韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
752.ワンドゥギ
753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
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757.ただ君だけ
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韓国映画レビュー その625 「白夜行 - 白い闇の中を歩く」
b0097051_15552893.jpg白夜行 - 白い闇の中を歩く
制作年:2009年
監督:パク・シヌ
出演:ハン・ソッキュ、ソン・イェジン、コ・ス
ジャンル:サスペンス
鑑賞:韓国版DVD


刑務所から出所したばかりの男カン・ジェドゥ(チョン・インギ)が殺害され、この殺人事件をチョ・ミヌ刑事(パン・ジュンヒョン)が捜査している。チョ・ミヌ刑事の捜査が進展してきたことで、14年前に起こった廃船密室殺人事件にぶつかり、その事件を当時捜査していたベテラン刑事のハン・ドンス刑事(ハン・ソッキュ)へ会いに行き、当時の捜査情報の話しを聞く。14年前の廃船密室殺人事件は、質屋を経営していたキム・シフ(チェ・ジノ)が密室になっていた廃船の中で殺害され、容疑者とされていた不倫相手のヤン・ミスク(チョ・ギョンスク)が自室で自殺をしたことで、事件の究明が困難になり警察としては犯人死亡として事件を処理し、本当のところは未解決事件となっている。今回殺害されたカン・ジェドゥは、キム・シフの質屋で働いていた従業員であり、14年前の事件と関係があると察したハン・ドンス刑事は、当時の相棒で今では署長に出世したパク・テホ刑事(チョン・ジン)に事情を話して再捜査するようになる。ハン・ドンス刑事は、ある程度チョ・ミヌ刑事から情報を教えてもらい、14年前の被害者キム・シフの息子キム・ヨハン(コ・ス)を探しながら、被害者キム・シフの妻ソ・ヘヨン (チャ・ファヨン)を探しだし情報収集をしていく。一方、14年前の容疑者の娘イ・ジアは、ユ・ミホ (ソン・イェジン)と名前を変えて叔母(イェ・スジョン)に引き取られて学生生活を過ごし、現在は高校教師をして財閥総師スンジョ(パク・ソンウン)と婚約している。財閥総師スンジョは、高校生の娘ヨンウン(ホン・ジヒ)がおり、ヨンウンが通う高校の先生がミホでもある。ミホの素性が気なる財閥総師スンジョは、部下の秘書シヨン(イ・ミンジョン)にミホの身辺調査することを命じる。そしてミホを尾行していたとき、秘書シヨンとハン・ドンス刑事が接触し、ハン・ドンス刑事がシヨンからの情報でミホがイ・ジアであることを知る。シヨンの情報とハン・ドンス刑事の情報を合わせていくと、14年前の殺人事件と現在の殺人事件が繋がりかける。14年前の殺人事件と現在の殺人事件は何を意味しているのか、そして14年前の殺人事件の真相はどのようなものなのかというお話。

監督は、本作デビュー作のパク・シヌ監督。
出演は、ハン・ドンス刑事を演じるのは『愛するときに話すこと』『目には目、歯には歯』のハン・ソッキュ、高校教師のユ・ミホを演じるのは『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』『妻が結婚した』のソン・イェジン、飲食店員のキム・ヨハンを演じるのは『Some(サム)』のコ・ス、財閥総師チャ・スンジョを演じるのは『チャーミング・ガール (原題:女、チョンヘ)』『ひまわり』のパク・ソンウン、スンジョの秘書シヨンを演じるのは『葡萄の木を切れ』『ペントハウス エレファント』のイ・ミンジョン、ヨハンの母ソ・ヘヨンを演じるのは本作スクリンデビューのチャ・ファヨン、パク・テホ刑事を演じるのは『私たちの幸せな時間』『食客』のチョン・ジン、ホストのヤクトンを演じるのは『銀河解放戦線』『過速スキャンダル』のイム・ジギュ、チョ・ミヌ刑事を演じるのは『鬘 かつら』『ミスター・ロビンの口説き方』のパン・ジュンヒョン、飲食店経営者パク・ミヨンを演じるのは『ビッグ・スウィンドル! (原題:犯罪の再構成)』『恋愛』のユン・ダギョン、殺害されたカン・ジェドゥを演じるのは『ヨガ教室 (原題:ヨガ学院)』『ペントハウス エレファント』のチョン・インギ、スンジョの娘ヨンウンを演じるのは『残念な都市』のホン・ジヒ。

東野圭吾の小説「白夜行」が原作になっており、それを脚色した内容になっている。2006年にTBSでTVドラマが放送されており、2011年に日本でも映画化された作品である。原作は随分まえに読んだ記憶があるけどかなり忘れており、TVドラマの方はある程度記憶に残っている。このボリュームを二時間たらずで収めようとするには無理があり、本作品の印象は駆け足でストーリーを舐めた感じで、ヒューマンドラマ的な人物描写の繊細さが不足した形になっている。14年前の殺人事件があった当時学生だった二人の主人公が詳細に示していないことで、二人の繋がりが如何に重要であるか示さなければならず、時間を使って描写する必要があるのだ。

被害者の息子と容疑者の娘は、お互いを思いながら、その後別々の人生を歩み、人の心を失って暗闇で生きる運命を背負う重厚なものである。キム・ヨハンの人生は、日の当たらない影のように生きて、ある人物のために人生を捧げていることで存在感をみせている。ユ・ミホの人生は、一見華やかにみえるが、冷酷な面を度々みせながら、感情を隠しているようにみせている。大人になった二人の主人公の心理描写は、そこそこ描けているからまだよいが、学生時代の二人の心理描写がちょっと欠落しているように感じられた。

冒頭に「白鳥の湖」が流れる中、ミホとスンジョが抱き合い、ヨハンがカン・ジェドゥを殺害するシーンを連動させるようにみせている。現在軸の殺人事件の犯人は、最初からみせており、そこから14年前の殺人事件とどのように繋がっていくのかをみせるような形をとっている。中盤あたりで、冒頭と同じような形でヨハンとミヨン(ユン・ダギョン)が抱き合い、ミホの企みによってスンジョと同乗する車が事故を起こすのだ。「白鳥の湖」がミホとヨハンの感情を映し出しており、激しい体の動きと違って空虚な心をみせているのだ。唯一、「白鳥の湖」の存在に気づいているのが、14年前に現場で拾ったカセットテープに録音されていた音を聴いたハン・ドンス刑事なのだ。

ハン・ドンス刑事は、自分の不注意から息子を亡くしており、それが原因で離婚をしている。今では、糖尿病を患っており、視力も落ちて、老いぼれた刑事になってしまい、チョ・ミヌ刑事が持ってきた事件を人生の償いと感じて最後の捜査として動いているのだ。更に殺人罪の時効が迫っていることで、ハン・ドンス刑事はなんとか時効前までに解決したいのだ。実は、ここに盲点があって、殺人罪の時効15年というのは韓国では近年までで、法律改正されたことで確か25年になったと思う。

登場人物が多いので、注意深くみていないと誰と誰が繋がって、誰と誰が親子なのかを見落とさないようにしなければならない。ミホの父はいない、ミホの母ヤン・ミスクとヨハンの父キム・シフが不倫、ヨハンの母ソ・ヘヨンと従業員カン・ジェドゥが不倫という二人の主人公の親の関係がある。だが、更なる真実があることで、終盤にそれをみせている。このような親の関係があるから、ミホとヨハンの幼少期の絆をちゃんと描いて欲しかったところである。一応は、描いたつもりでいるかもしれないが、これでは浅すぎて終盤の二人の感情がみえずらくなっている。

中盤から、更なる殺人が起こり、行方不明になる人物が二人出てくる。簡単に云ってしまうとヨハンまで辿りついた人物である。ひとりは、死体遺棄されたシーンをみせており殺害された人物の所持品がヒントになっている。もうひとりは、殺害シーンを明白にみせていることですぐにわかる。14年前の殺人事件の真相に近づいた人物で、消さざるおえないのである。

原作を知っている人が鑑賞した場合、あまりのスピード感で薄っぺらい内容にみえてしまうかもしれない。ソン・イェジンやコ・スが裸体をみせていることで、よくやっていると錯覚してしまいがちである。その部分をみるのではなく、キャラクターの複雑な心理状態をここまで表現したという点に注目すべきであろう。ハン・ソッキュが演じている刑事の方は、悲しみを抱えており、老いぼれ感が出ていて、よく表現されている。事前情報がなくても鑑賞可能な作品だけど、どこまで鑑賞者側がこの映像から登場人物の感情を理解するかであろう。

日本映画版では、小学生時代、高校時代をしっかりと描き、その時代に合わせた演出(ファッションや小道具)をしていたり、原作に近い形で作っているので、韓国映画版とどのように違うか比べると面白いかもしれない。出来としては、日本映画版の方が上にみえた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-08-06 15:59 | 625.白夜行
韓国映画レビュー その617 「二階の悪党」
短編作品ばかりだったので久しぶりの長編作品。ハン・ソッキュ&キム・ヘスのコンビ。
会話のやりとりでみせるコメディ、謎に包まれている主人公のサスペンス風な行動、チャンインとヨンジュの大人のロマンスといった感じだろう。内容は、まあまあの出来具合である。

b0097051_19183190.jpg二階の悪党
制作年:2010年
監督:ソン・ジェゴン
出演:ハン・ソッキュ、キム・ヘス、チウ、キム・ギチョン
ジャンル:コメディ、サスペンス
鑑賞:動画


チェ・ヨンジュ(キム・ヘス)は、アンティークの美術商を営む女主人で、同じような日々の生活に疲れている。ヨンジュの娘ソンア(チウ)は、中学生で思春期の悩みがある。異常なまで容貌にコンプレックスを持っており、学校では孤立して、学校に行きたがらない。母娘の二人で生活しており、経済的に困窮しているヨンジュは、使用していない二階の部屋を貸し出すことをしており、不動産屋にも協力してもらっているが、未だに借りる人がいない。一方、前科者のチャン・チャンイン(ハン・ソッキュ)は、相棒ソンシク(キム・ギチョン)と組んでおり、ある仕事を計画をしている。チャンインは、ヨンジュの家を訪れて、二階を借りたいという。チャンインは、自分が作家であると嘘をついて、小説を書くために二ヵ月間、部屋を貸して欲しいと依頼し、引っ越してくる。一階と二階の入り口は、別々になっており、二階に行くには外の階段を登って入るように作られている。引越しが片付いたチャンインは、ヨンジュやソンアが外出した後、二階の壁を壊したり、理由をつけて一階で生活しているヨンジュのところにあがりこみ、何かを探している。怪しい行動をとっているチャンインは、ヨンジュの家で何を探しているのかというお話。

監督は、本作デビュー作のソン・ジェゴン監督。
出演は、チャン・チャンインを演じるのは『目には目、歯には歯』『白夜行 -白い闇の中を歩く』のハン・ソッキュ、チェ・ヨンジュを演じるのは『最後の約束 (原題:11番目のお母さん)』『モダンボーイ』のム・ヘス、ヨンジュの娘ソンアを演じるのは『ウェディングドレス』のチウ、チャンインの相棒ソンシクを演じるのは『チャウ』『田禹治』のキム・ギチョン、ヨンジュの隣人を演じるのは『ベストセラー』『味噌』のイ・ヨンニョ、オ警官を演じるのは本作スクリンデビューのイ・ジャンウ、ソン室長を演じるのは『下流人生』『飛翔』のオ・ジェギュン、ハ代表を演じるのは『破壊された男』のオム・ギジュン、ハム・ギスを演じるのは『シークレット』『私のヤクザのような恋人』のパク・ウォンサン。

自称作家のチャンインが、精神的に憂うつになっているヨンジュに近づき、二人の関係に怒りを感じながら自らの容姿コンプレックスに加速がかかるソンア、女二人の家に大人の男を住ませていることで怪しむ隣人(イ・ヨンニョ)、ヨンジュに片思いする年下のオ警官(イ・ジャンウ)がチャンインのことを疑いだし、徐々にチャンインの目論見がみえてくるのである。チャンインとヨンジュの家やその周囲の人たち、チャンインと闇の取引しているハ代表(オム・ギジュン)とその部下ソン室長(オ・ジェギュン)といった二つのストーリーが平行して進行している。

冒頭のシーンで、チャンインが一緒にいた男ハン・ギス(パク・ウォンサン)と怪しい話しをしており、警察の突入によってチャンインは逮捕されて、一緒にいたギスは逃亡に失敗してビルから転落死してしまう。ここでチャンインとギスが話していたことが重要になっており、ギスが話していた陶器が高額で取引できることがわかり、闇の取引をしているハ代表と繋がっていくのである。

チャンインは、ヨンジュの家の中に例の陶器が隠されていると考えており、家の中を探しているのである。家の内部にある二階から一階に繋がる通路は、セメントで固められて通行できないため、チャンインはヨンジュに対して何かと理由をつけて一階の部屋にあがらしてもらい、その中で未亡人のヨンジュを口説いているのである。チャンインとヨンジュのロマンス要素が描かれているが、チャンインはヨンジュから一階の鍵を手に入れるためで、合鍵を作って一階と地下を探す目的があるのだ。ヨンジュの方は、十代で娘ソンアを出産して、数年まえに夫を亡くしていることで、チャンインの甘い言葉に誘われてしまうのだ。この二人のやり取りが、実に面白く描かれており、会話の中に散りばめてあるワードで笑いを誘い、情緒不安定なヨンジュの言動であったり、焦っているチャンインの姿をみせてコメディ要素を作り出している。

ヨンジュだけでなく、娘ソンアの存在によってチャンインの行動に壁を作りだしている。母と親しくしていることでチャンインに対してよく思っていないソンアは、チャンインを無視したり、登校拒否をして一階の部屋に居座るのだ。ソンアは、目の整形手術をしたいとヨンジュにせがむが断られており、そのやり取りが何度か続いている。中盤あたりでソンアとチャンインとの間が改善してくるので、そこからストーリーが加速していくのだ。もう一つ、序盤から母ヨンジュは娘ソンアのことをフルネームで呼んでいるシーンが多いことが、あるヒントを与えているつくりになっており、そこに気づくかで全体像がある程度みえてくるのである。

チャンインのもう一つの顔をみせているのが、ハ代表との取引である。チャンインに対して好意的でないソン室長の行動が、中盤から終盤の動きに繋がっていくのである。チャンインの緻密な行動に苛々して強引になっているソン室長が、ある事件を起こしてしまい、展開が激しくなっていくのである。

登場人物全員がコンプレックスを持っているのが、コメディ要素を一層面白くみせている。ヨンジュの心の病であったり、ソンアが容姿に猛烈に劣等感を持っていたり、ソン室長の身長であったり、ハ代表が父に対する感情、一警官としてヨンジュから見られているオ警官の感情、いつもヨンジュの家を覗いている隣人の感情、といった感じで表現されている。人間の隠したいという感情を映し出すことで、それぞれ悩みを抱えて生きている本来の人間らしさをみせている。

チャンインの行動が主になっている作品であるが、個人的にはヨンジュの精神状態を分析しながらみていると楽しめる。若い時期に出産をして、中学生の子供を持ち、夫が亡くなり、夫の店を引き継いで経営しているヨンジュの未来への絶望感を切々とみせているのだ。ヨンジュがチャンインに愚痴っていることで、だんだんと癒されていく姿をみせており、「おばさん」から「女性」へと変化していく過程がみえるから面白いのだ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-07-11 19:26 | 617.二階の悪党
韓国映画レビュー その410 「目には目、歯には歯」
ハン・ソッキュとチャ・スンウォンの共演、周りを固める濃厚なキャスト。星2つにするか星3つにするか非常に悩んだ作品。出演者の魅力よりも、内容と個人的な好みでおすすめ度を決めてしまった。

b0097051_1346629.jpg目には目、歯には歯
制作年:2008年
監督:クァク・キョンテク、アン・グォンテ
出演:ハン・ソッキュ、チャ・スンウォン、ソン・ヨンチャン
ジャンル:アクション
鑑賞:韓国版DVD


重犯罪を扱い幾つもの事件を解決してきた敏腕刑事のペク刑事(ハン・ソッキュ)は、上司に辞表を提出しているとき、ソウルの街中で現金輸送車が襲われて、十数億ウォンの現金が奪われる事件が起こった。ペク刑事は、辞表をしまって直ちに現場へ向かった。現場には、偽ペク刑事や偽刑事や偽鑑識や偽レッカー車の運転手などが駆けつけており、追突された現金輸送車を丸ごと盗んでいった。有名なペク刑事を騙って現金輸送車強奪事件を完全犯罪に仕立てあげたのは、犯人グループのリーダーであるアン・ヒョンミン(チャ・スンウォン)であった。そして、ペク刑事は情報屋&闇ルート売買人のアントニオ(イ・ビョンジュン)から済州島で600kgの金塊密輸の情報を知ったことで、済州島空港に刑事たちを張りつかせた。またしても、犯人グループたちは刑事たちの裏をかいて金塊を持ち去っていった。ペク刑事は、ソウルの現金輸送車強奪事件と済州島の金塊密輸事件は五人で犯行を行ったものだと推理して、済州島空港の監視カメラをみて犯人らしき人物の四人を特定した。その四人は過去に前科があり、簡単に犯人の名前を知ることができたが、最後に一人がわからないでいた。刑事たちは、四人の犯人の詳細を捜査していくことで、ついに最後の一人がアン・ヒョンミンであることがわかる。被害者の事業家キム・ヒョンテ(ソン・ヨンチャン)を捜査していくペク刑事たちは、犯人グループとの接点を捜していく。事件解決を目的とする刑事たち、被害者の事業家キム・ヒョンテの隠された正体、犯人グループたちの行動、といった三つ巴の攻防をみせるお話。

監督は、『タイフーン』『愛 サラン』のクァク・キョンテク監督と『マイ・ブラザー』のアン・グォンテ監督。
出演者は、刑事のペク・ソンチャンを演じるのは『恋の罠 (原題:淫乱書生)』『愛するときに話すこと』のハン・ソッキュ、犯人ボスのアン・ヒョンミンを演じるのは『約束 (原題:国境の南側)』『My Son あふれる思い (原題:息子)』のチャ・スンウォン、事業家のキム・ヒョンテを演じるのは『あいつの声』『M』のソン・ヨンチャン、情報屋&闇ルート売買人のアントニオを演じるのは『殴打誘発者たち』『覆面ダルホ』のイ・ビョンジュン、犯人ファン・ミンチョルを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『クロッシング』のチョン・インギ、犯人ソン・ユゴンを演じるのは『恋愛術士』のキム・ジソク、犯人キム・ドスを演じるのは『黒い家』『正しく生きよう』のソン・ビョンウク、犯人チャ・ヨンジェを演じるのは『愛 サラン』のイム・ソンギュ。

ペク刑事と犯人アン・ヒョンミンの攻防をみせるなか、被害者のキム・ヒョンテの本性がわかることで更なる展開に発展していく。題名から分かるようにハムラビ法典の言葉で有名だから意味は知っている人は多いだろう。内容としては緻密で計画的な犯罪をして復讐するものだから、題名のような大袈裟なものではない。

犯人グループの特長が見事に発揮しているのが序盤の二つの事件で分かるであろう。留学経験がありMBA資格を持っている頭脳派な犯人グループのリーダーであるアン・ヒョンミン、格闘派で傷害罪の前科があるキム・ドス(ソン・ビョンウク)、偽札や偽装パスポートを作って逮捕された前科があるファン・ミンチョル(チョン・インギ)、スリの前科があるチャ・ヨンジェ(イム・ソンギュ)、車泥棒の前科があるソン・ユゴン(キム・ジソク)。現金輸送車強奪事件と金塊密輸事件のトリックをみせながら進行していることで、犯人グループの手際の良さや知能を使った犯行がみえ、単に警察がマヌケという訳ではないのだ。

ペク刑事の捜査によって、アン・ヒョンミンの犯行の動機がみえてくる仕組みになっている。そこに絡むのが被害者キム・ヒョンテであり、ペク刑事とアン・ヒョンミンの共通人物であるアントニオである。被害者キム・ヒョンテの場合は、事業家として活動をして表向きでは善人のようにしているが、裏では悪徳事業家として活動をしており、暴力団がバックについているのだ。被害者キム・ヒョンテと犯人アン・ヒョンミンとの攻防がポイントになっている。もう一人のキーマンとしては、オカマのアントニオであろう。オネエ口調で、小指を立てて携帯電話で話したりとかなり濃厚キャラに笑ってしまうのだ。情報屋でもあり、闇ルートの売買人であるから、刑事と犯人の両方から連絡があることで、ペク刑事とアン・ヒョンミンの攻防が随所にみられるのだ。

刑事側と犯人グループの動きが同時にみえることで、犯人アン・ヒョンミンの人物像をしっかりと表現している。刑事側としては悪き犯人で賢くて嫌らしい考えであるが、犯人グループからみたアン・ヒョンミンはとても人間性が優れていて人情味があり仲間を大切にする人間である。犯人キム・ドスの母と娘への扱い、仲間が捕まったことで奪還しようとしたりとするアン・ヒョンミンの姿は凶悪性がみえないのだ。

この作品の特徴としては、良く練られたシナリオとテンポの良さであろう。アクションものだから、流れを止めることなく、軽やかにストーリーが進んでいくので観やすいだろう。アクションという点においては、韓国映画らしい在り来りな手法を使っていることで驚きがなかったのが残念なところだが、どんでん返しのラストにしているところは褒める点かもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2009-08-11 13:56 | 410.目には目、歯には歯
韓国映画レビュー その409 「ミスター主婦クイズ王」
シネマコリア2006で上映したとき、都合が悪くて行けなかった苦い思い出がある作品。

b0097051_10104560.jpgミスター主婦クイズ王
制作年:2005年
監督:ユ・ソンドン
出演:ハン・ソッキュ、シン・ウンギョン、コン・ヒョンジン
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


名門大学出身で会社員だったジンマン(ハン・ソッキュ)は、会社を辞めて専業主夫になって6年が過ぎた。妻スヒ(シン・ウンギョン)はテレビ局で働くキャリアウーマン、幼稚園に通う娘タナ(ソ・シネ)の三人でマンションに暮らしている。マンションの主婦や幼稚園のママたちと仲良しなジンマンは、世間話をしたり、花札をしたりと交友を深めている。ジンマンは高収益な親睦契に投資しており、それを管理していたマンションの住人がお金を持ち逃げしてしまったことで、総額3000万ウォンを損してしまった。そのお金は、妻スヒの父(チョン・ジェジン)の手術代も含まれていたことで、困ったジンマンは親友ヨンスン(コン・ヒョンジン)に相談する。お金のないヨンスンはジンマンにお金を貸すことができないが、偶然テレビをみていてアイデアが浮かんだ。テレビ番組で専業主婦向けのクイズ番組があり、三週連続で勝ち抜くと賞金3000万ウォンが手に入ることを知り、専業主夫のジンマンを番組に参加させる。雑学王のジンマンは、筆記試験で高成績を残して予選出場の権利を獲得して、テレビ出演を果たし、一週目を勝ち抜いた。専業主夫という存在が珍しいことから、多くのテレビ番組や新聞などで取り上げられ、ジンマンは一躍有名人になってしまった。そのため、ジンマンとスヒとの夫婦仲に亀裂が生じてしまう。果たして、ジンマンとスヒの夫婦仲は修復するのか、クイズ番組で賞金を得ることができるのかというお話。

監督は、本作デビュー作のユ・ソンドン監督。
出演者は、専業主夫のジンマンを演じるのは『二重スパイ』『スカーレットレター (原題:朱紅の文字)』のハン・ソッキュ、テレビ局で働くスヒを演じるのは『SSU』『ザ・ブライド 花嫁はギャングスター2 (原題:極道の妻2)』のシン・ウンギョン、芸能マネージャーのヨンスンを演じるのは『踊るJSA (原題:東海の水と白頭山が)』『ライアー』のコン・ヒョンジン、テレビ局のプロデューサーのカン・ナムギュを演じるのは『魔法の性』『地球を守れ!』のイ・ジュヒョン、ジンマンの母を演じるのは『麻婆島』『大胆な家族 (原題:肝っ玉家族)』のキム・スミ、ジンマンとスヒの娘タナを演じるのは本作スクリンデビューのソ・シネ、幼稚園の先生ジュハを演じるのは『子犬、死ぬ』のヨム・ヒョニ、ジンマンの父を演じるのは『公共の敵』『清風明月』のオ・スンミョン。

男性が働き、女性が家事全般をするという一般的な習慣があるなかで、ジンマン&スヒ家族では夫が家事や子育てを行い、妻スヒが働くというスタイルが成り立っている。近所の主婦や幼稚園のママたちは、ジンマンらの生活スタイルを認めていることで上手くいっているが、子供は正直でタナが通う幼稚園児が働いていないジンマンのことを不思議に感じてタナにちょっかいを出すのである。幼稚園児の姿が、世間一般な思考なところだから、ジンマンが娘タナにどのように理解させるのかという子育ての点でも興味があるのだ。

ジンマンがクイズ番組に出演する三週間で、夫婦間での問題、タナの母親への気持ち、会社でのスヒの立場、スヒに好意を持つカンプロデューサー(イ・ジュヒョン)との関係、ジンマンの実家での出来事、スヒの父の病気といった多くの問題をみせている。一週勝ち抜く毎にトラブルが発生する展開で、テンポが良いことでバランスが取れた構成になっている。一週目勝ち抜きで世間では「主夫」という存在に賛否が分かれる意見が飛び交い、二週目でジンマンブームが起こり、最後の三週目で多くのトラブルが解決していく流れである。サイドストーリーとして、カンプロデューサーとスヒの危ない関係をみせたり、タナが通っている幼稚園の先生ジュハ(ヨム・ヒョニ)に一目惚れしてしまうヨンスンといった和ますところもみせている。

「主夫」という形を世間が認めだして、ジンマンの知り合い、両親や兄弟や義父、近所の主婦たち、幼稚園のママたちがクイズ王に挑戦しているジンマンを応援する姿をみせて感動を与えている。ジンマンは、男性が今まで女性の「主婦」という仕事を軽視していた思考を打ち破り、如何に大変な労働であるかということも主張しているのだ。そして、本作の核になるジンマンの家族愛を表現することで心温まる作品になっているのだ。

途中から結末が読めてしまう内容なので、それをどのような形で鑑賞者側が理解してあげるかだと感じる。夫婦の役割は、夫婦の数だけ形があるので、頭ごなしに「主夫」を否定的にみることは決してないだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2009-08-08 10:22 | 409.ミスター主婦クイズ王
韓国映画レビュー その317 「愛するときに話すこと」
人物描写の上手さが輝いている作品である。このような作品は個人的に好みであるから評価が高い。あらゆる状況に応じた気持ちの変化をみせており、揺れる想いを繊細に表現されている。これって、演じている役者が上手なのかな。この作品も鑑賞者によって個人差がでる作品に感じとれた。

b0097051_12245889.jpg愛するときに話すこと
制作年:2006年
監督:ピョン・スンウク
出演:ハン・ソッキュ、キム・ジス
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


イング(ハン・ソッキュ)は、母(チョン・ヘソン)と一緒に知的障害者の兄インソプ(イ・ハヌィ)の世話をしながら生活をしている。小さな町の薬局を経営している薬剤師のイングは、どんなお客さんに対しても優しく接している。だが、恋人(チェ・バニャ)から兄インソプの事で、恋人の両親から反対されたことで二人の結婚は白紙になり破局する。一方で、偽ブランド商品のデザイナーをして東大門で先輩(イ・ジヒョン)と一緒に店を経営しているヘラン(キム・ジス)は、亡くなった父が残した多額の借金返済のために必死に生きている。ヨガ教室に通いお気楽な母(キム・ソンニョ)と妊娠したことで恋人と結婚を考えている妹ミラン(キム・ジヒョン)に苛立っている。ある日、イングの薬局に睡眠薬を買いにお客としてヘランが入ってきた。以前にも酔い止め薬を買いにきたり、コンビニで会っている二人は顔見知りである。イングは元恋人が別の男性と結婚する話を聞いたことで落ち込みビールを飲んでいたところ、ヘランに薬の代わりのビールを差し出し、一緒にビールを飲んで心を開き語りあっていた。この出来事から二人は会うようになり、恋愛に発展し始めていった。だが、二人が個々に抱えている事柄が大きいことで、お互いが不安とともに接している。お互いに困難を背負っているイングとヘランの恋愛は今後どのようになっていくのかというお話。

監督は、本作デビュー作のピョン・スンウク監督。
出演者は、薬剤師のイングを演じるのは『スカーレットレター (原題:朱紅の文字)』『恋の罠 (原題:淫乱書生)』のハン・ソッキュ、偽ブランド商品のデザイナーをしているヘランを演じるのは『チャーミング・ガール (原題:女、チョンヘ )』『ノートに眠った願いごと (原題:秋へ)』のキム・ジス、障害者のイングの兄インソプを演じるのは『美しき野獣』『韓半島』のイ・ハヌィ、イングの母を演じるのは『ゴースト・ママ』のチョン・ヘソン、ヘランの母を演じるのは『春香伝』のキム・ソンニョ、ヘランの妹ミランを演じるのは『拍手する時に去れ』のキム・ジヒョン。

イングの家族は、老いた母、知的障害者の兄インソプ、結婚してすでに嫁いだ妹インスク(ペク・チウォン)の4人である。だが、実質的に妹は結婚しているから実家におらず、母とイングが兄インソプの面倒をみながら生活をしている。兄インソプの存在によって、イングは多くのことを犠牲にして人生を送ってきたことを序盤で示している。イングは、兄インソプのことを時には憎むときもあるが、家族の一員として愛してもいる。

ヘランの家庭は、母、妊娠した妹ミランの3人である。父が亡くなったときに遺産相続をしたために、同時に借金を背負うことになり、破産宣告もできない状況下にいる。三人で多額の借金を返済していこうと思っているが、母は借金に関して深刻に思っておらず、妹ミランは妊娠したことでそのまま彼氏と結婚しようと思っているのだ。ヘランは、責任感があって気が強い性格なため、母と妹に対してきつい言葉を浴びせ、妊娠した妹に堕ろすように言う。

お互いの家庭環境に問題を抱えたイングとヘランが出会い、次第に恋愛へと発展していくのである。大人のラブストーリーとして表現された恋愛手法をとっており、少ない会話や表情の変化を見せながら進行していくのだ。二人でいるときだけは、個々に背負っている問題を忘れて、無邪気な自分の姿をお互いがみせているのがみられ、苦しい現実から解放された心の爽快感も同時にみせている。二人が自宅や仕事場に戻ったときに、空虚な現実世界に嫌気をさして、冷静な二人が相手に八つ当たりしたり、自分の気持ちが制御できない様子を行動で表現しているところが、二人の心の動揺をうまくみせているのが印象的であった。

この作品の特徴として物事が発生して少し時間が経過してから、物事の発端を表現する手法をとっている。イングの薬局に元恋人が訪ねてきて食事をしてホテルに入るまでの流れを表現しているが、二人の関係を詳細に明かすのは後半になってからで、それまでは鑑賞者側が状況をみながら解読して関係を察していくのである。同様に、ヘランと恋人の弁護士が路上で口論しているところ、イングの薬局のまえに駐車してある車に体当たりする弁護士の行動も時間が経過することで種明かししていく手法をとっている。冒頭でイングと兄インソプがコンビニでヘランに話しかけるところも、滑走路というグループの歌のこと、中盤で二人の会話であったヘランの母校が夕方に流す「埴生の宿」の曲も終盤でみせている。全体を通して、少し鑑賞者側に考えさせてから解答を示しているので、なかなかおもしろくなっている。

お互いの日常生活を細かく映すことで、二人の心に潜んでいる感情を切々と表現されており、終盤でみせる苦しい状況で決断を下す心境、急な環境の変動時にみせる心情の繊細さを見事に描かれている。俳優の力量なのか、ハン・ソッキュとキム・ジスが演じるイングとヘランの心情に吸い込まれてしまい、二人が別々のシーンで涙を流すところは、胸が熱くなってしまった。

全体像から、イングとヘランの恋愛だけでなく、人間ドラマとして各々の家族への愛も同時に表現しているのがみえる。題名に記されている「愛するときに話すこと」は、イングとヘランの主人公たちに示しているようだが、問題が積もるお互いの家族にも向けられたメッセージにも感じとれる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2008-08-14 12:30 | 317.愛するときに話すこと
韓国映画レビュー その309 「ユゴ 大統領有故 (原題:その時、その人々)」
外部の騒ぎ(裁判沙汰)の方が大きくて注目された作品。別に騒ぐほどではないと感じるが。

b0097051_1825209.jpgユゴ 大統領有故 (原題:その時、その人々)
制作年:2005年
監督:イム・サンス
出演:ハン・ソッキュ、ペク・ユンシク、ソン・ジェホ、キム・ウンス
ジャンル:社会派ドラマ、コメディ
鑑賞:日本版DVD


1979年、パク・チョンヒ大統領(ソン・ジェホ)は、軍事独裁政権で国を治めていた。民衆に対する締めつけが厳しくなっていくことで、それに抵抗する学生が運動を起こすが、大統領命令で軍事的に力で制圧してしまう。夜の大統領は酒と女に明け暮れており、韓国中央情報部(KCIA)のチュ課長(ハン・ソッキュ)は、大統領のために女性客を用意する職務についていることで嫌気がさしていた。ある日、宮井洞の晩餐会場でパク・チョンヒ大統領、警護室長のチャ・ジチョル(チョン・ウォンジュン)、秘書室長キム・ゲウォン(クォン・ビョンギル)、招待された女子大生ジェスン(チョ・ウンジ)、招待された歌手スボン(キム・ユナ)が宴の席についた。晩餐会場は大統領を警備する者たちで囲まれており、厳重体制になっている。そこに、晩餐会に出席する予定で遅れてきた韓国中央情報部(KCIA)のキム部長(ペク・ユンシク)が建物の入り口にやってきた。そこで、キム部長は警備していたチュ課長とミン大佐(キム・ウンス)を呼び出して、大統領暗殺を実行するために動きだした。チュ課長とミン大佐はそれぞれ同僚たちと警護場所に位置につき、キム部長は大統領がいる晩餐会場の部屋に向かった。キム部長は、部屋に入るなり警護室長のチャ・ジチョルと大統領を銃殺し、秘書室長キム・ゲウォンと女性招待客の二人には何もせずにその場を立ち去った。キム部長が放った銃声によって、チュ課長は警護場所にいた同僚を銃殺、チュ課長やミン大佐に命令を下された部下たちは、晩餐会場で警備している同僚や関係者を銃殺する。大統領殺害事件の実行犯、それに加担した共犯者、その目的を知らずに上司の命令によって行動してまきこまれた部下たち、北朝鮮の動きを気にする政府や大統領側近たちを描いたお話。

監督は、『涙』『浮気な家族』のイム・サンス監督。
出演者は、中央情報部のチュ課長を演じるのは『二重スパイ』『スカーレットレター (原題:朱紅の文字)』のハン・ソッキュ、中央情報部のキム・ジェギュ部長を演じるのは『地球を守れ!』『ビッグ・スウィンドル! (原題:犯罪の再構成)』のペク・ユンシク、パク・チョンヒ大統領を演じるのは『二重スパイ』『殺人の追憶』のソン・ジェホ、キム・ジェギュ部長の秘書であるミン大佐を演じるのは『天国からのメッセージ (原題:幽霊が住む)』『ラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)』のキム・ウンス、晩餐会場のシム執事を演じるのは『清風明月』『SSU』のチョ・サンゴン、秘書室長のキム・ゲウォンを演じるのは『菊花の香り』『私の頭の中の消しゴム』のクォン・ビョンギル、警護室長のチャ・ジチョルを演じるのは『アナーキスト』『火山高』のチョン・ウォンジュン、晩餐会場に招待された女子大生ジェスンを演じるのは『アフリカ』『フー・アー・ユー?』のチョ・ウンジ、晩餐会場に招待された歌手スボンを演じるのは歌手のキム・ユナ。

1979年当時の大統領パク・チョンヒが、韓国中央情報部(KCIA)のキム部長に銃殺された出来事をモチーフにしている。実際に起こった出来事なので、どこまでが真実でどこからが脚色なのかを区別できる人は気に入るが、ただ大統領が死んだということしか知識がない人にとっては、線引きができないためにコメディとしての力が発揮せずに社会派ドラマと捉えてしまうであろう。

大統領の人物像をコミカルに描いている。大統領の出生は、日本併合時の朝鮮で日本軍兵士の経験もあり通名もある。それもあって、本編で日本語を多用して、日本文化を口にしたり、宴の席で歌手スボンに日本の歌を歌わせているのだ。大統領の日本語に意味があるのかと考えると、大した意味を成していないと感じられる。日本に精通している人物であったということを表現するのが意味なのであろうか。歌手スボンが都はるみや美空ひばりの歌まで歌っていたのは脚色で笑わそうとしているのはわかるが、韓国の歌も事実と違っているのは鑑賞後に知った。細かい事件の真相やそのときの現場の出来事に疎いために、コメディとしての面白さを完全に理解できないのが悔やまれるところだ。これは自分の知識不足ということである。

大統領殺害事件の真相を中盤から終盤にかけて表現しており、どのような人物が事件に絡んでいたのかを淡々とナレーションと一緒に映像が流れ、実際に事件と関係がありそうな人物が何事もなかったようになっていたりするのだ。殺害実行犯のキム部長、共犯者のチュ課長とミン大佐、彼らの命令によって目的も知らずに殺害していた部下たちに社会的な制裁がなされていくのだ。何も知らない部下も被害者で加害者になっているところもコメディの要素を使っている。大統領、殺害実行犯たちと協力者、目撃者の三人、執事といった人たちの人物像をみながら、ストーリーを追っていくと全体の流れがみえ、彼らの人物像の面白さもみえてくるだろう。

歴史というのはおもしろくて、パク・チョンヒ大統領時代に韓国中央情報部(KCIA)が幾つも事件を起こしているのは有名であり、結局自らクーデターのような形で大統領から解放され、政権が変わって韓国国内が民主化されてよくなると思っていたら、しばらくは軍事政権が続いたりとなかなか思い通りいかない世の中なのだ。

この作品を社会派ドラマの視点で追って鑑賞したので、ブラックコメディ要素に関しては鼻で笑う程度で、かなり真面目になって観てしまった。この事件の詳しい事実を把握していると、監督が意図して作り上げたところを堪能できると感じられる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2008-07-14 18:34 | 309.ユゴ 大統領有故
韓国映画レビュー その283 「接続」
決して、ネタ切れではないので。90年代の作品のレビューが少ないので、2回分だけ連続でレビューしようと思う。1回目は、1997年に興行数1位だったこの作品。今鑑賞すると古く感じるであろうが、実は人間描写がうまく出来ている作品だと感じる。現在でもバリバリに活躍している有名な俳優が出演しているから、俳優重視で鑑賞する人でも楽しめそうだ。

b0097051_1049387.jpg接続
制作年:1997年
監督:チャン・ユニョン
出演:ハン・ソッキュ、チョン・ドヨン、チュ・サンミ、キム・テウ
ジャンル:ラブストーリー
鑑賞:日本版Video


ラジオ局のPDをしているドンヒョン(ハン・ソッキュ)は、過去に失恋した恋愛を忘れられないでいた。ドンヒョンと同じ番組に携わる放送作家のウニ(チュ・サンミ)は、彼に心を寄せており、何げなく気持ちを表現するが二人の関係は進展しない。同じラジオ局の先輩PDテホ(パク・ヨンス)とウニは過去に交際していたが、二人の間は微妙な関係になっていた。
一方で、通信販売のオペレーターをしているスヒョン(チョン・ドヨン)は、ルームメイトで親友ヒジン(カン・ミナ)の恋人ギチョル(キム・テウ)に密かに心を寄せていた。ドンヒョンのラジオ番組で放送したベルベットアンダーグラウンドの「ペールブルーアイズ」という曲を通じて、ドンヒョンとスヒョンはお互いにチャットやメールをするようになった。お互い恋に悩むドンヒョンとスヒョンが、通信ツールによって心を交し合い、お互いに好意を持つようになっていくお話。

監督は、本作デビュー作のチャン・ユニョン監督。
出演者は、ラジオ局のPDをしているドンヒョンを演じるのは『銀杏のベッド』『グリーンフィッシュ』のハン・ソッキュ、通信販売のオペレーターをしているスヒョンを演じるのは本作スクリンデビューのチョン・ドヨン、ラジオの放送作家をしているウニを演じるのは『つぼみ (原題:はなびら)』のチュ・サンミ、ギチョルを演じているのは本作スクリンデビューのキム・テウ、スヒョンの親友ヒジンを演じるのは本作スクリンデビューのカン・ミナ、ドンヒョンの先輩PDのテホを演じるのは『ママに恋人ができたよ』『尻尾を振る男』のパク・ヨンス、スヒョンと同じ会社の運送社員を演じるのは『ゴースト・ママ』『銀杏のベッド』のイ・ボムス。

ドンヒョンとスヒョンの繋がりがあるのは、通信ツールのみであり、お互いに別々の世界が流れている。ラジオ局内でPDドンヒョン、放送作家ウニ、先輩PDテホとの三角関係、友人内でのスヒョン、ヒジン、ギチョルとの三角関係といった二組の三角関係によって構成されている。

ドンヒョンの三角関係は、ウニがドンヒョンに対して勇気を出してアタックしていくがドンヒョンはその気持ちに素っ気なく対応し、テホはウニと形としては別れているが、テホの気持ちが整理つかない状態でいる。ドンヒョンが恋に消極的なのは、過去にヨンヘ(パク・スヨン)という女性と交際していたが、彼女のことが忘れられないでいたのだ。ヨンヘとの付き合い始めた経緯や離れていった経緯が関係しているからだ。それに追い討ちをかけるように、ヨンヘがラジオ局にベルベットアンダーグラウンドのLPを持って訪ねてきたことで、実際には顔を合わしていないがドンヒョンの気持ちが動揺しているのがわかる。

スヒョンの三角関係は、親友ヒジンの恋人ギチョルに片思いしているところである。ギチョルの何気ない行動がスヒョンにとって嬉しい反面で親友ヒジンに悪いという罪悪感も表現されている。仲良し三人組みにみえるが、スヒョンが本心を抑えていることでこの関係が成り立っているのだ。

ドンヒョンとスヒョンの繋がりを決定的にしたのが、「ペールブルーアイズ」である。ヨンヘがドンヒョンのラジオ局に置いていったそのLPをドンヒョンの放送番組で流したこと、スヒョンが恋に悩んでドライブをして交通事故を起こしたときに流れていた曲なのだ。偶然が重なって、ハンドルネーム「ハッピーエンド」のドンヒョン、ハンドルネーム「女2」のスヒョンのチャットでのやりとりが頻繁になっていき、二人の心の会話が展開されていくのだ。

この作品に登場している男性像がちょっと意地悪な性格をしている。ドンヒョンは、ウニの気持ちを分かっていながら冷たい態度をとったり、時には寂しさや怒りを癒すためにウニを頼っているのだ。衝動的な行動をとったことで、ウニとの関係も気まずくなって、どのように接していけばいいのか悩む姿がみられる。同様にギチョルも、無神経にスヒョンに対して恋人のように優しく接することで、スヒョンの気持ちが苦しくなっていくのがみられる。ギチョルとヒジンの関係で亀裂が起きたときに、勇気を持ってギチョルに会いに行ったスヒョンに対して、こちらもギチョルが衝動的な行動をとったことでスヒョンは深く傷つけられるのだ。先輩PDテホがウニに対しての行動も身勝手にみえる。受身になっていた女性陣のウニ、スヒョンが自ら行動を起こしたときに、男性陣の精神的な弱さを露わにさせているのが目立つ。男女の細かい描写がよく出来ており、二つの三角関係の恋模様ももうひとつのメインになっている。ドンヒョンとスヒョンの通信ツールによる恋愛もメインであるが、二人の背後にある悲しい恋の模様がおもしろく描かれている。

仮想世界のチャットやメールによって繋がっているドンヒョンとスヒョンの関係は、現在進行している恋ともリンクしている。困難にぶち当たっている二人の心情を揺さぶる役割である。映像としては、何度か二人はすれ違っているシーンがあり、二人は互いに知らない存在になっており、二人の気持ちが高ぶったときに向かえる終盤で、どのようにして接触するのかが見所であろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2008-04-20 11:40 | 283.接続
ハン・ソッキュ
b0097051_21305066.jpgハン・ソッキュ
한 석규
1964年11月3日生

<映画出演作品>
b0097051_16132258.jpgママの星と磯巾着
制作: 1995年韓国  監督: ユ・ヒョンモク
出演: チョン・ヨンドク、アン・ソンギ 他
b0097051_21315041.jpgドクター・ボン
制作: 1995年韓国  監督: イ・グァンフン
出演: ハン・ソッキュ、キム・ヘス 他
b0097051_2132396.jpg銀杏のベッド
制作: 1996年韓国  監督: カン・ジェギュ
出演: ハン・ソッキュ、シム・ヘジン、チン・ヒギョン、シン・ヒョンジュン 他
b0097051_2132156.jpgナンバー3
制作: 1997年韓国  監督: ソン・ヌンハン
出演: ハン・ソッキュ、イ・ミヨン、チェ・ミンシク 他
b0097051_21322867.jpgグリーン・フィシュ
制作: 1997年韓国  監督: イ・チャンドン
出演: ハン・ソッキュ、ムン・ソングン、シム・ヘジン 他
b0097051_21324256.jpg接続
制作: 1997年韓国  監督: チャン・ユニョン
出演: ハン・ソッキュ、チョン・ドヨン、チュ・サンミ、キム・テウ 他
b0097051_21325423.jpg8月のクリスマス
制作: 1998年韓国  監督: ホ・ジノ
出演: ハン・ソッキュ、シム・ウナ 他
b0097051_213383.jpgシュリ
制作: 1999年韓国  監督: カン・ジェギュ
出演: ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、チェ・ミンシク、ソン・ガンホ 他
b0097051_21332029.jpgカル
制作: 1999年韓国  監督: チャン・ユンヒョン
出演: ハン・ソッキュ、シム・ウナ、ヨム・ジョンア 他
b0097051_21333217.jpg二重スパイ
制作: 2002年韓国  監督: キム・ヒョンジョン
出演: ハン・ソッキュ、コ・ソヨン 他
b0097051_21334531.jpgスカーレットレター (原題:朱紅の文字)
制作: 2004年韓国  監督: ピョン・ヒョク
出演: ハン・ソッキュ、イ・ウンジュ、ソン・ヒョナ、オム・ジウォン 他
b0097051_21335914.jpgユゴ 大統領有故 (原題:その時、その人々)
制作: 2005年韓国  監督: イム・サンス
出演: ハン・ソッキュ、ペク・ユンシク 他
b0097051_21341589.jpgミスター主婦クイズ王
制作: 2005年韓国  監督: ユ・ソンドン
出演: ハン・ソッキュ、シン・ウンギョン、コン・ヒョンジン 他
b0097051_21342822.jpg恋の罠 (原題:淫乱書生)
制作: 2006年韓国  監督: キム・デウ
出演: ハン・ソッキュ、イ・ボムス、キム・ミンジョン 他
b0097051_21344563.jpg殴打誘発者たち
制作: 2006年韓国  監督: ウォン・シニョン
出演: ハン・ソッキュ、イ・ムンシク、オ・ダルス 他
b0097051_2135499.jpg愛するときに話すこと
制作: 2006年韓国  監督: ピョン・スンウク
出演: ハン・ソッキュ、キム・ジス 他
b0097051_21235197.jpg目には目、歯には歯
制作: 2008年韓国  監督: クァク・キョンテク、アン・グォンテ
出演: ハン・ソッキュ、チャ・スンウォン 他
b0097051_164136.jpg白夜行 - 白い闇の中を歩く
制作: 2009年韓国  監督: パク・シヌ
出演: ハン・ソッキュ、ソン・イェジン、コ・ス 他
b0097051_19313522.jpg二階の悪党
制作: 2010年韓国  監督: ソン・ジェゴン
出演: ハン・ソッキュ、キム・ヘス 他
b0097051_1522846.jpgベルリン
制作: 2012年韓国  監督: リュ・スンワン
出演: ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、リュ・スンボム、チョン・ジヒョン 他
b0097051_2355683.jpgパパロッティ
制作: 2013年韓国  監督: ユン・ジョンチャン
出演: ハン・ソッキュ、イ・ジェフン、オ・ダルス、カン・ソラ 他

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by nameinuuuu | 2007-07-07 11:02 | 俳優_FILE
韓国映画レビュー その186 「恋の罠 (原題:淫乱書生)」
韓国国内では興行的に成功した作品である。日本でヒットするかというと難しい感じがする。

b0097051_19272310.jpg恋の罠 (原題:淫乱書生)
制作年:2006年
監督:キム・デウ
出演:ハン・ソッキュ、イ・ボムス、キム・ミンジョン、オ・ダルス
ジャンル:歴史ドラマ、コメディ、ラブストーリー
鑑賞:韓国版DVD


朝鮮王朝時代が舞台。学識の高い両班の息子であり、文筆家のキム・ユンソ(ハン・ソッキュ)は、貴族たちの権力争いにも全く興味が持てず退屈な日々でいた。ユンソは王の側室チョンビン(キム・ミンジョン)に偽物の絵を売った犯人を捕まえることを命じられた。ユンソは義禁府都事グァンホン(イ・ボムス)と一緒に町の市場に捜査に行き、ある店が淫乱小説をお客に貸していることを知り、ユンソはその淫乱小説の魅力に引き込まれていった。ユンソは自ら淫乱小説を執筆して、秋月色という筆名でその店主に売り込み、淫乱小説をお客に貸し出すと一躍有名になった。ユンソは新しいアイデアとして挿絵を入れることをひらめき、義禁府都事グァンホンに淫乱小説の挿絵を描いてくれるように依頼する。グァンホンは断っていたが結局は引き受けて挿絵を描き、ユンソの淫乱小説はさらに好評になった。淫乱小説の執筆して小説が流行る中でユンソは、王の寵愛を受ける側室チョンビンから愛のアプローチを受ける。チョンビンは、宮殿内でユンソを蜂から助けたことで彼のことに惚れてしまい、お忍びでユンソへ手紙を送ったり会いに行く。そして、ユンソが執筆した淫乱小説がチョンビンの耳に入ったことで事態が急変していった。果たして、ユンソの淫乱小説は今後どうようになっていくのか、チョンビンが知った事柄でどのような事態が起こったのかというお話。

監督は本作デビュー作のキム・デウ監督。過去に『反則王』や『スキャンダル』の脚本を手がけた実績がある。出演者は、文筆家のキム・ユンソを演じるのは『二重スパイ』『スカーレットレター (原題:朱紅の文字)』のハン・ソッキュ、義禁府都事グァンホンを演じるのは『オー!マイDJ (原題:アンニョンUFO)』『スーパースター カム・サヨン』のイ・ボムス、王の側室チョンビンを演じるのは『バス、停留場』『僕らのバレエ教室 (原題:バレエ教習所)』のキム・ミンジョン、淫乱小説を貸す業者のファンガを演じるのは『オールド・ボーイ』『甘い人生』のオ・ダルス、チョ内侍を演じるのは『ジャングル・ジュース』『殺人の追憶』のキム・ルェハ、王を演じるのは『オアシス』『マラソン』のアン・ネサン。

題名に「淫乱」と名のつくことで男性の性(さが)を煽るようないやらしいものを連想されるかもしれないがストーリーは意外であり、真面目な男が淫乱小説に目覚めて新しいものへの執着心が表現されている。そこに王の側室チョンビンとユンソとの愛が絡むことで、淫乱小説も絡んで一大事になっていく。時代劇のなかにコメディ要素、ラブストーリー要素、ヒューマンドラマ要素を注入したものだ。

両班の息子ということで周りからみれば身分の高い人物にあたるユンソであるが、性格は争いごとが嫌いな少しかわった人物である。ユンソは家柄からすると敵対する義禁府都事グァンホンと一緒にチョンビンの命令を実行したり、淫乱小説を貸す業者のファンガと親しくなったり、自ら淫乱小説を執筆すると突拍子もない人物にみえる。ユンソの淫乱小説が人気がありNo2まで伸上がり、今度は挿絵を入れるアイデアを考えて、あろうことか絵が上手なグァンホンに頼むところも考え方が柔軟である。序盤はユンソを中心にどのような人間関係になっているかを表現されており、淫乱小説が成長をしていく過程を描いている。

ラブストーリーに関しては、王の側室チョンビンが妻もいるユンソに惚れることである。幼い頃に蜂に刺されたトラウマがあり、蜂から救ってくれたユンソに惚れ込んでいくのであるが、安易に二人を結びつけている気もする。チョンビンの立場からすれば公にできないことであるから、大それたことはできないにしても、もう少し二人の愛を強調するエピソードを入れて欲しかった。命を賭けたチョンビンの愛の行動であるが、その一大決心が伝わってこない。

淫乱小説はグァンホンの挿絵が入ったことで完成度が上がっていたのだが、さらにハードルを上げるのである。ユンソはいろいろな体位を表現してグァンホンに描かしていたが、今度は奇妙な体位を考えだしたがグァンホンは実物を見ないと創作できないと悩み、その解決策がユンソとチョンビンの情事をグァンホンに覗かせて例の体位を実行したのである。実行しているところの映像がないのは当たり前だが、ベッドシーンはあまりに貧弱な作りになっているので18歳以上の観覧基準なんか必要ない気もする。ユンソとチョンビンのベッドシーンは二回あるが、二回ともエロリズムが全くなく、不完全燃焼になっている。終盤は、ユンソとチョンビンのベッドシーンでの体位が挿絵になり、淫乱小説の存在がチョンビンの耳に入り、王に知られて一大事になっていったのだ。

最終的なオチは伏せておくがある意味でかなり笑える。これに近い罰則は日本の江戸時代でもある罪で捕まったものに対して同じような罰をする。発想はどこから取り入れたのかは知らないが、当時の朝鮮でもこのような罰則が存在していたのかは知らない。題名から卑猥なものを連想して鑑賞すると物足りない気持ちになりガッカリするだろう。真面目な顔をして淫乱小説に没頭するユンソやグァンホン、ユンソとチョンビンの情事、宮殿でのお決まり、住民たちの生活などを表現して全体的にみて感じたことは「喜劇」なのだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2007-02-25 19:37 | 186.淫乱書生
韓国映画レビュー その128 「スカーレットレター (原題:朱紅の文字)」
b0097051_21204978.jpgスカーレットレター (原題:朱紅の文字)
制作年:2004年
監督:ピョン・ヒョク
出演:ハン・ソッキュ、イ・ウンジュ、ソン・ヒョナ、オム・ジウォン
ジャンル:サスペンス
鑑賞:韓国版DVD


刑事のギフン(ハン・ソッキュ)は、妊娠中の妻スヒョン(オム・ジウォン)を愛しながら、愛人カヒ(イ・ウンジュ)との情事を楽しむ日々を送っていた。ある日、写真館の主人が殺害される事件が起こり、第一発見者の妻のギョンヒ(ソン・ヒョナ)を取り調べたギフン刑事。ギフン刑事は、血まみれで立ち尽くしていた妻ギョンヒを容疑者と見て捜査していくが、彼女がヒョクチュという男に大金を渡しているところを張り込みしていた刑事が目撃する。ギョンヒが浮気をしていて痴情のもつれでの殺人と思われた事件が捜査は難航していった。ギフン刑事の愛人カヒは、ジャズ・シンガーであり、そしてギフン刑事の妻スヒョンの音大時代からの親友でもあった。ギフン刑事は、妻の妊娠を機に愛人カヒとの関係を整理しようとした矢先、その愛人カヒも妊娠したことを知る。泥沼にはまるギフン刑事は、妻スヒョンと愛人カヒとの関係をどのようにするか。そして、写真館主人殺人事件の結末を追うお話。

監督は『Interview』を作ったビョン・ヒョク監督。出演者は、主人公のギフン刑事を演じるのは『シュリ』『二重スパイ』のハン・ソッキュ、ジャズ・シンガーで主人公の愛人カヒを演じるのは『バンジージャンプする』『ブラザーフッド』のイ・ウンジュ、主人公の妻スヒョンを演じるのは『REC』『オーバー・ザ・レインボー』のオム・ジウォン、写真館主人殺人の第一発見者で主人の妻ギョンヒを演じるのは『ダイ・バッド 死ぬかそれとも悪いか』『女は男の未来だ』のソン・ヒョナ。ハン・ソッキュ、イ・ウンジュ、ソン・ヒョナ、オム・ジウォンのキャスティングは申し分ない。残念なことにイ・ウンジュは、本作品が遺作になってしまった。

ひとつの殺人事件を軸に、不倫に悩む刑事の私生活と容疑者である未亡人をめぐる秘密が交錯し、事件の混迷とともに複雑に絡み合う。ギフン刑事は、妻のまえでは良い夫、愛人のまえでは激しく燃える男である。愛人カヒが妊娠を知ってからギフン刑事の妻であり親友のスヒョンに旦那が不倫していることを臭わせるように仕掛ける。このあたりは女同士の駆け引きでもあり、不倫関係の男女の駆け引きを感じる。

一方で、ギフン刑事は写真館主人殺人事件の容疑者のギョンヒに魅力を感じていく。愛人カヒと妻スヒョンとの絡みはない未亡人ギョンヒである。ここは、「刑事」としてのギフンがみえるし、「刑事」という立場を利用しているみたいにみえる。ギフン刑事の妄想でギョンヒを抱いているシーンが中盤であるので、そこである程度明確になってくる。

事件の経過としては、ギョンヒを中心に登場人物が動いていく。ギョンヒが秘密にしていたことが解けていくところからだ。それは写真館のお客として現れるカメラマンの存在だ。そしてヒョクチュとある女性とオカマがキーポイントになっている。死亡推定時刻にテレビで放送していた「ポッポッポッ」がカギになる。この事件の結末は最後にわかるが、愛人カヒと妻スヒョンが関わっていたらもっと面白くなるのにと感じてしまう。

本筋であるギフン刑事、愛人カヒ、妻スヒョンの三角関係である。ここにも大きな秘密が隠されている。それは清純な女性にみえるスヒョンの過去にある。さすがにここは読むことが出来なかったので意表をついている。緊迫感を与えるのは、終盤の車のトランクに閉じ込められるシーンである。まさに地獄絵であり、時間の感覚を忘れる。ギフンとカヒの精神状態をうまく表現しており、はじめは楽しんでいたが、徐々に危機感に襲われ狂いはじめていく。まさに原題の「朱紅」を見事に映像化している。

イ・ウンジュが亡くなったのがこの作品に出演したのが原因という説もあるが、遺書がないので正確には不明である。イ・ウンジュの露出度は多いが、隠すところは隠れるようにカメラワークやハン・ソッキュの体によって阻止している。はっきり言えば『秘花 ~スジョンの愛~ (原題:オー!スジョン)』の方が露出度が高い気がするが。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2006-09-14 21:30 | 128.スカーレットレター