韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
752.ワンドゥギ
753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
755.未確認動画
756.二つの月
757.ただ君だけ
758.同い年の家庭教師レッスン2
759.容疑者X
760.会社員
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762.未確認生命体
763.超能力者
764.青い塩
765.家を出た男たち
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767.ヨンガシ
768.隣人
769.私が殺人犯だ
770.共謀者
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774.愛のジャンケン
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785.かげろう
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韓国映画レビュー その720 「素晴らしい一日」
この監督の作品とは個人的に相性がいいみたいだ。

b0097051_2153379.jpg素晴らしい一日
制作年:2008年
監督:イ・ユンギ
出演:チョン・ドヨン、ハ・ジョンウ、キム・ヘオク、キム・ジュンギ
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


失業してしまった30代女性ヒス(チョン・ドヨン)は、一年前に別れた恋人ビョンウン(ハ・ジョンウ)に貸した350万ウォンを返して貰おうと朝早くに競馬場で彼を待つ。競馬場でふらついているビョンウンを見つけたヒスは、お金の返済を要求する。しかし、ビョンウンは銀行口座にもお金がなく、手持ちのお金もない。ビョンウンは借りたお金を返すため、ヒスの車に同乗し、携帯電話であちこち連絡して、知人たちの所に一緒に行く。ヒスに返済するために、ビョンウンとヒスは車で様々なところに訪れ、様々な人たちと会い、不思議な一日を過ごすお話。

監督は、『ラブトーク』『アドリブ・ナイト (原題:とても特別なお客さん)』のイ・ユンギ監督。
出演は、ヒスを演じるのは『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』『シークレット・サンシャイン (原題:密陽)』のチョン・ドヨン、ビョンウンを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『ビースティ・ボーイズ』のハ・ジョンウ、ハン社長を演じるのは『ドレミファソラシド』『6年目も恋愛中 (原題:6年目の恋愛中)』のキム・ヘオク、従兄弟キム・ジュンギを演じるのは『アドリブ・ナイト (原題:とても特別なお客さん)』『俺たちの明日』のキム・ジュンギ、従兄弟の妻を演じるのは『大誘拐 ~クォン・スンブン女史拉致事件~』『肩ごしの恋人』のシン・ヨンジン、ビョンウンの小学生時代同級生ウンジョンを演じるのは『止められない結婚』『正しく生きよう』のチャン・ソヨン、ホステスのセミを演じるのは『私の生涯で最悪の男』のオ・ジウン、大学生時代後輩ホンジュを演じるのは『黒い家』『正しく生きよう』のチョン・ギョン、女子中学生ソヨンを演じるのは『かわいい』『ダンサーの純情』のキム・ヒジョン、ホンジュの夫テヒを演じるのは『残酷な出勤』『アドリブ・ナイト (原題:とても特別なお客さん)』のキム・ヨンミン。

原作は、平安寿子の日本短編小説「素晴らしい一日」である。原作も読んでいることで、大体の内容は掴んでおり、どのように映像化して、どのような世界観を作り出すかに注目していた。

ストーリーとしては非常に単純で、主人公ヒスが過去の恋人ビョンウンに貸したお金を返済してもらうため訪れるが、無一文のビョンウンは次々と知人のところに会いに行って、彼らから借金をしてヒスに返済するのだ。借金返済のために借金をする相変わらず軽薄なビョンウンの姿を映し出し、常に苛々しているヒスをみせている。

借金返済ツアーに付き合わされるヒスは、経営者のハン社長(キム・ヘオク)、シングルマザーで小学校時代の同級生ウンジョン(チャン・ソヨン)、ホステスをしているセミ(オ・ジウン)、大学生時代の女性後輩ホンジュ(チョン・ギョン)とその夫、従兄弟ジュンギ(キム・ジュンギ)とその妻、と出会っていく。ヒスは、貸したお金さえ返済してくれればそれでよい考えであるが、ビョンウンと一緒に行動していくことで、自分の知らなかったビョンウンの交友関係をみて、彼の見方が少し変化するのである。もう一度、交際したいという感情ではないのは云うまでもない。女性視点だと、このようなビョンウンの言葉や態度をみて、様々な意見が出そうである。

ビョンウンが、ヒスを連れて、その理由を明確に説明して知人たちからお金を借りている。ヒスにも根性や信念がないと、このような場に耐えることができないのが感じられるのだ。ヒスの感情が弱ければ、借金を借金で返済しているので折れるかもしれないからだ。ヒスが常に強面で表情を崩さずにいるところ、ヒスの言動も注目するところであろう。終盤あたりで、ヒスが一人で車を運転しているところで、表情を崩すシーンが印象的なのだ。

ビョンウンの周囲にいる人たちの構成は良く出来ている。彼と結ぶそれぞれの人物たちは、自らの意見を発していたり、表情でみせている。ハン社長、ハン社長の部下、従兄弟夫妻、ホンジュ、ホンジュの夫、ウンジョン、セミ、ソヨン、中学校の先生、競馬場に来ている人。ビョンウンと接するときに、それぞれ感情がみられるので、人間ドラマとしてみていくと楽しめるであろう。

この作品の良さは演出力と云っていいだろう。人の動きであったり、様々なアイテムの使い方、カメラワークなど。さらにイ・ユンギ監督が、過去作品で製作してきたセンスがそのまま引き継いでいる。地味な作品に映ってしまう人もいるだろうから、観る人を選ぶ作品ってことだけは言及しておく。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2012-08-27 21:59 | 720.素晴らしい一日
韓国映画レビュー その676 「依頼人」
主役級のハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョクが共演していることで注目されている作品だろう。

b0097051_23121489.jpg依頼人
制作年:2011年
監督:ソン・ヨンソン
出演:ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョク
ジャンル:サスペンス


フィルムスタジオで働くハン・チョルミン(チャン・ヒョク)は、妻(ユ・ダイン)との結婚記念日のため花束とプレゼントを持って、車で早朝5時マンションに帰宅する。マンションのまえは、騒がしくてパトカーや救急車が停まっており、人ごみを掻き分けて自宅マンションに入ると警察たちが捜査している。ハン・チョルミンは、結婚記念日の料理が用意されているリビングを通り、寝室のベッドが真っ赤な血で染まっているのをみる。警察は、帰宅したハン・チョルミンを妻を殺害した容疑で逮捕した。部屋には、血痕が残っているだけで、妻の体が存在せず、殺害した凶器もない。弁護士に勝てそうな事件の弁護を紹介して手数料を取る仕事をしているチャン・ホウォン(ソン・ドンイル)は、友人のカン・ソンヒ弁護士(ハ・ジョンウ)にハン・チョルミンが起こしたとされる妻殺人事件の弁護を紹介するが一度断られる。ハン・チョルミンが、深夜に拘置所内で首吊り自殺未遂を起こしたことで、チャン・ホウォンはカン弁護士を責める。そして元検事のカン弁護士は、ハン・チョルミンの弁護を引き受けることを決める。カン弁護士は、事件発生したマンションで現場検証して、弁護士事務所の事務長(キム・ソンリョン)と一緒に事件の背景を調べる。更にチャン・ホウォンもカン弁護士の指示によって、事件真相の調査を協力する。被告側が、事件を調査すると不明点が多く出てくることが判明する。そこで調査する時間が必要なため、カン弁護士は裁判の開始期日を引き延ばす方法として陪審員裁判を要請して、裁判所もこれを認める。警察と検察の騒がしい動きをみせながら、ハン・チョルミン被告の陪審員裁判が開廷される。果たして、ハン・チョルミンが妻を本当に殺したのか、それとも新事実がみつかるのかというお話。

監督は、『略奪者たち』のソン・ヨンソン監督。
出演は、カン・ソンヒ弁護士を演じるのは『国家代表』『哀しき獣 (原題:黄海)』のハ・ジョンウ、アン・ミノ検事を演じるのは『素足の夢』『血闘』のパク・ヒスン、ハン・チョルミン被告を演じるのは『ペントハウス エレファント』『うさぎとリザード』のチャン・ヒョク、カン弁護士の仲間チャン・ホウォンを演じるのは『フェスティバル』『子供たち...』のソン・ドンイル、カン弁護士の事務長を演じるのは『うちの学校のET』『春香秘伝 The Servant (原題:房子伝)』のキム・ソンリョン、部長検事を演じるのは『過速スキャンダル』『私たちの隣の犯罪』のチョン・ウォンジュン、ハン・チョルミンの妻を演じるのは『マンデート:神がくださった任務』『ヘファ、ドン』のユ・ダイン、ソ刑事を演じるのは『ヘファ、ドン』『世界で一番美しい別れ』のパク・ヒョックォン、判事を演じるのは『子供たち...』『ヘッド』のチュ・ジンモ、イ刑事を演じるのは『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』のファン・ビョングク。

死体のない殺人事件で、妻を殺したとして夫が殺人罪で被告になり、無罪を主張するカン弁護士含む被告側、状況証拠から妻を殺したと主張するアン検事含む検察側、双方がそれぞれ主張して陪審員が判断を下す法廷サスペンスである。

被告側であるカン弁護士、チャン・ホウォン、事務長が、裁判前に事件を調査することで幾つかの疑問点が浮かびあがってくるのだ。妻に恋人がいると主張するハン・チョルミンであるが検察の捜査からそのような人物は存在しないこと、マンションに設置している隠しカメラのデータがなくなっていること、ハン・チョルミンの指紋が擦れていること、殺害凶器がみつかっていないこと、事件当日ハン・チョルミンが夜中に車で事故を起こしていたこと。警察は、午前1:30にハン・チョルミンの自宅マンションの現場に到着していることで、その前後の時間にハン・チョルミンが何をしていたのかをカン弁護士たちが調査していき、法廷で無罪を主張していくのである。

検察側であるアン検事は、遺体や凶器といった物的証拠がみつかっていないが、ベッドに残された大量の血が妻のDNAと一致していることや外部からの他の侵入者がいないことで、状況証拠からハン・チョルミンが犯人だと主張している。科学捜査によるとハン・チョルミンだけが犯行を行えると推測しているのである。

裁判は、複数日によって開かれており、その都度新証言が出てくるのである。妻殺人事件を担当しているイ刑事(ファン・ビョングク)がマンションの隠しカメラのデータを管理人から押収していたことがわかったり、ハン・チョルミンは女子高生強姦殺人事件の容疑で警察に事情聴取をされて釈放後もマークされていたり、女子高生強姦殺人事件の担当していたソ刑事(パク・ヒョックォン)がハン・チョルミンを常にマークしていたり、女子高生強姦殺人の容疑をかけられている夫を知った妻が悩んでいるのを妻の母が裁判で証言したり、妻が精神的に弱っていたり、このような情報が出てくることによってパズルのピースが徐々に埋まっていくのである。裁判が進行する中、マンションから遠く離れたところで、夜中にハン・チョルミンの所有している車をみたという老人と少年をチャン・ホウォンが見つけだし、思わぬ展開になっていくのである。

法廷でのカン弁護士とアン検事の討論が、どのように演出しているのか期待していた。終盤以外は、法廷での戦いが淡々としているので、アメリカ映画でこのジャンルを見慣れている人からすると演出不足と感じるかもしれない。裁判期間中に外を走りまわって調査しているカン弁護士やチャン・ホウォン、ひそひそしているアン検事や部長検事や警察の動きの方が面白くみえてしまった。見せ所としては、最終弁論で判事や陪審員たちだけでなく傍聴者たちもひきつけたカン弁護士の演出であろう。妻に対して自分を責めて涙するハン・チョルミン被告、状況証拠だけでも力強い論説で陪審員たちに問いかけるアン検事。

鑑賞中ずっと不思議に思っていたことで、裁判の中で時系列に物事を説明していないから、ハン・チョルミンの自宅マンション内の血だらけのベッドを発見した第一発見者って他人の家に無断で侵入しているから、どのようにしてみつけたのかを論じるところから始めなければいけないと感じた。それをやってしまうと中盤の流れが壊れるから、敢えて避けていたのはわかるが。そう考えると部分部分は良く出来ているが、整理されて構成されていないと感じてしまった。

判事や陪審員たちの物語が全くなくて、単なる判決を下すだけの存在になっていた。良く云えば公正な立場の人たちだからと反論されるが、陪審員裁判で人が人を裁くからこそ公正な立場の人たちの感情というのがみたかった。これでは、時間稼ぎだけの制度として利用しただけになっている。検察側が状況証拠だけで起訴していたので、事件の核心に迫る何かがあって陪審員たちを唸らせるようなところを期待するかもしれないが、ちょっと残念な出来になっている。裁判ものって、「裁判の判決」と「真実」が本当はどのようになっているのかを終盤にみせるのが定石になっている。はっきり云って結末は、ほぼ予想通りだった。法廷で偽証している人物がおり、終盤にそのことが判明するシーンがあるのだ。どんでん返しを狙って表現したのか、韓国の裁判で偽証罪が多いことを自虐的に表現したのか知りたいところである。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2012-01-25 23:34 | 676.依頼人
韓国映画レビュー その644 「哀しき獣 (原題:黄海)」
韓国版の156分ものをみた。日本一般上映(2012年1月)や東京国際映画祭上映(2011年10月)は、140分ものである。

b0097051_2021328.jpg哀しき獣 (原題:黄海)
制作年:2010年
監督:ナ・ホンジン
出演:ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョ・ソンハ
ジャンル:アクション、サスペンス、ヒューマンドラマ
鑑賞:動画


中国の延吉でタクシー運転手をしている朝鮮族のキム・グナム(ハ・ジョンウ)は、娘スンヒと母の三人で暮らしている。グナムの妻ファジャ(タク・ソンウン)は、韓国へ出稼ぎに行っており、現在音信不通になっている。グナムは、妻ファジャの入国手続きをするために六万元が必要だったことで借金をして、毎月給料が出るとその借金を返済する日々が続いていた。グナムは、何とか借金を減らそうと麻雀をするが、逆に負けてしまい借金が膨らんでしまう。そんなとき、表向きは犬商人をしているミョン・ジョンハク(キム・ユンソク)から、借金を全部返済できるおいしい仕事を紹介される。ミョンは、裏ビジネスで闇ブローカーのボスをしており、朝鮮族を韓国に密航させている。ミョンは、グナムに韓国へ行き、ソウルに住んでいるキム・スンヒョン教授(カク・ピョンギュ)を殺害して、殺しの証拠となる彼の親指を切断して持ってくる仕事である。グナムは、妻ファジャの行方も知りたいので、この殺人の仕事を引き受け、指示通りに大連から船に乗り、韓国の蔚山に密入国した。グナムは、蔚山にいるブローカーのシン・ヨンベ(スン・ウィヨル)から、10日後に仁川から船が出ることを知らされ、目的地のソウルに向かう。キム・スンヒョン教授のマンションを見つけたグナムは、数日間近くで張り込みをして、キム教授の行動やマンションのセキュリティシステムを調べて準備をする。クナムは、張り込みの合間に妻ファジャが働いているという店に行くが既に辞めており、その後の妻の行方を関係者に聞き込みしながら調べていき、妻のアパートをみつけたが留守で、隣の住人が一時間まえに男と喧嘩をしていたことを教えてくれた。殺害実行日、キム教授の帰宅まえにキム教授のマンションに怪しい二人の男が入っていった。その後、キム教授が帰宅してマンション前で降ろし教授専用運転手(キム・ギファン)が見送り、数分するとキム教授と二人の男が戦い出し、それに気づいた教授専用運転手が階段で駆けつけ、さらにグナムもマンション内に入った。怪しい二人の男はある人物から頼まれた殺し屋で、キム教授と戦って死んでしまい、教授専用運転手がキム教授の首をナイフで刺して殺した。それを目撃したクナムと戦いになり、教授専用運転手をやっつけて、すばやくキム教授の親指を切断して持ち、警察が駆けつける中、何とか追いかけてくる警察をふりきって逃げた。グナムは、キム教授を殺害していないが、結果的に死んだし親指も手に入れたことでミッションは成功したと思っている。ニュースの報道では、監視カメラの映像から逃げる姿のグナムが映っており、グナムがキム教授殺人犯として指名手配された。グナムは、仁川の指定された場所に行ったが、そこは工事現場であり、ミョンに国際電話しても繋がらない。行き場を失ったグナムは、事件の真相を調べながら、行方不明の妻ファジャを捜すお話。

監督は、『チェイサー (原題:追撃者)』のナ・ホンジン監督。
出演は、タクシー運転手のキム・グナムを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『国家代表』のハ・ジョンウ、闇ブローカーボスのミョン・ジョンハクを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』のキム・ユンソク、バス会社社長のキム・テウォンを演じるのは『執行者』『味噌』のチョ・ソンハ、キム社長の右腕チェ・ソンナムを演じるのは『グッドモーニング・プレジデント』『シークレット』のイ・チョルミン、キム・スンヒョン教授を演じるのは『アジョシ (原題:おじさん)』『深夜のFM』のカク・ピョンギュ、キム教授の妻を演じるのは『自殺同好会 (原題:4曜日)』のイム・イェウォン、クナムの妻ファジャを演じるのは『ありがたい殺人者』『ビー・デビル (原題:キム・ボンナム殺人事件の顛末)』のタク・ソンウン。

多くの要素が含まれている作品で、中国に暮らす朝鮮族を扱ってグナムの家族の問題や生活をみせ、請け負い殺人のために韓国に密入国、冤罪で指名手配される中で多くの人物たちに追われ、ターゲットになったキム教授殺人事件の真相を探りだす。スピードと残虐性を備えたアクション、殺人事件を紐解くサスペンス、グナムの家族や朝鮮族のヒューマンドラマをみせている。

序盤では、朝鮮族が多く住む中国の延吉を舞台にして、借金を返すグナムの生活をみせている。妻ファジャが韓国に出稼ぎに行って連絡も途絶えて帰ってこないから、グナムに周囲の人たちから妻が浮気して韓国で生活しているとたたかれているのだ。タクシー運転手として働いていたグナムが、いきなり会社の経営状態が悪いことで解雇されるといった厳しい環境で生活している姿を淡々とみせているのだ。幼い娘と年老いた母、出稼ぎにいって連絡ひとつもよこさない妻、借金で苦しくなる日々といったグナムの生活をみせることで、同情的にみせながら選択権がなく、犯罪に流されていく姿をみせている。韓国が抱えている犯罪問題のひとつで、中国における朝鮮族を使ったビジネススタイルをみせている。依頼主の朝鮮族のミョンは、中国人の手下を使っており、韓国国内にもミョンの手下のブローカーがいるのだ。ミョンからするとグナムを使い捨ての鉄砲玉として送り込んでいるのがみえるのだ。

キム教授を狙っているのは、グナムだけではないのだ。表向きはバス会社社長で裏では暴力団ボスのキム・テウォン(チョ・ソンハ)が、キム教授と問題を抱えており、キム教授を殺害のために二人の殺し屋を手配していたのだ。しかも、教授専用運転手もその一味となっており、最終的にキム教授を殺しているのだ。そんな事情も知らないグナムは、キム教授を殺害するためにその現場に遭遇してしまい、世間からは殺人者として警察から追われる立場になるのだ。もちろん、警察に行って殺人をしていないことを説明しても、密入国している立場なので、どっちにしろ逮捕される。行き場のないグナムは、警察から逃げながら、消えた妻を捜し、そしてミョンに騙されたと悟って反逆に出るのである。

キム教授の殺害には、キム・テウォンの指示とミョンの指示が重なった形になっており、別々の目的を持って実行されている。キム・テウォンの存在によって、ストーリーが意外な展開をみせており、彼の右腕チェ・ソンナム(イ・チョルミン)が動くことによって事態が変化していくのだ。キム・テウォンは、キム教授殺害現場の目撃者であることからグナムを警察より先に見つけ出して殺す計画をしているのだ。ソンナムが、グナムのような密入国した朝鮮族やブローカーを痛めつけることで、ミョンの実態がみえてくるのだ。キム・テウォン組織とミョン・ジョンハク組織の戦いに発展していき、事態が複雑化していくのだ。そんな中、グナムがミョンの手下のブローカーを追い込めていき、自分を陥れた者たちに辿りついていく。三つ巴の戦いのようになっており、派手なカーアクションがあったり、斧やナイフや包丁での格闘をみせて血泥なアクションをみせている。

終盤には、キム・テウォンとミョン・ジョンハクの末路をみるグナムであったり、キム教授殺害に絡んでいた真実をグナムが悟ったり、グナムの運命、さらにとんでもない事実をラストにみせている。登場人物が多いので、顔と名前を覚えていないと、全体のからくりがみえないようになっている。誰と誰がどのように繋がっているのかを見定めていくとサスペンスとしても楽しめる。アクションが、かなり派手に演出されているので、そっちに視点がいってしまうかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2011-10-12 20:23 | 644.黄海
韓国映画レビュー その600 「国家代表」
レビューが600本目になった。本日、本ブログをはじめて5年になり、それに関する記事を別でアップする。

b0097051_18315392.jpg国家代表
制作年:2009年
監督:キム・ヨンファ
出演:ハ・ジョンウ、ソン・ドンイル、キム・ジソク、キム・ドンウク
ジャンル:青春ドラマ、コメディ
鑑賞:日本版DVD


舞台は、1996年韓国の地方都市の茂朱(ムジュ)。この地に冬季オリンピックの誘致を目論む韓国は、正式種目であるスキージャンプの代表チームの結成が急務となる。誘致委員は、子供スキー教室のバン・コーチ(ソン・ドンイル)をスキージャンプ種目の国家代表コーチに任命され、早急に選手を集めることになる。幼い頃に養子縁組で兄妹ともアメリカの白人夫婦に育てられたボブ(ハ・ジョンウ)は、生みの母を捜すために韓国に来てテレビ番組に参加していた。ボブは、元アメリカのアルペンスキージュニア代表であり、スキーの技術が高いことから、バン・コーチからスカウトされる。そして、ナイトクラブでウェイターをしている元スキー選手のフンチョル(キム・ドンウク)、焼肉屋の息子ジェボク(チェ・ジェファン)、両親を亡くし内職する祖母(キム・ジヨン)の世話をしている元スキー選手の兄チルグ(キム・ジソク)と中学生の弟ボング(イ・ジェウン)たちを上手いこと話して、スキージャンプの代表選手としてスカウトする。スキージャンプの経験がない初心者ばかりを集め、更に指導者であるバン・コーチも未経験者の素人集団である。バン・コーチは、オリジナルの特訓方法を取り入れて、代表選手たちと一緒に練習メニューをこなしていく。果たして、彼らはオリンピックに出場することができるのか、更に代表選手が個々に抱えた問題を解決することが出来るのかというお話。

監督は、『オー!ブラザーズ』『カンナさん大成功です! (原題:美女はつらいの)』のキム・ヨンファ監督。
出演は、代表選手・帰化前の名前ボブ・ジェームと帰化後の名前チャ・ホンテを演じるのは『素晴らしい一日』『ノーボーイズ、ノークライ (原題:ボート)』のハ・ジョンウ、代表コーチのバン・ジョンサムを演じるのは『カンナさん大成功です! (原題:美女はつらいの)』『ワンス・アポン・ア・タイム』のソン・ドンイル、代表選手チルグを演じるのは『恋愛術士』『目には目、歯には歯』のキム・ジソク、代表選手フンチョルを演じるのは『甘いウソ』『オガムド』のキム・ドンウク、代表選手ジェボクを演じるのは『宿命』『赤ちゃんと僕』のチェ・ジェファン、代表選手チルグの弟で代表補欠選手ボングを演じるのは『愛してる、マルスンさん』『グエムル』のイ・ジェウン、パン・コーチの娘スヨンを演じるのは『なつかしの庭 (原題:古い庭園)』『ザ・ゲーム』のイ・ウンソン、ジェボクの父マ社長を演じるのは『正しく生きよう』『悲しみよりもっと悲しい物語』のイ・ハヌィ、ボブの生みの母を演じるのは『キムの戦争』『ワニ&ジュナ』のイ・ヘスク。

韓国が2002年冬季オリンピックの誘致を目指しており、正式種目であるスキージャンプを含む必要があるために、バン・コーチが未経験者の青年たちを集め急造チームを作り、長野オリンピックに出場することを目指す。代表選手に選ばれた者たちは、個々に問題を抱えており、その問題を消化することで人間ドラマをみせ、ユーモアを交えながらチームの結束をみせている。

国家代表ボブは、スキー選手として実力があり主将に任命されチームに貢献する中、実母(イ・ヘスク)を捜すという目的を持っている。国家代表フンチョルは、学生時代にスキー選手でそのとき薬物使用がばれてしまいメダルを剥奪された過去を持ち、バン・コーチの娘スヨン(イ・ウンソン)に惚れてしまい、何とかこっちに振り向いてもらおうと口説いている。国家代表ジェボクは、気が弱くて厳格な父マ社長(イ・ハヌィ)に従うばかりで、父の焼肉店で働いており、その店の従業員の中国人女性ワン(ヒョン・ジュニ)と恋仲になり、反対する父に困っている。国家代表チルグは、両親を亡くし祖母と中学生の弟ボングを支えているが、兵役に呼ばれていることで家族の生活を心配している。バン・コーチは、オリンピックに出場して成績を残せば兵役免除されることを餌にしているのである。出場選手は四人と決まっており、補欠選手が必要なため、いつも一緒に練習をしているボングを補欠選手として登録するのである。ボングは選手というよりかチームのマスコット的な存在になっており、序盤から中盤にそれが強調されている。中学生でしかも補欠選手だから、皆が戦力として期待していないが、実は終盤にポイントになる人物になるのだ。五人の代表選手やバン・コーチや彼らと関係のある人物たちに、それぞれにエピソードがあるので、この作品の見せ所でもある。

スポーツ作品としては、それぞれ事情を抱えた選手たちを集めて、基礎トレーニングだけでなく、プールの滑り台をジャンプ台にしたり、走っている車の上に立ってバランス感覚を得たり、木にロープで体を空中に浮かせて落下していくときのフォームを学習していくので、アイデアの詰まったものになっている。オリンピック出場をかけて、ドイツのワールドカップに参加するのであるが、実力でなく運で出場権を得るあたりは張り合いがなかったところである。その分、長野オリンピックで豪快に暴れる代表選手たちの姿が気持ちよく感じるであろう。

日本ではスキージャンプは、スキー競技の中でも注目種目であるから、スポーツものとしては観やすい競技である。韓国でマイナーな競技となっており、スポーツ面だけでは注目度が低いのを選手たちの人間ドラマを加えることで上手に組み立てている作品である。スキージャンプを役者が本当にやるのは危険すぎるので、やはりコンピューターグラフィックスをふんだんに用いているのがわかる。長野オリンピックのところは、ほとんど画像処理しているのがわかるが、映像テクニックとしても、悪くないので違和感なくみられる。

この作品は実話に基づくという説明があるが、フィクションであることを知らないとこの作品を娯楽として楽しめないであろう。フィクションと知っていれば、スキージャンプの技術が上達するまでのプロセス、オリンピック出場を賭けたワールドカップ、ラストの緊張感を含めたオリンピック、この流れを気楽にみれるであろう。

韓国版(137分)とディレクターカット版(145分)の両方鑑賞したが、ストーリー上で大きな違いはないようにみられる。冒頭のあたりは、韓国版の方がみやすく編集されており、ボブのTV番組中にこれから登場する代表選手たちの日常が挿入されているからだ。因みに、日本版のDVDはディレクターカット版である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-05-12 18:43 | 600.国家代表
韓国映画レビュー その492 「ノーボーイズ、ノークライ (原題:ボート)」
b0097051_2130260.jpgノーボーイズ、ノークライ (原題:ボート)
制作年:2009年
監督:キム・ヨンナム
出演:ハ・ジョンウ、妻夫木聡、チャ・スヨン、徳永えり
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


ヒョング(ハ・ジョンウ)は、小さなボートで韓国の釜山から日本の山口まで密輸品を運んでいる。ヒョングが6歳のとき、ストリッパーの母親は弟だけを連れて家を出て行き、それ以降はヤクザのポギョン(イ・デヨン)に息子のように育てられた。日本の闇組織のボスであるポギョンは、ヒョングに多くのバッグやキムチ壺をボートに積んで釜山から運び出し、山口でボギョンの手下の亨(妻夫木聡)がいつも出迎えて密輸品を受け取る。ある日、ヒョングはいつものようにボートで密輸品を運んでいたとき、ボギョンの姉(キム・ブソン)が作ったキムチ壺から麻薬が入っているのをみて、知らずに闇の運び屋として使われていたことに気づく。そして、ヒョングがポギョンから命令されたことは、死体らしきものを運ぶ仕事であった。ヒョングは釜山で死体らしきものを積んで、山口で待っていた亨と合流して、一緒に汚い雑居ビルの部屋に死体らしきものを運んだ。少しの間、死体らしきものと同じ部屋で寝ころんでいたヒョングは、その中身をみたら女性がまだ生きているのを発見した。そんなとき、怪しい二人組みがヒョングのいる部屋に入ろうとしていたので、ヒョングは部屋を燃やして火事にして、騒動の中にヒョングはラッピングしてある状態の女性と一緒にその場から逃げ去り、助けを呼ぼうと亨に電話をして呼び出した。ヒョングが亨に電話をしているときに、女性が逃げてしまい、困っているときに亨と合流して、近くの地下駐車場を探すと女性の声がしたことで捕まえることができた。だが、女性は二人に5000万円ずつ渡すから、自分の父を探して欲しいと依頼される。三人は、ファミレスに入って、どのような経緯で女性チス(チャ・スヨン)が拉致され、チスの父とポギョンがどのような関係だったのかを知る。一時、亨はポギョンの元に戻り状況を探り、ヒョングのボートは燃やされ、ヒョングは組織から狙われていることを亨から訊かされる。この事件を利用して、亨は組織を裏切り、後戻り出来ないヒョングと一緒にチスの父を探して大金を得ようするお話。

監督は、『ドント・ルック・バック (原題:私の青春に叫び)』のキム・ヨンナム監督。
出演は、ヒョングを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『ビースティ・ボーイズ』のハ・ジョンウ、亨を演じるのは『ブタがいた教室』『ザ・マジックアワー』の妻夫木聡、チスを演じるのは『ビューティフル (原題:美しい)』『ここよりどこかへ』のチャ・スヨン、亨の妹なみを演じるのは『アキレスと亀』『うた魂♪』の徳永えり、ヒョングの育ての親で闇組織のボスのポギョンを演じるのは『スカウト』『クォン・スンブン女史拉致事件』のイ・デヨン、亨の元恋人あつこを演じるのは『包帯クラブ』『ジェネラル・ルージュの凱旋』の貫地谷しほり、ポギョンの姉を演じるのは『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』『救世主』のキム・ブソン、ポギョンの息子の隆司を演じるのは『守護天使』『ラッシュライフ』の柄本佑。

国籍の違う二人の男の友情というよりは、「家族」を主にした内容になっており、そこに裏社会の抗争、チスの父を探すサスペンス、亨の企みを含んでいる。

亨は、ボスの息子隆司(柄本佑)の嫁で妹なみ(徳永えり)、妹の三人の子供(亨からみると甥と姪)、祖母の六人で貧しい生活をしている。亨にとって家族は重荷であり、お金さえあれば今の生活から抜け出せると思い込んでいる。幼い姪が難病で大した治療も出来ずにおり、祖母は痴呆症で奇妙な行動をとったり、妹は隆司と別居状態で売春して稼ぎをしていたり、と亨は家族に縛られて生きているのだ。一方、ヒョングは母親に捨てられ一人で生きていることで背負っているものがなく、どこかに飛んで行ってしまう存在になっており、予測不能な人物になっている。そんなヒョングが、亨たちと一緒に逃亡生活をすることで「家族」を感じていくのである。

ヒョングが何故母親に捨てられたのか疑問に感じていることを亨が明確に答えているところがある。チス、妹なみ、祖母、三人の子供を後部座席に乗せて、車で逃亡中にヒョングが子供たちを見て亨に「もし置いていくならどの子を置いていく?」という質問に真ん中の子と平然と答え、その理由は体が丈夫で一人で生きていけるからだと語る。それがヒョング自身に当てはまるのだ。ヒョングは軽い気持ちで質問した結果、思いもしない答えが返ってきたことで動揺するのである。「家族」を対照的に捉えている二人だからこそ、このようなやりとりが出来るのである。

サブキャラクターの設定が良く出来ており、誰とでも寝てしまうどうしょもない亨の妹なみ、パンク・ロッカー風の個性的なチス、いつでも冷酷になれるポギョン、亨の僅かな希望を残す元恋人あつこ(貫地谷しほり)。主人公の二人と上手く絡ませていることで、ストーリーに笑いやスリルが生まれている。サブキャラクターたちとはあまり関係ないが、一番笑ったシーンは、ヒョングの携帯電話の表示で、亨の登録名を「ヨボセヨ」にしていたところである。

幻想的なところとしては人魚の登場とその意図であろう。序盤にヒョングのボートに人魚が登場して、キムチ壺を奪おうとするところがある。そこはヒョングに現在何をしているのかを知らせる意図がみえる。終盤でみせる人魚は別の意図があり、完全にネタばれになるから伏せることにする。人魚(日本語)とマーメイド(英語)には深い意味があり、ヒョングに直結しているところなのだ。

登場人物は、妻夫木聡以外の人たちは母国語を主に話しており、妻夫木聡が演じる亨は韓国語をある程度話せる設定になっている。ストーリー上、亨かヒョングのどちらかが同一言語を話さないと進行しないから、このような手法をとっているのであろう。

脚本家に『天然コケッコー』『メゾン・ド・ヒミコ』『約三十の嘘』『ジョゼと虎と魚たち』を担当した渡辺あやなので、彼女らしいシナリオの良さが出ている作品である。日韓合作でなく、監督や出演者を全部日本人にして日本映画にしていたら、もっと良くなっていた作品なだけに惜しいところである。キム・ヨンナム監督が、脚本を渡辺あやに依頼した経緯があるから、上述のような形には決してならないのはわかっている。日韓合作作品としては、まともな作品に仕上がっている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2010-05-07 21:38 | 492.ノーボーイズ、ノークライ
韓国映画レビュー その411 「ビースティ・ボーイズ」
俳優で選択する作品ではなく、内容を重視してみる作品のようにみえる。在り来たりの軽いホスト映画を想像すると裏をかかれるだろう。
気になる人は、「韓流シネマフェスティバル2009」で上映されるので鑑賞して欲しい。

b0097051_16255782.jpgビースティ・ボーイズ
制作年:2008年
監督:ユン・ジョンビン
出演:ユン・ゲサン、ハ・ジョンウ、ユン・ジンソ
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


ソウルのチョンダムドンのホストクラブで働いているユ・ジェヒョン(ハ・ジョンウ)は、ホストのリーダー格で仲間のホストたちを指揮っている。ジェヒョンは、同棲しているホステスの彼女キム・ハンビョル(イ・スンミン)と大人しめのホステスの彼女ミソン(ユン・アジョン)の二人と交際している。いつも、ジェヒョンは金貸し屋チャンウ(マ・ドンソク)から滞っている借金の催促から逃げており、殴られながらも今月中に返済すると言って逃れてきた。一方、数ヶ月まえに姉キム・ハンビョルは、弟キム・スンウ(ユン・ゲサン)を恋人ジェヒョンのホストクラブに紹介した。スンウは新人ながらも人気があり、いつの間にか店のエースになっていた。スンウは、ホストクラブにお客としてきていたホステスのジウォン(ユン・ジンソ)といい感じになって、数日後スポーツクラブで二人は再会して、深い仲になっていき同棲するようになる。夜の世界で働くホストとホステスをみせながら、彼ら彼女らが抜けられない現実と夢描く理想とのギャップに苦しみ、変化しつつある生活と今を生きる姿をみせるお話。

監督は、『許されざる者』のユン・ジョンビン監督。
出演者は、ホストのキム・スンウを演じるのは『僕らのバレエ教室 (原題:バレエ教習所)』『6年目も恋愛中 (原題:6年目の恋愛中)』のユン・ゲサン、ホストのリーダーであるユ・ジェヒョンを演じるのは『ブレス (原題:息)』『チェイサー (原題:追撃者)』のハ・ジョンウ、ホステスのハン・ジウォンを演じるのは『浮気するのにいい日』『二人だ』のユン・ジンソ、ホステスでスンウの姉キム・ハンビョルを演じるのは『リメンバー・ミー (原題:同感)』のイ・スンミン、金貸し屋チャンウを演じるのは『サンデーソウル』『私の生涯で最悪の男』のマ・ドンソク、ホストのウォンテを演じるのは本作スクリンデビューのユ・ハジュン、ホステスのミソンを演じるのは本作スクリンデビューのユン・アジョン。

ホストクラブを舞台にして華やかな夜の世界を描いたものではなく、あまり儲かってない店で働くエースのスンウとリーダーのジェヒョンを中心に厳しい現実を見せつけ、人間の闇の部分というか、非人間的なところをクローズアップして、二人のホストの人物像を醜くみせている。

スンウは、ホステスのジウォンの家で同棲するようになり、ジウォンの魅力に惹かれていくのである。二人の関係で主導権を握っているのはジウォンの方にみえるのだ。ジウォンは大卒である程度の学があるために、随所にその知識を見せつけるシーンを入れたり、金持ちの男性との交友などがあるのだ。ジウォンの部屋には男の影をみせるような形跡があり、スンウが嫉妬するところに夜の世界に生きる人間のキャリアの差が出ている。

ジェヒョンは、ホステスのハンビョルの家で同棲しており、更にもう一人の恋人でホステスのミソンとも交際している。悪魔のような厳しい取り立てをする金貸し屋チャンウから逃れるために、ハンビョルやミソンからお金を吸い上げて返済しているのだ。自分の給料だけでは返済できないことで恋人たちからお金を吸い上げ、終いにはスンウにもお金を貸して欲しいとお願いしたりと金に縛られた生活で苦しめられていくのだ。

ホストとホステスのカップルをみせており、お互いが「男」と「女」を武器にして商売をしている仕事なために、客としての対応なのか本命としての対応なのかを見分け、目利きが優れている方が恋愛を優位に立っているのがみられる。スンウとジウォンの関係が正にそのまま当てはまり、ジウォンの男関係に対して激しい嫉妬があり、何事に対してもジウォンの方が勝っていることで、最終的には「暴力」という下劣な武器に走ってしまう男の弱さをみせている。スンウがジウォンのことを本気だからこその行動であったが、暴力を嫌うジウォンにとっては決定打でもあるのだ。

ジェヒョンとハンビョルとミソンの三角関係も女性が優位に立っているのがみえる。ハンビョルとの関係では、ヒモのような状態になっていたり、上から怒鳴られている形になっていたり、その場凌ぎの嘘で誤魔化そうとしたり、借金の返済になくてはならない存在になってしまっている。ハンビョルはジェヒョンに惚れているのはわかるが、危ない橋を渡る程の愛情はない。金貸し屋チャンウがハンビョルとジェヒョンの家に入り込んできたときも、頑なに保証人になることを拒んでいるところやジェヒョンが腕を痛めつけられていても手出しせずにみていたりと、自分で決めた一線を越えないようにしているのがみえる。ジェヒョンとミソンの関係では、ジェヒョンが主導権を握って甘い言葉でミソンの心を掴んでいる。だが、ジェヒョンとミソンがハンビョルと鉢合わせになったとき、ジェヒョンだけが動揺しており、ハンビョルとミソンの冷静さをみると女性の心の強さがみられるところだ。

男女の見せ方が良く出来ている作品であり、心が脆い男たち、軸がぶれない心の強い女たちがみられる。スンウとジェヒョンという二人のホストをここまで腐っているのかというぐらいみせているのが良いのかもしれない。お金に対する執着心、恋人に対しての独占欲、ある欲望を持っていたりと心の内に秘めたものが終盤に爆発するようになっている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2009-08-16 16:42 | 411.ビースティ・ボーイズ
韓国映画レビュー その361 「チェイサー (原題:追撃者)」
昨年、韓国国内でかなりの興行成績を上げた作品。今年、日本で一般上映されることも決まっている。あらゆる賞を総なめにした作品なだけに、日本公開のときは過剰な宣伝をすると思う。俳優よりは内容で勝負している作品なだけにどのように宣伝するかが見物である。

b0097051_18443229.jpgチェイサー (原題:追撃者)
制作年:2008年
監督:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ
ジャンル:サスペンス、アクション
鑑賞:韓国版DVD


デリバリーヘルスを営む元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)は、最近雇っていた二人のデリバリーヘルス嬢が消えたことで困窮していた。お客から注文を受けたジュンホは、風邪で欠勤している子持ちのデリバリーヘルス嬢ミジン(ソ・ヨンヒ)に電話で連絡して出勤するように頼み、お客が待っている場所に車で向かった。ジュンホは、消えた二人の女性の共通点を探し、帳簿から同じ電話番号のお客と接触してからいなくなったのがわかり、そして先程ミジンに向かわせたお客であった。ジュンホは、そのお客が消えた二人の女性を他店に売ったと思い込み、三人目の犠牲者になりそうなミジンに電話をしてお客の家に到着したらメールで住所を知らせるように命令した。しかし、一向にミジンから連絡がないことから、ジュンホはミジンを捜すために住宅街を車で走らせていたら、接触事故を起こしてしまった。事故した相手のところに行き話しをするジュンホは、挙動不審で血が飛び散った服を着ている運転手の男ヨンミン(ハ・ジョンウ)を怪しんだ。「もしかして」と思って例の電話番号にその場で電話をかけたところ、ヨンミンのポケットにしまってあった携帯電話が鳴り響いた。逃げるヨンミンを追うジュンホは、捕まえてボコボコに殴った後に、この騒ぎにかけつけた警察官と一緒に警察署に連行された。ジュンホは刑事に女性従業員二人を売られたと主張するが、ヨンミンはジュンホの主張を否定し続けて、失踪している複数の女性を殺したことを自白した。警察署内は突然の出来事に動揺し、女性連続殺人事件を追っていたジュンホの元同僚のイ刑事(チョン・インギ)とオ刑事(パク・ヒョジュ)たちが連絡を受けて駆けつけ、ヨンミンの身柄を拘束して自分たちの署に連れていった。ヨンミンはミジンがまだ生きていることを自白したことで、ジュンホは部下と二人でミジンの居場所を捜す。また、警察は令状なしに容疑者を逮捕したことで、物的証拠を捜さなければ検察の許可がおりず、法律規定により12時間が経過したら容疑者を釈放しなければいけない。ミジンの生存を信じて必死に捜すジュンホ、時間制限に追われながら物的証拠を必死に捜す警察、肝心なことは話さないヨンミン。果たして、ジュンホはミジンを救うことができるのか、そして連続殺人事件の真相はどのような結末になるのかというお話。

監督は、本作デビュー作のナ・ホンジン監督。
出演者は、デリバリーヘルスを営む元刑事ジュンホを演じるのは『ヨコヅナ マドンナ (原題:天下壮士マドンナ)』『楽しい人生』のキム・ユンソク、殺人犯ヨンミンを演じるのは『絶対の愛 (原題:時間)』『ブレス (原題:息)』のハ・ジョンウ、子持ちのデリバリーヘルス嬢ミジンを演じるのは『師の恩』『宮女』のソ・ヨンヒ、ミジンの娘ウンジを演じるのは『角砂糖』『ファン・ジニ 映画版 (原題:黄真伊)』のキム・ユジョン、ジュンホの部下を演じるのは『お姉さんが行く』『撃つ』のク・ボヌン、ジュンホが刑事時代の先輩のイ刑事を演じるのは『黒い家』『M』のチョン・インギ、女性のオ刑事を演じるのは『ソン・イルグクのレッド・アイ~幽霊列車~ (原題:レッド・アイ)』『青い自転車』のパク・ヒョジュ。

たった一日に起こったミジン失踪から連続殺人犯ヨンミン逮捕までの経緯を描き、元刑事ジュンホがミジンを捜索する過程、連続殺人犯ヨンミンの殺害行動や警察とのやりとりをみせている。

ヨンミンが逮捕されるまでの行動を鑑賞者側にみせることで、犯人を暴いた状態でどのようにして次々と人を殺していたのかをみせている。ヨンミンがミジンと接触して住処に閉じこめ、縄で手足を縛った状態で浴室に連れ込み、ノミを頭部に当ててハンマーで叩くのである。この殺害方法は過去の被害者と共通しており、殺害後に遺体を吊るし上げて血を抜いて体重を軽くして遺体を運びやすいようにする。ヨンミンがミジンを暴行中に、この住処の知り合い二人が訪ねてきて不審に思われたので、先にこの二人を殺し、この二人が乗ってきた車を処分するために走らせていたときにジュンホの車と接触事故を起こしているのだ。ヨンミンの表情は非常に冷めており、無表情で淡々と殺人して遺体を処理しているところに不気味さを感じる。そして、警察の取調べでのやりとりでも、何をされても肝心なところは濁しており、どのようにすれば警察から解放できるかを知っており知恵もあるのだ。

ジュンホは、ヨンミンを警察に引き渡した後に、ヨンミンが所持していた多くの鍵束を部下に渡して、ヨンミンと接触した近辺の家々を片っ端から鍵を鍵穴に挿して住処を捜すのだ。ヨンミンが同じような行動をとっていると考えて、同業者でデリバリーヘルス嬢が消えた店を訪ねたり、ヨンミンの姉夫婦に会ったり、ヨンミンと接触したことがあるデリバリーヘルス嬢と会ったりして情報を手に入れていくのである。

ジュンホとヨンミンを同じ時間軸上で行動をみせていることで臨場感があるストーリー展開になっている。ジュンホが行っている捜索状況やヨンミンと警察との攻防といった二人だけでなく、生死の狭間で彷徨うミジン、物的証拠を探すのに奔走する警察、消極的な検事、同時刻に起こったソウル市長糞投げつけ事件といった別の視点も入れながら進行しているのだ。裏社会に生きる元刑事ジュンホが、始めは自分の利益だけを考えて行動していたが、ミジンの娘ウンジ(キム・ユジョン)を発見して一緒に行動することで、正義感によってミジンを捜し出そうとしているのがみえる。さらに元刑事ということで勘の鋭さが大きく作用している。

誰もが感じることであるが、警察の無能ぶりは目に余るであろう。この条件によって、中盤から終盤にかけて大きな展開が生まれているのがみえる。公権力の姿に失望することなく、卑屈にならずに突進していくジュンホの姿は、ある意味ヒーローのようにみせているのかもしれない。ウンジが母ミジンを心配する悲しげな表情やその後に起こる不幸、本来正義の味方であるはずの警察が妨害してくる怒りといった起伏の激しい感情で動くジュンホの魅力に惹きこまれていくのだ。

腕力と勘がある熱血肉体派ジュンホと終始冷徹な連続殺人犯ヨンミンを再度向き合わすことで、終盤の展開を面白くしている。残忍な殺害方法、遺体から感じとれる無残さ、終始切迫したミジンの姿といった恐怖に駆られる演出もよく出来ている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2009-02-18 18:53 | 361.追撃者
韓国映画レビュー その265 「許されざるもの」
兵役義務によって起こる悲劇を描いたこの作品。終盤は非常に重たい内容になっているので、心の準備をして鑑賞してほしい。そして素人っぽい映像であるがストーリーを重視して鑑賞してほしい。

b0097051_23443486.jpg許されざるもの
制作年:2005年
監督:ユン・ジョンビン
出演:ハ・ジョンウ、ソ・ジャンウォン、ユン・ジョンビン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


テジョン(ハ・ジョンウ)兵長は、規律の厳しい軍隊生活を2年間真面目に過ごし、まもなく除隊を控えている。ある日、中学時代の同級生スンヨン(ソ・ジャンウォン)が新兵(二等兵)として入隊してきた。テジョンはスンヨンの上官に当たるため、軍隊での生活を教え、ときには多くの部下がみているためにスンヨンを叱って殴ることもある。だが、二人きりになったときは友人として接して殴ったことを謝まる。スンヨンは、軍隊特有の不条理な上下関係やしきたりに馴染めず、度々トラブル起こしていた。周囲では煙たい存在になっていたスンヨンだが、テジョンが教育をすると言いながらかばってきた。テジョンは、スンヨンが友人だからかばってきたが、次第に自分の立場まで悪くなり始めた。やがて、スンヨンは一等兵に昇格して、新兵のジフン(ユン・ジョンビン)を教育する立場になる。スンヨンは、今までの軍隊生活の在り方を変えたいため、新兵に対して不条理な命令や暴力を振るうことなく親切に接して可愛がった。その態度が、スンヨンの上官たちから反感もあり、スンヨンは場合によっては新兵に対して強く叱る。そして、スンヨンをかばってきたテジョンは除隊して、1年が過ぎた頃にテジョンの携帯電話にスンヨンから連絡が入る。休暇中のスンヨンは、テジョンに話したいことがあるために会うが、テジョンは二人きりで会うのが気まずいから恋人を無理矢理呼んで三人で会うことにした。テジョンが除隊した後、軍隊でスンヨンに何があったのか、そして兵役義務を経験するテジョン、スンヨン、ジフンの三人の若者は何を感じるのかというお話。

監督は、本作デビュー作のユン・ジョンビン監督。
出演者は、兵長のユ・テジョンを演じるのは『潜伏勤務 (原題:恋の潜伏捜査)』のハ・ジョンウ、テジョンの元同級生イ・スンヨンを演じるのは本作スクリンデビューのソ・ジャンウォン、スンヨンの部下ホ・ジフンを演じるのは本作品の監督のユン・ジョンビン、乱暴なマ兵長を演じるのは本作スクリンデビューのイム・ヒョンソン。

韓国の若者たちが経験する兵役義務において、まだ社会に出ていない若者が階級社会のある軍隊に入り、厳しい上下関係やしきたりに揉まれる中、それに対応できる者やできない者や反発する者を描きだしている。

もちろん軍隊であるから「個」というものはなく、軍隊の統制に必要な集団力がある。この作品は、訓練中の出来事を中心に扱うのでなく、休憩中やちょっとした生活の中を舞台にしており、軍隊内で何が行われていてどのように向き合っているのかをみせている。ちょっとでも先に入隊したものが先輩となり、後輩に軍隊における上下関係や軍隊生活を教育するのであるが、そこに個々の人間性が絡むことで複雑になっている。学がなく威張るマ兵長の態度が典型的である。イタズラの限度を越えた嫌がらせをしたり、下級兵に理不尽な暴力を振るったりとする。

テジョンは、除隊間近の兵長であり軍隊生活に順応して過ごしている。厳しい上下関係にもしっかりと守り、上級兵の命令には従い、下級兵にはしっかりと教育をしている。だがテジョンの本音は、何もかも受け入れる方が楽なために現在の軍隊の在り方を受け止めている。それに反しているのがスンヨンであり、不条理な軍隊生活を改革しようとしているのだ。上下関係を利用して下級兵に嫌がらせをしたり、殴ったりするのが許せないでいたので、自分が上官になったらそれらを変えようと考えている。スンヨンの思考を狂わせるのが、出来の悪い新兵ジフンである。新兵ジフンは、勝手に恋人に電話したり、職務中にジュースを飲んだり、少しぬけている行動を取っている。

兵役義務で召集されている三人の若者テジョン、スンヨン、ジフンの考え方の違いが明確に表現されているのがこの作品を良さである。テジョンは、決められた事に対して全てを受容して、その方が思考することが軽減することを知っており、どんなことにも対応する能力がある。スンヨンは、不条理な出来事に我慢が出来ずにおかしなしきたりを変えようとする改革派な人間である。ジフンは厳しさに対応する能力に欠けており、減り張りが利かないためにスンヨンもそして周囲の上官も困らせる存在でいる。

テジョンが軍隊にいたとき、除隊して1年後という二つの時間軸で構成されているので、そこはしっかりと区別して鑑賞してほしい。時間軸が違うだけでなく、テジョンとスンヨンの心境の変化である。兵役中は優等生だったテジョンは、除隊した後には軍隊生活を早く忘れたいという気持ちが切々とみられており、スンヨンからの連絡を受けたときも気持ちが落ちつかないのがみられる。スンヨンの場合は、二等兵、一等兵、兵長と階級が昇格していくなかで現実と理想のギャップで大きく混乱し、さらに大きな心の傷を背負ってテジョンに心の救いを求めていた。

兵役義務がある韓国社会には、メッセージ性が強い作品で大きな葛藤を持ちながら兵役に就き、除隊してからも社会生活に影響を与えているのがみられる。軍隊での権威主義がそのまま韓国社会に影響しているのがみられ、ある意味「ヤクザ」社会になっている感じにみえてしまう。何かと上下関係に厳しくみえるし、何でも自分を何かの物差しに当てはめて上下を決めたりする思考がみられる。それが、軍隊経験からの習性なのか元々の民族性なのかは断言できない。

今までインディペンデント映画を幾つか鑑賞してきたが、この作品はインディペンデント映画としては出来は良い方である。脚本に関してはかなり完成度が高いが、映像面や音響面の貧弱さはインディペンデント映画らしい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2008-02-11 00:05 | 265.許されざるもの
韓国映画レビュー その242 「ブレス (原題:息)」
ここのところ毎日、東京国際映画祭(提携企画も含め)で鑑賞した作品のレビューを書いている。映画祭期間中はほとんど観ることに専念していたことと、帰りが夜遅くなっていたのでレビューを書く時間がなかった。このブログでは韓国映画しか取り扱わないが、劇場で鑑賞した作品に関しては必ずレビューを書いている。
この作品は、キム・ギドク監督の最新作で、前作の『絶対の愛 (原題:時間)』とは正反対で会話が非常に少ない。そのために映像面、音響面、少ない台詞の意図といったところを読みとり、理解していかなければいけないので鑑賞直後は疲れた。おそらく、日本で劇場公開するだろうからもう一度鑑賞して細かいところまで探りたい作品である。

b0097051_129181.jpgブレス (原題:息)
制作年:2007年
監督:キム・ギドク
出演:チャン・チェン、パク・チア、ハ・ジョンウ、カン・イニョン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:第20回東京国際映画祭


投獄されている死刑囚チャン・ジン(チャン・チェン)は、「死」を感じていた。投獄されている部屋で、キリで喉を刺して自殺しようと試みるが命は助かり、自殺未遂で喉を怪我したために声がでなくなり再び刑務所に戻ることになった。ある日、ニュースのテレビで死刑囚チャン・ジンの姿をみたヨン(パク・チア)は、なんらかの情を感じて死刑囚チャン・ジンに面会しに行くことを決めた。ヨンは、夫(ハ・ジョンウ)が浮気していることに気づいてから夫婦仲は冷めきってしまった。ヨンは今まで経験してきたことを死刑囚チャン・ジンに打ち明けながら、閉ざされた心が徐々に開いていった。ヨンの行動がおかしいと感じた夫は、ヨンの後をつけ刑務所で死刑囚チャン・ジンと面会していることがわかる。面会室で二人が行っている出来事を監視カメラを通してみてしまった夫は、激しく妻ヨンに怒りをぶつけ、二人の関係を裂こうとする。今後、死刑囚チャン・ジンとヨンの関係はどのようになっていくのかというお話。

監督は、『弓』『絶対の愛 (原題:時間)』のキム・ギドク監督。出演者は、死刑囚チャン・ジンを演じるのは『愛の神、エロス』『百年恋歌』の台湾俳優のチャン・チェン、死刑囚に面会しに行くヨンを演じるのは『コースト・ガード (原題:海岸線)』『春夏秋冬そして春』のパク・チア、ヨンの夫を演じるのは『許されざる者』『絶対の愛 (原題:時間)』のハ・ジョンウ、死刑囚チャン・ジンと同室の若い囚人を演じるのは『アパートメント (原題:アパート)』のカン・イニョン、死刑囚チャン・ジンと同室の絵を描く囚人を演じるのは『モノポリー』『アパートメント (原題:アパート)』のイ・ジュソク、死刑囚チャン・ジンと同室の大きな囚人を演じるのは『私たちの幸福な時間』『偉大なる系譜』のオ・スンテ、面会室で監視カメラをみつめる保安課長を演じるのは本監督のキム・ギドク。

獄中の死刑囚チャン・ジンと結婚生活に絶望した女ヨンの二人が、刑務所の面会室で不思議な交流をしながらお互いが心の回復をしていく姿を描いている。

獄中で同部屋の死刑囚チャン・ジン、若い囚人、絵を描く囚人、大きな囚人の4人の奇妙な様子から始まっていく。絵を描く囚人がキリで壁に絵を刻むのをみていたチャン・ジンが、突然キリを奪い取り自分の喉に刺し自殺をはかり、若い囚人は大声で叫ぶ。この1シーンから、今後4人がどのような行動をしていくのかという予兆をみせている。絵を描く囚人が終盤で壁に描くもの、若い囚人が死刑囚チャン・ジンに対し同性愛を持ち、大きな囚人は死刑囚チャン・ジンにイタズラをしたりとストーリーが進むに連れてみえてくる。

死刑囚チャン・ジンのまえに姿を現した女ヨンは、お互いが「生」の崖っぷちに存在している。真冬の季節に、ヨンは春用の衣服を着飾り、面会室にお花畑が描かれた紙を壁一面に貼り、過去の輝いていたころのヨンに戻っていくように感じとれ、季節を象徴する春の歌を歌う。次に面会室に来たときは、夏バージョン、さらに次は秋バージョンという形で、季節を感じさせる衣服や壁紙や歌を死刑囚チャン・ジンに披露していく。死刑囚チャン・ジンにとっては閉鎖された空間にいつもいることで忘れていた季節を感じ、ヨンが作った季節によって時間が流れていることを気づかせ、生きていることを実感していく。チャン・ジンは、ヨンに対して溢れ出る過去の想いが重なって抱きしめている気がする。ヨンも幸せの絶頂にいた頃の自分が、閉ざされた世界の刑務所の面会室で蘇ってくる姿がみえる。

ヨンが死刑囚チャン・ジンと接見しているのがヨンの夫が知り、複雑な思いをみせている。夫は別の女と浮気をして楽しく過ごし、妻ヨンの今の精神状態をこのような形でみせる独特な感性がなかなかおもしろいところである。面会室の刑務官は、チャン・ジンとヨンが抱き合ったり、ディープキスをしているのにそのままの状態にしていたり、面会室を監視カメラで覗く保安課長も放置した状態にして、ここぞというときにブザーを鳴らして二人を引き裂くのだ。この保安課長は監督のキム・ギドクであるのは、モニターから反射して顔がみえる。

面会室と囚人部屋を交互にみせる構成にしており、ヨンが面会にきたときに何らかの「物」をチャン・ジンに贈るのであるが、それを同室の囚人たちはチャン・ジンから奪うのだ。そしてこの行為に一番熱心なのがチャン・ジンに好意を持つ若い囚人である。若い囚人の同性愛をみせており、嫉妬心を燃やしたり、ときにはチャン・ジンに寄り添って寝たりと言葉での表現ではなく表情や仕草で読みとれるところだ。

終盤は、春夏秋ときて最後に同じ時間軸の季節である冬をみせるところにチャン・ジンとヨンにドラマを与えている。チャン・ジンが世間ではどのような存在なのかというのは、ラストにならないとわからない構成にしており、なぜ彼のような人間が死刑になっているのかというところだ。

台湾の有名俳優チャン・チェンを起用していることで鑑賞するまえは、言葉をどのようにするのか気になっていたが、劇中は台詞らしい台詞はなく、叫び声や呻き声そして激しい息づかいが彼の台詞となっている。チャン・チェンだけでなく、囚人の4人全員が最小限の台詞だから、微妙な表情や仕草の変化で状況を読みとっていく、いつもながらのキムギドク作品になっている。台詞で状況判断ができるのは、ヨン、ヨンの夫、テレビのニュースといったところであろう。

人間の絶望感を歪んだ形で回復させるのだが、その技法がかなり異質なのがこの監督なのだ。死刑囚チャン・ジンとヨンが当てはまるが、彼らだけでなく三人の囚人たちにも同じように「生」のために「ある目的」をそれそれが持つことで該当している。「死」に一番近い死刑囚チャン・ジンを設定することで、「生と死」に対する考えを強調しているのであろう。84分という短い上映時間のために、なるべくネタバレにならないように抑えて書いたつもりでいる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★

【追記】 2009.03.14
なめ犬的おすすめ度を【★★★★ -> ★★★】に修正する。
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by nameinuuuu | 2007-11-02 12:28 | 242.息
ハ・ジョンウ
b0097051_15384717.jpgハ・ジョンウ (改名前:キム・ソンフン)
하 정우   (改名前:김 성훈)
1979年3月11日生

<映画出演作品>
b0097051_15391152.jpgマドレーヌ
制作: 2002年韓国  監督: パク・クァンチュン
出演: チョ・インソン、シン・ミナ 他
b0097051_15392258.jpgスーパースター カム・サヨン
制作: 2004年韓国  監督: キム・ジョンヒョン
出演: イ・ボムス、ユン・ジンソ 他
b0097051_15423640.jpg恋の潜伏捜査 (原題:潜伏勤務)
制作: 2005年韓国  監督: パク・クァンチュン
出演: キム・ソナ、コン・ユ 他
b0097051_15393460.jpg許されざるもの
制作: 2005年韓国  監督: ユン・ジョンビン
出演: ハ・ジョンウ、ソ・ジャンウォン 他
b0097051_1539475.jpg絶対の愛 (原題:時間)
制作: 2006年韓国  監督: キム・ギドク
出演: ソン・ヒョナ、ハ・ジョンウ、パク・チヨン 他
b0097051_1540152.jpg九尾狐家族
制作: 2006年韓国  監督: イ・ヒョンゴン
出演: チュ・ヒョン、パク・チュンギュ、ハ・ジョンウ 他
b0097051_15401240.jpgブレス (原題:息)
制作: 2007年韓国  監督: キム・ギドク
出演: チャン・チェン、パク・チア、ハ・ジョンウ 他
b0097051_15402795.jpg二番目の愛
制作: 2007年韓国・アメリカ  監督: キム・ジナ
出演: ハ・ジョンウ、ヴェラ・ファミーガ 他
b0097051_22304085.jpg私たちの生涯最高の瞬間
制作: 2007年韓国  監督: イム・スルレ
出演: ムン・ソリ、キム・ジョンウン 他
b0097051_2155142.jpgチェイサー (原題:追撃者)
制作: 2008年韓国  監督: ナ・ホンジン
出演: キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ 他
b0097051_027119.jpgビースティ・ボーイズ
制作: 2008年韓国  監督: ユン・ジョンビン
出演: ユン・ゲサン、ハ・ジョンウ、ユン・ジンソ 他
b0097051_21161962.jpg素晴らしい一日
制作: 2008年韓国  監督: イ・ユンギ
出演: チョン・ドヨン、ハ・ジョンウ 他
b0097051_2117212.jpgうちの学校のET
制作: 2008年韓国  監督: パク・クァンチュン
出演: キム・スロ、イ・ハヌィ、ペク・ソンヒョン、パク・ボヨン 他
b0097051_10303038.jpgよく知りもしないくせに
制作: 2009年韓国  監督: ホン・サンス
出演: キム・テウ、コ・ヒョンジョン、オム・ジウォン 他
b0097051_17181520.jpgノーボーイズ、ノークライ (原題:ボート)
制作: 2009年韓国・日本  監督: キム・ヨンナム
出演: ハ・ジョンウ、妻夫木聡 他
b0097051_1315736.jpg国家代表
制作: 2009年韓国  監督: キム・ヨンファ
出演: ハ・ジョンウ、ソン・ドンイル、キム・ジソク、キム・ドンウク 他
b0097051_15484147.jpgティファニーで朝食を (企画中or製作中)
制作: 2009年韓国  監督: イ・ユンギ
出演: ハ・ジョンウ、スエ 他
b0097051_20531622.jpgパラレルライフ (原題:平行理論)
制作: 2009年韓国  監督: クォン・ホヨン
出演: チ・ジニ、イ・ジョンヒョク、ユン・セア、ハ・ジョンウ 他
b0097051_11422426.jpg哀しき獣 (原題:黄海)
制作: 2010年韓国  監督: ナ・ホンジン
出演: ハ・ジョンウ、キム・ユンソク 他
b0097051_17511627.jpg愛してる、愛してない
制作: 2011年韓国  監督: イ・ユンギ
出演: イム・スジョン、ヒョンビン 他
b0097051_1143296.jpg依頼人
制作: 2011年韓国  監督: ソン・ヨンソン
出演: ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョク 他
b0097051_1630457.jpgラブフィクション
制作: 2011年韓国  監督: チョン・ゲス
出演: ハ・ジョンウ、コン・ヒョジン 他
b0097051_12414216.jpg犯罪との戦争:悪い奴等全盛時代
制作: 2012年韓国  監督: ユン・ジョンビン
出演: チェ・ミンシク、ハ・ジョンウ 他
b0097051_15234813.jpg577プロジェクト
制作: 2012年韓国  監督: イ・クノ
出演: ハ・ジョンウ、コン・ヒョジン 他
b0097051_1520218.jpgベルリン
制作: 2012年韓国  監督: リュ・スンワン
出演: ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、リュ・スンボム、チョン・ジヒョン 他
b0097051_1362567.jpgシネノート
制作: 2012年韓国  監督: カン・ヒョン、チョル・フン、イ・ジェヨン
出演: ハ・ジョンウ、キム・ナムジン 他
b0097051_1638627.jpgザ・テロ・ライブ
制作: 2013年韓国  監督: キム・ビョンウ
出演: ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン、チョン・ヘジン 他
b0097051_15204985.jpg群盗:民乱の時代
制作: 2013年韓国  監督: ユン・ジョンビン
出演: カン・ドンウォン、ハ・ジョンウ 他

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by nameinuuuu | 2007-09-07 00:37 | 俳優_FILE