韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
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韓国映画レビュー その801 「容疑者S (原題:姦通を待つ男)」
b0097051_16353153.jpg容疑者S (原題:姦通を待つ男)
制作年:2012年
監督:キム・ヒョンジュン
出演:パク・ヒスン、パク・シヨン、チュ・サンウク
ジャンル:サスペンス、コメディ
鑑賞:日本版DVD


カン・ソヌ刑事(パク・ヒスン)は、ある事件で二年間停職中にも関わらず、副業として探偵事務所を経営している。不倫事件について実績があり、刑事のときも同僚からこの件については秀でており、助手チェ・ギプン(イ・グァンス)と二人で事務所を回している。刑事への復職を三日後に控え、依頼者キム・スジン(パク・シヨン)は事務所に現れて夫ナム・ヨンギル(チョ・ウォニ)が不倫をしており、懲らしめたいと云う。ナム・ヨンギルは、事業家をしており、裕福な生活と資金を持っている。カンはその依頼を引き受け、スジンの夫ナム・ヨンギルを尾行して、ホテルに入っていくのをみて、303号室に泊まっていることを確認し、更にカンは部屋を間違えたふりをして303号室のドアをノックして夫ナム・ヨンギルの後ろに見知らぬ女性がいることも確認した。302号室に部屋をとったカンは、電話でスジンを呼び出し、303号室に夫と女性が一緒にいることを報告する。スジンは、カンに缶ビールを差し出して一緒に呑み、カンが急に寝込んでしまう。カンが目を覚ますとベッドの隣に血だらけの女性の死体があり、更に303号室から悲鳴をきいて、直ぐにカンが駆けつけるとナム・ヨンギルが血だらけで死んでおり、怯えているスジンがいた。カンは、すかさず助手ギプンをホテルに呼び、そしてホテルの外を調べ、無人受付で、セキュリティー装置を切断し、監視カメラの映像まで持ち去ったことから偶発的起こったのでなく計画的な犯行であることに感ずく。カンは、復職してから本格的に犯人を捜すことを決め、ホテルの二部屋を綺麗に掃除をして、二つの遺体を毛布に包んで助手ギプンと運び出し、車で山まで走り二つの遺体を埋めた。探偵事務所を畳んだカンは、刑事として復職する。キム・スジンは、警察に出向いて夫の失踪届けを提出して、ハン刑事(チュ・サンウク)とソ刑事(キム・ジョンテ)が詳しい状況を聞く。復職したカン刑事もその捜査に加わることで真犯人を捜すお話。

監督は、『容赦はない』のキム・ヒョンジュン監督。
出演は、カン・ソヌ刑事を演じるのは『血闘』『依頼人』のパク・ヒスン、キム・スジンを演じる『タチマワ・リー -悪人よ 地獄行急行列車に乗れ』『マリン・ボーイ』のパク・シヨン、カン刑事の後輩ハン・ギルノ刑事を演じるのは『容赦はない』『地獄まで90分 (原題:90分)』のチュ・サンウク、カン刑事と友人のソ刑事を演じるのは『逮捕王』『特捜本』のキム・ジョンテ、カン刑事の上司サ班長を演じるのは『第7鉱区』『神弓 -KAMIYUMI- (原題:最終兵器 弓)』のイ・ハヌィ、カン刑事の探偵時の助手チェ・ギプンを演じるのは『平壌城』『ワンダフル・ラジオ』のイ・グァンス、カン刑事の妻イ・ヘヨンを演じるのは『執行者』『結婚式の後で』のチャ・スヨン、ジムのトレーナーのイ・ジングクを演じるのは『アタック・ザ・ガス・ステーション!2』『戦火の中へ (原題:砲火の中へ)』のキム・ユンソン、キム・スジンの夫ナム・ヨンギルを演じるのは『神機箭』『戦火の中へ (原題:砲火の中へ)』のチョ・ウォニ。

カンが停職中に起こったホテルでの殺人事件で、死亡者は不倫中の男ナム・ヨンギルと身元不明の女、事件で唯一の目撃者はナム・ヨンギルの妻キム・スジンだけ、状況的にはカンが容疑者にされる恐れがあり、この危機を何とか処理して真犯人を捜して、自らの寃罪を晴らすため事件を調べていく。

サスペンス風にして推理しながら犯人を捜していくのだが、明らかに怪しい人物は一人であり、どのようにして殺害したのかぐらいであろう。気になる点として、カンはホテル外部にある電源装置をみてセキュリティー装置が切断されているのを目撃しているが、監視カメラについての確認映像がなく、なぜ監視カメラの映像が持ち去られたと発したのかが不思議なところである。単に編集でカットをしたのであれば納得いくが、終盤に監視カメラの映像は貴重なものになるから、序盤のところでしっかり演出すべきところであったであろう。

刑事たちの捜査によって、身元不明の女の名が「キム・スジン」というのがわかり、二人の「キム・スジン」が存在することがみえてくるのだ。亡くなったキム・スジン(ユンジェ)は、イ・ジングク(キム・ユンソン)というジムのトレーナーと同棲しており、ジムの会員とトレーナーの関係から始まり恋愛関係に発展したのである。結果的には、亡くなったキム・スジンと亡くなったナム・ヨンギルは不倫関係であり、同じホテルで遺体となって発見されている。徐々に駒が揃ってきた頃に、毎度カン刑事に不利な情報が警察に入り、事件が進展していき、カン刑事の隠蔽工作が剥がれていくのだ。

カン刑事とイ・ヘヨン刑事(チャ・スヨン)は同業者であり、一応夫婦の状態である。女絡みで停職をくらったカン刑事は、二年間もヘヨン刑事が離婚をしたいと要望しても受け入れてもらえず、カン刑事が今でもヘヨン刑事を愛していることで止まっているのだ。この二人は、警察署内で会ったり、ある人物を追跡中に出会ったりしている。夫婦だけにしかわからない問題があり、そこをどのように消化したのかはラストにわかる仕組みになっている。

サスペンスとしては、あまりにも捻りがなく、犯人が誰だが直ぐに解けてしまうものである。謎解きを基本構造にしてはいるから、観る側にとってみると残念に展開かもしれない。刑事たちのコメディ要素であったり、カン刑事とヘヨン刑事の夫婦問題、キム・スジンの魅惑なところであろう。

宣伝では、キム・スジンを演じるパク・シヨンの大胆なベッドシーンやセクシー面を披露したエロティックを強調している。英題にもなっている香水や匂いと云った意味を、劇中に登場する香水が、どこまで本編と絡むのかだ。どれだけ魅力的なのかというところにスポットを当てており、姦通を待つ男へと繋がるようにしているのだろうか。

ストーリー構成としては、散けている事柄をバラバラに当てはめている。犯人が誰かを解くサスペンス要素、場を盛り上げるコメディ要素、ベッドシーンを含めた官能的要素が機能せずにいるように感じられた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2013-07-28 16:48 | 801.容疑者S
韓国映画レビュー その737 「歌う君は誰よりも美しい (短編) (原題:美好 2012 (彼女の演技))」
香港と韓国のオムニバス合作映画のひとつ。

b0097051_21211175.jpg歌う君は誰よりも美しい (短編)
(原題:美好 2012 (彼女の演技))

制作年:2012年
監督:キム・テヨン
出演:コン・ヒョンジン、パク・ヒスン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:フォーカス・オン・アジア (SSFF&A 2012)


済州島で父と一緒に牧場を営んでいるチョルス(パク・ヒスン)は、ある依頼を電話でして、空港で女優ヨンヒ(コン・ヒョンジン)を待ち合わせた。独身のチョルスは、臨終直前で嫁を見たいという父の願いを成し遂げるために女優を雇った。二人は、車でチョルスの父が入院している病院に向かう。車中で、父が納得いくよう、嘘の恋愛話や馴れ初めを作り、二人で議論していく。途中で自分の牧場に寄ったチョルスは、馬に異変があることで様子をみる。そして、二人はチョルスの父が入院している病院に着き、相部屋の真ん中で意識不明の父の様子をみて、チョルスは話しかける。ヨンヒは、その姿を病室の外で覗いていた。チョルスが病室から出て行くと、ヨンヒはチョルスの父のベッドの傍に向かう。果たして、この病室で何が起こるのかというお話。

監督は、『家族の誕生』『レイトオータム (原題:晩秋)』のキム・テヨン監督。
出演は、女優ヨンヒを演じるのは『牛と一緒に旅する方法』『ラブフィクション』のコン・ヒョンジン、牧場主の息子チョルスを演じるのは『依頼人』『珈琲(カビ)』のパク・ヒスン。

香港と韓国の合作オムニバスもので、『美好 2012』の四話中の一つの作品である。韓国が担当しているのは、この作品だけになって、残りの三つの作品は香港が担当している。

チョルスとヨンヒは、恋人関係でなく、一日フィアンセを注文した依頼人と請負人というビジネス関係にある。深刻な事態なチョルス、アダルト専門の女優をにおわせる発言をするヨンヒ、そのような会話から始まり車の中で一日フィアンセになるためのエピソード作りが行われていくのだ。

ヨンヒは、依頼を成功させることが第一であり、最善策を取っているのが見られる。すぐにチョルスの父の病室にヨンヒが入っていかないところ、チョルスが父に言葉をかけているところなどは、父との残された命の時間を大切にするため、親子の時間というのを邪魔しないように、ヨンヒがドア越しで眺めているのだ。ヨンヒは、公的な感情というのを持ち合わせており、チョルスからの情報、直接病室でのチョルスの表情や心情を読みとりながら、その後の行動に出たのがみえる。もちろん私的な感情というのもみせており、そこがどこなのかをみつけるのも楽しむところであろう。

チョルスが病室から離れ、ヨンヒがチョルスの父の所に近づき話しかけ、更に相部屋で入院している六人ぐらいの患者たちも意識が不明な状態の患者で、彼らの前で歌を披露するのである。歌い始めは声や音程におかしなところがあり、徐々に歌声が大きくなり、歌が病室内に広まるのである。邦題でネタばれを記しているから、多少突っ込んだことを書いてもいいだろう。

その後、ヨンヒがチョルスの父の手を握るのである。そしてなかなか手を離さない父に対してチョルスが父の手を掴んで二人の手を外すのである。ちょっとした笑いがこぼれるような出来事であるが、そこには深い意味があるように解釈もできる。異性としての男心の感情であったり、歌ってくれたことへの感謝であったりと複数の意味が含まれているのであろう。そして、ヨンヒが、チョルスの父やチョルスに向けて、代わりに言葉を発するのである。心眼を通じてヨンヒがその言葉を発することで、人に希望を与えるものなのだ。たとえ、それが嘘であったとしてもだ。依頼人の心を刺激させて、請負人としての役目を十二分に発揮している。

『美好 2012』という四つのオムニバスで構成された作品で、その中の一つだから総合評価することができないのは残念である。本作品だけで評すれば、人物描写や美しい自然を取り入れたよく出来た作品である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2012-11-07 21:28 | 737.歌う君は誰よりも美しい
韓国映画レビュー その713 「GABI ガビ -国境の愛- (原題:珈琲(カビ))」
b0097051_21392228.jpgGABI ガビ -国境の愛- (原題:珈琲(カビ))
制作年:2012年
監督:チャン・ユニョン
出演:チュ・ジンモ、キム・ソヨン、パク・ヒスン、ユソン
ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ


イルリッチ(チュ・ジンモ)とターニャ(キム・ソヨン)は、幼少の頃から一緒に住んでおり、そのときターニャの父は黒服を着た軍団に殺害されてしまう。時が経ち、大人になったイルリッチとターニャは、恋人同士になっており、ロシアの列車に乗り込んで、コーヒーと金塊を盗んでいった。ターニャの父の墓参りをしていた二人は、ロシア軍に見つかってしまい、捕まってしまう。朝鮮名ペ・ユチョンの日本人サダコ(ユソン)が、ロシア軍とこの揉め事を解決し、二人を取り戻す。意識を取り戻したイルリッチとターニャは、サダコから朝鮮に潜り込んでスパイすることを命令される。1896年、朝鮮王朝末期の王・高宗(パク・ヒスン)は、皇后殺害事件以後、宮廷を離れてロシア公使館の保護下で、ロシアと様々な契約を締結していた。ターニャは、ロシア公使館でバリスタとして働き、高宗にコーヒーを給仕する。イルリッチは、坂本という日本名で行動しており、日本軍の隊長になって高宗の動きを探る。二人はサダコからの命令で、高宗暗殺作戦に巻き込まれていくお話。

監督は、『Some(サム)』『ファン・ジニ 映画版 (原題:黄真伊)』のチャン・ユニョン監督。
出演は、イルリッチを演じるのは『霜花店』『男たちの挽歌 (原題:無敵者)』のチュ・ジンモ、ターニャを演じるのは『セブンソード (原題:七剣)』『アイリス THE LAST (原題:アイリス:THE MOVIE)』のキム・ソヨン、高宗を演じるのは『血闘』『依頼人』のパク・ヒスン、サダコを演じるのは『ホームランが聞こえた夏 (原題:グローブ)』『ネバーエンディング ストーリー』のユソン、ソクチュを演じるのは『無法者』『クイズ王』のチョ・ドッキョン、三浦を演じるのは『危険な相見礼』『折れた矢』のキム・ウンス。

舞台が朝鮮、ロシア、日本となっていることで、言語も朝鮮語、ロシア語、日本語と三つが飛び交っている。イルリッチは朝鮮語と日本語とロシア語、ターニャは朝鮮語とロシア語、朝鮮系日本人サダコは朝鮮語と日本語、高宗は朝鮮語。会話する相手によって、使われる言語が変わり、国際色豊かな会話になっている。

状況としては、大韓帝国を宣言するちょっと前ぐらいで、皇后無き高宗がロシア公使館でロシアと交渉する中、日本が朝鮮に上陸して高宗の命を狙うのである。ロシア公使館にいる高宗が、そこでの生活をみせたり、コーヒーに纏わる話しであったり、周囲の陰謀などが描かれている。所詮、フィクションなので、歴史的相違よりも映画という娯楽としてどうなのかをみていくことだろう。

裕福な家庭を幼少時に過ごしていたターニャは、コーヒーの淹れ方から味まで見極めていた。同様にターニャの父の家来として同居していたイルリッチも、コーヒーについて知識や技術を持つ。コーヒーの知識を武器にして、ロシア公使館で高宗にコーヒーを出すまでになったターニャは、高宗に対してコーヒーのうんちくを披露していくのである。ここでのコーヒーのうんちくは、今の時代に生きる人からすれば、何てことないのである。高宗とターニャは、コーヒーを通じて、二人が信頼しあえる間にまでなるのだ。コーヒーは、高宗とターニャを結びつけるアイテムとなり、終盤にはある陰謀に利用されてしまうのだ。

イルリッチとターニャは、スパイとして別々に行動することになり、公の場で会うこともあるが誰にも気づかれずに澄ましているのだ。二人っきりになるのを見計らい、タイミングをみて二人っきりになり愛を交わし、二人の時間を過ごすのである。スパイとしての活動によって、ターニャが変化をしだし、それによってターニャの命が危ないことを察するイルリッチが救い出す展開へ進んでいくのである。

高宗が宮廷を離れていることで、宮廷の映像がほとんどなく、当時の朝鮮の家屋をみせることが多い。ロシア公使館にいることで、西洋の家具や装飾品や衣服が目立っている。敢えて、西洋風な形を強調しているように感じとれ、時代的にも異質な空間にみえてしまう。

中盤から終盤にかけては、高宗暗殺計画の遂行が続き、日本と朝鮮が戦ったり、ターニャの存在によって高宗とロシアとの交渉もこじれだしていくのだ。終盤は愛国的な形をとっており、捻りのない中途半端な内容になっている。スパイものなのに、盛り上がりに欠けており、歴史というものが縛りをかけているのかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★

【追記】 2013.04.21
日本版DVDが発売されたことで、邦題を追記した。
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by nameinuuuu | 2012-07-29 21:39 | 713.珈琲(カビ)
韓国映画レビュー その676 「依頼人」
主役級のハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョクが共演していることで注目されている作品だろう。

b0097051_23121489.jpg依頼人
制作年:2011年
監督:ソン・ヨンソン
出演:ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョク
ジャンル:サスペンス


フィルムスタジオで働くハン・チョルミン(チャン・ヒョク)は、妻(ユ・ダイン)との結婚記念日のため花束とプレゼントを持って、車で早朝5時マンションに帰宅する。マンションのまえは、騒がしくてパトカーや救急車が停まっており、人ごみを掻き分けて自宅マンションに入ると警察たちが捜査している。ハン・チョルミンは、結婚記念日の料理が用意されているリビングを通り、寝室のベッドが真っ赤な血で染まっているのをみる。警察は、帰宅したハン・チョルミンを妻を殺害した容疑で逮捕した。部屋には、血痕が残っているだけで、妻の体が存在せず、殺害した凶器もない。弁護士に勝てそうな事件の弁護を紹介して手数料を取る仕事をしているチャン・ホウォン(ソン・ドンイル)は、友人のカン・ソンヒ弁護士(ハ・ジョンウ)にハン・チョルミンが起こしたとされる妻殺人事件の弁護を紹介するが一度断られる。ハン・チョルミンが、深夜に拘置所内で首吊り自殺未遂を起こしたことで、チャン・ホウォンはカン弁護士を責める。そして元検事のカン弁護士は、ハン・チョルミンの弁護を引き受けることを決める。カン弁護士は、事件発生したマンションで現場検証して、弁護士事務所の事務長(キム・ソンリョン)と一緒に事件の背景を調べる。更にチャン・ホウォンもカン弁護士の指示によって、事件真相の調査を協力する。被告側が、事件を調査すると不明点が多く出てくることが判明する。そこで調査する時間が必要なため、カン弁護士は裁判の開始期日を引き延ばす方法として陪審員裁判を要請して、裁判所もこれを認める。警察と検察の騒がしい動きをみせながら、ハン・チョルミン被告の陪審員裁判が開廷される。果たして、ハン・チョルミンが妻を本当に殺したのか、それとも新事実がみつかるのかというお話。

監督は、『略奪者たち』のソン・ヨンソン監督。
出演は、カン・ソンヒ弁護士を演じるのは『国家代表』『哀しき獣 (原題:黄海)』のハ・ジョンウ、アン・ミノ検事を演じるのは『素足の夢』『血闘』のパク・ヒスン、ハン・チョルミン被告を演じるのは『ペントハウス エレファント』『うさぎとリザード』のチャン・ヒョク、カン弁護士の仲間チャン・ホウォンを演じるのは『フェスティバル』『子供たち...』のソン・ドンイル、カン弁護士の事務長を演じるのは『うちの学校のET』『春香秘伝 The Servant (原題:房子伝)』のキム・ソンリョン、部長検事を演じるのは『過速スキャンダル』『私たちの隣の犯罪』のチョン・ウォンジュン、ハン・チョルミンの妻を演じるのは『マンデート:神がくださった任務』『ヘファ、ドン』のユ・ダイン、ソ刑事を演じるのは『ヘファ、ドン』『世界で一番美しい別れ』のパク・ヒョックォン、判事を演じるのは『子供たち...』『ヘッド』のチュ・ジンモ、イ刑事を演じるのは『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』のファン・ビョングク。

死体のない殺人事件で、妻を殺したとして夫が殺人罪で被告になり、無罪を主張するカン弁護士含む被告側、状況証拠から妻を殺したと主張するアン検事含む検察側、双方がそれぞれ主張して陪審員が判断を下す法廷サスペンスである。

被告側であるカン弁護士、チャン・ホウォン、事務長が、裁判前に事件を調査することで幾つかの疑問点が浮かびあがってくるのだ。妻に恋人がいると主張するハン・チョルミンであるが検察の捜査からそのような人物は存在しないこと、マンションに設置している隠しカメラのデータがなくなっていること、ハン・チョルミンの指紋が擦れていること、殺害凶器がみつかっていないこと、事件当日ハン・チョルミンが夜中に車で事故を起こしていたこと。警察は、午前1:30にハン・チョルミンの自宅マンションの現場に到着していることで、その前後の時間にハン・チョルミンが何をしていたのかをカン弁護士たちが調査していき、法廷で無罪を主張していくのである。

検察側であるアン検事は、遺体や凶器といった物的証拠がみつかっていないが、ベッドに残された大量の血が妻のDNAと一致していることや外部からの他の侵入者がいないことで、状況証拠からハン・チョルミンが犯人だと主張している。科学捜査によるとハン・チョルミンだけが犯行を行えると推測しているのである。

裁判は、複数日によって開かれており、その都度新証言が出てくるのである。妻殺人事件を担当しているイ刑事(ファン・ビョングク)がマンションの隠しカメラのデータを管理人から押収していたことがわかったり、ハン・チョルミンは女子高生強姦殺人事件の容疑で警察に事情聴取をされて釈放後もマークされていたり、女子高生強姦殺人事件の担当していたソ刑事(パク・ヒョックォン)がハン・チョルミンを常にマークしていたり、女子高生強姦殺人の容疑をかけられている夫を知った妻が悩んでいるのを妻の母が裁判で証言したり、妻が精神的に弱っていたり、このような情報が出てくることによってパズルのピースが徐々に埋まっていくのである。裁判が進行する中、マンションから遠く離れたところで、夜中にハン・チョルミンの所有している車をみたという老人と少年をチャン・ホウォンが見つけだし、思わぬ展開になっていくのである。

法廷でのカン弁護士とアン検事の討論が、どのように演出しているのか期待していた。終盤以外は、法廷での戦いが淡々としているので、アメリカ映画でこのジャンルを見慣れている人からすると演出不足と感じるかもしれない。裁判期間中に外を走りまわって調査しているカン弁護士やチャン・ホウォン、ひそひそしているアン検事や部長検事や警察の動きの方が面白くみえてしまった。見せ所としては、最終弁論で判事や陪審員たちだけでなく傍聴者たちもひきつけたカン弁護士の演出であろう。妻に対して自分を責めて涙するハン・チョルミン被告、状況証拠だけでも力強い論説で陪審員たちに問いかけるアン検事。

鑑賞中ずっと不思議に思っていたことで、裁判の中で時系列に物事を説明していないから、ハン・チョルミンの自宅マンション内の血だらけのベッドを発見した第一発見者って他人の家に無断で侵入しているから、どのようにしてみつけたのかを論じるところから始めなければいけないと感じた。それをやってしまうと中盤の流れが壊れるから、敢えて避けていたのはわかるが。そう考えると部分部分は良く出来ているが、整理されて構成されていないと感じてしまった。

判事や陪審員たちの物語が全くなくて、単なる判決を下すだけの存在になっていた。良く云えば公正な立場の人たちだからと反論されるが、陪審員裁判で人が人を裁くからこそ公正な立場の人たちの感情というのがみたかった。これでは、時間稼ぎだけの制度として利用しただけになっている。検察側が状況証拠だけで起訴していたので、事件の核心に迫る何かがあって陪審員たちを唸らせるようなところを期待するかもしれないが、ちょっと残念な出来になっている。裁判ものって、「裁判の判決」と「真実」が本当はどのようになっているのかを終盤にみせるのが定石になっている。はっきり云って結末は、ほぼ予想通りだった。法廷で偽証している人物がおり、終盤にそのことが判明するシーンがあるのだ。どんでん返しを狙って表現したのか、韓国の裁判で偽証罪が多いことを自虐的に表現したのか知りたいところである。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2012-01-25 23:34 | 676.依頼人
韓国映画レビュー その608 「血闘」
b0097051_1829614.jpg血闘
制作年:2010年
監督:パク・フンジョン
出演:パク・ヒスン、チン・グ、コ・チャンソク
ジャンル:サスペンス、アクション
鑑賞:動画


李氏朝鮮の第15代王の光海君の時代。満洲で、清と明との戦争で朝鮮軍が明のために派兵された。圧倒的な強さをみせる清は、敵を倒して去っていく。この戦いで辛うじて生き残っていた朝鮮軍将ホンミョン(パク・ヒスン)と朝鮮軍副将ドヨン(チン・グ)は、吹雪が吹く荒野を歩き、小さな小屋を見つけてそこで休むことにする。そこに、清との戦いで生き残っていたもう一人の朝鮮軍兵トゥス(コ・チャンソク)がいた。一番下っ端のトゥスは、ホンミョンやドヨンに温かい食べ物を与える。この小屋は、敵陣の真ん中にあり、いつ清の兵士が近づくか分からない状況にいる。ホンミョンとドヨンの意識が明確になってきたとき、今までの記憶を少しずつ思い出すことで、二人は距離を置くようになる。更にホンミョンは、トゥスが先ほどの清との戦いの最中に、命惜しさに逃亡したのを思い出した。同じ朝鮮軍でありながら、お互いに向けた殺意のオーラを放つ中で、緊張状態が続く。何とか朝鮮に帰還したいと思う三人であるが、そこで予想も出来ない争いが始まってしまうお話。

監督は、本作デビュー作のパク・フンジョン監督。
出演は、朝鮮軍将ホンミョンを演じるのは『10億』『素足の夢』のパク・ヒスン、朝鮮軍副将ドヨンを演じるのは『母なる証明 (原題:マザー)』『食客2 ~優しいキムチの作り方~ (原題:食客:キムチ戦争)』のチン・グ、朝鮮軍トゥスを演じるのは『イテウォン殺人事件』『裸足の夢』のコ・チャンソク、ノシンを演じるのは『箪笥』『タイフーン』のキム・ガプス、タンスを演じるのは『義兄弟』『悪魔を見た』のチョン・ググァン、ソヒョンを演じるのは『待ちくたびれて (原題:待つのが狂おしい)』『映画は映画だ』のチャン・ヒジン、ドヨンの父を演じるのは『イテウォン殺人事件』『妖術』のチェ・イルファ。

清との戦いの後、彷徨い辿りついた小屋で、三人の朝鮮軍兵士のホンミョン、ドヨン、トゥスがお互いの過去を思い出しながらお互い殺意を持っており、いつ戦闘が起きてもおかしくない状態に置かれた心理サスペンスのようなものになっている。殺し合いのためアクションの要素を取り入れており、ホンミョンが長刀、ドヨンが短刀、トゥスが斧を持ち、お互いを威嚇するのである。小屋にいる現在軸と三人の記憶からの回想シーンを交互に繰り返しながらストーリーが進行していく流れである。

ドヨンが清との戦いで片足を負傷して瀕死状態のときに、ホンミョンが肩をかして一緒に歩き、ホンミョンがドヨンに対して過去に悪いことをしたことを白状してしまう。小屋に到着して、朦朧としていた意識が戻ってきたドヨンは、そのときのホンミョンの言葉を覚えており、復讐しようと敵意をみせる。復讐とは、ドヨンの父を間接的に殺したのはホンミョンだからだ。一方、トゥスは、清との戦闘中に逃亡したのを彼らが思い出すまえに、この場から逃げようとするが失敗ばかり、ついに軍将ホンミョンがトゥスのことを思い出してしまうのだ。

この小屋で三人が戦いを起こすのは三回ある。ドヨンとトゥスが組んでホンミョンを襲う、三つ巴の戦いで一人が死亡、最後は二人でガチンコ対決といった感じである。目を損傷するホンミョン、片足を損傷するドヨン、片手を損傷するトゥスといった設定もよく、アクション部分はなかなかのものである。途中で清の兵士三人が小屋に入ってきて、朝鮮軍三人が清の兵士二人を不意打ちで殺し、一人を逃してしまったことで、清の兵士は数を揃えて復讐しに戻ってくるのである。だから、清の兵士が再びくるまでというタイムリミットの中、三人の朝鮮軍兵の戦う時間が刻々と迫ってくるのだ。

各々に回想シーンがあり、実は大きく分けると二種類用意され、回想シーンの進み具合で現在軸の動きも影響してくるのだ。ホンミョンとドヨンは、兄弟のように育ち、剣の腕を磨き、いつも一緒にいる仲であった。ホンミョンよりドヨンの方が家柄が格上だから、ホンミョンは全てにおいて限界を知ったり、ホンミョンが片思いしていた家柄の良い娘のソヒョン(チャン・ヒジン)がドヨンと結婚する予定でいることを知りショックを受けたり、多くの悔しさを持つのである。ドヨンは、父が殺害され、母はそのショックで直ぐに死亡し、ある理由でドヨンの身分は格下げになるが、ホンミョンはいつも一緒にいてくれた。互いの感情や裏に隠されていた事が、徐々に明らかになっていくので、そこが見所のひとつになっている。トゥスの回想シーンとしては、ひとつは清との戦闘のところ、もうひとつは妻と四人の子供とのことや理不尽な両班に対する憎悪である。

三人に大きく影響したのは、まさに政治である。身分制度であったり、一族の格付けであったり、まさに血統によってその人間の生活が変わるのである。回想シーンでよく出てきており、ホンミョンと父との会話の中ではっきり表現されている。同様にドヨンとある人物との会話も重要なシーンとして挿入されている。題名の『血闘』は、「血統」とかけており、戦闘のところで血みどろの戦いになるので、その点もかけているのであろう。

小屋にいる現在軸と彼らの回想シーンの過去軸のところで、切り替えるタイミングが上手くいっていないことで、スピード感を落としているようにみえてしまう。小屋にいる三人の殺意を出す緊迫した空気は良いのだが、回想シーンの挿入方法によって、その緊張感を壊しているようにも感じとれてしまう。小屋で三人が押し殺している姿や殺気に満ちているところは素晴らしいところである。残念なところとしては、過去軸の回想シーンが、主に政治や家柄に関わるところである。現在軸と過去軸で、置かれている状況の緊張状態に差がありすぎるのだ。回想シーンを短くして、小出しするような形で挿入していけば、現在軸の緊張状態を維持できたかもしれない。このような構成の作品は、編集に難しさがあり、ちょっとした工夫が必要に感じる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2011-06-13 19:07 | 608.血闘
韓国映画レビュー その531 「10億」
韓フェス2010で公開中のこの作品。各種サービスデー(メンズデー、レディースデー、ファーストデー等)は適応しないと公式HPに記載してある。なんで。映画祭扱いなのかな。

b0097051_2024851.jpg10億
制作年:2009年
監督:チョ・ミノ
出演:パク・ヘイル、パク・ヒスン、シン・ミナ、イ・ミンギ、チョン・ユミ、イ・チョニ、コ・ウナ
ジャンル:サスペンス
鑑賞:動画


大多数の応募者の中、ウェブプロデューサーのチャン・ミンチョル(パク・ヒスン)が主催の10億ウォン賞金のサバイバルゲームが始まり、男4人女4人の計8人が選ばれた。フリーカメラマンのハン・ギテ(パク・ヘイル)、バイク便運転手チョ・ユジン(シン・ミナ)、清掃業者のパク・チョリ(イ・ミンギ)、学生キム・ジウン(チョン・ユミ)、証券マンのチェ・ウックァン(イ・チョニ)、ホステスのイ・ボヨン(コ・ウナ)、水泳選手のホン・スヨン(ユ・ナミ)、無職のハ・スンホ(キム・ハクソン)である。オーストラリアのパース空港に到着した彼ら彼女らは、チャン・ミンチョルとカメラマン(チョン・ソギョン)の二人が出迎えて、目的地まで車で向かった。一週間ゲームを行い、一人ずつ脱落し、最後に勝ち残った一人だけが10億ウォンを手に入れられるルールをチャン・ミンチョルから訊かされる。だが、サバイバルゲームは、安易なゲームでなく生死を賭けたゲームになっており、次々と死者が増えていく。過酷なサバイバルゲームを行う参加者は何故このゲームに選ばれたのか、そしてこのゲームの意味は何なのかというお話。

監督は、『ジャングルジュース』『強敵』のチョ・ミノ監督。
出演は、フリーカメラマンのハン・ギテを演じるのは『極楽島殺人事件』『モダンボーイ』のパク・ヘイル、ウェブプロデューサーのチャン・ミンチョルを演じるのは『バカ』『作戦』のパク・ヒスン、バイク便運転手チョ・ユジンを演じるのは『今、このままがいい』『キッチン』のシン・ミナ、清掃業者のパク・チョリを演じるのは『おいしいマン』『海雲台』のイ・ミンギ、学生キム・ジウンを演じるのは『おいしいマン』『彼女たちの部屋』のチョン・ユミ、証券マンのチェ・ウックァンを演じるのは『ハミング』『ビューティフル (原題:美しい)』のイ・チョニ、ホステスのイ・ボヨンを演じるのは『サンデーソウル』『ひとりぼっち』のコ・ウナ、水泳選手のホン・スヨンを演じるのは『カルジギ』のユ・ナミ、無職のハ・スンホを演じるのは『強敵』『宮女』のキム・ハクソン、チャン・ミンチョルのカメラマンを演じるのは『私たちの生涯最高の瞬間』『最高のパートナー (原題:マイ・ニュー・パートナー)』のチョン・ソギョン。

冒頭のシーンでサバイバルゲーム終了後に勝ち残ったユジン(シン・ミナ)が瀕死の状態で保護されるところをみせており、刑事と医者が事情を訊いているのである。ユジンの回想シーンを主にしてストーリーが始まっていき、ラスト際に現在に戻るという構成になっている。まず、構成の失敗として、勝者を冒頭にみせてしまったことかもしれない。これからサバイバルゲームの模様を示すのに答えを出してしまっているので、そこで一つの楽しみが減っているのだ。主役級の俳優を揃えていることで、誰が勝者になってもおかしくないから、余計にそのように感じてしまうのだ。

始めのゲームは、二つのチームに分かれて海上に浮かぶ旗をイカダで取りに行くゲームである。だがそれはフェイクであり、別のゲームのために用意されていたものなのだ。そして、ボウガンの矢を取るゲーム、森林を駆け抜け、砂漠を歩き続けたり、激流の川をカヌーと小型ボートで渡っていくといった中、死者が次々と出てくるのである。中盤からは、残り四人になり、チャン・ミンチョルのアジトに入り込んでいくが空で、そこから各二人に分かれて行動していく流れである。残り四人になるまでは、ひたすら走っており、臨場感が欠けており、もっと迫力ある映像が欲しいところであった。おそらく、人間の欲や弱さといった心を扱うところも描きたいから、アクションに対する演出は控えめなのであろう。サバイバルゲームの演出が、安っぽくて目立ってしまうところが多いのだ。

チャン・ミンチョルの狂気ぶりが見せ所のひとつになっている。チャン・ミンチョルがボウガンの矢を取るゲームで参加者の一人を殺し、そこからチャン・ミンチョルから逃げるような形に展開が変わっていくのである。このゲームの怖さを参加者が本当に知るからだ。様々な場所に隠しカメラを設置しており、それを実況生中継しながら、チャン・ミンチョルの監視下の中で、参加者たちが逃げまわるのだ。チャン・ミンチョルのカメラマンも、チャン・ミンチョルの狂気に怯えているので参加者たちと同じような気持ちになっているのがみえる。この二人のやり取りも呆気なかったけど。恐怖心をみせながら、賞金の10億ウォンの魅力がふっとんでいる参加者もいたり、逆に10億ウォンの魅力に惹かれる参加者もいたり、この事態を止めようとする参加者もいるのだ。チャン・ミンチョルと対決する参加者という構図をみせているが、何故このような展開になるのかはラスト際にならないと分からないのだ。

伏線は一箇所だけ貼っているがあれだけでは気づくことができず、サバイバルゲームが終わることで、このゲームの目的がみえる仕組みになっている。謎解きならノーヒントだから解けるわけがない。一応は、二段構えの終盤になっていることで工夫はしている。これだけの役者を揃えて、この内容ではかなり物足りなさを感じる作品である。俳優がみたいだけならいいかもしれないが、映画としては残念なところがあり、もう少し捻って作って欲しかった。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★

More ネタバレのため鑑賞済みの方々へ
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by nameinuuuu | 2010-09-01 20:43 | 531.10億
韓国映画レビュー その508 「作戦」
短編作品レビューが続いて飽きたので、そろそろ長編作品レビューにする。「SSFF&ASIA 2010」でみた韓国映画はあと数本あるけど、そのうちアップする予定にする。
この作品は、株の専門用語や俗語が出てきたり、それについて説明があるので、日本語字幕で観たのは正解だったかも。韓フェス2009で上映したのは知っていたけど、一般上映もしたんだね。一番気になったのは、パク・ヨンハって太った?

b0097051_15134318.jpg作戦
制作年:2009年
監督:イ・ホジェ
出演:パク・ヨンハ、キム・ミンジョン、パク・ヒスン、キム・ムヨル
ジャンル:サスペンス
鑑賞:日本版DVD


カン・ヒョンス(パク・ヨンハ)は、演劇科の大学を卒業しており、母と微生物科の大学を卒業した弟ジュンスと暮らしている。母は、二人の息子を大学までいかせたことと家を購入したことで満足しているが、裕福な生活に憧れるヒョンスは一発逆転を狙っていた。ヒョンスは、大学時代の友人から株式投資を一緒にすることを勧められ、投資した友人の先輩の会社が倒産して一文無しになってしまい、自殺をしようと考えていた。そんなとき、一冊の本に出会い、独学で株式投資を勉強して、デイトレーダーになった。ヒョンスは、オメガ情報通信の株に狙いを定めて見事に大儲けした。だが、裏でオメガ情報通信の株を操作したいた人物たちがいて、それが元暴力団で現在「投資会社DGS」の社長をしているファン・ジョング(パク・ヒスン)、資産管理人のユ・ソヨン(キム・ミンジョン)、証券マンのチョ・ミニョン(キム・ムヨル)である。彼らは、密かにオメガ情報通信の株をターゲットにして「作戦」を実行していたが、ヒョンスの行動によって大損してしまい、怒った彼らはヒョンスを捕まえることにした。ファン・ジョングらの手下たちが、ヒョンスを痛めつけていたが、株の知識があり即戦力であると見抜いたファン・ジョングは、ヒョンスを次長という肩書きで仲間に加えた。次の彼らの作戦は、「テサン土建」と、そのテサン土建と合併予定でいる水質改善を研究している環境ベンチャー企業である。彼らは、テサン土建の二代目社長チャンジュ(チョ・ドッキョン)、在米韓国人ファンド・マネージャーのブライアン(キム・ジュンソン)、アナリストのスンボム(クォン・ヒョンジュン)と手を組んで作戦を実行していく。だが、各々の裏切り行為によって、この作戦が思わぬ展開になるお話。

監督は、本作長編デビュー作のイ・ホジェ監督。
出演は、デイトレーダーのカン・ヒョンスを演じるのは『クリスマスに雪が降れば』『憎くてももう一度 2002』のパク・ヨンハ、資産管理人のユ・ソヨンを演じるのは『僕らのバレエ教室 (原題:バレエ教習所)』『恋の罠 (原題:淫乱書生)』のキム・ミンジョン、投資会社DGSの社長ファン・ジョングを演じるのは『バカ』『私の友人、彼の妻』のパク・ヒスン、証券マンのチョ・ミニョンを演じるのは本作スクリンデビューのキム・ムヨル、テサン土建の二代目社長パク・チャンジュを演じるのは『バカ』『その男の本198ページ』のチョ・ドッキョン、在米韓国人ファンド・マネージャーのブライアン・チェを演じるのは『親知らず』『肩ごしの恋人』のキム・ジュンソン、アナリストのキム・スンボムを演じるのは『マイ・ファーザー』のクォン・ヒョンジュン。

この作品で「作戦」を仕掛ける者たちは、個人投資家を「蟻」と呼んでおり、その「蟻」から根こそぎ資産をもぎ取るのである。「投資会社DGS」の社長ファン・ジョング、無理矢理やらされているヒョンス、証券マンのミニョン、資産管理人のソヨン、テサン土建の二代目社長チャンジュ、在米韓国人ファンド・マネージャーのブライアン、アナリストのスンボムの七人が手を組んで「作戦」を実行していくのだ。

七人がどのようにして繋がっていくのかをみせており、各々が相手のことをあまり信頼していないところを所々みせている。そのため、誰が誰と組んでいるのか、誰と誰が敵対関係にいるのか、誰が誰を裏切るのかをみていると人間関係の視点を面白くみせている。

主となっているのが「株」である。専門用語が飛び交っているが、その都度説明を入れながら進行しているので、株の知識がなくてもついていけるようにしている。多少株の知識があると楽しめるかもしれないが、完全なインサイダー取引をしているので、現実的ではないようにも感じとれる。

人間の欲というのが、色濃く出ているのだ。作戦が成功すれば莫大な大金が入ることを見込んで、ヒョンスが弟に全財産を渡して指定した株を買うように指示したり、ヒョンスの弟も欲に目がくらみ余計な事をしていたり、利己的なミニョンの振る舞いであったり、ヒョンスに協力を求めるソヨンやチャンジュ、ファン・ジョングとミニョンの企みなどをみせている。組んだ仲間同士で裏切り行為が起こり、中盤から終盤は二転三転するような展開になっている。

作戦の結果、ファン・ジョングとミニョンの切り札としているのが、最後の頼み神ウ博士(シン・ヒョンジョン)であったり、ソヨンの切り札としているのが、伝説の個人投資家でマサン創投のパク・ウォンソク(チョン・ググァン)だったり、作戦に参加していたチャンジュ、ブライアン、スンボムらはどのようになるのかだったり、主人公ヒョンスがどのような行動にでるのか注目がいくのだ。

ポイントになる人物たちが多いことで、それぞれの登場人物とその繋がりをしっかり覚えながら観ることが必要である。登場人物が多いことで混乱することを避けられるし、仲間の騙し合いをしっかりと理解できるからである。やっていることは金融犯罪だから、サスペンスが好みの人にはいいかもしれない。そこに、人間の欲であったり、節度というものを同時に描いている

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★

【追記】 2010.06.30
 パク・ヨンハさんのご冥福をお祈りいたします。
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by nameinuuuu | 2010-06-27 15:27 | 508.作戦
韓国映画レビュー その429 「うちにどうして来たの?」
映画祭なのにティーチ・インがなかったのは残念だった。別に質問することもないけどね。途中で帰る観客もいたから、つまらなく感じる人もいるだろう。日本映画『嫌われ松子の一生』のパクリ疑惑がある作品であるが、鑑賞した感じでは違うようにみえた。どこどこが似ているといったらきりがないが、主張しているところが違うかな。まあ、『嫌われ松子の一生』の方が面白いけど。

b0097051_2305712.jpgうちにどうして来たの?
制作年:2009年
監督:ファン・スア
出演:カン・ヘジョン、パク・ヒスン、スンリ
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
鑑賞:コリアン・シネマ・ウィーク2009


ビニールハウスで服を着たまま横になっている女性の死体が発見された。所持品の手紙を手がかりに刑事たちは、ビョンヒ(パク・ヒスン)という男の自宅を訪れた。警察署に任意同行されて取り調べをされるビョンヒは、亡くなった女性がスガン(カン・ヘジョン)であることを知って驚愕する。ビョンヒとスガンの出会いは、唐突であって奇妙な出来事だったからである。妻に先立たれ生きる希望を失い、三年間に何度も自殺を試みたが失敗しているビョンヒは、やっと自宅で首吊り自殺に成功しかけているときに、突然謎の女スガンがビョンヒの自宅に入り込んできてビョンヒを助けて、ビョンヒを監禁してしまう。二人の奇妙な生活が始まり、スガンはいつも窓からオペラグラスで誰かの家を覗いており、三週間が過ぎた頃には紐で縛られていた生活からビョンヒは解放される。ビョンヒは、今までのスガンの行動に疑問を感じて、何故このようなことをしたのか真意を知り、スガンの力になるよう協力する。果たして、スガンの行動は何だったのか、そして二人の間に特別な感情が芽生えるのかというお話。

監督は、本作デビュー作の女性のファン・スア監督。
出演者は、謎の女スガンを演じるのは『とかげの可愛い嘘 (原題:とかげ)』『ハーブ』のカン・ヘジョン、自殺未遂をする男ピョンヒを演じるのは『バカ』『作戦』のパク・ヒスン、スガンと関係がある男チミンを演じるのは本作スクリンデビューの歌手スンリ、幼き頃のチミンを演じるのは『極楽島殺人事件』のイ・デビッド、小柄の刑事を演じるのは本作スクリンデビューのアン・ビョンギュン、大柄の刑事を演じるのは『なつかしの庭 (原題:古い庭園)』『作戦』のイ・ドヒョン、ピョンヒの妻を演じるのは『映画は映画だ』のリュ・ヘヨン。

スガンの死体発見からピョンヒと刑事たちとの会話で展開されるストーリーになっており、ピョンヒがスガンの生前時にどのような経験をしたのか、聞かされていたスガンの過去を紐解いていくのだ。スガンの高校時代、スガンとピョンヒが出会った過去、スガンが死亡した現在といった三つの時間軸で構成されており、スガンの波乱万丈な人生を描きながら、ピョンヒの人生にどうような影響があったのかがみえてくるのである。

スガンは、高校時代にある男の子との出会うことによって人生の分岐点を示している。スガンは学生たちからバカ扱いされており、実際に20歳の高校生であり、年下の男子生徒チミン(学生時代:イ・デビッド、青年時代:スンリ)と肉体関係になる。だが、そのことが多くの学生に知れ渡り、そのことでチミン自身も同級生たちからパシリのように扱き使われてしまう。スガンとチミンは恋人関係が続くことはなく、時間が流れていくのである。

スガンがピョンヒの家に来た理由は、高校時代に関係しているのだ。ピョンヒは、初めてみるスガンが何者なのか、何故ピョンヒの家から出て行かないのか、何で奇抜な服装なのかといった多くの疑問を持ちながら、スガンの目的が徐々に明かされていく作りなのだ。スガンの人生は、前科者であったり、水商売をしていたり、ホームレスであったりといろいろ事情があるのだ。スガンから知らされた彼女の人生をピョンヒが刑事たちに語っていくことで、ピョンヒの心に潜むある感情を知るようになるのだ。

簡略的に説明してしまうと、愛に狂った女の悲劇な人生と、女と出会うことで生きる希望を見出す男を遠回しに表現している感じだ。冒頭でスガンが死亡していることから、スガンは何者で、何故亡くなったのかを解いていくのだ。主人公が冒頭で死亡していることで、ストーリーを展開させる幅を自ら狭めてしまっているように感じられた。そのために、制約された空間の中でしかストーリーが進行することができず、ストーリーにあまり波ができないようにみえてしまった。終盤に、スガンとピョンヒの心情をみせていることで、何を主張したいのかはみせている。作家性の強い作品に感じたので、鑑賞者の好みによって評価が割れそうだ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2009-10-25 23:09 | 429.うちにどうして来たの?
韓国映画レビュー その393 「ラブ・トーク」
個人的にイ・ユンギ監督の作品との相性が良いみたいだ。今までレビューでアップした『チャーミング・ガール (原題:女、チョンヘ)』や『アドリブ・ナイト (原題:とても特別なお客さん)』も好きだったから。

b0097051_21251515.jpgラブ・トーク
制作年:2005年
監督:イ・ユンギ
出演:ペ・ジョンオク、パク・チニ、パク・ヒスン
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版VCD


アメリカのロサンゼルス(LA)でマッサージ店を経営しながら自らもマッサージ嬢として働くサニー(ペ・ジョンオク)は、一戸建てに住み裕福な暮らしをしている。サニーは、白人の恋人アンディと付き合っているが、心に壁を作っており、全ての感情を出さずにいる。ある日、大学生のチソク(パク・ヒスン)がサニーの家に訪れ、一階の一室を借りて生活するようになる。大学生でありながらほとんど学校に行かず、昼間はレンタルビデオ屋で働き、夜はナイトクラブで外国人女性と遊んでいる。過去に韓国で付き合っていた女性のことが今でも忘れられないでいた。ヨンシン(パク・チニ)は、大学院で心理学を勉強している留学生で、夜はラジオの深夜放送で恋愛相談を主にした「Love Talk」という番組のDJをしており、「ヘレン・チョン」という名前で活動している。ラジオで他人の恋愛相談をしているのに、ヨンシンは結婚しているソンホ(チョン・ヒテ)と不倫関係が続いており、自分の恋愛で悩んでいる。夜遅く仕事が終わり自宅でラジオの深夜放送を聴くサニーは、「Love Talk」という番組に興味を持つようになり、思いきって番組に電話をして、DJヘレンにいろいろと質問をしてしまう。サニーは、自分の恋愛ではなく、DJヘレン自身の恋愛について質問してくることで、DJヘレンは戸惑ってしまう。ある日、チソクがレンタルビデオ屋の仕事が終わり、店を出てすぐ横の公衆電話で話している女性が気になり、見てみると過去に付き合っていた忘れられない女性ヨンシンであった。それ以来、お互いが会うようになる。サニー、ヨンシン、チソクのそれぞれが過去に大きな心の傷を持ちながら、現在もその心の痛みが癒えることがない。それぞれが共通の繋がりがあるサニーとヨンシンとチソクは、どのように癒えない気持ちを整理して人生を再出発させていくのかというお話。

監督は、『チャーミング・ガール (原題:女、チョンヘ)』のイ・ユンギ監督。
出演者は、マッサージ店を経営するサニーを演じるのは『嫉妬は私の力』『奇跡の夏 (原題:アンニョン、兄ちゃん)』のペ・ジョンオク、大学院生でラジオDJをするヨンシンを演じるのは『星』『恋愛術士』のパク・チニ、大学生でレンタルビデオ店で働くチソクを演じるのは『ファミリー (原題:家族)』『南極日誌』のパク・ヒスン、サニーと別居中の夫を演じるのは『私の頭の中の消しゴム』『チャーミング・ガール (原題:女、チョンヘ)』のキム・ジュンギ、レンタルビデオ店主を演じるのは『木浦は港だ』『南極日誌』のチェ・ドンムン、ヨンシンの母を演じるのは『燃ゆる月』『恋愛の目的』のイ・ヒョンスン、ヨンシンが不倫している相手ソンホを演じるのは『私の男のロマンス』『ライアー』のチョン・ヒテ、マッサージ嬢のボッキを演じるのは『スキャンダル』『親知らず』のチェ・バニャ、通行人チョンヘを演じるのは『チャーミング・ガール (原題:女、チョンヘ)』のキム・ジス。

異国の地で孤独を感じながら、過去に傷ついた心や現在の空虚な人生をサニー、ヨンシン、チソクの三人を中心に描いている。裕福な生活をしているが過去の家庭問題や恋愛においてトラウマを持つサニー、心理学を専攻している大学院生とラジオDJと肩書きは立派であるが先のない恋愛や母のことで悩み苦しむヨンシン、過去の女性を想いながらも新しい恋愛に踏み切れず何をすれば今の人生を打破できるのか悩むチソク。

現在のサニー、ヨンシン、チソク、それぞれの恋愛模様をみせている。サニーは、白人のアンディと付き合っているが、アンディに対して深入りすることをせず、サニー自身が心に壁を作って本来の姿を見せずに閉じたままでいるのだ。オープンなスタンスでサニーを愛するアンディは、サニーの態度に戸惑っているのだ。ヨンシンは、妻のいるソンホと付き合っており、不倫関係がズルズルと続いている。妻を蹴落として略奪愛をすることなくソンホの生活を維持し、ソンホのペースで恋愛が進むことでもどかしく感じている。チソクは、ナイトクラブで知り合ったヒスパニックのアリスと付き合うようになる。過去の恋愛に心の迷いがありながら、時の流れるままにアリスと順調にいくが、アリスの家に行ったとき、幼い娘がおり更に別居中の夫とかちあってしまい、夫婦喧嘩が始まって揉めてしまう。

三人が面白い繋がりを示している。サニーとチソクの繋がりは、同じ家に住む同居人で、初めの頃はお互い相手に対して興味がなく、挨拶やちょっとした会話しかしていない。ストーリーが進むに連れて、サニーがある者から助言をもらったことで近くにいる人間チソクに心を開きだして、凍った心を溶かしていくのだ。サニーとヨンシンの繋がりは、ヨンシンというよりはDJヘレンとの繋がりになるだろう。サニーがラジオ番組に電話をしたことから、二人は番組上で会話をしていくことで、精神的な繋がりを持つようになっていく。顔がみえないどこの誰か分からないこともあり、二人が心を開いていく姿をみせている。ラジオ番組によってストーリーを進行していく作りになっているのがポイントかもしれない。ヨンシンとチソクの繋がりは、韓国で過去に交際しており、アメリカの地で再会したことで、今後二人の関係が発展していくのかというのが見所であろう。三人のお互いの距離感が非常に良くて、近づき過ぎず、離れ過ぎずなのだ。三人の気持ちとその状況によって、その距離感が変動していくのである。

中盤から終盤は、サニーの自宅でマッサージ店の同僚たちを中心にしたバーベキューパーティーをして、そこにヨンシンやチソクも加わり、飲み会ゲームに参加していく。飲み会ゲームでは、ヨンシンの気持ちが出ているのでなかなか面白い展開になっている。更に、サニーの別居中の夫の登場、サニーの過去などが見えてきて、ストーリーが進むに連れて隠されていた事柄がわかってくるので、終盤になるほど引き寄せられていく。

ラストシーンでは、サニーが通行人チョンヘ(キム・ジス)とすれ違って終わるところは、『チャーミング・ガール (原題:女、チョンヘ)』を鑑賞していれば納得するところである。通行人チョンヘがいなくてもストーリーは成り立つが、チョンヘとすれ違うことでサニーの心の描写を鮮明にしているように感じとれる。そして、今後のヨンシンやチソクの各々のベクトルがみえているのも良く出来ている。派手さがなく静かな作品であるが、人物を繊細に扱っているので自分好みの作品であった。

韓国語、英語、日本語、スペイン語と四つの言語が使われており、アメリカ西海岸LAという土地柄から他人種が住んでいるのがわかるであろう。韓国人同士の間では韓国語、他人種同士の間では英語、日本人のマッサージ嬢が話す日本語、アリスら家族やヒスパニックらが話すスペイン語、といった形で本作品は使われている。日本語とスペイン語のところは字幕がないが、日本語はもちろん分かるし、スペイン語は状況判断でどのような内容を話しているかは想像できるだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2009-06-11 21:48 | 393.ラブ・トーク
韓国映画レビュー その355 「バカ」
かなり直接的な題名で大丈夫なのかと感じてしまう。昨年、日本の映画祭(アジアフォーカス福岡国際映画祭2008、コリアンシネマウィーク2008など)で上映されたときは、原題読みの『パボ』だった気がする。主人公が知的障害者だから尚更まずいのかな。

b0097051_9471152.jpgバカ
制作年:2008年
監督:キム・ジョングォン
出演:チャ・テヒョン、ハ・ジウォン、パク・ヒスン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


軽度の知的障害者のスンニョン(チャ・テヒョン)は、両親が亡くなった後、妹チイン(パク・ハソン)の通う学校の前で、たった一人で屋台のトースト店を営み、兄妹で二人暮らしをしている。町内の子供たちから「バカ」と言われているスンニョンは、小学生時代の同級生で唯一の友達サンス(パク・ヒスン)だけが軽視したりせずに普通に接している。サンスは、小さな喫茶店の雇われ店長をしており、その店の従業員ヒヨン(パク・クリナ)は借金で困っている。喫茶店といっても「タバン=(韓国式喫茶店)」のため、ヒヨンは仕方なく体を売ってお金を稼いで借金を返済している。ある日、10年前ヨーロッパに留学したチホ(ハ・ジウォン)がこの町に戻ってきた。チホとスンニョンは小学生時代の同級生であり、スンニョンの初恋の相手である。チホは、久しぶりにスンニョンと再会したが誰だか分からずそのまま実家に戻り、父(ソン・ジェホ)や叔母(チョン・ギョンスン)と話していくことでスンニョンのことを思い出した。久々に戻ってきた町を歩くチホは、モーニングコーヒーを飲みに行った店がサンスの店で、サンスがチホの顔をみて記憶にある顔だが思い出せないでいた。そして、町を散歩するチホを隠れるように見つめたり、チホに見つかると避けるように逃げるスンニョンをみて、チホはスンニョンを呼び止めて優しく接するのである。スンニョンは、初恋チホとこれから毎日のように会え、妹チインと一緒に暮らし、親友サンスと酒を飲んだりと幸せな日々が続いた。そんな幸せの絶頂にいるスンニョンの周りで不幸が起こり、それらの出来事の先に何が起こるのかというお話。

監督は、『リメンバー・ミー (原題:同感)』『天国からの手紙 (原題:火星に行った男)』のキム・ジョングォン監督。
出演者は、トースト店を営んでいるスンニョンを演じるのは『僕の、世界の中心は、君だ。 (原題:波浪注意報)』『覆面ダルホ』のチャ・テヒョン、ピアニストのチホを演じるのは『デュエリスト (原題:刑事)』『1番街の奇跡』のハ・ジウォン、喫茶店の店長サンスを演じるのは『セブンデイズ』『ヘンゼルとグレーテル』のパク・ヒスン、喫茶店の従業員ヒヨンを演じるのは『僕らのバレエ教室 (原題:バレエ教習所)』『恋愛の目的』のパク・クリナ、喫茶店のオーナーのチェジンを演じるのは『愛なんていらない』『ビューティフル・サンデー』のイ・ギヨン、スンニョンの妹チインを演じるのは『アパートメント (原題:アパート)』『お母さんは死なない 』のパク・ハソン、チホの父を演じるのは『約束 (原題:国境の南側)』『光州5・18 (原題:華麗なる休暇)』のソン・ジェホ、チホの叔母を演じるのは『踊るJSA (原題:東海の水と白頭山が)』『イ・デグン、この宅は』のチョン・ギョンスン、スンニョンの母を演じるのは『俺も行く』『恋愛は狂気の沙汰だ (原題:恋愛)』のチョン・ミソン。

冒頭からスンニョンの人物紹介をチホがナレーションをして、どのような人間なのかをこの町の住人たちを交えながらみせていく。チホのナレーションは、全体を通して何回も挿入されていることで、チホ視点のスンニョンだけでなく、登場人物を客観的な視点でみているナレーションも含まれているのだ。

スンニョンの人間性は、嘘をつかない正直な性格、約束を守り、家族を愛する男性である。知的障害者ということで、記憶力が少し乏しく、料理は美味しいトーストを焼くことだけ、同じ言葉や歌を繰り返したり、一般常識が欠けている。妹チインからいつも軽蔑されているが、それでも妹チインを見守り、毎朝朝食を作り、妹チインが登校する姿をみて幸せを感じのである。

スンニョンとチホとの関係を示すため、小学校時代の回想シーンを何度も挿入して、当時の二人がどのような存在だったのかみせている。現在と過去を交互にみせながら、昔のことをすっかり忘れたチホ、昔のことを鮮明に覚えているスンニョンを表現して、何もかもチャラにして幼なじみの友人として接していくのである。もちろん、スンニョンにとっては初恋の人だから、今でも好きなのは変わらず心に秘めているが、チホにとっては恋愛対象外なのが接し方でわかる。チホにとってのスンニョンの存在は、痛んだ心を回復していく処方薬になっている。いつも子供のような笑顔で話し、無邪気にはしゃぐ姿、ひとつのことに夢中になると周りがみえなくなる姿をみて、チホの気持ちを和ましてくれるのである。

スンニョンとチホだけでなく、サンスの存在がこの作品の鍵になっている。スンニョンとチホの同級生サンスが、小学生時代にある出来事が原因で繋がっているのである。更に、サイドストーリー的になっているサンスとヒヨンの関係をおもしろくさせている。ずっとヒヨンはサンスのことを想っているが、喫茶店オーナーのチェジンの借金地獄から抜け出せないのだ。もちろんサンスもヒヨンの気持ちに気づいているのであるが、なかなか行動できない立場なのだ。これは終盤に大きな出来事に発展していくので注意してみて欲しい。

家族愛も描き、息子スンニョンは冤罪であると信じる母親、息子スンニョンだけでも命を助けようとする父親、母親が末娘チインの世話をスンニョンに託したりと回想シーンでみせている。一方通行な愛情を注ぐ兄スンニョンをどのようにして妹チインが素直になっていくのかも見所である。

いろんなアイテムを使ってこの作品を盛り上げている。靴、キラキラ星の歌、トーストを使って、物語の節目にそれらを絡ませているのがみえる。靴はスンニョンとチホを繋げる役割を果たし、キラキラ星の歌はスンニョンとチホの思い出の曲で過去にある出来事と繋がっていたり、サンスの店名にも影響していたり、トーストは多くのシーンで活用しているのがみられるはずだ。

終盤の展開で不幸な出来事が起こり感動を与えようとしているが、涙腺が緩むような感動まではいかない。それよりもスンニョンを囲む人物であるチホ、サンス、チイン、さらにヒヨンといった人たちに大きな力を与える温かい物語にみえた。チャ・テヒョンとハ・ジウォンといった看板俳優がタッグを組んでラブストーリーの展開に持っていかず、終始ヒューマンドラマに徹していたのがよかった点である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2009-01-31 10:09 | 355.バカ