韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
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韓国映画レビュー その662 「モビーディック」
b0097051_10483721.jpgモビーディック
制作年:2011年
監督:パク・インジェ
出演:ファン・ジョンミン、チン・グ、キム・ミニ、キム・サンホ
ジャンル:サスペンス


1994年11月20日、ソウル近郊のパラム橋で謎の爆発事件が起こった。緊急の連絡が入ったことで現場に直行した明人日報の記者イ・バンウ(ファン・ジョンミン)は、顔なじみのマ刑事(アン・ギルガン)から事件の近況を教えてもらう。北のスパイの仕業なのか、テロなのかといろいろ推測される。バンウは、久しぶりに故郷の後輩ユン・ヒョク(チン・グ)から連絡を受けて喫茶店で会った。ヒョクは、バンウに何かを伝えようとしていたが黙って帰ってしまい、その夜再びバンウの家に現れて泊まり、多くの資料が入った鞄を置いて消えてしまう。バンウの女上司チョ部長(キム・ボヨン)は、会社がスカウトした有能記者ソン・ジンギ(キム・サンホ)に、パラム橋爆発事件を調べさせている。バンウは、独自の取材ルートを持つジンギ、後輩女性記者ソン・ヒョグァン(キム・ミニ)と一緒に、パラム橋爆発事件を徹底的に調べる。テレビのニュースでは、北のスパイ三人による犯行と報じており、二人が死亡、一人が重体となっている。バンウたちが、取材を進めていくと必ず邪魔する者たちが現れて、危険な目にあう。徐々にその正体がみえてきて、政府の上層部の秘密組織が行っているのがみえてくる。記者たちは、パラム橋爆発事件が何かと関連しているのかを調べていき、真実を追究していくお話。

監督は、長編デビューのパク・インジェ監督。
出演は、記者イ・バンウを演じるのは『雲から抜けた月のように』『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』のファン・ジョンミン、バンウの友人ユン・ヒョクを演じるのは『食客2 ~優しいキムチの作り方~ (原題:食客:キムチ戦争)』『血闘』のチン・グ、記者ソン・ヒョグァンを演じるのは『お熱いのがお好き』『女優たち』のキム・ミニ、記者ソン・ジンギを演じるのは『きみに微笑む雨 (原題:好雨時節)』『黒く濁る村 (原題:苔)』のキム・サンホ、チャン先生を演じるのは『男たちの挽歌 (原題:無敵者)』『殺しに行きます』のイ・ギョンヨン、バンウの女上司チョ部長を演じるのは『ウォンタクの天使』『不信地獄』のキム・ボヨン、ナム・ソンスを演じるのは『哀しき獣 (原題:黄海)』『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』のチョン・マンシク、キム・ヨンソンを演じるのは『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』『詩』のキム・ミンジェ、メン社長を演じるのは『六連発銃強盗団』『ビー・デビル (原題:キム・ボンナム殺人事件の顛末)』のペ・ソンウ、パク・ジョンギルを演じるのは『あなたの初恋探します (原題:キム・ジョンウク探し)』『世界で一番美しい別れ』のチョ・ハンチョル、マ刑事を演じるのは『ワンス・アポン・ア・タイム』『タチマワ・リー -悪人よ 地獄行急行列車に乗れ』のアン・ギルガン、写真家イムを演じるのは『ホン・ギルドンの後裔』『ベストセラー』のチョ・ヒボン。

実際の事件をモチーフにして脚色を加えた作品。政治サスペンスといった内容で、特定の政治家たちと保安司令部(かつての国家の機密組織)の動き、真実を追い求める記者たち、保安司令部から逃亡して真実を公にしようとする内部告発者、これらの攻防を扱っている。

バンウ、ジンギ、ヒョグァンの記者たちは、パラム橋爆発事件に繋がる情報を共有するためにチームを組んで動きだしていくのである。バンウは、マ刑事から情報を貰ったり、友人のメン社長(ペ・ソンウ)や写真家イム(チョ・ヒボン)といった人たちと一緒に行動する仲間がいる。ジンギは、手帳に怪しい札束を入れており、高額な情報屋から電話で情報を得ている。ヒョグァンは、工学部出身というだけでパソコンでの解析を中心に動いている。ヒョクがバンウの家に置いていった鞄の中の怪しい資料やデータから動き出していき、三人が直接ヒョクに会うことで、ヒョクが隠している情報を引き出そうとしていくのだ。

ヒョクは、保安司令部の仕事を過去にやらされており、そこから逃亡しているのである。常にヒョクは、保安司令部から追われており、重要な情報を握っているのがみえるのである。三人の記者たちは、ヒョクを何とか逃がそうと協力し、記者たちも狙われるようになっていくのである。ヒョクは、パラム橋爆発事件で容疑者とされている重体で生き残ったパク・ジョンギル(チョ・ハンチョル)と接点があり、パラム橋爆発事件の謎やヒョクが握っている秘密が終盤にみえる流れになっている。

設定が1994年になっていることで、周囲の時代背景を細かく演出している。バンウがポケベルを使っていたり、公衆電話に列を並んで待っていたり、パソコンではMS-DOSを使用していたり、パソコンの旧型の周辺機器(フロッピーやプリンタやCRT)、カセットレコーダーなどその時代を感じさせてくれる。ポイントになっているのが重要データが入っているフロッピーディスクのパスワード解析で、四桁の入力文字を全パターン入力して力技で解除させようとするところはかなりきつい。こんな作業は、工学部出身とか関係なくて単なる繰り返しの単純作業である。

始めの頃、バンウはいつも丁寧な言葉で話すジンギと馬が合わなかったが、ジンギに小児ガンの幼い娘がいることを知らされたり、身を挺して仲間を守る行動をとることで、二人は良きパートナーになるのである。人間ドラマとして、この二人の関係は欠かせられないものになっている。

記者の動きと並行しているのが保安司令部の動きである。保安司令部が、スパイのように監視したり盗聴したり尾行したりするところを同時にみせていることで、彼らの行動をみやすくしている。どちらか一方の描写だけでは、謎だらけになるから両方の動きをみせながら進行しているのであろう。それによって、ヒョクを追っているのがみえたり、記者の持っている情報を口封じしようとしているのがみえたり、誰が首謀者なのかがみえるのである。

保安司令部や政治家といった国家権力によって、パラム橋爆発事件が北のスパイによって起こったという「でっちあげ」を作り、その陰謀を暴こうとする記者や内部告発者も狙われる展開である。権力者の都合のいいような社会で、それを行うには自国民を騙したり、危害を加えたり、恐怖を植えつけている。終盤に飛行機のシーンをみると1987年に起こった大韓航空機爆破事件を思い出してしまい、あれも彼らの陰謀なのかというような臭いを演出している。北では、大韓航空機爆破事件を未だに南の陰謀と主張しているぐらいだし。ラストの見せ方は、どちらにも解釈できるようにしている。あるアイテムが用意され、バンウの決断をみせないで観る側が決断するところになっており、どっちを選択していくのかで作品の評価が変わるかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-11-19 11:03 | 662.モビーディック
韓国映画レビュー その608 「血闘」
b0097051_1829614.jpg血闘
制作年:2010年
監督:パク・フンジョン
出演:パク・ヒスン、チン・グ、コ・チャンソク
ジャンル:サスペンス、アクション
鑑賞:動画


李氏朝鮮の第15代王の光海君の時代。満洲で、清と明との戦争で朝鮮軍が明のために派兵された。圧倒的な強さをみせる清は、敵を倒して去っていく。この戦いで辛うじて生き残っていた朝鮮軍将ホンミョン(パク・ヒスン)と朝鮮軍副将ドヨン(チン・グ)は、吹雪が吹く荒野を歩き、小さな小屋を見つけてそこで休むことにする。そこに、清との戦いで生き残っていたもう一人の朝鮮軍兵トゥス(コ・チャンソク)がいた。一番下っ端のトゥスは、ホンミョンやドヨンに温かい食べ物を与える。この小屋は、敵陣の真ん中にあり、いつ清の兵士が近づくか分からない状況にいる。ホンミョンとドヨンの意識が明確になってきたとき、今までの記憶を少しずつ思い出すことで、二人は距離を置くようになる。更にホンミョンは、トゥスが先ほどの清との戦いの最中に、命惜しさに逃亡したのを思い出した。同じ朝鮮軍でありながら、お互いに向けた殺意のオーラを放つ中で、緊張状態が続く。何とか朝鮮に帰還したいと思う三人であるが、そこで予想も出来ない争いが始まってしまうお話。

監督は、本作デビュー作のパク・フンジョン監督。
出演は、朝鮮軍将ホンミョンを演じるのは『10億』『素足の夢』のパク・ヒスン、朝鮮軍副将ドヨンを演じるのは『母なる証明 (原題:マザー)』『食客2 ~優しいキムチの作り方~ (原題:食客:キムチ戦争)』のチン・グ、朝鮮軍トゥスを演じるのは『イテウォン殺人事件』『裸足の夢』のコ・チャンソク、ノシンを演じるのは『箪笥』『タイフーン』のキム・ガプス、タンスを演じるのは『義兄弟』『悪魔を見た』のチョン・ググァン、ソヒョンを演じるのは『待ちくたびれて (原題:待つのが狂おしい)』『映画は映画だ』のチャン・ヒジン、ドヨンの父を演じるのは『イテウォン殺人事件』『妖術』のチェ・イルファ。

清との戦いの後、彷徨い辿りついた小屋で、三人の朝鮮軍兵士のホンミョン、ドヨン、トゥスがお互いの過去を思い出しながらお互い殺意を持っており、いつ戦闘が起きてもおかしくない状態に置かれた心理サスペンスのようなものになっている。殺し合いのためアクションの要素を取り入れており、ホンミョンが長刀、ドヨンが短刀、トゥスが斧を持ち、お互いを威嚇するのである。小屋にいる現在軸と三人の記憶からの回想シーンを交互に繰り返しながらストーリーが進行していく流れである。

ドヨンが清との戦いで片足を負傷して瀕死状態のときに、ホンミョンが肩をかして一緒に歩き、ホンミョンがドヨンに対して過去に悪いことをしたことを白状してしまう。小屋に到着して、朦朧としていた意識が戻ってきたドヨンは、そのときのホンミョンの言葉を覚えており、復讐しようと敵意をみせる。復讐とは、ドヨンの父を間接的に殺したのはホンミョンだからだ。一方、トゥスは、清との戦闘中に逃亡したのを彼らが思い出すまえに、この場から逃げようとするが失敗ばかり、ついに軍将ホンミョンがトゥスのことを思い出してしまうのだ。

この小屋で三人が戦いを起こすのは三回ある。ドヨンとトゥスが組んでホンミョンを襲う、三つ巴の戦いで一人が死亡、最後は二人でガチンコ対決といった感じである。目を損傷するホンミョン、片足を損傷するドヨン、片手を損傷するトゥスといった設定もよく、アクション部分はなかなかのものである。途中で清の兵士三人が小屋に入ってきて、朝鮮軍三人が清の兵士二人を不意打ちで殺し、一人を逃してしまったことで、清の兵士は数を揃えて復讐しに戻ってくるのである。だから、清の兵士が再びくるまでというタイムリミットの中、三人の朝鮮軍兵の戦う時間が刻々と迫ってくるのだ。

各々に回想シーンがあり、実は大きく分けると二種類用意され、回想シーンの進み具合で現在軸の動きも影響してくるのだ。ホンミョンとドヨンは、兄弟のように育ち、剣の腕を磨き、いつも一緒にいる仲であった。ホンミョンよりドヨンの方が家柄が格上だから、ホンミョンは全てにおいて限界を知ったり、ホンミョンが片思いしていた家柄の良い娘のソヒョン(チャン・ヒジン)がドヨンと結婚する予定でいることを知りショックを受けたり、多くの悔しさを持つのである。ドヨンは、父が殺害され、母はそのショックで直ぐに死亡し、ある理由でドヨンの身分は格下げになるが、ホンミョンはいつも一緒にいてくれた。互いの感情や裏に隠されていた事が、徐々に明らかになっていくので、そこが見所のひとつになっている。トゥスの回想シーンとしては、ひとつは清との戦闘のところ、もうひとつは妻と四人の子供とのことや理不尽な両班に対する憎悪である。

三人に大きく影響したのは、まさに政治である。身分制度であったり、一族の格付けであったり、まさに血統によってその人間の生活が変わるのである。回想シーンでよく出てきており、ホンミョンと父との会話の中ではっきり表現されている。同様にドヨンとある人物との会話も重要なシーンとして挿入されている。題名の『血闘』は、「血統」とかけており、戦闘のところで血みどろの戦いになるので、その点もかけているのであろう。

小屋にいる現在軸と彼らの回想シーンの過去軸のところで、切り替えるタイミングが上手くいっていないことで、スピード感を落としているようにみえてしまう。小屋にいる三人の殺意を出す緊迫した空気は良いのだが、回想シーンの挿入方法によって、その緊張感を壊しているようにも感じとれてしまう。小屋で三人が押し殺している姿や殺気に満ちているところは素晴らしいところである。残念なところとしては、過去軸の回想シーンが、主に政治や家柄に関わるところである。現在軸と過去軸で、置かれている状況の緊張状態に差がありすぎるのだ。回想シーンを短くして、小出しするような形で挿入していけば、現在軸の緊張状態を維持できたかもしれない。このような構成の作品は、編集に難しさがあり、ちょっとした工夫が必要に感じる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2011-06-13 19:07 | 608.血闘
韓国映画レビュー その581 「母なる証明 (原題:マザー)」
b0097051_15422944.jpg母なる証明 (原題:マザー)
制作年:2009年
監督:ポン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン
ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


静かな田舎町で、漢方薬店を営む母(キム・ヘジャ)と知的障害者の息子トジュン(ウォンビン)は、ひっそりと暮らしている。悪さばかりをするジンテ(チン・グ)は、トジュンの唯一の友人であり、いつもふらついて遊んでいる。漢方薬店のまえでトジュンがベンツにひき逃げされ、現場にいたジンテが怒り出し、ジンテとトジュンでベンツを追いかけゴルフ場に向かう。ゴルフを楽しむベンツの同乗者たちをみつけたジンテとトジュンは、殴り合いの喧嘩になり、警察沙汰になってしまう。ある日、町を一望できる場所で女子高生アジョン(ムン・ヒラ)が殺害されて発見される。警察は、現場に残されたトジュンの名前が書かれたゴルフボールを状況証拠と考えて、トジュンを逮捕する。訳のわからないトジュンは、刑事の誘導されるまま供述調書にサインをして、殺人犯になってしまう。トジュンの母は、トジュンの担当弁護士に郡で有名な弁護士をつけるが、本件を早く処理したいと考える担当弁護士は検事と精神科医を集めて、犯行を全面的に認めて情状酌量で刑期を短くしようと勧める。トジュンの母は、再度事件を捜査するよう警察に頼むが、事件は終わったものとされて再捜査はされない。母は、担当弁護士をクビにして、警察に頼らず、自ら殺人事件の真相を追いかけ、息子の無罪を信じて真犯人を探し出そうとする。母は、殺された女子高生アジョンの周辺を調べたところ、隠されていた真実がみえてくる。果たして、トジュンの母は真犯人を見つけ出し、愛する息子トジュンを救うことができるのかというお話。

監督は、『殺人の追憶』『グエムル』のポン・ジュノ監督。
出演は、トジュンの母を演じるのは『マヨネーズ』『純情漫画』のキム・ヘジャ、トジュンを演じるのは『ブラザーフッド (原題:太極旗を翻して)』『マイ・ブラザー (原題:うちの兄貴)』のウォンビン、ジンテを演じるのは『トラック』『超感覚カップル』のチン・グ、ジェムン刑事を演じるのは『大韓、民国さん』『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』のユン・ジェムン、写真館を営むミソンを演じるのは『恋愛』『明るい家族計画 (原題:よい暮らしをして見よう)』のチョン・ミソン、女子高生アジョンを演じるのは『グエムル』のムン・ヒラ、刑事を演じるのは本作スクリンデビューのソン・セビョク、廃品回収老人を演じるのは『宮女』『あなたは遠いところに』のイ・ヨンソク、ミナを演じるのは『恋する神父 (原題:神父修業)』『ハーブ』のチョン・ウヒ。

女子高生アジョン殺人事件の容疑者となった息子トジュンを救うため、真犯人を追う母の姿を極限まで表現している。サスペンスというよりは人間ドラマの要素が詰まった作品になっており、殺人罪で逮捕された息子トジュンの無実を立証するために事件を解明していく母の奔走する姿を描いている。

知的障害者のトジュンは、純粋無垢で相手を疑うこともせず、子供のまま大人になったように母を愛している。知能が低いことで難しいことはわからず、記憶にも障害を抱えており、記憶が飛んでしまうことも度々あるのだ。トジュンの記憶が断片的になっていることで、殺人事件の真相を難しくしていることになっている。事件当日の記憶も行きつけのスナックで酒を呑み、そのまま家に帰って母と一緒に寝たというばかりなのだ。

トジュンの母は、早くに夫を亡くして息子トジュンと二人で生活をし、漢方薬店をしながら裏では針治療もして貧乏ながらも質素に暮らしているのだ。仲良くしている向かいの写真館のミソン(チョン・ミソン)、チェムン刑事(ユン・ジェムン)を幼い頃から知っていたり、スナックのママ(チョ・ギョンスク)とも知り合いで、小さな田舎町なのでトジュンの母を多くの人が知っている。ただのおばさんが、殺人事件の容疑者の母親という形になり、息子トジュンが無実であると強く信じ、知り合いでも真犯人ではないかと疑っていき真実をみつけようとするのである。母は、最初にジンテを疑うが、違うことがわかるとジンテの要求を受け入れて、ジンテに事件真相の協力をしてもらうのである。

町の人たちが奇妙な姿で表現されている。トジュンとの友情のためにトジュンの母に協力したのではないジンテ、トジュンが惚れているのを知っていてジンテと肉体関係を持っているスナックの娘ミナ、恩があっても何も出来ないチェムン刑事、殺人事件の捜査に消極的な地方警察、裁判で軽い判決にして早く終わらせたい担当弁護士、生存時の女子高生アジョンの実状、呆けている女子高生アジョンの祖母、女子高生ヒュントの携帯電話改造テクニック、怪しい二人の男子高生、たまにみかける廃品回収老人といった人たちである。トジュンの母が、町の人たちと接触していくことで、人間の闇の部分をみせているように感じとれる。その闇の部分は、実は意外な形でトジュンの母自身にも持っているのを中盤から終盤にみせているのである。

謎解きな思考で事件の真相を暴いて真犯人を捜すのでなく、息子を救いたいと想う母の愛情が主になっている。強すぎる母の愛は、盲目的になり衝動的な行動をとったり、事件真相を解くために何でもしたり、悩み苦しんだり、美しいものだけが母の愛ではないのだ。美しくても醜くてもそれが母の愛を極端な形でみせている。「Mother」というより「Monster」という表現の方が合っているように感じとれる。

事件の真相は、とても悲しい真実が隠されているのである。亡くなった女子高生アジョンの生活を追っていくことで始める真相究明の行動が、小さな田舎町で暮らす人々の負の面ばかり浮き上がってくるのだ。ある人物の優しさが逆効果になって、有らぬ方向へと事が進んでいくのである。ここは説明するよりも、観て楽しんで欲しいところである。

最初のシーンで広い原野で踊る母、最後のシーンでバスの中で踊る母を印象的にみせている。最初のシーンの踊りだけを観て理解するのは難しく、ストーリーが進んで最後のシーンの踊りをみることで、あの踊りは何を示していたのかがみえてくる仕組みなのは予想通りであった。個人的には、最後のバスの中で踊る母をみていて、心苦しくて言葉に出来ない感情になってしまった。最後のシーンは、余韻を残すような形で作られているので、観る人によって感じ方はまちまちであろう。監督曰く、最初のシーンの踊りは「この女は狂っている、狂うだろう」と予告して物語に入るという意図を持っているらしく、最後のシーンの踊りは「韓国の習慣」らしい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2011-02-20 15:51 | 581.母なる証明
韓国映画レビュー その520 「食客2 ~優しいキムチの作り方~ (原題:食客:キムチ戦争)」
b0097051_22495475.jpg食客2 ~優しいキムチの作り方~ (原題:食客:キムチ戦争)
制作年:2009年
監督:ペク・トンフン
出演:キム・ジョンウン、チン・グ、ワン・ジヘ
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:動画


日本首相と韓国大統領が会食をして、日本側が日本式に調理したキムチと焼肉を韓国大統領に差し出し、美味しいと絶賛する。その料理を作ったのは、日本人ではなく韓国人の女性天才料理人チャンウン(キム・ジョンウン)であった。チャンウンは、世界中を飛び回り、様々な料理を習得した料理人である。一方、前回の料理コンテストで一躍有名になったソン・チャン(チン・グ)は、多くのオファーを受けていたが断り続け、いつものようにトラックで新鮮野菜を売って、オバサマたちの人気者であった。ある日、ソン・チャンとジンス(ワン・ジヘ)は、ソン・チャンが幼い頃に母のように面倒を見てくれた恩人スヒャン(イ・ボヒ)に会いに行った。スヒャンは、料亭「春陽閣」を営む女将さんで、爺さんのチャウン(チェ・ジョンウォン)と一緒にいる。そんなとき、スヒャンの実娘である女性天才料理人チャンウンが久しぶりに訪れてきた。韓国でビジネス展開を目論む娘チャンウンは、実家でもある古くさい「春陽閣」を閉店させようとして母スヒャンと話し合うが意見が判れる。その事実を知ったソン・チャンは、「春陽閣」を守ろうとする。ソン・チャンは、「春陽閣」代表として全国キムチ大会に出場することを決意し、「春陽閣」をつぶそうと女性天才料理人チャンウンがこの大会に参加して二人が対決するお話。

監督は、本作デビュー作のペク・トンフン監督。
出演は、チャンウンを演じるのは『明るい家族計画 (原題:よい暮らしをして見よう)』『私たちの生涯最高の瞬間』のキム・ジョンウン、ソン・チャンを演じるのは『超感覚カップル』『母なる証明 (原題:マザー)』のチン・グ、テレビ局の女性プロデューサーのジンスを演じるのは本作スクリンデビューのワン・ジヘ、爺さんのチャウンを演じるのは『夏、ささやき』『間違った出会い』のチェ・ジョンウォン、チャンウンの母スヒャンを演じるのはTVドラマで活躍しているイ・ボヒ、チョ・ドンヒを演じるのは『覆面ダルホ』『目には目、歯には歯』のイ・ビョンジュン、ヨサンを演じるのは『極楽島殺人事件』『間違った出会い』のソン・ジル、ヨサンの母を演じるのは『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』『うちの学校のET』のキム・ヨンオク、ソンチャンの母を演じるのは『美人図』『失踪』のチュ・ジャヒョン。

映画『食客』、TVドラマ「食客」、本作品『食客:キムチ戦争』、と三回目である。どれも主人公ソン・チャンが登場するけど俳優が違っている。TVドラマ版は未見なので分からないが、映画『食客』から時間が過ぎてから本作品に繋がるような流れになっている。

前作同様で、日本絡みの展開を冒頭からみせており、日韓トップの会食中に、日本首相が「いま召し上がっているのはキムチと焼肉です、わが国の代表的な料理です」とさらりとコメントをすると韓国大統領の顔が強張り苦味を感じているのだ。韓国の代表的な料理である「キムチ」を日本首相がわが国の代表的な料理と発したことで、ストーリーが突入していくのである。

娘チャンウンと母スヒャンとの間には大きな溝があり、チャンウンの幼少時の苦い思い出が根底にあるのだ。チャンウンは、父親のいない家庭で育ち、そのことで周りからからかわれていたり、子供の気持ちを知らずにいる母が「春陽閣」で仕事をしているのが嫌であったのだ。実家に訪れて店の話しをするチャンウンとスヒャンは、周囲からすると唐突に感じるのであるが、ストーリが進むに連れてチャンウンの回想シーンがあったり、感情がみえてくるのである。

ソン・チャンは、母のように慕うスヒャンが揉めていることで、母娘の争いに入り込んでしまうのである。チャンウンとソン・チャンの間は、お互い悪き相手と思っておらず、逆にソン・チャンが親しげに「姉さん」と呼ぶような感じで姉弟のような関係になっている。序盤の冷徹そうにみえるチャンウンが、中盤から終盤でどのように変化していくのかも見所であろう。

サイドストーリー的に挿入されているのが、チョ・ドンヒ(イ・ビョンジュン)と二人の舎弟が「春陽閣」に毎度のように訪れてくるところである。この対応は、主にチャウンになっており、これがラストまで続き、コメディ要素的な役割をみせている。

合計三試合行われる全国キムチ大会は、各試合でお題が出されて料理人がそれに合わせた料理を作っていくのである。電光掲示板にお題が発表され、第一試合「白夜民族」、第二試合「朝の世界(韓国語表記)」、第三試合「通」といった感じで、テーマがワンフレーズになっている。前作と大きく違ったのは、人間ドラマを抑えて、料理にスポットを大きく当てているところであろう。大会に参加した料理人たちの料理をしっかりみせていたり、解説があったりと「食」に力を入れているのがみられるのだ。

各試合毎に人間ドラマを組み込んでいる流れは、この作品の特徴かもしれない。第一試合では、塩に注目するチャンウンが塩を自ら作るところから始まり、職人に教えてもらいながら塩田で作業して塩を作るのである。第二試合では、ソン・チャンとジンスが途中で出会ったヨサン(ソン・ジル)とヨサンの母(キム・ヨンオク)の物語から蟹を食材にしているのである。第三試合では、ソン・チャンと母(チュ・ジャヒョン)の幼き思い出をエピソードがありながら、チャンウンとソン・チャンのガチンコ対決になっており、キムチ料理の集大成のような形になっている。この三試合をみて、調理されたキムチ料理をみると、数え切れないほどのキムチ料理があるように感じられるのである。

伏線を貼っているところがあるので、第三試合の料理にソン・チャンが何を出すのかがみえていたので驚きはなかった気がする。母スヒャンと娘チャンウンの橋渡しをする存在だから、ソン・チャンが何をするのか自ずと感づくだろう。前作に比べると各エピソードが少ないことで人間ドラマの要素が薄くなり、料理に関するところにパワーを注いだところがみられる。人間ドラマが少なくなるのはかまわないが、深く掘っていないことで心に残るようなエピソードがこれといってないのが本音のところだ。本作はソン・チャンが主役というよりは、チャンウンが主役になっているので、スピンオフ的な作品のように感じとれた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2010-07-28 23:07 | 520.食客:キムチ戦争
韓国映画レビュー その460 「超感覚カップル」
だんだんと韓国映画を劇場で公開することが減ってきた気がする。やっと『霜花店』と『過速スキャンダル』が一般上映し始めたのかな。今月末に『悲しみよりもっと悲しい物語』と『渇き』が一般上映するぐらいか。厳選して韓国映画を上映している傾向があるので、ブームまえの状態に戻った感じがしてきた。今後、一般客を呼べない作品は日本版DVDとして大量に出てくるのかな。

b0097051_18142268.jpg超感覚カップル
制作年:2008年
監督:キム・ヒョンジュ
出演:チン・グ、パク・ポヨン
ジャンル:サスペンス、ラブストーリー、コメディ
鑑賞:日本版DVD


人の心が読める超能力を持つ大学生スミン(チン・グ)は、あまり他人と関わることをせずに、ひっそりと暮らしていた。スミンは、図書館で誘ってきた女子大生や町中で歩いている通行人の心の声が聞こえてくるので、人に対して警戒心を持つようになっている。スミンは、美術館で絵を観賞していたとき、同じ絵をみていた女子高生ヒョンジン(パク・ポヨン)が気になり、目をそらし振り向くとヒョンジンはいなくなっていた。美術館の外に出て、公園のベンチに座ったスミンの横に、ヒョンジンがやってきて話しかけてきた。だが、その場所は誘拐事件の取引現場であり、刑事たちが張り込んでいた。そんなとき、誘拐犯が現れて、スミンは殴られ倒れ、ヒョンジンは誘拐犯にナイフを突きつけられ窮地に陥った。スミンは超能力を使って誘拐犯の意識をコントロールして、その隙に腕利きの刑事(イ・サンホン)が拳銃で誘拐犯を撃って、誘拐犯を逮捕して事件は解決したかに見えた。しかし、誘拐犯は意識不明の重体になってしまい、誘拐された子供の居場所がわからずに刑事たちは困ってしまった。誘拐犯と同じように病院に運ばれたスミンは、軽傷で済んだがCTスキャンで撮った映像をみた医者が奇妙な脳の形をしていることに気づく。スミンの付き添いで横にいたヒョンジンは、スミンの超能力に気づいており、IQ180の天才女子高生ヒョンジンがスミンの能力を使って巻き込まれた誘拐事件を解決しようとするお話。

監督は、本作デビュー作のキム・ヒョンジュ監督。
出演は、大学生のスミンを演じるのは『奇談』『トラック』のチン・グ、女子高生のヒョンジンを演じるのは『うちの学校のET』『過速スキャンダル』のパク・ポヨン、刑事の班長を演じるのは『静かな世の中』『二つの顔の彼女』のチョ・ヨノ、腕利きの刑事を演じるのは『大誘拐 ~クォン・スンブン女史拉致事件~』『最後の贈り物...帰休』のイ・サンホン、間抜けな刑事を演じるのは『タチマワ・リー -悪人よ 地獄行急行列車に乗れ』のミン・ジミン、研究所長を演じるのは『オグ』『映画館の恋 (原題:劇場前)』のハン・ガプス。

超能力を持つ大学生スミンとIQ180の天才女子高生ヒョンジンが、偶然出会い何時の間にか仲が良くなっていく中で、誘拐事件を解決しようとする。コメディ要素を入れながら二人のロマンスへ発展していく展開のようにみえるが、超能力によって違う展開をみせるようになっている。

コメディ要素をちょこちょこ出ており、誘拐事件の取引現場での一連の出来事、通りがかりの見知らぬカップルの心情だったり、レストランでの出来事であったり、ヒョンジンの行動である。正直笑えるレベルでなく、場を繋ぐような動作にみえたことで、コメディ要素は期待しない方がよいだろう。

他人の心が読める超能力に悩むスミンであるが、ヒョンジンだけは心が読めないのである。だが超能力の進化形をみせており、ヒョンジンが誘拐犯にナイフで脅されていたときに誘拐犯の意識を誘導させたり、レストランで無茶な要求するヒョンジンによって他人の記憶を操作する能力をみせている。

スミンとヒョンジンの仲が徐々に近づいていくところは、恋愛というよりは「人」としての感情の変化にみえる。他人の心が読めていたスミンが、ヒョンジンのとんでもない行動や彼女の心がみえないことで、今まで人間関係を避けてきた自分を覚醒させようとしているのがみえる。スミンは、ヒョンジンを邪魔のように扱っていたが、徐々に受け入れるように変化していくのだ。

誘拐事件の真相は、スミンが公園で誘拐犯の共犯者の記憶がみえたことでその人物を尾行し、スミンとヒョンジンが誘拐犯らに捕まったことで誘拐事件の全貌が明らかになっていく流れである。誘拐事件が主になっているわけではなく、スミンが他人を受け入れていく過程、あるカラクリの伏線であったり、誘拐事件は単なるきっかけのようにもみえる。

本作品のカラクリを序盤で気づいてしまったことで、中盤から終盤の展開は驚くことはなく、ただの答え合わせのようになってしまった。被害者の研究所長(ハン・ガプス)、ヒョンジンだけ心が読めない設定、決定的になったレストランでの出来事である。これらのシーンは終盤の伏線として用意していると思われたが、このレベルではバレバレのように感じたのでもっと難しく伏線を張らないといけないシーンだろう。終盤にVFXではなくアニメーションを使用したところはアイデアとして良い点かもしれない。VFXで表現するだけの制作費がないだけかもしれないが。アニメーションによって幻想的なところから現実に戻るところも上手く編集していた気がする。

【なめ犬的おすすめ度】 ★

【追記】 2010.03.07
なめ犬的おすすめ度を【★★ -> ★】に修正する。
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by nameinuuuu | 2010-02-14 18:24 | 460.超感覚カップル
韓国映画レビュー その390 「トラック」
万年脇役のユ・ヘジンの主演作品。監督がクォン・ヒョンジン監督だから期待しすぎたかな。

b0097051_2334115.jpgトラック
制作年:2008年
監督:クォン・ヒョンジン
出演:ユ・ヘジン、チン・グ、イ・ジュナ、キム・ジュンベ
ジャンル:スリラー
鑑賞:韓国版DVD


トラック運転手のチョルミン(ユ・ヘジン)は、心臓病で妻を亡くしており、幼い一人娘ダヨン(イ・ジュナ)と母の三人で暮らしている。ある日、心臓病の娘ダヨンは急に病気が悪化して、心臓移植をしなければ助からない症状になってしまった。担当医師からドナーがみつかったが多額の費用がかかることを聞かされたチョルミンは、友人からお金を借りたり、サラ金から限度額までお金を借りるが手術費用まで足らない。友人からポーカー賭博に誘われ、そこで手術費用を稼ごうとしたが、そこは暴力団が指揮っている賭場でイカサマされて負け、全額とトラックを取られてしまう。イカサマを見抜いたチョルミンは、彼らを追いかけているときに、偶然入った部屋で暴力団のボス(キム・ジュンベ)が殺人を起こして数人の死体が転がっていたのを目撃してしまった。暴力団のボスは、これらの死体を処分してくれれば、トラックを返すし娘の手術費用を出してくれると提案されて、仕方なくその条件を受け入れ、数体の死体をトラックに載せて、死体を沈めても怪しまれない湖に向かった。雨の中、トラックで飛ばして運転するチョルミンは、突然前方に警察の制服を着た男が現れて助けを求めてきた。警察官だと思ってチョルミンはその男を途中まで乗せることにして、近くのガソリンスタンドによってガソリンを補給している間にチョルミンがトイレで小便をしていると前方の張り紙をみて驚愕した。その張り紙に書かれていたのは連続殺人鬼キム・ヨンホ(チン・グ)であり、トラックに乗っている警官姿の男だからだ。トラックで死体を運ぶチョルミンと連続殺人鬼のキム・ヨンホは、その後どのような行動にでるのかというお話。

監督は、『私のちいさなピアニスト (原題:ホロビッツのために)』のクォン・ヒョンジン監督。
出演者は、トラック運転手のチョルミンを演じるのは『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』『里長と郡守』のユ・ヘジン、連続殺人鬼キム・ヨンホを演じるのは『愛なんていらない』『奇談』のチン・グ、チョルミンの娘ダヨンを演じるのは『幼い王子』のイ・ジュナ、ナイトクラブを経営する暴力団のボスを演じるのは『ス SOO (原題:壽)』『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』のキム・ジュンベ。

素朴なトラック運転手のチョルミンが、娘ダヨンの手術費用のために死体を運び、その道中で連続殺人鬼キム・ヨンホと出会ったことで、とんでもない事件に巻き込まれていく。

チョルミンの人物像としては、家族を大切にする良き父親であり、妻を亡くしていることで何よりも大切に想う娘を可愛がる姿が愛しくみえるのだ。老いた母も一緒に暮らしているが、三人のバランスをみると父娘の愛情を密に描きたいのがみえる。連続殺人鬼キム・ヨンホの登場は、唐突に現れたのではなく、序盤でちょっとしたヒントを出しているのだ。登場直前では、道路から転落した車をみたチョルミンが、トラックから下りて怪我している人たちをなんとか助けようとしている。このようなシーンをみせていることで、鑑賞者は突然現れた男が連続殺人鬼であるとすぐに推測できるであろう。数体の死体を荷台に載せていることで連続殺人鬼キム・ヨンホを警官だと思って怯えているチョルミン、連続殺人鬼だとばれていないか神経質になっているキム・ヨンホのぎこちない車内の空気がおもしろくみえるのだ。その後、チョルミンが警官姿の男が連続殺人鬼キム・ヨンホだと知ってからの車内の空気の重さがよく表れている。

次々と起こる予期せぬ殺人がこの作品の見せ所であろう。連続殺人鬼キム・ヨンホは、警察の護送中に逃げた男で、ある目的地に向かうのであり、同様にチョルミンも死体を片付けるために目的地に向かう。目的地に向かうまでに出会う人たちを殺害する流れになっている。殺害方法などをみると残酷な描写があったり、死体の描き方などをみるとホラー要素を備えている。冷酷な連続殺人鬼の表情や行動を強調させて恐怖を与えるようにしているが、迫力不足に感じたのでもっと残虐シーンをみせてもいいと感じた。ホラー映画が苦手な人ならこれで十分だと感じるだろう。

中盤から終盤にかけて伏線を張っているようにみえたが、かなり中途半端になっているので拍子抜けしてしまう。目的地に向かう途中の標識というのがヒントになって、目的地とキム・ヨンホの関係がストーリーを広げている。チョルミンとキム・ヨンホの会話の中で出てきた「遺伝」というのも、もっと有効に使って欲しかった。

クォン・ヒョンジン監督の第二作目だから期待していたが、目的地に着いてからの終盤はもっと捻った展開にして欲しかった。警察側の動きを描いて捜査の進展をみせながら、鑑賞者側に情報を与えて少し考えさせながら進行している点は良い。キャストが地味なのは気にしてないが、内容がもう一歩なのが残念だ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★

【追記】 2010.03.07
なめ犬的おすすめ度を【★★ -> ★】に修正する。
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by nameinuuuu | 2009-06-05 00:00 | 390.トラック
チン・グ
b0097051_9305436.jpgチン・グ
진 구
1980年7月20日生

<映画出演作品>
b0097051_9314433.jpg浪漫刺客
制作: 2003年韓国  監督: ユン・ジェギュン
出演: キム・ミンジョン、チェ・ソングク、チン・ジェヨン 他
b0097051_9315893.jpg甘い人生
制作: 2005年韓国  監督: キム・ジウン
出演: イ・ビョンホン、キム・ヨンチョル、シン・ミナ 他
b0097051_9321387.jpg卑劣な街
制作: 2006年韓国  監督: ユ・ハ
出演: チョ・インソン、ナムグン・ミン、チョン・ホジン 他
b0097051_9322925.jpgアイスケーキ
制作: 2006年韓国  監督: ヨ・イングァン 
出演: パク・チビン、 シン・エラ 他
b0097051_9324442.jpg愛なんていらない
制作: 2006年韓国  監督: イ・チョラ
出演: キム・ジュヒョク、ムン・グニョン 他
b0097051_9325978.jpg奇談
制作: 2007年韓国  監督: チョン・シク、チョン・ポムシク
出演: キム・ボギョン、キム・テウ、チン・グ、イ・ドンギュ 他
b0097051_11202125.jpgトラック
制作: 2008年韓国  監督: クォン・ヒョンジン
出演: ユ・ヘジン、チン・グ 他
b0097051_17105686.jpg超感覚カップル
制作: 2008年韓国  監督: キム・ヒョンジュ
出演: チン・グ、パク・ポヨン 他
b0097051_15564251.jpg母なる証明 (原題:マザー)
制作: 2009年韓国  監督: ポン・ジュノ
出演: キム・ヘジャ、ウォンビン 他
b0097051_16223571.jpg29年
制作: 2009年韓国  監督: イ・ヘヨン
出演: リュ・スンボム、キム・アジュン 他
b0097051_19144637.jpg食客2 ~優しいキムチの作り方~ (原題:食客:キムチ戦争)
制作: 2009年韓国  監督: ペク・トンフン
出演: キム・ジョンウン、チン・グ 他
b0097051_0564951.jpg血闘
制作: 2010年韓国  監督: パク・フンジョン
出演:パク・ヒスン、チン・グ、コ・チャンソク 他
b0097051_1621595.jpgモビーディック
制作: 2011年韓国  監督: パク・インジェ
出演: ファン・ジョンミン、チン・グ、キム・ミニ、キム・サンホ 他
b0097051_1185943.jpgただ君だけ
制作: 2011年韓国  監督: ソン・イルゴン
出演: ソ・ジソプ、ハン・ヒョジュ、カン・シニル 他
b0097051_13304764.jpg26年
制作: 2012年韓国  監督: チョ・グニョン
出演: チン・グ、ハン・ヘジン、イム・スロン 他
b0097051_1331669.jpg鳴梁、旋風の海
制作: 2013年韓国  監督: キム・ハンミン
出演: チェ・ミンシク、リュ・スンニョン、チン・グ、イ・ジョンヒョン 他

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by nameinuuuu | 2008-04-09 01:00 | 俳優_FILE
韓国映画レビュー その259 「奇談」
ひさびさに韓国ホラーでおもしろい作品であった。『私の生涯で最も美しい一週間』や『家族の誕生』みたいにエピソードが分かれているが、それぞれのエピソードに共通の人物が出ていたリ、全体を通してみると繋がっているつくりになっている。

b0097051_13125617.jpg奇談
制作年:2007年
監督:チョン・シク、チョン・ボムシク
出演:キム・ボギョン、キム・テウ、チン・グ、イ・ドンギュ
ジャンル:ホラー
鑑賞:韓国版DVD


1942年、京城(現在のソウル)にある安生病院で起こった出来事を3つのエピソードで構成されたオムニバスである。

■第一話

医大生のチョンナム(チン・グ)は、教授の講義や実際に安生病院で研修をして医療を学んでいた。チョンナムは、医師から夜勤を命じられて霊安室の管理をすることになった。チョンナムは、幼い頃に会った経験がある院長(イェ・スジョン)の娘アオイと数ヵ月後に結婚する予定になっている。そんなときに、凍りついた女子高生の遺体が病院に運ばれてきた。霊安室に運ばれた女子高生の遺体をみつめるチョンナムは、彼女のことが気になりその女子高生の顔をスケッチする。霊安室でチョンナムは、女子高生の遺体をみて閉まったときにある現象が起こり、チョンナムは不可思議な体験をするお話。

■第二話

幼少期に事故の為に片足に障害を持つスイン医師(イ・ドンギュ)は、安生病院で同僚医師や医大生から優秀な医者であると認められていた。交通事故でただひとり生き残った少女アサコ(コ・ジュヨン)が病院に運ばれてきた。同乗していた母は亡くなり、車を運転していた母の再婚相手も亡くなってしまった。スイン医師は、自分の幼少期を思い浮かべ、精神的にもショックを受けている少女アサコを助けようとする。立ち直りの兆しがみえてきた少女アサコは、不可思議な現象を体験するお話。

■第三話

東京に留学していた夫婦で医者の夫キム・ドンウォン(キム・テウ)と妻キム・イニョン(キム・ボギョン)は、帰国して京城の安生病院に赴任した。二人は今でも仲が良く愛し合っている夫婦であるが、夫ドンウォンは妻イニョンの様子がおかしいことに気づいていた。日本軍兵士の秋山(キム・ウンス)が、イニョン医師のところに訪ねてくる。それは兵士が殺されて安生病院に遺体が運ばれたからである。その後、少年が殺され、看護婦も殺されたことで連続殺人かと日本軍兵士らは考えていた。そんなときに、ドンウォン医師に不可思議な現象が起こり、彼自身にもうひとりの別の人格が存在することに気づいた。果たして、ドンウォン医師に何が起きたのか、そして連続殺人の行方はどうなのかというお話。

監督は、本作がデビュー作の兄弟チョン・シク、チョン・ボムシク両監督。
出演者は、第一話で医大生のチョンナムを演じるのは『アイスケ-キ』『愛なんていらない』のチン・グ、死亡した女子高生を演じるのは本作デビュー作のヨジ、院長を演じるのは『地球を守れ!』『黄真伊』のイェ・スジョン。
第二話でスイン医師を演じるのは『Some(サム)』『レッド・アイ』のイ・ドンギュ、病院に運ばれてきた少女アサコを演じるのは『青燕』『九尾狐家族』のコ・ジュヨン、少女アサコの母を演じるのは『コースト・ガード (原題:海岸線)』『ブレス (原題:息)』のパク・チア。
第三話で夫ドンウォン医師を演じのは『顔のない女』『浜辺の女』のキム・テウ、妻イニョン医師を演じのは『蒼空へ...』『夏が過ぎゆく前に』のキム・ボギョン、日本軍兵士の秋山を演じるのは『ケンカの技術』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のキム・ウンス。

三話構成されているが、全てが安生病院という空間で繰り広げられている。そして、全三話とも共通して登場する人物がいるのは、それぞれが時間軸を変えていることで、終盤は全三話が繋がっている構成だ。

第一話では、女子高生の遺体が安生病院に運ばれてきたことで奇妙なことが起こりだすのだ。医大生チョンナムは、医者になることに否定的であり、スケッチをしているシーンをみると絵が好きな青年なのがみえる。院長の娘と結婚することも仕方がないと思いながら、霊安室で勤務するのである。突然、異空間にさらわれるチョンナムの体験が壮絶に描かれている。映像テクニックとして、前進していくカメラワークで、チョンナムとある女性の未来図が襖を境に変化していく手法は素晴らしいアイデアである。日本的な映像美をみせており、季節をイメージした桜の花びらが舞ったピンクに反射する部屋、植物の葉をイメージした緑に反射する部屋、紅葉をイメージした赤茶に反射する部屋、雪をイメージし真っ白なシーツが反射する部屋といった春夏秋冬の四季を見事に表現している。恐怖として、チョンナムがさらわれる瞬間はかなり恐く、冷や汗ものである。そして、女性の僧侶が叩く木魚の音、時計の鐘の音、ロウソクの光、写真に張られた御札、菊の花といった映像と音響が合わさり更なる恐怖を作りだしているのだ。全三話の中で一番恐怖を感じたエピソードであった。

第二話では、第一話から二日前の出来事を描いている。交通事故で運ばれてきた少女アサコと彼女を担当するスイン医師の二人が主役である。事故をして運ばれてきたのだが怪我は大したことなく、その代わりに精神的なショックからあまり言葉を発せず、精神的に不安定な状態の少女アサコをスイン医師がなんとか回復させようとしているのだ。スイン医師の幼少の経験を語ったり、親身になって少女アサコを助けようをしているのがみえる。少女アサコが何故交通事故にあったのかという事柄は、回想シーンによって事故の原因が分かるのだ。重要なところは、その原因が母と新しく父となる男性の存在で、少女アサコは父という視線でなく男性という視線でみつめていたことなのだ。母が再婚相手の男性に抱かれているのをみた少女アサコは、母に激しく嫉妬をして、その男性に愛の告白をしたり、そのような過程があり交通事故に繋がっていくのだ。母と娘の愛憎劇がこのエピソードの見せ所である。恐怖としては、少女アサコの悪夢に切り替わるところでみせており、血だらけの母や新しくなる父の姿が現れるシーンは少女アサコをあの世へ招いているようにみえる。悪夢の切り替えをしているのが病院の廊下で、異空間をみせる映像テクニックに上手さがあった。もう一点として、少女アサコと母のツーショット写真の場所が朝鮮文化である普信閣の鐘をバックにしているところに、その横に日本式の赤いポストがあったり、「パーマネント」というカタカナの看板があり、この二つの文化の調和が不思議に感じた。最後にみせる少女アサコの運命、そしてスイン医師の運命が次に繋がる仕組みがよい。

第三話では、第一話から三日前の出来事を描いている。兵士の遺体を検死しているイニョン医師と医大生チョンナム、それに対して質問をする日本軍兵士の秋山のシーンは第一話でもみられるシーンをもう一度挿入している。第一話では遺体に関しての詳細な説明があり、第三話ではさらりと流れる感じにしているのは、何らかの繋がりをみせるための伏線にしているのがみられる。そしてドンウォン医師が初めて登場して、妻イニョンに対して初めから不思議なことを言い出すのだ。伏線としては、幻想的にみせるシーンで、外灯で照らすベンチに男女が座っているミニチュアと白い紙吹雪が入った透明の球体を光りに当てて部屋いっぱいに反射する映像である。ドンウォン医師が妻イニョンの存在に悩む姿がみられ、その苦悩ぶりが終盤にうまく繋げている。このエピソードでは、医師夫婦と日本軍兵士が中心となっており、どんでん返しの展開が終盤に用意されている。

全体像としては、映像にすごく力を入れている作品にみえた。季節の変化をみせる手法、空間の切り替え、色彩の表現に特長を感じる。日本文化の「美」を研究して取り入れているのがみられ、さらに日本のホラー映画で使われるような恐怖感をうまく含んでおり、日本人には非常にみやすくなっている。第三話では、日本軍兵士が登場することで会話も日本語で話すシーンが多く、キム・テウも日本語を話しているシーンがある。気になるところとして、秋山はイニョン医師に対してずっと「キム先生」ではなく、「金田先生」と呼んでいるのが印象的で、これは通名だと思うが何故彼女だけ通名で呼んでいたのであろうか。

3つのエピソードは、どれも共通して「愛」を表現している物語でもある。第三話で時間軸が重なるようにして、すべてが繋がる流れになっている。さらに、1979年の冒頭シーンでは映写機が映すモノクロ映像で、日本軍兵士の後頭部を開いて脳外科手術しているシーンは、ホラー映画としての「掴み」は素晴らしいものがある。大学教授(チョン・ムソン)とその娘(オム・ジウォン)の会話シーンで、その横にいる女子学生の存在がちゃんと伏線になっているのも見事だ。時間軸を遡っていくストーリー展開であるが、ラストにはパズルでいうと最後の1ピースがしっかりとはまる仕組みになっている構成には感服である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2008-01-24 19:06 | 259.奇談
韓国映画レビュー その238 「アイスケーキ」
この作品も今月行われるコリアン・シネマ・ウィーク2007で公開が決まっている。今年の福岡アジア映画祭で大賞受賞した作品だから注目作品かもしれない。新人監督だからなのか、所々で粗い表現もあり修正すればもっとよくなる作品だ。
話題は変わるが、今月行われる東京国際映画祭&共催・提携企画等のチケット販売が始まった。韓国映画を鑑賞するのは、『Breath (原題:息)』『永遠の魂 (原題:星の光の中へ)』『肩ごしの恋人』の3本。鑑賞したら直ぐにレビューする予定でいる。コリアン・シネマ・ウィーク2007は残念ながらパス。今年は鑑賞したい作品のチケットを全部ゲットできたのでかなり満足している。いつも悔しい思いをしていたので今年はかなりスッキリである。

b0097051_1485169.jpgアイスケーキ
制作年:2006年
監督:ヨ・イングァン
出演:パク・チビン、シン・エラ、チャン・ジュニョン、チン・グ
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


1969年全羅南道麗水の海辺の村が舞台。10歳の少年ヨンレ(パク・チビン)は、密輸化粧品を販売をする母(シン・エラ)と二人暮らしをしている。ヨンレは、母から父は死んだと聞かされており、父に関する詳しいことは教えてくれない。そんなある日、偶然に母の友人だがいつも喧嘩ばかりしているチュンジャおばさんから、ヨンレの父はソウルに住んでいることを聞いてしまった。何とか父に会おうと思い、ソウルまでの旅費を稼ぐために親友ソンスが働いているアイスケーキ工場の社長に頼み、アイスケーキの売り子をする。この仕事をしている理由が訳ありなだけに母には内緒で行っていた。なかなかアイスケーキが売れないヨンレであったが、ソンスが危険であるが売れる場所を教えてくれた。その場所ではアイスケーキは飛ぶように売れたが、その場所は年上のガキ大将スンイルがアイスケーキを売る場所で彼の縄張りでアイスケーキを売ったことで喧嘩になってしまう。ガキ大将スンイルに嫌がらせをされるヨンレは、売り物のアイスケーキを落としてしまい、アイスケーキ工場の社長に理由を言っても聞く耳を持ってくれない。そんなときにいつもヨンレを助けてくれるのが工場でアイスケーキを作っている青年インベクであった。インベクも社長に弱みを握られており、あまり強く言うことができないでいる。インベクは社長のお使いのためにソウルに行くことになり、そのときにヨンレは家の中で偶然昔の父と母の写真をみつけていたので、その写真と写真の裏に書いてあった父の名前をインベクに教えて父を捜してほしいと頼み、何とか父に繋がる情報が欲しかった。インベクがソウルから戻ってきたときに父の住所を書いたメモ書きをヨンレに渡し、これでヨンレは父に会えると喜んでいた。だが、秘密にしていたアイスケーキの仕事が母にばれてしまい、仕事を辞めるはめになり収入が途絶えてしまった。果たして、ヨンレは死んだと思っていた父に会うことができるのかというお話。

監督は、本作デビュー作のヨ・イングァン監督。出演者は、主人公の少年ヨンネを演じるのは『ファミリー (原題:家族)』『奇跡の夏 (原題:アンニョン、兄ちゃん)』のパク・チビン、ヨンネの母を演じるのは本作スクリンデビューのシン・エラ、ヨンネの親友ソンスを演じるのは『浮気な家族』のチャン・ジュニョン、アイスケ-キ工場で働く青年インベクを演じるのは『甘い人生』『卑劣な街』のチン・グ、同じくアイスケ-キ工場で働くインベクの妹ミスクを演じるのは『野獣と美女』のハム・ウンジョン。

1969年の韓国はまだまだ貧しく、朴正煕大統領が政権を担っていた時代で南北との関係はピリピリした状況化である。当時の一般市民の生活を描き、生きていくために違法行為をしてでもお金を稼ぎ、政治的背景も取り入れている。

ヨンレと母の母子関係を良好なのだが、父が生存していることを知ってからのヨンレと母の間に溝ができる。ヨンレは今まで父が死んだと嘘をついてきた怒りよりも、父が生存している喜びの方が勝っているので、しきりに父のことを知りたがるのである。そんなヨンレの態度が許せないでいる母の言動や行動がきつくみえてしょうがない。今まで一人で苦労して育ててきた母の時間があるから、ヨンレが離れていってしまうのが恐いのがみられる。母がどのようにして気持ちの整理をしていくのかが見所のひとつでもある。

子供の世界でみられるのが、ヨンレと丸坊主の親友ソンスの仲である。ソンスの家庭は貧しく、子供ながらアイスケーキの売り子をしている。いつも一緒に遊び、一緒にアイスケーキの売り子をし、ヨンレが父に会いたいことも知っており何でも話せる仲である。ヨンレを演じるパク・チビンくんの方が知名度はあるが、この作品に関してはソンス演じるチャン・ジュニョンくんの存在は大きくみえる。時代に合った顔つきと丸坊主、いつも迷って決断力がない態度、ヨンレとの熱い友情をみせており、この作品でかなり重要なキャラクターを見事に演じていた。もうひとつ子供の世界でみせているのが、ガキ大将スンイルの存在である。ヤクザみたいにシャバ代を請求する憎たらしいガキで、子分までついている。子供には子供の世界観があって、大人からすれば不思議な世界を表現している。

そして、ヨンレをいつもかばってくれる青年インベクとその妹ミスクは、当時の時代背景を表している。インベクとミスクの父は「アカ」であり、社会的に「アカ」の子供は仕事に就くことが困難であるのがみえる。「アカ」の子供ということでインベクは父を憎んでいるのだ。父のことが兄妹の弱みで社長には頭が上がらずにいる。そんな状態でもインベクはヨンレの困った姿をほっとけずに助けてくるのだ。この兄妹の過去を掘り下げてサイドストーリーとしてみせていれば、時代背景を鮮明にみせられるしストーリーに幅ができるにと勿体ない感じがした。中盤以降にみせるインベクの心境の変化は、ヨンレが会ったことのない父への気持ちが影響しているのがはっきりわかる。

中盤以降は、青年インベクや親友ソンスに大きな出来事が起き、ヨンレが電車でソウルに行ったりとストーリーが急激に動くので伏せておく。率直な感想としては、おいしい材料は揃っているのに料理しきれていないと感じた。母親と二人で暮らす少年が死んだはずの父親を探す内容であるが、何故この時代背景にしたのか、この時代背景にしたのなら社会的な面をもっとみせるべきだと思われる。母の仕事や青年インベク絡みで表現はしているのだが、物足りなさがある。父と母の過去があまりにも簡潔にみえるのでもっと詳細に描いてほしかった。

全体像からして、ノスタルジーを呼び起こす作品なのかもしれない。当時はこのような生活が当たり前のようにあったとか、貧しいながらもコミュニティが結束していたり、単なる棒アイス=アイスケーキが高価なものであったりといった懐かしさなのかもしれない。鑑賞する世代によって評価が変わってくる作品のようにも感じた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2007-10-08 14:19 | 238.アイスケーキ