマンのジュヨン(ヨム・ジョンア)と出版社のサラリーマンのソンテ(タク・チェフン)は、10年来の友人である。学生時代からの友人たちと酒を飲んでいて、周囲を見わたすと未婚なのはジュヨンとソンテの二人だけになっていた。友人たちと二次会まで共にしたジュヨンとソンテは、酔っぱらって記憶をなくしてしまった。次の朝、目が覚めるとジュヨンとソンテは裸でベッドに寝ていた。友人の結婚式に出席した二人は、披露宴が終わり飲み会に参加し、寝たことはなかったことにしようと、二人は今まで通りの友人関係を続けるために再び飲んだ。またしても、記憶をなくして目が覚めると一緒にベッドで寝ていた。自分たちでも気づかないうちにお互いが惹かれあっていることを感じて、二人は結婚式を挙げた。結婚式は終わったが婚姻届を提出していない二人はめんどくさがっていた。その翌日、ソンテのまえに現れた美人でセクシーな編集長ミヨン(ユン・ジミン)が気になり、一方ジュヨンのまえに現れた広告カメラマンのチェフン(シン・ソンノク)が気になってしかたがない。ジュヨンとソンテは、新婚なのにこのような不純な考えを消そうと新婚生活を楽しむが、徐々に二人の間にはズレが生じてくる。新婚のジュヨンとソンテは、魅力的な人物が現れたことで心が奪われ、この結婚はうまくいくのかというお話。

監督は、本作デビュー作のソン・ヒョニ監督。
出演者は、広告会社のキャリアウーマンのジュヨンを演じるのは『サッド・ムービー』『少年、天国へ行く』のヨム・ジョンア、出版社のサラリーマンのソンテを演じるのは『裸足のキボン』『家門の復活-家門の栄光3』のタク・チェフン、ソンテの上司である編集長ミヨンを演じるのは『ラブ・インポッシブル ~恋の統一戦線~ (原題:南男北女)』『モノポリー』のユン・ジミン、広告カメラマンのチェフンを演じるのは『私の生涯で最も美しい一週間』のシン・ソンノク、ジュヨンとソンテの友人チョンギルを演じる『明るい家族計画 (原題:よい暮らしをして見よう)』『花嫁はギャングスター ソウルウエディング (原題:極道の妻3)』のチョ・ヒボン。

序盤に離婚を印象づける書類をアップにして始まり、過去で二人に起こった出来事を振り返るようなつくりで始まっていく。ジュヨンとソンテが結婚に至るまでの過程は、学生時代からの友人であり、腐れ縁のような二人が酔っぱらった勢いで2度も寝てしまい結婚式までテンポよく進んでいく。甘い新婚生活をみせているが、このへんはガキっぽいふざけ合いをみせており、二人の年齢層に合わせた惚気をみせてほしいところだ。

ソンテには編集長ミヨン、ジュヨンには広告カメラマンのチェフンという運命的な人に出会うことで二人の結婚生活に支障が生じてくる。自分たちの不純な誘惑に負けそうになっている二人は、チェフンがジュヨンをリビングで強引に押し倒したり、ジュヨンがストリッパーまがいの格好で色気を出してチェフンを誘惑させようとするがうまくいかない。二人での間で繰り広げるコメディタッチな表現はあまり笑えるところは少ないが、編集長ミヨン、広告カメラマンのチェフン、友人チョンギル、特別出演している人たちなどの絡みのシーンは笑えるところが多い。家庭裁判所の受付をしている職員(シン・ヒョンジュン)をみて、『裸足のキボン』の主人公に似ているからジュヨンが「キボンさん」と呼んだり、職員と二人のやりとり、路地でソンテが編集長ミヨンを介抱しているときに帽子や眼鏡やマフラーで変装している女(キム・ソナ)がぼやいたり、終盤に登場するソンテ絡みの女(シニ)の態度、ジュヨン絡みの男(キム・グァンギュ)の態度などである。

ジュヨンが何とか離婚するために、チェフンが離婚したいように思わせようとして行動をとったりしていたが、お互いが浮気していることがわかったことで別れ、進行中の浮気していた恋も波乱が起こるのだ。今までのコメディ路線を軸に進めてきた展開も、離婚を決意する中盤辺りから少し真面目に描いているのは、二人の心情なのであろう。

このような展開はラブコメではよくあるパターンで、二人の今後の展開も予測できるであろう。全体像として、コメディ要素を意識的に強く表現しているラブストーリーで、なんだか空回りしているところが多いように感じとれた。エンディングロールにある秘密が用意されているから見逃さずに観てほしい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2008-03-19 18:59 | 275.私の生涯で最悪の男
韓国映画レビュー その272 「20のアイデンティティ (原題:異共)」
20本の短編作品を纏めたオムニバス映画。どのようにしてレビューを進めていくか考えた末、20本全部の作品のストーリーと感想を書くことに決めた。量が多くなるのは我慢し、このレビューを読み返したときに内容を思い出すようにしたかったからだ。

b0097051_9511491.jpg20のアイデンティティ (原題:異共)
制作年:2004年
監督:計20名の監督
出演:多数
ジャンル:オムニバス
鑑賞:日本版DVD


韓国映画アカデミーが20周年を記念して、20人の監督がそれぞれメガホンを撮った短編オムニバス映画。

■第1話『Under a Big Tree』
監督:パク・キョンヒ (過去の作品:『微笑』)
出演:チュ・サンミ、ファン・ジョンミン

お互いが気になる存在の男女が木の下でデートをする。メイクの仕事をしている女(チュ・サンミ)とフランス料理のコックをしているの男(ファン・ジョンミン)。微妙な関係の二人には妙な空気が流れ、それに追い討ちをかけるように犬を散歩をしている主人が横切る。恋人になるまえの段階の男女が、どのようにして心が通じ合っていくのかを描いたお話。

妙に口臭を気にする二人で、男も女もトイレでうがいをしたり、髪型を気にしたりしているのが印象的だ。気になる異性とこれから恋人になるかもしれない相手なわけだから、勝負っていうのがヒシヒシと伝わってくる。ベンチに座る男と女の距離も近すぎず遠からずというところで会話が進み、犬の登場によって二人の座る距離が近くなる変化がおもしろいところだ。ちょっとしたハプニングもあり、緑に囲まれた景色によって気持ちも落ち着き、二人の心の距離が縮まる過程をうまく表現している。しっとりとした大人のラブストーリーをみせている。


■第2話『Sutda』
監督:キム・ウィソク (過去の作品:『北京飯店』『清風明月』など)
出演:キム・スヒョン、ウ・ヒョン、ナム・ムンチョル

20歳から花札賭博に人生をかけている男(キム・スヒョン)。今では車椅子が必要な生活をしている男が、未だ人生を諦めきれない思いで大勝負をする。果たして、勝負を賭けた花札賭博の行方はどうなのかというお話。

男の人生は過去の後悔が最後まで引きずっているのだ。20歳から博打の世界で生きて、博打でしか感じられない快感がそうさせているのだ。もし博打に出会わなければを心の中で何度もつぶやいているで、今から人生を変えるのでなく、人生を初めから再生したいのがみられる。最後の大勝負は全員が全額を賭けて勝負を張るのであるが、思いもよらない結末なので、この男の人生のまんまって感じがしてしまう。


■第3話『A Runner's High』
監督:キム・ソヨン (過去の作品:なし)
出演:カン・ジュウォン、キム・ヨンジェ

風景画をパソコンで画像処理して、それに言葉を添えていくライターの女性イゴン(カン・ジュウォン)。人間の部位を風景画とイメージを合わせることで言葉を生み出し、女性へのメッセージを記す。部屋から外に出て山でランニングをするイゴンは、美しい自然に心を奪われるが、そこである軍団をみることで気持ちの変化がみえるお話。

部屋に閉じこもって、在宅ワークをしている姿をみると人間関係から切り離して生きてきたイゴンがみられる。副題の「盲目」からわかるように閉じた空間だけを見えて、他は見えていないのであろう。そこでもうひとつの副題「鳥」は、山でランニングをしているイゴンから徐々に閉じた世界が開いていくようにみえる。山でマウンテンバイクの集団と出会うことで、今までの世界観が少し変わったことを示しているのがみられる。芸術性をメッセージにして描かれた作品なので、映像で感じとるように仕上がっている。


■第4話『Innocence』
監督:オ・ビョンチョル (過去の作品:『サイの角のように一人で行け』)
出演:チョ・ウンスク、チョ・ジュニョン、チョン・ジュファン

過去に2度結婚しているが2回とも夫を亡くして多額の保険金を受け取っている女。3度目の結婚は、年ごろの女の子がいる男と一緒になった。3度目の結婚もまたしても夫は、瀕死状態で病院に運ばれる。だが経緯が問題であり、この女がとった行動が純粋なものなのかそれともそれに反しているのかというお話。

過去二回の結婚で経験した事柄も壮絶なもので、1度目は交通事故で夫が死んで保険金が女におりて再び独身になった喜びもあり派手な生活をして、2度目は金持ちの男と結婚したが外人の運転手と浮気してちょっとした言葉の解釈の違いから運転手が夫を殺してしまう。3度目の結婚も女の言葉が発端で、夫がある人物によって瀕死状態になる。女の行動が純粋なものかといえば、ちょっと違うと感じるが道徳の問題だと思う。二つの死と一つの事件は直接的には女は無関係なのだが、女の行動や言葉が他人を絶望に追い込むのが恐い。肝っ玉がでかい女の強さに圧倒されてしまった。


■第5話『Fucked Up Shoes!』
監督:ユ・ヨンシク (過去の作品:『アナーキスト』)
出演:キム・イングォン、パク・チオ、ソ・ジノン

ある焼肉屋に来たお客たち。両親と子供たちの家族、労働者たち、男女のカップルたち、友人たち、軍人といった様々なお客が入ってくる店である。そこには、敷居をまたぐために靴を履き捨てるお客たちだったために、お客の靴は散らかっている。それを直す従業員(キム・イングォン)であったがある客が左右違う靴を履いたり、トイレに行くために他人の靴をスリッパ代わりに履いたために、店をでるお客たちは自分の靴が見つからないことで揉めている。果たして、この事態を収拾できるのかというお話。

多くのお客が靴を履き捨てるところから始まり、帰るころにある一人の行動によってめちぇめちゃになる。店に入っていくときは下半身しか映らないので、声や服装で人物像を考えるところがある。帰るときにお客の全身が見えるようにしていることで、序盤の隠していた人物像を鮮明にしているのであろう。ストーリー性としてはあまりに単純すぎるので、これといって特長がない。ごちゃごちゃしてるのと騒がしいのが印象に残るぐらいだ。


■第6話『Twenty Questions』
監督:イ・スヨン (過去の作品:『4人の食卓』)
出演:チェ・ドンムン、チョン・ジョンミョン、イ・ウネ

男(チョン・ジョンミョン)は、恋人(イ・ウネ)と別れたばかりで失望している。地下鉄の駅で男は、寝転がる浮浪者(チェ・ドンムン)につまずいた。そして地下鉄のホームで電車を待っている男に近づいてきた浮浪者は、線路近くまで男をひっぱり20の質問をするゲームをする。男はそのゲームによってどのような運命を辿るのかというお話。

心理的に恐怖を与えるホラーものである。恋人にふられて落ち込む男に対して、突然浮浪者が男に迫ってきて、質問ゲームをするのだから。その質問ゲームも単なるゲームでなく、命のかかったものだからたちが悪いのだ。ホームに落とされる恐怖、不気味な浮浪者の接近、思うように思考できない男が恐怖に陥る姿がおもしろく描かれている。


■第7話『The Twenty's Law』
監督:チョ・ミノ (過去の作品:『ジャングル・ジュース』)
出演:ポン・テギュ、チャン・ジュヨン、ファン・ソクチョン、サ・ヒョンジン

近未来の地球が舞台。男のエゴなどが原因で戦争が起こり、人類が絶滅することを防ぐために、男は20歳までしか生きられない法律が制定された。明日に20歳になる青年(ポン・テギュ)は、愛している恋人がいる。恋人は青年に最後の日に何とか青年の子供が欲しいと思い、積極的に青年に生殖活動するように言うが、男の子が生まれることを恐れている。女部族二人は、20歳になった男を強姦して殺害していく。青年と恋人のまえに、女部族二人が現れ、青年はどうなるのかというお話。

青年と恋人の最後の日に、恋人が子供を作ることを勧めるが、青年には別の考えがあって拒否しているのだ。恋人に男の子を産ませたくない気持ちが強く、それを考えているうちに女部族二人が青年を消しにくるのだ。女部族二人と戦う恋人と青年の剣を使ったアクションがなかなかおもしろいものがある。単なる近未来を表現したSFものだったらつまらないが、女部族のアクションがあることで楽しめる。そして20歳までしか男は生きられない設定もアイデアとしてはおもしろい。最後のオチが「ちょっと」って感じだが。


■第8話『To The 21st』
監督:チャン・ヒョンス (過去の作品:『ライバン』『誰にでも秘密がある』など)
出演:ナム・ジヨン、チェ・ハンナク、ユン・ソンビン

男二人の強盗は、親切を装って泥棒したり、女性からカバンを奪おうとしていた。そんなとき、拾った携帯電話の動画や画像に綺麗な女性(ナム・ジヨン)の記録が残っている。その携帯電話は綺麗な女性のもので、呪いが込められており、女性の復讐が始まる。携帯電話を拾った男たちに今後どのような出来事が起こるのかというお話。

携帯電話に出てくる女性の姿が、綺麗なために男二人が何をするのかと考えるであろう。女性はすでに死んだおり、復讐のために携帯電話を残しているのだ。女性が何故死んだのかが映像化されており、モノクロ映像の女性の過去をみせ、そして血をイメージした赤を強調している。携帯電話を使って男を誘き寄せる手法、殺伐とした雰囲気、迫りくる恐怖をうまく表現している。短編でなく長編でもいけるストーリーになっていると感じた。


■第9話『Pass Me』
監督:キム・テヨン (過去の作品:『少女たちの遺言』)
出演:チョン・ヘジン、チョン・ソギョン、チョ・ヒボン

バスに乗っていた女(チョン・ヘジン)が、窓から見える風景をカメラで撮っていた。そのとき喧嘩をしていたカップルをみかけ、建物の上からカップルの頭上にボールが落ちる瞬間にシャッターを押したときに時間が止まった。女は、落ちてくるボールを避け、止まっている時間を利用してちょっとしたことをする。そして、止まっていた時間は元に戻ったとき、バスに乗っていた女はどのような気持ちでいるのか、バスの中で何が起こるのかというお話。

時間が止まった映像をみると絵画的な作品にみられた。映像がモノトーンになっていたり、絵の中に女が入りこんでいるような錯覚は、うまく撮影されている。バスから下りて女が、ちょっとした手助けによってカップルが救われたのをみると天使をイメージしているのかもしれない。その後にバスの中で女と隣りの男の交流がすごく和んだ。


■第10話『Alone Together』
監督:ホ・ジノ (過去の作品:『8月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』)
出演:ユン・ジンソ、キム・ヨンジェ

女(ユン・ジンソ)は、身の回りの荷物をまとめ、恋人とアツアツだった頃に撮影したビデオ映像を鑑賞して涙を流がし過去を思いおこしている。部屋から出た女の後に、男(キム・ヨンジェ)が部屋に入ってきた。男も女と同じように、恋人とアツアツだった頃に撮影したビデオ映像を鑑賞して涙を流がし過去を思いおこしている。同棲していた男と女が、別れを決意した心境を描いたお話。

別れる恋人間の感情を過去の燃え上がっていた自分たちの姿をみて心の整理をしていくのだ。前半は女、後半は男という流れで、それぞれの視点から愛を思い出し、お互いが同じビデオテープの映像をみているが、違うシーンをみていることで二人の間にある物語が二つの視点で成り立っているつくりは上手さを感じる。過去の『8月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』でも男女の別れを主とした作品だから、ホ・ジノ監督らしいテーマ、繊細な感情表現している。


■第11話『Twenty』
監督:パク・キヨン (過去の作品:『モーテル・カクタス』『ラクダ(たち)』)
出演:キム・イヌ

20歳の誕生日を迎えた青年。嬉しさよりもこれからの人生を考えて恐れている。今後、大人として周囲からみられることで、青年の今後の人生の期待と不安の心境を描いたお話。

20歳の青年の普段の生活をみせている作品。そこに突然親から20歳になった祝いの電話で、彼の意識が徐々に高まっていった感じだ。正面の映像が少なく、後ろや横の映像を使ったことで青年の気持ちを直接的に表現せず、見ている側が感じるようにさせている。猫背で気だるそうな体が妙に気になるところである。


■第12話『Secrets And Lies』
監督:ミン・ギュドン (過去の作品:『少女たちの遺言』)
出演:リュ・スンボム、チェ・スジン、イ・チュニョン、チェ・ユンソ

青年(リュ・スンボム)は、自転車事故によって彼女(チェ・ユンソ)と運命的な出会いをして交際して婚約した。彼女の家に出向いた青年は、義母(チェ・スジン)と二人っきりなったとき襲ってきた。服を脱ぎ捨てて迫ったくる義母から懸命に逃げる青年。果たして、青年は義母の誘惑に耐えることができるのかというお話。

青年が義母の手伝いをして親切で家に荷物を運んで一息ついたときに、義母が肉体関係を迫ってくるのだ。青年は、少しずつ服を脱いで迫ってくる義母から逃げ、甘い誘惑に負けそうな感情、青年の葛藤がおもしろく描かれている。何とか家の外に青年が逃げ切ったときに、この誘惑の答えがわかる仕組みである。そして、青年は別の意味で行動していたというオチも用意していることで、コメディ要素も含んだ楽しい作品だ。


■第13話『Looking for Sex』
監督:イ・ヨンベ (過去の作品:『ストライキ前夜』『にわか雨』)
出演:アニメーション

全てのものが、エロい幻想に転換する。そして、運命の相手と出会い、複数のカップルはラブゲームで快楽に埋もれていく。抽象的なアニメーション画像によって愛を表現したお話。

一筆書きのような人のアニメで、男と女がダンスをしたり交わったりするので、性に対するメッセージなのは分かるが、何を言いたいのかがよくわからない。会話というものがなく、映像のみで理解しなければいけない難しさがある。表現があまりにぼやけているのと抽象的すぎるので、自分の解釈がどこまで理解できているのかが不安なところだ。


■第14話『Race』
監督:クォン・チリン (過去の作品:『シングルズ』など)
出演:チャン・ソギョン、キム・ナンフィ、チョン・インギ

ミノ(チャン・ソギョン)と先輩(チョン・インギ)は仕事の話しを切り上げてルームサロンで女性を呼び楽しむ。そこでミノはナンヒ(キム・ナンフィ)という女性と出会いお互いが気があるような素振りをする。ルームサロンでの出来事が終わったあと、ナンヒは一人で飲み屋で飲んでいたときに、偶然ミノが店に入ってくる。相席した二人は、違う企みをもって近づき、一緒にお酒を飲み、ホテルまで行く。果たして、ミノとナンヒは、お互い話していることとは別に心の中で何を考えているのかというお話。

飲み屋で再会したミノとナンヒの別々の思惑がおもしろく描かれている。ミノはナンヒが自分に気があると感じ、久々にタダで女を抱けるという状況から、早く店から出てホテルに行きたいのだ。一方、ナンヒは給料前で金欠であるため、ミノに気があるように装い代金を払わせようと企む。お互いに口では「愛している」と言いながらも、心の中では男「早く脱がんか!」女「早く金出さんか!」という目に見えない駆け引きがおもしろく描かれている。ナンヒが妥協しようとしたり、ミノが諦めようとしたりと、一瞬一瞬の切り替えしがおもしろく表現されている。


■第15話『Twenty Millimeter Thick』
監督:イ・ヒョンスン (過去の作品:『イルマーレ』など)
出演:ヨム・ジョンア、チェ・ウンソク、オ・ウンテク、チョン・ジヨン

カフェでデートをするソンジュ(ヨム・ジョンア)とホヨン(チェ・ウンソク)。二人は、カフェの窓からみえた喧嘩しているカップルを見て、何を話しているのか予想していた。女の浮気でないか、男が殴った素振りをしている姿をみていたソンジュとホヨンは、自分たちの話しになって次第に喧嘩になってしまった。果たして、ソンジュとホヨンの仲はどのようになるのか、そして揉めていたカップルの原因は何なのかというお話。

二組のカップルを主題にして、外のカップルでの出来事を内のカップルが観察して、客観的にみていた内のカップルが揉める展開だ。自分たちの愛を客観的に観察したときに、些細なことでソンジュとホヨンが喧嘩して、ソンジェは帰ってしまうのだ。ソンジェを追いかけるホヨンが、外に出たときに初めて外のカップルの事情がわかる展開だ。視覚から得た情報と真実の情報の差が、おもしろくみせている。ちょっとした男女の会話で、揉めたり、ふざけたり、惚気たりとちょっとしたことで思わぬ展開を引き起こす事例を二つみせている感じだ。


■第16話『Neighborhood』
監督:ファン・ギュドク (過去の作品:『チョルス、ヨンヒ』など)
出演:パク・ウジン、ソル・ウィヒョン、チェ・イェウォン、チェ・ドレサ

都会のアパートの隣り合う二部屋。薄い壁で仕切られた部屋で、隣りに誰が住んでいるかも知らない男と女。二部屋で、二組のカップルが別々のダンスをして愛を描いているお話。

会話がなく、二組のカップルが同時にダンスを行うのだ。別々のダンスを踊っていることで、二組のカップルの違いがみられる。一つの空間に二つの空間を融合させるアイデアとしてはおもしろく、映像方法が凝っているのがみられた。最初と最後には、別々の部屋であることをはっきりみせているし、見えない壁で括られていたりと変わった作品に仕上がっている。


■第17話『Oh My Baby』
監督:チョン・ビョンガク (過去の作品:『コルセット』『セブンティーン』)
出演:イ・ジョンウク、チェ・ヘソン、チェ・ヨンロク、イ・ファジョン

女性教師(チェ・ヘソン)は、小学生の子供たち数人に障害者の立場になって行動する体験実習を行う。あるナレーションの説明によって、車椅子女性(イ・ファジョン)がいつもどのようなことで困っているのか、どのような行動をしているのかを子供たちに説明する姿が映る。子供たちも実際に車椅子に乗って公園で移動したり、電車に乗ったり行動することで不便なことを学ぶ。だが、子供たちと戯れる車椅子女性を眺め、片思いをしているナレーションが随時流れている。果たして、車椅子女性に恋焦がれているナレーションの主は誰なのかというお話。

障害者の何げない生活での苦労がみえたことは知識になり、車椅子での行動に関して困難があるのがわかり、何を求めているのかもみえる。この作品は、小学生たちが障害者の体験実習をすることがメインでなく、車椅子女性への愛の告白がメインになっているだ。愛のメッセージを読み上げているのが冒頭から心の声のナレーションの主だ。映像も子供の視点から映されているのも伏線にしているがみられる。こうゆう手法は、よく動物が主役のときに用いられる手法だと感じる。


■第18話『It's Different On Mobile Queen』
監督:イ・ヨンジェ (過去の作品:『我が心のオルガン』)
出演:キム・ヘナ、パク・サンウク、カク・チェウォン

地下鉄のホームで携帯電話でメールを打っていた少女(キム・ヘナ)は、携帯電話を落としてしまい壊してしまった。携帯電話の売り場で携帯電話を万引きしようとしたところ、ある男が止めて携帯電話を買ってプレゼントをした。少女は、お礼に体で返すことにして一緒にホテルに行った。だが、そこに張っていた刑事たちがホテルに乗り込んできて、男を少女買春で逮捕されて、少女は刑事から逃げる。これから少女に何が起こるのかというお話。

少女の携帯電話依存症なのが明らかにわかる。常に携帯電話のメールを打ちまくっており、携帯電話が壊れて手ぶらの状態でも左右の親指が痙攣しているのだ。男に携帯電話を買ってもらい売春する流れも今風な作りになっており、時代に合わせているがみられる。少女が刑事から逃げた後に起こる出来事の方がおもしろく、トイレで盗撮されて若い男を追いかけるところ、共通なクセ、二人の変化といったところにアクセントをつけているのがみえる。


■第19話『At 2 O'clock』
監督:キム・テギュン (過去の作品:『火山高』『オオカミの誘惑』など)
出演:チェ・ソンジュン、イ・チョンア

真夜中のコンビニエンスストアで働く店員のチラン(イ・チョンア)。何回もカップラーメンを買って、コンビニエンスストア内で食べているチンファン(チェ・ソンジュン)。外は雨が降っており、ドア近くで誰かを待っているようなチンファン、ドア近くでタバコを吸って休憩するチラン。初めて会う男女の不思議な出会いは今後どのような展開になるのかというお話。

夜中のコンビニで働くチランのまえに現れたのが、恋人とうまくいっていないチンファン。チンファンが恋人に対しての感情を出してストーリーは進むが、それが何時しか一人になり、そして店員チランとなんとなく触れ合う感じである。若者向けのドラマという感じで、深夜の二人だけの空間で二人の微妙な感情をみせている。


■第20話『Sink & Rise』
監督:ボン・ジュノ (過去の作品:『吠える犬は噛まない』『殺人の追憶』など)
出演:ピョン・ヒボン、ユン・ジェムン、チョン・インソン

川沿いの橋の下で売店を開いている売店主人(ピョン・ヒボン)。売店に買い物に来た父(ユン・ジェムン)と娘(チョン・インソン)は、スナック菓子を欲しがる娘に父はゆで卵を買う。父は娘にゆで卵は水に浮くことを説明するが、売店主人は沈むと言い張る。ちょっとしたことで言い争いになって、ゆで卵の浮く浮かないを賭けにした。父は娘を、売店主人は店の全品物を賭けにした。果たして、その賭けの結末はどのようになったのかというお話。

コツコツと低価格の商品を売る老けた売店主人、薄汚い格好をした乞食のような父娘の設定の段階で掴みはよい。娘が欲しがるお菓子、父や売店主人が勧めるお菓子の違いから、世代ギャップのおもしろさ、ゆで卵を使った賭けと流れていく展開がおもしろい。賭けの対象が突拍子もなく、父は娘、売店主人は店の全商品と一世一代の大勝負のようにみえるが、賭けの内容はゆで卵が水に浮くか浮かないかというだけなのだ。最後のオチもボン・ジュノ監督らしいのがみられ、笑えるであろう。


■総合
様々な状況下のラブストーリー、コメディ、SF、ホラー、人間ドラマなどなど様々なジャンルから成り立ったオムニバス映画だから飽きずに鑑賞できるつくりになっている。そして、各々の監督の個性が出ているのも特長的で、過去の作品や本作以降の作品にも通じるものがあるので新たな発見ができる。個人的にすごくおもしろかったのはイ・スヨン監督の『Twenty Questions』とホ・ジノ監督の『Alone Together』である。おすすめ度の付け方は、各エピソードごとに、★あり/なしをつけて、20点満点中に★が幾つかを合計して、それを五段階評価に計算した結果である。因みに20点満点中12点。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2008-03-12 23:10 | 272.20のアイデンティティ
ヨム・ジョンア
b0097051_12183192.jpgヨム・ジョンア
염 정아
1972年7月28日生

<映画出演作品>
b0097051_106888.jpgジャズバー広島
制作: 1992年韓国  監督: カン・クテク
出演: ヨム・ジョンア、ユ・ヘリ 他
b0097051_1062040.jpgテロリスト 哀しき男に捧げる挽歌
制作: 1995年韓国  監督: キム・ヨンビン
出演: チェ・ミンス、イ・ギョンヨン、ヨム・ジョンア、ホ・ジュノ 他
b0097051_106324.jpgカル
制作: 1999年韓国  監督: チャン・ユンヒョン
出演: ハン・ソッキュ、シム・ウナ、ヨム・ジョンア 他
b0097051_1064848.jpg
制作: 2002年韓国  監督: イ・ジョンヒョク
出演: ヨム・ジョンア、チ・ジニ、チョ・スンウ 他
b0097051_107144.jpg箪笥 (原題:薔花、紅蓮)
制作: 2003年韓国  監督: キム・ジウン
出演: イム・スジョン、ムン・グニョン、ヨム・ジョンア 他
b0097051_1071358.jpgビッグ・スウィンドル!(原題:犯罪の再構成)
制作: 2004年韓国  監督: チェ・ドンフン
出演: パク・シニャン、ヨム・ジョンア、ペク・ユンシク 他
b0097051_1073047.jpgラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)
制作: 2004年韓国  監督: チャン・ギュソン
出演: ヨム・ジョンア、イ・セヨン、イ・ジフン 他
b0097051_1074723.jpg20のアイデンティティ (原題:異共)
制作: 2004年韓国  監督: 多数 他
出演: 多数 他
b0097051_108019.jpgサッド・ムービー
制作: 2005年韓国  監督: クォン・ジョングァン
出演: チョン・ウソン、イム・スジョン、チャ・テヒョン、ソン・テヨン、シン・ミナ、イ・ギウ、ヨム・ジョンア、ヨ・ジング 他
b0097051_1081480.jpg天国までの60日 (原題:少年、天国へ行く)
制作: 2005年韓国  監督: ユン・テヨン
出演: ヨム・ジョンア、パク・ヘイル 他
b0097051_1082828.jpgなつかしい庭 (原題:古い庭園)
制作: 2007年韓国  監督: イム・サンス
出演: ヨム・ジョンア、チ・ジニ 他
b0097051_109798.jpg里長と郡守
制作: 2007年韓国  監督: チャン・ギュソン
出演: チャ・スンウォン、ユ・ヘジン 他
b0097051_11493799.jpg私の生涯で最悪の男
制作: 2007年韓国  監督: ソン・ヒョンヒ
出演: ヨム・ジョンア、タク・チェフン、ユン・ジミン、シン・ソンノク 他
b0097051_13275654.jpgチョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)
制作: 2009年韓国  監督: チェ・ドンフン
出演: カン・ドンウォン、キム・ユンソク、イム・スジョン、ユ・ヘジン 他
b0097051_23233383.jpg間諜
制作: 2012年韓国  監督: ウ・ミノ
出演: キム・ミョンミン、ユ・ヘジン、ヨム・ジョンア、ピョン・ヒボン、チョン・ギョウン 他
b0097051_2353248.jpg愛の妙薬 (短編)
制作: 2012年韓国  監督: キム・ヒョンギュ
出演: ヨム・ジョンア、ペ・ソンウ 他
b0097051_23542100.jpgカート
制作: 2014年韓国  監督: プ・ジヨン
出演: ヨム・ジョンア、ムン・ジョンヒ、キム・ヨンエ、キム・ガンウ 他

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by nameinuuuu | 2007-06-27 21:53 | 俳優_FILE
韓国映画レビュー その110 「ラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)」
b0097051_225195.jpgラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)
制作年:2004年
監督:チャン・ギュソン
出演:ヨム・ジョンア、イ・セヨン、イ・ジフン、ピョン・ヒボン、ナ・ムニ
ジャンル:コメディ
鑑賞:日本版DVD


ヨ・ミオク(ヨム・ジョンア)は、容姿は清楚だが、性格は最悪の小学校教師。5年生のクラスの担任のミオクは、生徒に厳しく、机の上に正座をさせる罰を与える。そのクラスに転校生の女生徒ミナム(イ・セヨン)がやってくる。ミナムは同級生たちよりも成長が早くて大人びた体をしており、先生に負けないぐらい言葉巧みに言い返して、ミオクはミナムに手を焼く。そんななか、この田舎の小学校にハンサムで独身の美術教師クォン・サンチュン(イ・ジフン)が赴任してきた。クォン先生の存在は、女性教師たちや女子生徒たちからも人気ものだ。ミオクは、いつもとは違う自分を出してクォン先生にアタックする。だが、教え子のミナムもクォン先生にアタックして、二人は恋のライバルになるお話。

本作品が第三作目のチャン・ギュソン監督。前作『ぼくらの落第先生 (原題:先生、キム・ボンドゥ)』の監督であり、本作でもチャ・スンウォン演じるキム・ボンドゥ先生が終盤で特別出演している。出演者は、小学校教師ミオクを演じるのは『H』『箪笥』のヨム・ジョンア、女生徒ミナムを演じるのは『孤独がもがく時』『僕が9歳だったころ (原題:九歳の人生)』のイ・セヨン、美術教師クォン・サンチュンを演じるのは本作スクリンデビューのイ・ジフン。

30歳を過ぎて独身で生徒に厳しい教師ミオク。母と二人暮しで田舎の生活から抜け出してソウルの大きな学校に転任することを狙っている中で、美術教師クォン先生が赴任してきたことで考えが少し変わってくる。クォン先生に積極的に猛アタックするミオクであるが、女生徒ミナムの存在で事がうまく運ばない。ミナムもクォン先生に恋をしており、積極的に話しかけたり体を突き当てたりして大人顔負けなことをする。中盤までは、クォン先生に対するミオクの妄想がものすごい。この辺の作りは前作『ぼくらの落第先生 (原題:先生、キム・ボンドゥ)』に非常に似ている。もう女版キム・ボンドゥって感じで自己中心的な人間である。

ミナムはミオクと対立することと同時に同級生とも対立もある。挑発してくる同級生であるが腕力ではミナムの方が強いので暴力で攻撃してきても返り討ちしていた。クォン先生を争ってミオクと対立するようになったころからは、ミナムを挑発してくる同級生と仲良くなっていく。最初のころのミナムの気持ちを理解してあげていればミオクとミナムは対立することはなかった。ミナムはミオクが小学生のときの自分と境遇が似ていることで、ミオクが忘れていた過去を振り返ることでミナムを受け入れる。

クォン先生を女教師と女生徒が取り合う内容というよりは、女教師の「先生」として成長していく内容だろう。始めのころの生徒をぶっきらぼうに扱っていたことや自分勝手に行動していたことを考えると終盤では「先生」として熟しつつあるのが感じられる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2006-08-05 22:54 | 110.ラブリー・ライバル
韓国映画レビュー その65 「箪笥 (原題:薔花、紅蓮)」
b0097051_12282246.jpg箪笥 (原題:薔花、紅蓮)
制作年:2003年
監督:キム・ジウン
出演:イム・スジョン、ムン・グニョン、ヨム・ジョンア、キム・ガプス
ジャンル:ホラー
鑑賞:韓国版DVD


長い入院生活から、姉スミ(イム・スジョン)と妹スヨン(ムン・グニョン)の姉妹はソウル郊外の家へと帰ってきた。しかし、姉妹を迎えたのは笑顔の裏に冷たい表情を隠す継母ウンジュ(ヨム・ジョンア)。継母に怯える妹スヨン、姉スミは継母に対して不快感を持っている。家の中で、次々と奇怪な事件が起こり、姉妹は夜毎のように悪夢にうなされる。募る恐怖と互いへの不信感から、継母と姉妹の関係はこじれる。秘めた家族の謎は、スヨンの部屋にある箪笥の中にあるお話。

韓国国内で、オープニング動員数の歴代No.1記録を塗り替えたホラー作品。韓国の古典怪談『薔花紅蓮伝』基にした内容で、怨霊に取り付かれた家に住む姉妹、継母、父の家族模様を描いている。キム・ジウン監督の第4作目で、前作もホラー系の『THREE/臨死』を監督した。姉スミ役は『ピアノを弾く大統領』で大統領の娘役を演じたイム・スジョン、妹スヨン役は『永遠の片想い』で主人公の妹役を演じたムン・グニョン、継母ウンジュ役は『H』で主人公の刑事を演じたヨム・ジョンアとキャストとしては申し分ない。イム・スジョンとムン・グニョンは、現場でも本当の姉妹のように仲がよいと知られている。

妹スヨンは部屋に何者かの気配を感じ怖くなり、姉スミのベッドに潜り込んでくるが、そのスミが悪夢にうなされることになる。それは、亡くなった実母が血を流す幽霊となり蘇るもの。神経質な継母ウンジュは情緒不安定になり、姉妹とたえず言い争い、スヨンを守ろうと必死のスミは、ウンジュへの敵対心と憎悪を募らせる。父のムヒョンは、妻と娘たちの不和を知りながらも傍観している。家族の関係に決定的な亀裂が生じたのは、継母が妹スヨンを箪笥に閉じ込めたことを姉スミが父に訴えたときに真実がわかる。

箪笥がキーワードになっているのは、閉じ込められた妹スヨン、実母の死、そして倒れた箪笥に下敷きとなる人物。この作品はホラージャンルに属しているが、実のところサスペンス要素がたっぷり詰まっている。長い入院生活から戻ってきた姉スミは精神病である。そして、実母が亡くなった原因というのは姉スミである。父から見たら姉スミは妻の役割を果たしており、実母が「妻」としての存在価値がなくなっていた。そして究極に言えば父と娘スミの近親相姦でもある。本編で娘スミの視点が急に変わるシーンがあるが、それは自分自身を映し出しているスミ自身でもある。

この作品は、一度観ただけでは理解不能なために何度か観なければ解らない。韓国人であれば古典怪談『薔花紅蓮伝』を知っているので大幅な内容はつかめるが、日本人ではその予備知識がない。本当は、悲しい姉妹の物語なのである。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2006-06-12 12:32 | 65.箪笥