韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
752.ワンドゥギ
753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
755.未確認動画
756.二つの月
757.ただ君だけ
758.同い年の家庭教師レッスン2
759.容疑者X
760.会社員
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762.未確認生命体
763.超能力者
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タグ:ムン・ソリ ( 10 ) タグの人気記事
韓国映画レビュー その467 「飛べ、ペンギン」
折角良い作品なのに、画面が乱れるところがちょっと不満かな。スクリーンでみたい作品だったから余計に。上映まえにフィルムに問題があって一部画面が乱れるところがあるとアナウンスがあった。
「真!韓国映画祭2010」で一番面白い作品だった。

b0097051_0145156.jpg飛べ、ペンギン
制作年:2009年
監督:イム・スルレ
出演:ムン・ソリ、パク・ウォンサン、ソン・ビョンホ、チェ・ギュファン、パク・イヌァン、チョン・ヘソン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:真!韓国映画祭2010


市役所に勤める人々とその家族の日常を四話構成で描いた群像劇である。四話構成されているが、全てが繋がっている。4つのエピソードは、教育ママに振りまわされる家族、新入社員と先輩社員との職場の人間関係、逆単身赴任の上司とその家族、老夫婦の関係を描いている。

■第一話

市役所に勤める母ソン・ヒジョン(ムン・ソリ)は、夫チェさん(パク・ウォンサン)と9歳の息子スンユン(アン・ドギュ)の三人家族である。教育ママのヒジョンは、スンユンに英会話教室やクラシックバレエや数学といった習い事をいっぱい掛け持ちさせており、夜はヒジョン自らが家庭教師になって、一学年上の勉強をさせている。休日に夫チェさんと息子スンユンが、テレビゲームをして遊んで楽しんでいるが、ヒジョンにとっては良く思っていない。スンユンは、母の期待に応えようと努力するが、忙しい日々にストレスを感じ出してくる。子育てに対して過度な教育ママを描いたお話。

■第二話

ヒジョンと同僚で市役所に勤める新入社員イ・ジュフン(チェ・ギュファン)は、肉が食べられない菜食主義者である。昼休みに同僚たちが一緒に食事に行くが、イ・ジュフンは弁当を持参しており、ひとりで職場の机で食べている。歓迎会の夕食の席でも、身体的な問題でお酒が飲めず、先輩たちに無理矢理お酒を飲まされて、トイレで倒れてしまう。一方、イ・ジュフンと同期の新入社員ミソン(チェ・ヒジン)は、先輩たちと溶け込んでおり、一緒に昼食へ出かけたり、歓迎会でもお酒を飲んでいる。マイペースなイ・ジュフンに対して、先輩のハン・チャンス(チョ・ジヌン)があからさまに嫌がらせをする。新人と先輩との職場関係を描いたお話。

■第三話

ソン・ヒジョンやイ・ジュフンと同僚で市役所に勤めるクォン課長(ソン・ビョンホ)は、子供たちの早期教育のために妻(キム・イェリョン)を子供たちの所に滞在させて海外留学をさせている。クォン課長は、稼いだ給料を妻や子供たちに仕送りをして、孤独な生活が四年も続いている。クォン課長は、寂しさを紛らわすために、職場の部下たちを誘って、お酒を飲みに行くことが多く、部下たちは嫌々ながら上司に付き合っている。そんなとき、久しぶりに韓国に戻ってくる妻と娘サンミ(パク・ハニ)と息子サンウ(ペク・スンド)。嬉しくて手料理を作るクォン課長であるが、妻や子供たちは自分たちのことばかり考えている。家族を想って働くクォン課長の直向きな姿を描いたお話。

■第四話

クォン課長の父クォン老人(パク・イヌァン)と母ソン女史(チョン・ヘソン)。老後を二人で暮らすクォン老人とソン女史の老夫婦は、典型的な保守的な家庭であり、夫が威張っている。年上の友人が運転免許を取ったことで勇気を貰い、ソン女史も運転免許を取ると言い出すとクォン老人は今更無理だと強い口調で発して、運転免許を取れたらヘソでお茶を沸かしてやるとバカにする。必死に勉強したソン女史は、運転免許を取得して、合格用紙をクォン老人に投げつける。ところが、クォン老人が自家用車を売ってしまっていたことに腹を立てたソン女史は、家を出て行ってしまい、離婚を要求してくる。熟年離婚の危機になる老夫婦のを描いたお話。

監督は、『ワイキキ・ブラザーズ』『私たちの生涯最高の瞬間』のイム・スルレ監督。
出演は、第一話でソン・ヒジョンを演じるのは『家族の誕生』『私たちの生涯最高の瞬間』のムン・ソリ、ヒジョンの夫チェさんを演じるのは『仮面』『ガールスカウト』のパク・ウォンサン、ヒジョン夫婦の息子スンユンを演じるのは本作スクリンデビューの子役アン・ドギュ。
第二話で新入社員イ・ジュフンを演じるのは『GP506』『美人図』のチェ・ギュファン、先輩ハン・チャンスを演じるのは『最高のパートナー (原題:マイ・ニュー・パートナー)』『甘いウソ』のチョ・ジヌン、先輩パク・チュンホを演じるのは『私たちの生涯最高の瞬間』『モダンボーイ』のオ・ヨン、先輩チャン・ミンチョルを演じるのは『私たちの生涯最高の瞬間』『ガールスカウト』のチョン・セヒョン、新入社員チョ・ミソンを演じるのは『サイボーグでも大丈夫』『軽い眠り』のチェ・ヒジン、先輩パク・ミヨンを演じるのは『私たちの生涯最高の瞬間』『赤ちゃんと僕』のキム・ドヨン。
第三話でクォン課長を演じるのは『正しく生きよう』『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』のソン・ビョンホ、クォン課長の妻を演じるのは『暴力サークル』『ブラボー・マイ・ライフ』のキム・イェリョン、クォン課長の娘サンミを演じるのは『残念な都市』のパク・ハニ、クォン課長の息子サンウを演じるのは『マウミ...』のペク・スンド。
第四話でクォン老人を演じるのは『無道里』『渇き (原題:コウモリ)』のパク・イヌァン、クォン老人の妻ソン女史を演じるのは『愛するときに話すこと』『あの空にも悲しみが』のチョン・ヘソン、クォン夫婦の娘クォン・スミンを演じるのは『恋の罠 (原題:淫乱書生)』『とかげの可愛い嘘 (原題:とかげ)』のチン・ギョン。

現在の韓国の家庭や職場を垣間見るような作風になっており、多くの人たちが共感できるような人間ドラマをみせている。

第一話では、スンユンと同学年の子供と比較してしまう母ヒジョンは、スンユンに多くのことを押し付けることで不安感を解消しているのである。夫チェさんは、過度な教育熱心のヒジョンに不満を持っており、スンユンに普通の生活をして欲しいと感じているのだ。英会話教室に通うスンユンがなかなか上達しないことに苛立ちを感じるヒジョンは、家庭内の言葉も英語で話すことを決めたりして、かなり強引なのである。クラシックバレエを辞めさせてテコンドーを慣わせ、師範がアメリカ育ちの韓国人だから英語も習得できて一石二鳥だとヒジョンがいうのだが、呆れている姿の夫チェさんの気持ちに共感してしまう。英会話教室に付き添ってスンユンの授業を一緒にくっついていくヒジョンは、思うように言葉が出ないことでヒジョンが助言するが、逆に白人教師からヒジョンの英語の間違いを指摘するところはユーモアがあって笑えるのだ。自分がまともに英語が話せないのに子供に押し付ける姿は滑稽である。教育熱心なのは子供よりも母親にあるところを鋭く切り込んで、不安なのは子供自身よりも母親なのである。そこをユーモアを交えながら描いており、現代の韓国の学歴社会や家庭環境に対してメッセージを送っているようにみえる。

第ニ話では、マイペースな新入社員イ・ジュフンに対して、嫌がらせをする先輩ハン・チャンスとの職場での人間関係をみせている。イ・ジュフンは、アルコールを分解できない身体であることでお酒が飲めず、ある理由から菜食主義者になったのである。みんなとは少し違ってはみだしている存在であるが、このような人物はどこの職場にもいるので、そこをユーモアを交えてみせているのだ。市役所勤めの公務員でも縦社会の世界であり、先輩の無茶振りにイ・ジュフンの姿をみて、同期の新入社員ミソンが逆に横柄な態度に出るところに面白さがある。しかも職場で一番の上司であるクォン課長からタバコを要求するからだ。以前にミソンが廊下でタバコを吸っているのを先輩ハン・チャンスに見られ、多くの同僚がいる前で先輩ハン・チャンスがミソンにタバコをせがんだりする態度が気に入らなかったのだ。仲間たちと一緒に食事をしたり、酒を飲むことでコミュニケーションをとる文化であるから、直ぐには理解できないようだが、そこを見事に突いている。個々の人格をお互いが受け入れることを表現しており、職場での人間関係を円滑にしていく姿をみせている。

第三話では、逆単身赴任で寂しい日々を送るクォン課長を中心に職場や家庭をみせている。妻と子供たちをアメリカに留学させているために、広い家に一人で生活しているクォン課長は、家に帰るといつも寂しい気持ちになるのだ。夜遅くクォン課長に娘サンミの同級生だった塾帰りの女の子が声をかけてきて、サンミのことが羨ましいと発して帰っていくが、娘サンミの友達をみて余計に寂しくなるクォン課長なのだ。職場でクォン課長の被害者になっているのが部下たちなのだ。毎晩のようにお酒に誘われて、いろいろ理由を作って断っている部下たちの姿が面白いのだ。事情を知らない新入社員ミソンが率先して時間が空いていると言うが、クォン課長は気まずくなってミソンを誘うのを止めるのだ。妻や子供たちが帰国してくるのを喜んで自慢するクォン課長であるが、笑えるのは部下たちの言葉であり、これで飲みに行く誘いを断る理由を考えなくて済むと皮肉っているのだ。喜びも束の間で、実際に帰国した妻や子供たちは、自分のことだけを考えており、クォン課長の姿が不憫なのだ。子供の教育のために父親が逆単身赴任の状態になっている現代の韓国社会に対してメッセージを送っているようにみえる。

第四話では、亭主関白の夫クォン老人と自分の生き甲斐をみつける妻ソン女史の熟年夫婦が、ある事柄で夫婦間の危機をみせている。いつも妻のことを「ババア」と呼ぶクォン老人は、妻ソン女史を女中のように扱っている。妻ソン女史は、福祉館に通っており、同年代の友人たちと一緒に社交ダンスをしたり、年上の友人が運転免許を取ったことで刺激を受けるのである。ソン女史が運転免許を取り、クォン老人が自家用車を売ってしまったことで、ソン女史の怒りが頂点に達して家を出て行ってしまい、一人暮らしをしている娘スミン(チン・ギョン)の家に転がりこむのである。友人たちと飲みに行くクォン老人は、みんな妻が強いことをつぶやいており、クォン老人だけが強気なのである。妻がいなくなったことで、初めて妻がいなければ何も出来ない自分を発見するクォン老人なのである。頑固で弱い面をみせないクォン老人は、息子のクォン課長を呼んで、いろいろ手伝ってもらっているのだ。お互い譲らない老夫婦は、クォン老人の所に裁判所通知が来て、初めて離婚の危機を実感するのである。妻が本気であることで、ようやく夫が自分の置かれている立場に気づき、性格が丸くなっていく姿をみせている。熟年離婚は日本でもよくある話しなので、老夫婦の問題を鋭く突いている。

4つのエピソードに分かれているが、映像としては切れ目がないようにスムーズに切り替わっているので、構成の上手さを感じた。市役所に勤める人々とその家族の日常が、コンパクトに纏まっていながら、更に深く入り込んでいくので登場人物の心境がみえる作りになっている。人権をテーマにした作品なのが、しっかりと描写されており、人間の生きる権利をユーモアを交えながら主張している。題名も飛べない鳥のペンギンに飛べというような、無理難題を押し付けている比喩的表現のセンスも素晴らしい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2010-03-15 00:53 | 467.飛べ、ペンギン
韓国映画レビュー その416 「浮気な家族」
『オアシス』のレビューをアップしたので、この作品もアップすることにした。5年ぐらいまえに劇場で鑑賞したもの。官能ものだけで終わらないので、途中終了せずに最後まで観て、各自でこの作品の評価を判断してほしい。

b0097051_22241624.jpg浮気な家族
制作年:2003年
監督:イム・サンス
出演:ムン・ソリ、ファン・ジョンミン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:一般上映 (日本)


ソウルの高級住宅地に暮らす元ダンサーで近所のダンス教室でインストラクターをしている主婦ホジョン(ムン・ソリ)、弁護士の夫ヨンジャク(ファン・ジョンミン)、養子の息子スイン、夫の母ビョンハン(ユン・ヨジョン)、夫の父チャングン(キム・インムン)の家族である。夫ヨンジュンは、浮気相手の愛人ヨン(ペク・チョンニム)の家に行っていつも帰ってくるのが遅い。妻ホジョンは、隣家の青年ジウン(ポン・テギュ)に覗かれているのに気づき、性に好奇心を持つ青年ジウンに積極的にホジョンは近づいていき、付き合い始める。小学生の息子スインは自分が養子であることを受け入れられずに混乱に陥っている。夫の父チャングンは重度の肝臓ガンで余命あと僅か、夫の母ビョンハンは学生時代の同窓生と愛人関係になり情事に余念がなく、もう気持ちの上ではすっかりチャングンのことを他人扱いになっている。こんなバラバラな家族たちは、今後どのような展開が待っているのかというお話。

監督は、『ディナーの後に』、『涙』のイム・サンス監督。
主演は、一児の母で元ダンサーのホジョンを演じるのは『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』のムン・ソリ、ホジョンの夫で弁護士のヨンジャクを演じるのは『ワイキキ・ブラザーズ』『ロード・ムービー』のファン・ジョンミン、ヨンジャクの母のビョンハンを演じるのはドラマで活躍しているベテラン女優ユン・ヨジョン、ヨンジャクの父のチャングンを演じるのは『猟奇的な彼女』『ピアノを弾く大統領』のキム・インムン、ホジョンの隣人の高校生ジウンを演じるのは『涙』『品行ゼロ』のポン・テギュ、ヨンジャクの愛人ヨンを演じるのは『ワニ&ジュナ』のペク・チョンニム、郵便配達の男を演じるのは『ぼくらの落第先生 (原題:先生キム・ボンドゥ)』『君に捧げる初恋 (原題:初恋死守決起大会)』のソン・ジル。

外見からは、祖父、祖母、父、母、息子というバランスの取れた家庭にみえるが、それぞれの気持ちが他に向けていることで実はバラバラなのだ。妻ホジョンは青年ジウンとの危険な関係に進んでいったり、夫ヨンジャクは常に愛人ヨンと情事を交わし二人で旅行に出かけたり、夫の母ビョンハンは15年ぶりに愛人とセックスをして感動してしまい第二の人生を考えたり、夫の父チャングンは今にも死にそうな状態なのに酒を飲んだり、息子スインは自分が養子であることに不信感を持っている。みんながやりたい放題という点はおもしろいところであり、ブラックコメディを交えながら進行していき、笑える状況ではないのに笑わすのである。

妻ホジョン、夫ヨンジャク、夫の母ビョンハンのそれぞれの浮気をみせ、共通としてどれもセックスを絡めた表現方法をしている。性に対して燃えている青年ジウンを弄ぶようにしている妻ホジョン、妻とのセックスは義務感のようであるが愛人ヨンとのセックスに対しては快楽を求めて挑戦的なことをする夫ヨンジャク、夫との性生活が暫くなく久しぶりのセックスによって女であることを目覚めさせた夫の母ビョンハンといった感じである。

妻ホジョン、青年ジウン、夫ヨンジャク、愛人ヨンらのヌードシーンが意外に多く、ホジョンが裸のまま逆立ちや体操をしたり、ホジョンとヨンジャクがヤッた後に夫の横でホジョンが自慰したりなどなど、体を張った演技をみせている。性に対するブラックユーモアも取り入れているが、途中で飽きてくるのが正直な気持ちだ。セックスシーンをみたいのであれば、ポルノ映画をみれば十分であると感じてくる。

夫の父チャングンが亡くなり、そして夫ヨンジャクが愛人ヨンとの旅行帰りに郵便配達の男と交通事故があったことで、終盤の展開が非常に重くなっているのだ。終盤にあれだけ衝撃を与える作りにしているのに、中盤までのダラダラ感をどうにかして欲しい。ブラックコメディをある程度組み込む作りを想定しているからなのはわかるが、テンポの悪さが目立ってしまい途中でだらけてしまう。

終盤でこの作品のポイントがみえており、この家族が繋いでいたものは何だったのか、夫婦間の問題、新たな生命で夫の存在意義がなくなること、ラストにみせるホジョンの全てから解放されたときの感情をみせるところであろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2009-09-04 22:32 | 416.浮気な家族
韓国映画レビュー その415 「オアシス」
以前、この作品のレビューをみたいというリクエストがあったのでアップ。2004年に日本で一般上映されており、国内版DVDもあるから鑑賞した人は多いと思う。ボクが鑑賞したのは2002年の映画祭だった。映画が終わったとき、会場の空気がどんよりしていた記憶がある。内容が重いから。ソル・ギョングとムン・ソリに関することは置いといて、なるべく内容に関することを記載してみた。

b0097051_19105412.jpgオアシス
制作年:2002年
監督:イ・チャンドン
出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ
ジャンル:ラブストーリー
鑑賞:第3回東京フィルメックス映画祭


ひき逃げ事件を起こした前科三犯のジョンドゥ(ソル・ギョング)は、2年半の刑期を終えて刑務所から出所した。家族が住んでいるマンションに行ったが、その部屋には別の人が住んでいて既に家族たちは引越していた。近所の雑貨屋に入って自分で豆腐を買って、雑貨屋の亭主から牛乳を貰い、これからどうしようか悩んだ。途方に暮れていたジョンドゥは、食堂で無銭飲食をして警察に連行されてしまう。事情聴取をしているときに現れたのが、ジョンドゥの弟ジョンセ(リュ・スンワン)で、事情を聞いて釈放してもらい、弟ジョンセがジョンドゥを車に乗せて、母カプスン(キム・ジング)や兄ジョンイル(アン・ネサン)や兄嫁(チュ・グィジョン)が住む家に向かった。母、兄夫婦、弟といった家族たちは、ジョンドゥのことを歓迎するどころか迷惑していた。兄ジョンイルはジョンドゥを知り合いの中華料理屋に連れて行き、翌日から働くことが決まり、生活するための下地ができた。ジョンドゥは、交通事故の被害者家族にお詫びをするために、被害者宅のアパートを訪問したら、そこに重度脳性麻痺のハン・コンジュ(ムン・ソリ)と出会って不思議な感情が生まれた。コンジュの世話をしていた兄サンシク(ハン・サンシク)は引越し作業をしており、コンジュをアパートに一人残して引越していった。ジョンドゥは、一人っきりのコンジュのことが気になり、彼女のアパートに行くようになり、コンジュを一人の女性として好きになっていた。ジョンドゥがコンジュに話しかけたり、抱きついたり、肌を触れたりすることで、コンジュもジョンドゥに好意を持つようになっていき、二人は相思相愛になっていた。次第に心を通わせていくジョンドゥとコンジュが愛を育み、一般社会から疎外される運命を背負った二人にどのような結末が待っているのかというお話。

監督は、『グリーン・フィシュ (原題:緑の魚)』『ペパーミント・キャンディー』のイ・チャンドン監督。
出演者は、刑務所から服役したジョンドゥを演じるのは『私にも妻がいたらいいのに』『公共の敵』のソル・ギョング、重度脳性麻痺の障害者コンジュを演じるのは『ペパーミント・キャンディー』のムン・ソリ、ジョンドゥの兄ジョンイルを演じるのは『公共の敵』『大韓民国憲法第1条』のアン・ネサン、ジョンイルの妻を演じるのは『キリマンジャロ』『アウトライブ (原題:飛天舞)』のチュ・グィジョン、ジョンドゥの弟ジョンセを演じるのは『復讐者に憐れみを』のリュ・スンワン、ジョンドゥの母カプスンを演じるのは『ほえる犬は噛まない (原題:フランダースの犬)』『ライバン』のキム・ジング、コンジュの兄サンシクを演じるのは『フラワー・アイランド (原題:花島)』『インディアン・サマー』のソン・ビョンホ、サンシクの妻テギョンを演じるのは本作スクリンデビューのユン・ガヒョン。

前科三犯の札付きの悪の男性と重度脳性麻痺の障害者の女性の恋愛を描いていることで、かなりタブーに挑んだテーマであるとみられる。二人は純真な愛であるのに、社会がこの状態についていけない現状をみせており、二人の家族ですら理解できない世界になっている。

両方の家族が、前科三犯の次男ジョンドゥ、重度脳性麻痺の障害者コンジュをお荷物のように感じており、さらにお荷物でありながら利用している汚い人間の醜さも描き出している。コンジュの場合、兄サンシクの妻が妊娠中でなかなか妹コンジュの世話ができない現状があり、介護なしでは生活できないコンジュをアパートに置き去りにして、隣の部屋の夫婦にお金を払って時々様子をみてもらう形をとっているのだ。さらにコンジュの兄夫婦の引越先が、障害者がいる家族だけが入居できる賃金が安い住宅で、調査員が来るときだけコンジュを連れてきて、それ以外は今まで住んでいたアパートに運んでいるのだ。ジョンドゥの場合、三回目の犯罪のひき逃げ事件は理由があり冤罪でありながら刑務所に入っていたのである。この真相はジョンドゥの家族が絡んでおり、中盤で大きなポイントになるのでここでは伏せておく。

ジョンドゥとコンジュの愛の描き方は非常に神秘的に魅せている。現実と幻想を交錯しながら、二人の恋愛模様をみせていることで、ジョンドゥの純真な愛を現実的な描写にして、コンジュの願望を幻想的に描写にしていることで両者の気持ちが本物であることがみえてくるのだ。幻想的なシーンとして、電車に乗っているときにじゃれたり、地下鉄のホームで歌を歌ったり、コンジュの部屋にあるオアシスの絵に描かれたような状況でダンスをしたり、といったコンジュが健常者に変身してジョンドゥとの愛を表現している。現実から幻想に切り替わるタイミングがよくて、コンジュの表情が別人のようになっており、自由な体を大きく動かしているのがみえ、コンジュの心に潜んでいるものがみえるのだ。

ジョンドゥとコンジュには、前科者と障害者という社会的に許されるのか疑問視するカップルであるが、それ以上に「加害者と被害者家族」という構図が大きな問題でもある。母カプスンの誕生日会を兄夫婦と子供、弟ジョンセ、親戚などが集まっている中で、ジョンドゥがコンジュを車椅子に乗せて参加してくるのである。障害者の彼女を連れてきたことで驚きもあるが、ひき逃げ事件の被害者家族という点で大きな衝撃を与えるのである。「加害者と被害者家族」という関係は、終盤にも絡んでいるので注目するところだ。

前科三犯のジョンドゥの人物像であるが、序盤と終盤ではガラリとイメージが変わってみえるであろう。序盤では丸坊主で真冬に季節外れのアロハシャツを着ているので、ヤクザっぽい風貌で柄が悪い奴にみえるが、終盤では純真な心を持った人間であることがわかり、それほど悪い人間ではなく不器用な生き方をした奴にみえてくるだろう。ジョンドゥは、兄ジョンイルに大人になれといつも怒鳴られるが、実際は純粋な心を持つ男になってしまったのだ。兄ジョンイルの言う「大人」の定義は、社会的な常識を持つことでありながら、ずるい生き方も状況次第で使い分けることも含まれている。ずる賢い生き方が出来ないジョンドゥが、中盤から終盤にみられて、真正面で突っ走ってしまい、マイナスな展開を招いてしまうのだ。

コンジュの家に飾られているオアシスの絵に伏線を忍ばせているのがみられる。冒頭にオアシスの絵が暗い描写から明るい描写に変化して始まるところは、終盤の伏線になっており、最後のジョンドゥの行動に示されている。光の反射という点が関わっており、手鏡で太陽光線を天井に反射させて蝶を作りだして幻想的にみせているのも彼女の心の願望が表れているみたいだ。部屋に入ってくる光が、ある物体が影響してオアシスの絵に照らされることで、どのような意味があるのかをみせている。

ジョンドゥとコンジュの愛の形をどのように感じるかは鑑賞者次第だろう。終盤にコンジュが自分の気持ちを義姉や警官に伝えられない苦しい感情がみえ、ジョンドゥもただ彼女を純粋に愛しているだけなのにどう説明していいのか分からない感情がみえ、とても切なく感じてしまった。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2009-09-01 19:32 | 415.オアシス
韓国映画レビュー その298 「私たちの生涯最高の瞬間」
北京オリンピックアジア予選の男女共ハンドボール種目は、「中東の笛」によって再試合が行われることになり、この作品がより一層注目された。公開の時期とうまく重なっていたこともあって興行的には大成功であった。日本では今年の8月にDVD発売が決まっている。

b0097051_10174875.jpg私たちの生涯最高の瞬間
制作年:2007年
監督:イム・スルレ
出演:ムン・ソリ、キム・ジョンウン、オム・テウン、キム・ジヨン
ジャンル:スポーツドラマ、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


韓国女子ハンドボール界のエースであるミスク(ムン・ソリ)、実力者のジョンナン(キム・ジヨン)、ゴールキーパーのスヒ(チョ・ウンジ)らが所属する実業団が廃部することになった。ミスクは、事業に失敗した借金まみれの元韓国代表ハンドボール選手の夫キュチョル(パク・ウォンサン)と小さな息子がおり、生計を立てるためにスーパーで仕事をする。ジョンナンもハンドボールの世界から離れて夫チングク(ソン・ジル)の飲食店を手伝う。スヒは、そのままハンドボールを続けており、オリンピックの韓国代表選手として選考された。日本のプロチームで監督兼選手として活躍していたヘギョン(キム・ジョンウン)は、韓国ハンドボール委員からの要請があり、オリンピックの韓国代表の監督代行を引き受け韓国に帰国した。選手は若手主体のメンバーであり、実力が低くてどうにもならない弱さであった。そこで、ヘギョンはかつて一緒にプレーをしていたミスクを説得し、今まで韓国代表に選ばれなかったが実力があるジョンナンをチームに入れてパワーアップを図った。だが、若手選手とベテラン選手との間で溝が出来てしまい、チームの雰囲気も最悪になり、チームも低迷していることやバツイチ女性監督という理由もあり、ヘギョンは監督代行を降ろされた。韓国ハンドボール委員は、男子選手として有名であったアン・スンピル(オム・テウン)を新監督に任命した。ヘギョンは、監督代行でなく韓国代表選手としてチームに合流することになる。アン監督は、今までの泥臭い練習方法を一変して、科学的なヨーロッパ式練習方法を取り入れるが、選手たちから不満の声が上がり、チーム内でのバランスは崩れ、男子高校生との練習試合に負けてしまった。2大会ぶりにメダルを獲得するためにアン監督、ベテラン選手たち、若手選手たちが一丸となってチームが団結して2004年アテネ大会でメダルを獲得するお話。

監督は、『三人の友達』『ワイキキ・ブラザーズ』のイム・スルレ監督。
出演者は、行方不明の夫と小さな息子を持つミスクを演じるのは『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授 (原題:女教授の隠密な魅力)』『家族の誕生』のムン・ソリ、バツイチの子持ちのヘギョンを演じるのは『親知らず』『明るい家族計画 (原題:よい暮らしをして見よう)』のキム・ジョンウン、韓国代表のアン・スンピル監督を演じるのは『家族の誕生』『私の恋』のオム・テウン、愛する夫がおり不妊で悩むジョンナンを演じるのは『チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス (原題:ハッピーエロクリスマス)』『ダンサーの純情』のキム・ジヨン、三人のベテランの良き後輩ゴールキーパーのスヒを演じるのは『甘く、殺伐とした恋人』『妻の愛人に会う』のチョ・ウンジ、最年少の若手攻撃的プレイヤーのポラムを演じるのは『B型の彼氏』『黄真伊』のミンジ。

1992年バルセロナ大会で金メダル、1996年アトランタ大会で銀メダルを獲得したベテラン選手たちと最年少の攻撃的プレイヤーのポラム(ミンジ)ら若手選手が一丸となってメダルを獲得するまでの軌跡を描いている。2004年アテネ大会の韓国女子ハンドボール代表をモデルにした実話から構成された物語である。

各ベテラン選手に家庭の事情がありながらプレーをしているので、それぞれに小さなドラマがある。エースのミスクは、夫が借金を作って家を出ていってしまい、借金取りが家に催促しにきて困り、小さな息子を預けるところがないために練習現場に連れてきている。ヘギョンは、バツイチで小さな娘と母親の三人家族であり、かつてアン監督が現役のときに恋愛をしており結婚が破談になって別れた過去がある。ジョンナンは、飲食店を経営する夫と結婚しており、体型からタフな感じにみられるが不妊でずっと悩んでいる。それぞれに家庭の事情で悩みながら、代表選手としてプレーしている女性の力強さがみせている。特に子供を持つ母親のミスクとヘギョンは、肉体的な衰えがなく逞しく、精神的な強さを持っており、「母は強し」って感じるであろう。このようなベテラン三選手に加えて、ベテラン陣の妹分スヒがうまくバランスを保ちながら四人がチームの中心選手として韓国代表を支えているのだ。

序盤に若手とベテランの壁というのがあり、最年少プレーヤーのポラムと監督代行ヘギョンの衝突があり、ミスク&ジョンナンと若手軍団との衝突があってチームのバラバラ感がなかなかおもしろいのだ。若手選手とベテラン選手がどのような過程でひとつになっていくのかも見せ所になっている。全体のバランスを考えたストーリー構成になっており、若手選手のポラムにもちゃんと隠されていたエピソードがあるので注目してほしい。

もう一人の注目は、アン監督の変化であろう。ヨーロッパでプレー経験があることで、何でもヨーロッパ型にしようと試みるが選手たちと衝突し、選手に対して厳しいペナルティーを与えたりすることで初めの頃は悪役的な位置になっているのだ。だが、若手選手とベテラン選手が纏まってきたときに、選手たちとアン監督の間にあった壁が崩れていくところもおもしろいように描かれている。

スポーツを題材にしていることで、多くの人がストーリーに溶け込みやすい作りになっている。ベテラン選手たちの苦悩を描いており真剣なシーンが多いなかで、しっかり笑いをとるシーンも入れて和やかにするところも忘れていないのだ。一番笑えたのはドーピング検査で引っかかり呼び出されたベテラン選手のミスク、ヘギョン、ジョンナン、スヒの四人たちの一連の流れである。試合をしているシーンは、準決勝の対フランス、決勝の対デンマークであるが、予選からダイジェストのような形でもいいから試合をしている姿をもっと描いてほしかった。実話をベースに作られた作品だから、誰もが結末を知っているという欠点がある。やはり、オリジナルとして制作した方がもっと自由に、そしておもしろい発想で表現できるのにと感じた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2008-06-07 10:27 | 298.私たちの生涯最高の瞬間
韓国映画レビュー その290 「愛してる、マルスンさん」
現在、NHKで放送しているヨンさま出演のTVドラマ【太王四神記】でヒロインを演じているムン・ソリの作品。この作品は、ムン・ソリよりも息子役のイ・ジェウンが主役である。
映像表現で気になるのがあったのだが、長男が御札を裏から透かして読める文字は、あれは検閲に引っ掛からないのかな。英語にすると「pussy」に相当すると思うが。日本語で表現すると卑猥になるので遠慮する。まあ、冗談だけど。

b0097051_18322398.jpg愛してる、マルスンさん
制作年:2005年
監督:パク・フンシク
出演:ムン・ソリ、イ・ジェウン、ユン・ジンソ
ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
鑑賞:韓国版DVD


舞台は、1979年の朴正煕大統領が暗殺された時代。中学1年生のクァンホ(イ・ジェウン)は、海外に出稼ぎに行っている父、化粧品の訪問販売をしている母マルスン(ムン・ソリ)、幼児の妹ヘスク(パク・ユソン)の四人家族である。グァンホは、いつも変な化粧をしたり、新聞に書いてある意味もわからない無教養、コーヒーを音を立てて飲む下品な姿、女性っぽさがなく逞しい母マルスンを恥ずかしく思っている。グァンホにとって、隣りに一人で住んでいる見習い看護婦ウンスク(ユン・ジンソ)は憧れの女性である。いつも面倒をみてくれる優しいお姉さんのウンスクに、グァンホは心を奪われていた。ある日、グァンホの元に不幸の手紙が送られてきた。グァンホは自分を守るために不幸の手紙を誰かに送り返さなければいけない。考えて末に、母マルスン、隣りお姉さんのウンスク、ダウン症のチェミョン(カン・ミンフィ)、親友のチョロ(キム・ドンヨン)らに不幸な手紙を送るが、彼らは全くの無反応であった。1979年の時代を背景に生きる中学校1年生クァンホが、学校や家庭や近所であらゆる出来事を経験して大人へと成長していくお話。

監督は、『私にも妻がいたらいいのに』『初恋のアルバム (原題:人魚姫)』のパク・フンシク監督。
出演者は、二児の母マルスンを演じるのは『オアシス』『大統領の理髪師 (原題:孝子洞の理髪師)』のムン・ソリ、中学1年生でマルスンの息子クァンホを演じるのは『ぼくらの落第先生 (原題:先生キム・ボンドゥ)』『大統領の理髪師 (原題:孝子洞の理髪師)』のイ・ジェウン、見習い看護婦のウンスクを演じるのは『スーパースター カム・サヨン』『私の生涯で最も美しい一週間』のユン・ジンソ、クァンホの同級生チョロを演じるのは『風の伝説』『春が来れば (原題:花咲く春が来れば)』のキム・ドンヨン、クァンホに懐いているダウン症のチェミョンを演じるのは本作デビュー作のカン・ミンフィ、幼児でマルスンの娘ヘスクを演じるのは本作デビュー作のパク・ユソン。

中学1年生のクァンホが、様々な悲しい出来事を経験することで、子供から大人へと心も体も成長していく過程をみせている。クァンホ視点でストーリーが描かれているので彼が主人公である。

時代背景をうまく表現しているのがみられ、平屋の家々の造り、外にあるトイレ、共同で使用する井戸水、登場人物の衣服、惣菜を隣りの家に届けたりする近所付き合いといった以前日本でもみられていた光景が懐かしく感じる作りになっている。忘れかけていた共同体を思い起こさせる情景である。

思春期のクァンホの気持ちが繊細に表現されていることで、男性からみると幾つもの共感できるシーンに納得するであろう。学校生活をみると他愛のない話で盛り上がったり、エロ本に夢中になったり、成長が早い男子生徒が体育の授業で先生にレスリング(or韓国相撲)で何度も勝ったり、先生からのしつけ、幼いときからの友人が不良だけど心の中はお互い昔のままであったりと中学生の学校生活を細かく表現している。

クァンホが、母マルスンを女性という視線でみることはなく、ダサくみえたり、恥ずかしくみえたりするのは思春期の少年にはみられる光景であろう。家にいるスッピンの母マルスンは、眉毛がほとんどなく平安時代の人みたいな状態になっており、クァンホからすると不自然でしょうがないのだ。女性であれば、お洒落のために眉毛をかくから、眉毛を抜いたり剃ったりするのはごく自然なのだが。そして、友達の母親が綺麗にみえたり、隣りお姉さんのウンスクを妙に意識したりと周りの異性に対して気になり、母マルスンとは正反対にみえるのだ。特にウンスクへの憧れが初々しくみられ、ちょっとした行動でも嬉しく思えてしまうのだ。

母マルスンの今後を予兆させるのが、頻繁に咳をしたり、息子クァンホに対して家事を教えるところである。がさつで勇ましい母マルスンが、二人の子供に無償の愛を注ぐシーンが幾つもみられるので、子供を持つ女性がみると特別な感情になるかもしれない。家族という共同体から近隣を含む共同体へと広がって繰り広げられる出来事が、終盤への伏線にもなっている。クァンホの意識の中にある共同体の人物たちがいなくなっていくことで、当たり前の意識がクァンホの中で特別であったことに気づき、クァンホが大人へと成長していくプロセスがみられるはずだ。

ラストへの伏線は幾つか張っており、どうすることもできない家族の別れをみせている。マルスンらの家族、ウンスクと田舎に暮らす両親、ダウン症のチェミョンとその母親、といった複数の家族の姿を設定して、それぞれにドラマをみせている。やはり、切ない思いになったのは、幼児の娘ヘスクの号泣シーンで、あの小さな子供でも事の重大さを認識しているところである。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2008-05-07 19:14 | 290.愛してる、マルスンさん
韓国映画レビュー その267 「チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授 (原題:女教授の隠密な魅力)」
この作品を日本で劇場公開した勇気だけは褒めたい。おそらくチ・ジニが出演しているからだと思うが。男女間の微妙な感情を絡めた大人のコメディだから、観る側がどこまで理解して笑えるかであろう。一般受けするような作品でないのは断言できる。それにしても、この邦題は何とかなんないのか。センスが全くない。

b0097051_12195019.jpgチ・ジニ×ムン・ソリ 女教授 (原題:女教授の隠密な魅力)
制作年:2006年
監督:イ・ハ
出演:ムン・ソリ、チ・ジニ、パク・ウォンサン、ユ・スンモク
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
鑑賞:日本版DVD


シムチョン大学の染色科の女教授、そして環境団体で活躍する環境活動家のチョ・ウンスク(ムン・ソリ)は、知的で魅力的な女性である。「私の故郷の環境を守る」という企画でTV番組を撮るためにウンスクを取材したキム・ヨンホPD(パク・ウォンサン)は彼女の魅力に吸い込まれていった。キム・ヨンホPDは妻も娘もいるが、ウンスクに激しくアプローチする。環境団体のメンバーたちは、小学校の教師のユ先生(ユ・スンモク)、アン教授(キム・ヨンホ)、ムン教授(チョン・ウヒョク)といった学のある人物たち、若い女性ミョンヒ(シン・ジュア)、メンバーから憧れの存在にみられているウンスク女教授といった個性的なメンバーたちである。一方で、シムチョンデザイン大学で講師として赴任することになった漫画家のパク・ソッキュ(チ・ジニ)は、ウンスクが所属する環境団体から環境漫画の依頼を受けた。環境団体から料理屋に招かれたソッキュは、環境団体メンバーから激しい嫉妬に駆られる。若くて顔立ちが良くて才能があるソッキュの存在は、メンバーたちが密かに恋心をもつウンスク女教授が取られるのでないかと恐慌をきたす。ユ先生は、今まで優しく接してくれたウンスク女教授が最近冷たくなったことに、ソッキュが現れたことが原因であると思い込み激しく嫉妬する。ウンスク女教授は、ソッキュでなくキム・ヨンホPDを愛することで態度が変わっており、そのことを環境団体メンバーたちは知らなかったのだ。そして、ウンスク女教授とソッキュには隠された接点があり、その秘密がばれないかいつも落ち着かない。果たして、地位も名声も美貌も備えたウンスク女教授にどのような秘密があるのか、そして彼女を取りまく男性たちとの関係はどのようになるのかというお話。

監督は、本作がデビュー作のイ・ハ監督。
出演者は、大学の女教授で環境活動家のウンスクを演じるのは『大統領の理髪師 (原題:孝子洞の理髪師)』『愛してる、マルスンさん』のムン・ソリ、大学の教授で漫画家のパク・ソッキュを演じるのは『H』『ウィンター・ソング (香港映画)』のチ・ジニ、キム・ヨンホPDを演じるのは『ダンサーの純情』『奇跡の夏 (原題:アンニョン、兄ちゃん)』のパク・ウォンサン、小学校教師のユ先生を演じるのは『トンマッコルへようこそ (原題:ウェルカム・トゥー・トンマッコル)』『四月の雪』のユ・スンモク。

公私とのギャップがあるウンスク女教授を取りまく男性たちとの愛の駆け引き、変わった登場人物たちの人間模様をユーモアを交えて表現されたコメディである。

番組の取材で出会ったウンスク女教授とキム・ヨンホPDが、すぐに激しいベッドシーンに切り替わるのでアダルト映画かと思うかもしれない。そこは世間的に女性で大学教授ということや環境活動家という堅いイメージというギャップを最初から衝撃を与えているようにみえた。男性関係がキム・ヨンホPDと思いきや、環境団体メンバーたちと食事しているシーンでアン教授と過去に肉体関係があったことをチラッと匂わせていたり、ユ先生が口説いてきたりと人気のある人物である。常にウンスクだけがモテるのでなく、環境団体メンバーの中で若い女性ミョンヒが男性たちからチヤホヤされていることにウンスクは嫉妬を焼いて意地悪したりするのだ。ウンスクは、プライドが高く、特定の男性だけでなく、全ての男性の視線を独り占めしたい欲望がみえるし、自分が一番綺麗であることを強く思っている女性にみえる。

パク・ソッキュが環境団体メンバーと接触してからウンスクの心境が変わってくる。これは愛情ではなく、消し去りたい過去を思い起こすからだ。その過去とは、序盤で回想シーンを挿入しているから直ぐにわかるであろう。二人は、中学時代の同級生であり、タバコを持っているのを先生に見つかって居残りさせられたり、ソッキュの兄の恋人関係であったり、ソッキュとも肉体関係があったり、兄の友人の不幸が絡んでいる。ウンスクはそのために過去の悪い素行を全て知っているソッキュには再会したくなかったのだ。そのために初対面のように振る舞いながらも、二人きりになったときは別の人格がみえる。ウンスクの表と裏の顔が違う恐さ、男性たちと駆け引きをしながら誘惑する悪い女でもある。

コメディ作品だから、笑わせるためのシーンを取り入れたりしているが失笑って感じである。現在のソッキュの兄の怪しい仕事、草野球を観戦するソッキュ、中学生時代のソッキュたちの行動、ソッキュの母の出来事などが例である。それよりも何げないシーンでみられるユーモアの方がおもしろく感じた。あれだけ熱心にウンスクを口説こうとしていた真面目なユ先生だが、ある出来事によって終盤に登場する妻と娘の存在には笑った。ウンスクがキム・ヨンホPDの妻と接触するシーンがあるのだが、キム・ヨンホPDの妻は声が低く顔立ちが男っぽいからミスターレディーかとずっと思っていたら本物の女性だったことにも笑ってしまった。主要な登場人物たちには、心が歪んでいる人たちばかりで、その人間の裏の顔をコメディタッチに表現されているのを感じとれる。

このような作品って一般受けし難い内容だから鑑賞者側が如何にして理解していくかにかかっている。プラスにみれば独創的だとか作家性が強いという表現になるが、マイナスにみれば全体を通して何を言いたいのかわからないとか単なるアダルト映画になってしまう。個人的には、主要人物たちの性格をうまく表現されており、微妙な人間関係のズレをおもしろく描いている作品にみえた。でも、ひとつひとつのシーンをみていると不要なシーンや演出に物足りなさを感じたことでマイナスなイメージが残る作品であった。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2008-02-20 12:58 | 267.女教授の隠密な魅力
ムン・ソリ
b0097051_9505643.jpgムン・ソリ
문 소리
1974年7月2日生

<映画出演作品>
b0097051_9514268.jpgペパーミント・キャンディー
制作: 1999年韓国  監督: イ・チャンドン
出演: ソル・ギョング、ムン・ソリ 他
b0097051_9515247.jpgオアシス
制作: 2002年韓国  監督: イ・チャンドン
出演: ソル・ギョング、ムン・ソリ 他
b0097051_952797.jpg浮気な家族
制作: 2003年韓国  監督: イム・サンス
出演: ムン・ソリ、ファン・ジョンミン 他
b0097051_9522069.jpg大統領の理髪師
制作: 2004年韓国  監督: イム・チャンサン
出演: ソン・ガンホ、ムン・ソリ 他
b0097051_9523364.jpgサグァ
制作: 2005年韓国  監督: カン・イグァン
出演: ムン・ソリ、キム・テウ、イ・ソンギュン 他
b0097051_9524845.jpg愛してる、マルスンさん
制作: 2005年韓国  監督: パク・フンシク
出演: ムン・ソリ、イ・ジェウン、ユン・ジンソ 他
b0097051_953198.jpgチ・ジニ×ムン・ソリ 女教授 (原題:女教授の隠密な魅力)
制作: 2006年韓国  監督: イ・ハ
出演: ムン・ソリ、チ・ジニ 他
b0097051_9531544.jpg家族の誕生
制作: 2006年韓国  監督: キム・テヨン
出演: ムン・ソリ、コ・ドゥシム、オム・テウン、コン・ヒョジン、キム・ヘオク、ポン・テギュ、チョン・ユミ 他
b0097051_15303111.jpg私たちの生涯最高の瞬間
制作: 2007年韓国  監督: イム・スルレ
出演: ムン・ソリ、キム・ジョンウン 他
b0097051_19472120.jpgよく知りもしないくせに
制作: 2009年韓国  監督: ホン・サンス
出演: キム・テウ、コ・ヒョンジョン、オム・ジウォン 他
b0097051_19542084.jpg飛べ、ペンギン
制作: 2009年韓国  監督: イム・スルレ
出演: ムン・ソリ、パク・ウォンサン、ソン・ビョンホ 他
b0097051_18334140.jpg小さな池
制作: 2009年韓国  監督: イ・サンウ
出演: シン・ミョンチョル、チョン・ヘジン 他
b0097051_16464750.jpgThe End (短編)
制作: 2009年韓国  監督: ぺク・ヒョンジン
出演: パク・ヘイル、オム・ジウォン、ムン・ソリ、リュ・スンボム 他
b0097051_12234125.jpg皆していますか? (短編)
制作: 2009年韓国  監督: キム・テヨン
出演: ムン・ソリ、パク・チニ、イ・サンウン 他
b0097051_16431846.jpg夏夏夏
制作: 2010年韓国  監督: ホン・サンス
出演: キム・サンギョン、ユ・ジュンサン、ムン・ソリ 他
b0097051_22414924.jpgハウスメイド (原題:下女)
制作: 2010年韓国  監督: イム・サンス
出演: チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ、ユン・ヨジョン、ソウ 他
b0097051_1914184.jpgアリアリ韓国映画
制作: 2011年韓国  監督: チョン・ジヨン、ホ・チョル
出演: ユン・ジンソ、アン・ソンギ、キム・ヘス、ムン・ソリ、パク・チュンフン 他
b0097051_22101167.jpg三人のアンヌ (原題:他の国で)
制作: 2011年韓国  監督: ホン・サンス
出演: イザベル・ユペール、ユ・ジュンサン、チョン・ユミ、ムン・ソリ、ユン・ジョンヒ、ムン・ソングン 他
b0097051_2371554.jpg怒りの倫理学
制作: 2013年韓国  監督: パク・ミョンナン
出演:イ・ジェフン、チョ・ジンウン、キム・テフン 他
b0097051_1359966.jpgスパイ
制作: 2013年韓国  監督: イ・スンジュン
出演: ソル・ギョング、ムン・ソリ、ダニエル・ヘニー 他
b0097051_00114641.jpg官能の法則
制作: 2013年韓国  監督: クォン・チリン
出演: オム・ジョンファ、ムン・ソリ、チョ・ミンス 他
b0097051_23542100.jpgVenezia 70 Future Reloaded
2013年多国籍  監督: 多数
出演: 多数 他
b0097051_21441296.jpg満身
制作: 2013年韓国  監督: パク・チャンギョン
出演: キム・グンファ、キム・セロン、リュ・ヒョンギョン、ムン・ソリ 他
b0097051_23542100.jpg自由の丘
制作: 2014年韓国  監督: ホン・サンス
出演: 加瀬亮、ムン・ソリ、ソ・ヨンファ、キム・ウィソン 他

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by nameinuuuu | 2007-06-27 21:51 | 俳優_FILE
韓国映画レビュー その143 「家族の誕生」
東京国際映画祭の協賛企画であるコリアン・シネマ・ウィーク2006の今年のテーマが「家族」であった。本作品は内容的にはそっちの方が合っている気がする。三話形式のオムニバスであり第三話の終盤で第一話~第三話が集結するので気をつけて鑑賞してほしい。西洋人が鑑賞する場合、各々の韓国人の顔が区別がつくのか心配だ。

b0097051_14241168.jpg家族の誕生
制作年:2006年
監督:キム・テヨン
出演:ムン・ソリ、コ・ドゥシム、オム・テウン、コン・ヒョジン、キム・ヘオク、ポン・テギュ、チョン・ユミ、リュ・スンボム
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:第19回東京国際映画祭


家族をテーマにした3つのエピソードで構成されたオムニバスである。

■第一話
小さな食堂をしながら一人暮らしをしているミラ(ムン・ソリ)。5年ぶりに弟ヒョンチョル(オム・テウン)から電話連絡がきて姉弟だけで仲良く食事をしようと楽しみに手料理をしているミラであった。しかし、ヒョンチョルは妻を連れてきて、その妻は20歳以上年上で離婚暦のあるムシン(コ・ドゥシム)であった。唐突すぎて言葉に詰まるミラ。しばらくの間、この三人でミラの家で同居することになる。ある日、小さな少女がミラの家に訪ねてきた。その少女は、ムシンの元旦那の元女房の子供で、ヒョンチョルは少女も一緒に暮らすことを提案する。姉、弟、弟の妻、連れ子といった家族のお話。

■第二話
日本人観光客相手のガイドをしているソンギョン(コン・ヒョジン)。男の出入りの激しい母ミジャ(キム・ヘオク)に対して偏見を持っており、突然ソンギョンの家に来た母ミジャを追い返した。ピリピリした性格になっていたソンギョンは、恋人ジュノ(リュ・スンボム)が女友達といるところに遭遇してケンカになり、母のこともあり八つ当たりしてしまい結局恋人ジュノと別れる。母の現在の恋人がソンギョンのところに出向いてきて母が重病であることを知る。心配になり母をたずねたソンギョンは、母の代わりに弟キョンソクの運動会に参加して母娘の関係は少しずつ修復していく矢先に母は亡くなってしまう。母娘をメインにした家族のお話。

■第三話
キョンソク(ポン・テギュ)とチェヒョン(チョン・ユミ)は恋人同士である。チェヒョンは困っている人をみるとほっとけない性格なために、自分以外の男にも優しく接するためにキョンソクはいつもイライラしてしまう。チェヒョンはキョンソクのそんな気持ちが理解できないでいた。チェヒョンは、キョンソクとキョンソクの姉の3人で食事する約束をしていたが、困っていた男性を助けていたために約束をほったらかしにしてしまう。ついにキレたキョンソクは、チェヒョンと別れることにした。だが、チェヒョンが帰省のため列車に乗っていると、隣の席にキョンソクが現れて話し合い改めて二人の気持ちが繋がっていることに気づく。二人はチェヒョンを実家まで送りるだけで帰る予定が、チェヒョンの家族に招かれる。恋人同士のお話であるが、終盤にお互いの家族のお話になる。

監督は、『少女たちの遺言』のキム・テヨン。主演は、第一話で姉ミラを演じるのは『大統領の理髪師』『愛してる、マルスンさん』のムン・ソリ、弟ヒョンチョルを演じるのは『シルミド』『ファミリー(原題:家族)』のオム・テウン、弟の妻ムシンを演じるのは『初恋のアルバム』『お母さん』のコ・ドゥシム。第二話で娘ソンギョンを演じたのは『品行ゼロ』『天軍』のコン・ヒョジン、母ミジャを演じたのは『吹けよ春風』『マイ・リトル・ブライド』のキム・ヘオク、ソンギョンの恋人ジュノを演じたのは『品行ゼロ』『クライング・フィスト』のリュ・スンボム。第三話でキョンソクを演じたのは『オー!マイDJ』『クァンシクの弟クァンテ』のポン・テギュ、チェヒョンを演じるのは『甘い人生』『親知らず』のチョン・ユミ。

三話構成されているが、実は第三話目で全てが繋がっている。3つのエピソードは、姉弟の愛、母娘の愛、男女の愛について語っている。愛にも様々でここでの「愛」は家族愛である。

第一話では、どうしようもない弟ヒョンチョルが姉ミラを困らせる。年の離れた妻ムシンを連れてきて、夜は堂々と姉が隣りの部屋で寝ているのに弟と妻はヤッている。職もなくフラフラしている弟ヒョンチョルが店を出すと言い出すと、警戒して姉ミラはお金はないと先に言い放ち、お金と通帳を隠すのは完全に弟の行動を読んでいるので笑える。弟ヒョンチョルの口だけのふらつき者には呆れてしまう。なんだかんだ言っても姉弟は仲はよいのだが、姉ミラと弟の妻ムシンの間には微妙な距離がある。ミラとムシンが二人っきりになるところはぎこちなく感じるし、お互いが気づかっている。少女が現れてから少しずつであるが変わってきて、結局のところ弟の動向と一緒に第三話へと続いていく。

第二話では、ガイドをしているソンギョンの仕事、恋愛、家族にスポットを当てている。ガイドのソンギョンも途中で切られてしまい新しい職場を探したり、恋人ジュノとのケンカ、そして母との深い溝がある。母の自由な生き方がソンギョンの気持ちでは許せないでいたが、母の限られた命を母の愛人から聞かされてから母の見方が変わってきた。ソンギョンが母の愛人の自宅に乗り込むところも、母を思っての行動であろうか。母が亡くなってようやく母の愛を感じるのが切ない。

第三話では若い恋人同士のキョンソクとチェヒョンのラブストーリーが主である。チェヒョンの誰にでも優しく接する態度に嫉妬するキョンソクの気持ちがどんどん強くなっていくのがわかる。だからキョンソクがチェヒョンの気持ちがわからなくなっている。見方によってはいろいろとれて、キョンソクが独占力が強く束縛したがるようにみえるか、チェヒョンが性格的に優しいだけなのか、チェヒョンの優しさは度を越してやり過ぎているとか。まあキョンソクの気持ちもわかるが、まだ青いなあと感じてしまった。この話しの一番のみせどころはチェヒョンの実家にいくところである。伏線としては眼鏡をかけて髪形を変えているキョンソクの姉を演じているのがコン・ヒョジンであることが分かるかである。『家族の誕生』という題名も第三話の終盤でみせていることを示しており、血縁関係だけが家族でなく新しい形の家族を形成している。家族のあり方は、その人たちが幸せであればどのような形であってもよいでしょう。チェヒョンの家族をみると幸せそうにみえる。ある問題児を除いてだが。

やはり、多くの観客も気になっていたコン・ヒョジンとリュ・スンボムの共演だ。過去に二人が付き合っていたことは有名な話で、ティーチ・インでこの二人に関する質問も飛び出していた。なんとか多くのことを聞き出そうとする司会者であったが、うまいこと監督がおもしく話しを膨らまして笑いにもっていっていた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2006-10-28 14:32 | 143.家族の誕生
韓国映画レビュー その106 「サグァ」
結婚を考える20代後半から30代の女性にはもってこいの作品。女性の心理描写を繊細に描いているからだ。作品上映後に、カン・イグァン監督と主演のムン・ソリを迎えてティーチ・インが行われた。ムン・ソリが来ることは予定外なのでエンディングロール中に帰る人もいたので、かなり損した人がいたと思う。ムン・ソリは昨年の本映画祭の審査員をしていたので一年ぶりの生拝見。それにしても、ムン・ソリは実物は綺麗なのにスクリーンではパッとしないのはなぜなんだろう。

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サグァ
制作年:2005年
監督:カン・イグァン
出演:ムン・ソリ、キム・テウ、イ・ソンギュン
ジャンル:ラブストーリー
鑑賞:第6回東京フィルメックス映画祭


7年間つき合った家族公認の恋人ミンスク(イ・ソンギュン)に突然ふられたOLのヒョンジュン(ムン・ソリ)。サンフン(キム・テウ)はヒョンジュンと同じビルに勤務しており、ヒョンジュンへ積極的に愛情表現をしてくる。恋愛経験が乏しい真面目なサンフンとミンスクを忘れるために付き合い始めたヒョンジョンだが、2人は結婚することになる。結婚生活の中で2人の心の間には次第に溝が広がり始める。そんな時に、ヒョンジュンはミンスクと再会して、まだ愛しているとミンスクから言われ、ヒョンジュンの心は大きく揺れ動く。 2人の男の間で揺れ動く女性のお話。

本作品がデビュー作のカン・イグァン監督。出演者は、主人公ヒョンジュンを演じるは『オアシス』『浮気な家族』のムン・ソリ、ヒョンジュンの夫サンフンを演じるのは『JSA』『女は男の未来だ』のキム・テウ、ヒョンジュンの元彼ミンスクを演じるのは『菊花の香り』『恋する神父』のイ・ソンギュン。

30歳ぐらいの女性を等身大にした恋愛、家族、結婚、人生設計の悩みをうまく表現している。7年付き合った彼氏にふられ、新しい恋に踏み切るが元彼のことは好き。ヒョンジュンという女性の日常をうつしだし、父や母そして妹との関係もある。登場する2人の男性ミンスクとサンフンは、性格や行動は対称的である。男性の目から見てもこのような行動をとる男はいると感じる点もある。

ドラマチックな内容というより、一女性の恋愛と結婚に関する日記みたいな作品で、恋愛して結婚しながら経験するこまごましい葛藤と感情をうまく描いている。恋愛と結婚の違いを二人の男性ミンスクとサンフンがうまく表現している。そして、主人公ヒョンジュンは最終的には男に依存しないで自分の力で生きていく力強い女性に変わっていくところは、まさに今の時代の女性像なのかもしれない。

20代後半から30代の女性は主人公ヒョンジュンの気持ちがわかると思う。身近にある出来事でもあり、同じような体験もしているはずだからである。2人の男の間で微妙に揺れ動く女性の心理をきめ細やかに描写している。

ムン・ソリ演じるヒョンジュンの顔のアップが多いことが鑑賞中にずっと気になっていたことだったが、ティーチ・インでカン・イグァン監督とムン・ソリはその点について答えていた。監督曰く、場所よりも人の表情の方が重要だと考えおり、表情を近くで長く撮るカメラワークにしたらしい。このような作品だと台詞よりも顔の表情や仕草が重要視する感じがした。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2006-07-29 22:54 | 106.サグァ
韓国映画レビュー その43 「大統領の理髪師」
b0097051_2150458.jpg大統領の理髪師
制作年:2004年
監督:イム・チャンサン
出演:ソン・ガンホ、ムン・ソリ、リュ・スンス、イ・ジェウン
ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
鑑賞:一般上映 (日本)


1960年代の韓国の大統領官邸・青瓦台がある孝子洞の町。大統領を韓国人の誰よりも身近に感じている町の人々は、国が行う政策がいつも正しいと信じており、国民が不正選挙だと批判した1960年3月15日選挙の日にも、国のために投票用紙を食べてしまったり、野山に投票箱を埋める青瓦台地域の住民たち。そして、軍事クーデターを経て、新しい政権が誕生する。そんな最中に理髪店を営むソン・ハンモ(ソン・ガンホ)とキム・ミンジャ(ムン・ソリ)の息子ナガンが生まれた。大統領官邸のお膝元の町で理髪店を営むソン・ハンモは、ある日突然に大統領の理髪師という大役を任された。大統領や幹部たちに対して誠実に務めを果たし、町でも一目置かれる存在になる。
ある日、北朝鮮武装ゲリラ侵入事件が起きて状況は一変する。北朝鮮ゲリラたちは山林でみんな下痢をしていた。この下痢の症状を「マルクス病」とされ、下痢をした国民は北朝鮮のスパイと密会したと政府は思いこんで下痢した韓国国民をスパイ容疑で次々と逮捕され、拷問にかけられる。そんなとき、ハンモの息子ナガンが下痢をして、ナガンは政府に拘束されてしまった。ナガンは、父母の元に返って来れるのかというお話。

本作品がデビュー作のイム・チャンサン監督。共演者は、『JSA』『殺人の追憶』などでヒット作に出演している実力者俳優ソン・ガンホ、『オアシス』『浮気な家族』などいつも難しい役柄を演じるムン・ソリ。他にも有名どころではテレビドラマ【冬のソナタ】で6人グループの親友たちのヨングク役のリュ・スンスなどが出演している。息子ナガン役は、赤ちゃん時、幼少時、青年時と別々のキャストを組んでいる。

時代背景が1960年~1970代の韓国、政権が荒れていた時代のためこれを表現することの難しさをユーモアを交えながら伝えている。初めは、青瓦台地域の住民たちが選挙用紙を隠ぺいする行動で笑いをとる。選挙用紙を内ポケット、裾、ハンモは口の中に詰める始末。そして町中がクーデターを起こしているときに妻ミンジャは陣痛を起こし夫ハンモはリアカーで運ぶが、理髪師の格好が医師にみえて負傷した人をリアカーにどんどん乗せられる。

ひょんなことから大統領官邸の理髪師となったハンモは、大統領には好かれていた。ハンモは、息子の成長を見守り、妻を愛し、見習いのチンギ(リュ・スンス)からも信頼されている。北朝鮮武装ゲリラ侵入事件後からは、一転してコメディ路線から人間味溢れる話しに変わっていく。息子が下痢になったことで「マルクス病」の疑いを晴らすために警察に連れてったことで息子の消息が途絶えてしまい、ハンモは落ち込んでしまい、ミンジャは寝込んでしまう。息子ナガンの生還から内容もは家族愛に変わる。

1960年代から1970年代末までの韓国情勢を映画化するのはタブーにされていたが、21世紀になった現在ではどんどん謎めいたことが明らかにされていくことはいいことでしょう。この時代は、韓国の独裁者として君臨し続けた朴正煕(パク・チョンヒ)大統領。この大統領の理髪師となった男の視点を通して描いた実録政治コメディ作品なのだ。本作品は、第17回東京国際映画祭(2004年)でコンペティション参加作品として上映され、最優秀監督賞、観客賞を受賞した。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2006-05-25 21:55 | 43.大統領の理髪師