韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
752.ワンドゥギ
753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
755.未確認動画
756.二つの月
757.ただ君だけ
758.同い年の家庭教師レッスン2
759.容疑者X
760.会社員
761.カエル少年失踪殺人事件
762.未確認生命体
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タグ:ソン・ガンホ ( 14 ) タグの人気記事
韓国映画レビュー その773 「出藍の誉れ (短編)」
b0097051_23432369.jpg出藍の誉れ (短編)
制作年:2012年
監督:パク・チャヌク、パク・チャンギョン
出演:ソン・ガンホ、チョン・ヒョジョン
ジャンル:ヒューマンドラマ


パンソリ(朝鮮の伝統的民俗芸能)を教える老師匠(ソン・ガンホ)とパンソリを習う弟子の少女(チョン・ヒョジョン)は、練習のために山行に出かける。コンテストで優勝できなかった弟子は、弱気になっており、老師匠は弟子をなぐさめたいが不器用なためできず、ひたすら練習することしか思いつかない。頑固な師匠と世間知らずな弟子の少女による、ある特別な一日を描いたお話。

監督は、『サイボーグでも大丈夫』『渇き (原題:コウモリ)』のパク・チャヌク監督、『Flying (短編)』『Sindoan (短編)』のパク・チャンギョン監督の共同。『波瀾万丈 (短編)』でもこの兄弟の共同監督の作品である。
出演は、師匠を演じるのは『青い塩』『凍える牙 (原題:ハウリング)』のソン・ガンホ、弟子の少女を演じるのは本作スクリンデビューのチョン・ヒョジョン。

老師匠と弟子少女は、得音(パンソリに必要な声と様々な発音の技巧を習得すること)をするため冬山に登って練習しようとする。始めは、一般登山客も多くおり、周囲からみると杖をついたおじいちゃんと十代少女の組み合わせは奇妙な姿にみえており、気を遣っている老師匠の姿が微笑ましい。人の気配がない細道を歩き進み、小さな滝つぼに到着する二人は休憩をして、携帯用の太鼓を膨らまし、ばちの代わりに落ちている木の枝を拾い、修行の準備をしていくのだ。

徐々に上達していく弟子、全てを伝えようと命をかける老師匠のやりとりをみせている。太陽の光があたる日中から、日が沈み夕暮れにかけて、二人に大きな変化が生じるのである。終盤は美しい自然と二人の姿をリンクする形で演出している。

山の中にある小さな滝つぼ、水面に反射して映る清らかな水、草木が茂る部分と磨り減って岩のようになった部分をみせる山、太陽の光を巧みに操りストーリーに混ぜていたり、山に彫られた巨大な仏像が師匠とリンクしているように演出していたり、実際の映像から山水画へと変化していくラストのみせ方は素晴らしい。

まさに題名の通りの内容になっており、それを自然と調和して表現されている。老人にメイクしている長髪のソン・ガンホも違和感なく、瑞々しい弟子を演じるチョン・ヒョジョンも声がしっかり透っている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2013-05-14 23:52 | 773.出藍の誉れ
韓国映画レビュー その764 「青い塩」
b0097051_19255934.jpg青い塩
制作年:2011年
監督:イ・ヒョンスン
出演:ソン・ガンホ、シン・セギョン、チョン・ジョンミョン
ジャンル:サスペンス、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


ハンガン組のボスをしていたドゥホン(ソン・ガンホ)は、闇社会から足を洗って引退し、故郷プサンで穏やかな生活を送っていた。ドゥホンは、食堂経営を夢見て料理教室に通い、隣りの席で実習をする若い女性セビン(シン・セギョン)と出会う。セビンの料理の味は先生から褒められるが、ドゥホンの料理の味は先生からがっかりな感想がかえってくる。二人は、料理教室で一緒に授業を受けるごとに親しくなっていく。普通の女性に見えるセビンだが、過去にライフル競技の射撃選手をしており、ある理由で引退をして友人ウンジョン(イ・ソム)とプレハブ暮らしをし、闇組織の便利屋をしている。セビンは、ヘウンデ組への多額の借金があるため、ドゥホンを監視する仕事を仕方なく請け負っている。ある日、チルガク会のキム・マンギル会長(チョン・ドンギュ)が、交通事故で瀕死の重傷に遭い、病院に駆けつける会の幹部たちの中に、会長が心から信頼している兄弟組織のボスであるドゥホンの姿がいない。そして、会長が亡くなって組織内は混乱しており、会長の遺言書が見つからず、組織内の間で後継者争いが起こってしまう。セビンは、新たな依頼として殺し屋組織からドゥホンの暗殺を命じられる。セビンはこの依頼を断ろうとしており、そんなときセビンがみているところで、友人のウンジョンがドゥホンを車で轢き殺そうとする。だが、ドゥホンは怪我をしたが生きており、車の窓を壊して気絶している運転手をみて、相手が女性であったことで何もせずにその場を去っていく。その後、ウンジョンが運転していた車が海に沈められ、警察が現場検証をしているとき、その車の遺留品からウンジョンの持ち物をセビンがみて、仕方なくドゥホンの殺害依頼を受けることに決める。しかし、ドゥホンの人柄に心惹かれていたセビンは、なかなか実行できずにいる。果たして、セビンはドゥホンを殺害するのか、そして会長の死で組織はどのようになったのかというお話。

監督は、『イルマーレ』『視線 1318』のイ・ヒョンスン監督。
出演は、前ハンガン組ボスのユン・ドゥホンを演じるのは『渇き (原題:コウモリ)』『義兄弟』のソン・ガンホ、便利屋のチョ・セビンを演じるのは『オガムド』『アコースティック』のシン・セギョン、ドゥホンの部下エックを演じるのは『強敵』『ヘンゼルとグレーテル』のチョン・ジョンミョン、新しいハンガン組ボスのペク・ギョンミンを演じるのは『ミスにんじん』『パラレルライフ (原題:平行理論)』のイ・ジョンヒョク、殺し屋Kを演じるのは『チョルラの詩』『カメリア』のキム・ミンジュン、殺し屋組織のカン女史を演じるのは『夏夏夏』『ハウスメイド』のユン・ヨジョン、チェ顧問を演じるのは『殺しに行きます』『神弓 -KAMIYUMI- (原題:最終兵器 弓)』のイ・ギョンヨン、チルガク会のキム・ギチョルを演じるのは『スンピル失踪事件 (原題:チョン・スンピル失踪事件)』『小さな池』のキム・ルェハ、セビンの元射撃コーチのユクを演じるのは『朝鮮名探偵:ヒメトリカブトの花の秘密』『ヘッド』のオ・ダルス、セビンの友人ウンジョンを演じるのは『おいしい人生』『世界で一番美しい別れ』のイ・ソム。

組織から引退して堅気の生活をしている元ボスのドゥホンが、兄弟組織の親分であるキム・マンギル会長が車に轢かれて殺されたことで、組織内に裏切り者がいることを知り、ドゥホンも狙われる。便利屋のセビンは、裏の顔があって殺し屋組織の一員でもあり、ドゥホンの暗殺命令がくだり、ドゥホンの人柄に触れて心を通わせていたセビンは悩んでしまいなかなか実行できずにおり、もう一人の殺し屋K(キム・ミンジュン)がドゥホンの命を狙い出す。ヤクザ組織の抗争が起点となり、新しく後継者になろうとする裏切り者のヤクザ者、その裏切り者はドゥホンの存在が邪魔なことで殺し屋組織に殺害依頼、そのため二つの組織から命を狙われるドゥホンという構図になっている。

堅気になってもドゥホンと組織の人たちと交友があり、ハンガン組を預けた新ボスのギョンミン(イ・ジョンヒョク)、今でもドゥホンの部下と思っているエック(チョン・ジョンミョン)、仲の良いチルガク会のキム・ギチョル(キム・ルェハ)である。会長に次いで同じチルガク会のキム・ギチョルが殺害されたことで、更なる抗争を生むことになり、組織が分裂状態していく。暴力団の内部抗争をみせておき、そこに絡んでくるのが殺し屋組織なのだ。殺し屋組織は、カン女史(ユン・ヨジョン)が仕切っており、セビンの元射撃コーチのユク(オ・ダルス)、便利屋のセビン、冷酷な殺し屋K(キム・ミンジュン)などが属している。

ノアールものとしてみるとストーリーの先がみえてしまい、誰が裏切り者で、誰が誰を狙っているのか読めてしまうものになっている。主人公が裏世界から足を洗って堅気になったのに、ヤクザ組織の抗争に巻き込まれていく展開もありふれており、中盤ぐらいからストーリーが雑になってきたので、残念な出来になっている。ノアールものに、ドゥホンとセビンとの交友をラブストーリー的にしていたり、堅気になったドゥホンの人間味あるキャラクターをスパイスのように盛り込んでいる。

マイナス面として、標的のドゥホンと殺し屋セビンの構図がありながら、ドゥホンの人の良さを知ることでセビンの気持ちが変化していく姿をみせているが、どうも恋愛感情というものが見え難くなっているようにみえる。ヒロインのセビンを演じるシン・セギョンは、化粧によって容姿を変貌させたり、バイクに乗ってワイルドさをみせているけれど、表面だけでセビンというキャラクターを演じきれていないように感じられる。プラス面として、ドゥホンの部下をしているエックは、硬派で忠実な部下を見事にみせており、場の空気を読むのが上手かったり、ドゥホンがピンチのとき一番頼りになる人物を設定しているところだろう。

「塩」をキーワードにしているところを随所にみせている。ドゥホンの料理が塩辛かったり、セビンの言葉、終盤に繋がるアイテムである。クライマックスでは、塩田を美しく意識して撮っていたり、太陽の光によって塩田に映し出される人影も奇麗に表現している。

全体的にストーリーが弱いことで、映像美に力を入れた作品にみえてしまった。終盤だけサプライズ的にしているが、この監督ならある程度は先が読めるから、想定内の展開であった。『イルマーレ』と同等なものを期待すると撃沈してしまうだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2013-03-26 19:40 | 764.青い塩
韓国映画レビュー その712 「凍える牙 (原題:ハウリング)」
b0097051_1913825.jpg凍える牙 (原題:ハウリング)
制作年:2012年
監督:ユ・ハ
出演:ソン・ガンホ、イ・ナヨン、シン・ジョングン、イ・ソンミン
ジャンル:サスペンス


深夜の駐車場で、車を停めていた男性が、突然下半身から炎が吹き出し、車が炎上して男性は黒焦げになって亡くなった。ソウルの麻浦署の刑事たちは、現場検証を行い、ソ班長(シン・ジョングン)は、万年昇進を逃しているベテランのサンギル刑事(ソン・ガンホ)と新米女性のウニョン刑事(イ・ナヨン)に担当させた。サンギル刑事は、嫌々ながらウニョン刑事とコンビを組むことになる。ソ班長含む多くの刑事たちは、自殺と思って二人に担当させたが、実際調べていくと奇妙な点がみえてくる。サンギル刑事とウニョン刑事は、遺体がある検視官のところで情報を聞き、遺体の尿からハバという新種ドラックの薬物反応が検出され、大腿部に大きな犬に噛まれた傷跡を発見する。被害者は、焼死体で黒焦げになり、身元不明で、指紋も検出されなかった。二人は科捜研からの情報で、ベルト内部に小型時限爆弾が仕込まれていたことがわかり、自殺でなく殺人であることがわかる。この情報を上司や同僚に報告することをせず、サンギル刑事は自ら手柄を立てて昇進しようと試みている。ウニョン刑事は、何度もサンギル刑事へ上司たちに報告することを話すが聞く耳を持たない。新種ドラックの線から被害者の身元を追うことにしたサンギル刑事とウニョン刑事は、売人を捕まえるために張り込みをして、売人を捕まえて新種ドラックの元締めの男が焼死体の被害者とわかり、被害者の家に向かう。二人は、被害者の家を調べると隠し部屋があることに気づき、そこは売春を行う部屋で、未成年者の少女たちのリストがあり、未成年者の売春ビジネスをしていたことが判明する。二人は科捜研から呼ばれ、携帯電話のメモリーを復元すると、売春現場の隠し撮りの動画があり、売春している男の背中に刺青があることがわかる。そんなとき、ナム・サンフンという男が、帰宅途中で犬に首筋を噛まれて死亡した。ナム・サンフンは、違法薬物と未成年者売春の記録があり、彼も未成年者の売春ビジネスの一人であった。ナム・サンフンの私物から、四人が写っている写真を入手した。犬に噛まれて亡くなったナム・サンフン、車で焼死したオ・キョンイルとわかり、残り二人の身元を刑事たちは追う。ナムを殺害した犬は、狼と犬のハイブリッドである狼犬という珍しい犬の可能性が出てきて、未だにその犬は逃走している。手掛かりを追う毎に、連続殺人事件が発生していき、悲しい出来事が明らかになっていくお話。

監督は、『卑劣な街』『霜花店』のユ・ハ監督。
出演は、チョ・サンギル刑事を演じるのは『義兄弟』『青い塩』のソン・ガンホ、チャ・ウニョン刑事を演じるのは『悲夢』『パパは女の人が好き』のイ・ナヨン、ソ班長を演じるのは『平壌城』『敵との初恋 (原題:敵との同床)』のシン・ジョングン、ク・ヨンチョル刑事を演じるのは『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』『逮捕王』のイ・ウニョン、キム・ギョンス刑事を演じるのは『ビースティ・ボーイズ』『霜花店』のイム・ヒョンソン、元警察犬トレーナーのカン・ミョンホを演じるのは『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』『青い塩 』のチョ・ヨンジン、ミョンホの娘チョンアを演じるのは『悪魔を見た』『コ死 2番目の話:教育実習』のナム・ボラ、福祉財団会長のチェ・ダルギュンを演じるのは『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』『月の光をくみ上げる』のクォン・テウォン。

日本の乃南アサのベストセラー小説を原作にした作品。過去に日本で、この作品の単発テレビドラマが放送されており、共に女性刑事が主人公になっている。女性刑事と中年刑事がコンビを組むことで、アンバランスな二人が真相を追いながら、お互いが認め合い信頼関係が生まれてくるところは原作に似ている。

刑事の私生活の面をみせることで、人間ドラマの部分をみせている。サンギル刑事は、妻と別居しており、素行の悪い息子と聞き分けのよい娘がいる。母親が出て行ってしまったことで息子が荒れだし、この状況を悲しむ娘の姿をみせている。ウニョン刑事は、離婚しており、両親も亡くなっていることで家族がいないのである。唯一の家族が離婚した夫だったことで、寂しい気持ちを抑えているのだ。お互いの家庭環境をみせ、お互いがそのことを知ることで、お互いを理解しだしてくるのである。

サンギル刑事が昇進できず、後輩たちが昇進していく姿をみせている。同僚のヨンチョル刑事が昇進したことで、サンギル刑事は焦っているのがみえるのだ。そのことで、組織として序盤に捜査が進まないのが、明らかにみえるのだ。

非常に目立つ点として、男性中心の刑事という職場で、女性を蔑視しており、それを問題提起しているのである。サンギル刑事が、ウニョン刑事とコンビを組むときも、上司の命令で仕方なく組んだが、彼女のことを戦力としていないのだ。ソ班長やヨンチョル刑事も、ウニョン刑事に雑用を押し付けており、本来の業務が止まってしまうのだ。ヨンチョル刑事は、サンギル刑事が女刑事とコンビを組んでいることでからかうのである。はじめのうちは、サンギル刑事がデートをしていたと冗談交じりに答えていたが、中盤あたりからウニョン刑事を認めだすと態度が変化し、ウニョン刑事を擁護するようになり、サンギル刑事とヨンチョル刑事が取っ組み合いの喧嘩までしだすのだ。

事件は、幾つかの層になっており、それを解くことで次の展開がみえてくるようになっている。四人が写っている写真は、未成年者の売春ビジネスをしていたメンバーで、焼死したオ・キョンイル、狼犬に咬殺されたナム・サンフン、新しい彼氏と事業している女ソン・ミンジョン、闘犬場に出入りするミン・テシクである。ソン・ミンジョンは、ウニョン刑事の目の前で狼犬に咬殺され、ミン・テシクは囮捜査によって警察が逮捕する。野放しにされている狼犬を追う方向に視点が向けられ、よく飼い慣らされた殺人犬の狼犬を育てた人物をウニョン刑事は探っていくのである。そこには悲しい真実が潜んでおり、狼犬が何故特定の人物だけを殺していたのがみえてくるのである。狼犬は、ある復讐のために動いており、まだ仕留めていないターゲットに向かっていくのである。

狼犬の描き方は、なかなかよく出来ていたので、ストーリーを崩さずに進行していた。戦闘モードに入るときの目と穏やかなときの目が違っており、表情のつくりに圧倒される。狼犬がウニョン刑事を助けるところでみせる狼犬の目は、優しさに満ちているのだ。ターゲットに標準を合わせたときの狼犬の目は、光輝いて恐怖心を作り出すのだ。狼犬には、心があるのだ。単なる殺人犬ではなく、狼犬のストーリーも見所のひとつになっているのだ。

原作を知っていれば、日本で放送された単発テレビドラマで十分かもしれない。原作の内容もよく、映画用に多少脚色しており、そこそこ楽しめるような作品になっている。今年の九月に日本で一般上映されるので、興味があれば劇場に足を運んでみるのもありかも。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2012-07-25 19:02 | 712.凍える牙(ハウリング)
韓国映画レビュー その627 「義兄弟」
お盆は、映画を一本も観ないで休憩していた。毎日が暑い。

b0097051_2035411.jpg義兄弟
制作年:2010年
監督:チャン・フン
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、チョン・ググァン
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


国家情報院要員のイ・ハンギュ(ソン・ガンホ)は、北朝鮮の大物工作員である影(チョン・ググァン)の行方を追っていた。北朝鮮工作員のソン・ジウォン(カン・ドンウォン)は、ネットカフェで受信メールをみて、上層部からの暗号で指令を受ける。その内容は、金正日総書記のはとこである裏切り者キム・ソンハク(チョン・インギ)を暗殺することである。その情報を知っている北朝鮮工作員のソン・テスン(ユン・ヒソク)は、暗殺実行前日に国家情報院のハンギュに密告していた。暗殺実行日、影とジウォンは、キム・ソンハクが住んでいるソウルのマンションに向かい、少し遅れてハンギュを含む国家情報院要員たちが密告情報から得た場所に向かう。影は、平然とキム・ソンハクの妻と義母を殺害し、帰宅してきたキム・ソンハクも殺害する。ジウォンは、キム・ソンハクの幼い息子も影に殺されそうになったので庇ってしまう。国家情報院要員たちが影とジウォンを発見したことで銃撃戦になり、ジウォンはマンションの住民たちに紛れてその場から離れ、影はオートバイに乗って追ってくる国家情報院要員の車を振り切って逃げた。北朝鮮大物工作員の影を取り逃がす失態、多くの死傷者を出してしまった責任からハンギュはクビになってしまう。六年後、事務室兼住居の探偵事務所で社長をするハンギュは、部下二人を雇い、人探しの仕事をしている。指名手配犯を捕まえると懸賞金がでることから、ハンギュはベトナム人ボス(コ・チャンソク)を捕まえようと部下二人と共に実行したが、部下二人は恐れて逃げてしまい、ハンギュは十数人のベトナム人たちにボコボコにされる。そこに偶然、ベトナム人たちと一緒に工場で働いていたジウォンが現れて、ハンギュを助ける。ハンギュは、部下二人をクビにして、ジウォンに探偵の仕事を一緒にやろうとスカウトして、二人は探偵事務所で一緒に生活しながら仕事をする。ハンギュとジウォンは、お互いに秘密を持ちながら接している。ハンギュは、六年前の事件でジウォンを現場で目撃しており、ジウォンが北朝鮮工作員であることを思い出し、ジウォンを見張ることで北朝鮮大物工作員の影に繋がると考えている。ジウォンは、ハンギュがまだ国家情報院要員だと思っており、南の情報を手に入れようと企んでいる。互いに相手を騙し続けているが、一緒に仕事をしたり生活している中、少しずつ情が芽生えてくる。国家に翻弄された二人の男の葛藤を描いたお話。

監督は、『映画は映画だ』のチャン・フン監督。
出演は、元国家情報院要員のイ・ハンギュを演じるのは『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』『渇き (原題:コウモリ)』のソン・ガンホ、北朝鮮工作員のソン・ジウォンを演じるのは『M』『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』のカン・ドンウォン、北朝鮮工作員の影を演じるのは『美人図』『作戦』のチョン・ググァン、国家情報院要員のコ・ギョンナムを演じるのは『バンドゥビ』『チャウ』のパク・ヒョックォン、北朝鮮工作員のソン・テスンを演じるのは『お熱いのがお好き』『結婚式の後で』のユン・ヒソク、国家情報院次長を演じるのは『ガールスカウト』『父とマリと私』のチェ・ジョンウ、ベトナム人ボスを演じるのは『映画は映画だ』『イテウォン殺人事件』のコ・チャンソク。

六年前のキム・ソンハク暗殺事件によって、共に組織から切り捨てられた元国家情報院要員のイ・ハンギュと北朝鮮工作員のソン・ジウォンの二人が、国の宿命を背負い、互いの身分を隠して監視するなか、二人の間に絆が生まれ、その感情に悩む姿をみせている。

ソン・ジウォンには、幾つかの偽名を持っており、場面場面で使い分けているのである。ハンギュと共にいるときは、「パク・キジュン」の名を使っており、他にも「チョ・インジュン」、「イ・ソンギュ」と名乗ったり、コードネイムが「チャムスリ7号」であったり、ちょっとややこしいところもある。

北朝鮮工作員たちの繋がりが、中盤から重要になっている。明確な表現をすると元北朝鮮工作員で、北を捨てて南で生きる決意をした人たちを示している。序盤に密告していたソン・テスン、暗殺されたキム・ソンハク、研究委員のチ・ミョンフン(クォン・ボムテク)である。ジウォンの立場は、キム・ソンハク暗殺事件で影から信用度が落ちており、それでも工作活動を続けている。北に妻子がいるジウォンは、裏切り行為があると家族の命がないことを知っており、その弱みが中盤以降の伏線になっている。

ハンギュの人格は、お金のためなら何でもやるという資本主義を主張しており、気性が激しい性格をしている。ハンギュは、妻と離婚しており、妻が子供を引き取っており、イギリス人男性と再婚してイギリスで暮らしている。国家情報院要員のときと違って、子供に対して愛情を注いでおり、常に電話でやり取りしている優しいパパになっているのだ。ハンギュは、ジウォンと一緒に探偵業務をすることになり、強引な行動をとるハンギュに対して、穏やかな対応をするジウォンをみることで徐々に変化していくのである。ジウォンは、ハンギュに対して、人を人として扱うことを何度も注意するシーンがあり、人物設定の面白さもある。北と南といった社会性を持つ内容ながらも、人間味、人間らしさをどのようにみせているのかも見所である。

ハンギュとジウォンが中盤あたりで、互いの事情を知ることで情が生まれてくるところがある。簡単に云ってしまうと家族の問題である。互いの身元が明かになったり、再び影の登場があったりと中盤から終盤の展開がスリリングになっている。実際のニュース映像を使って、北の核実験実行であったり、国の情勢によって、ハンギュとジウォンの迷いをみせているのだ。

サイドストーリー的に登場しているのが、ベトナム人ボスである。彼を通じて外国人労働者や外国人国際結婚といった裏のテーマを忍ばせているのだ。ハンギュの探偵業務の仕事内容が人探しが多く、外国人女性を連れ戻す出来事が多いのだ。韓国国籍を取得したい外国人女性をみせていたり、韓国人の夫から逃げたい外国人妻をみせていたりと問題を抱えているところをみせている。

全体として、冒頭からカーチェイスがあったり殺人があったりと派手なアクションの演出もあり、ヒューマンドラマもあり、北と南といった社会問題を絡ませていることで娯楽作品としてはいいだろう。一般受けするように作られているのは分かるが、前作『映画は映画だ』の監督だから期待し過ぎた点もあり、内容の厚さが足らないように感じた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-08-17 20:43 | 627.義兄弟
韓国映画レビュー その440 「渇き (原題:コウモリ)」
今回の東京フィルメックス映画祭で一番楽しみにしていた作品。パク・チャヌク監督の舞台挨拶とティーチ・インもあったことで、パク・チャヌク・ワールドを堪能することができた。この作品を解説なしで理解する場合は、かなり思考することになるだろう。来年の2月に一般上映することが決まったので、鑑賞したい人は少し待てばスクリーンでみられるでしょう。ネタばれにならないようにレビューを書いたので、あまり掘り下げて書かないようにした。

b0097051_1833587.jpg渇き (原題:コウモリ)
制作年:2009年
監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ、キム・オクビン、キム・ヘスク、シン・ハギュン
ジャンル:ラブストーリー、ホラー、ヒューマンドラマ
鑑賞:第10回東京フィルメックス映画祭


サンヒョクは、教会の病院に勤めるキリスト教の神父で、病気で死んでいく患者をみている日々に疲れていた。サンヒョクは、海外でエマニュエル・ウィルスのワクチンを生成する実験に参加するが、そのウィルスに感染してしまい、直ぐに発症して体中に水疱が出てきて吐血し、心肺停止になってしまった。そのとき、治療するために怪しい血液を輸血すると再び心臓が動き出し蘇生する。サンヒョクは、生き返ったが怪しい血液を輸血したことで吸血鬼となってしまった。信者たちは、生き返ったサンヒョクを救世主のように崇める。血を摂取しなければ死んでしまう神父サンヒョクは、どうにかして人を殺さずに血を吸うかを考え、信仰心の強い神父サンヒョクは苦悩する。ある日、サンヒョクのもとに息子が病気であるから助けて欲しいとお願いしにきた女性は、幼なじみのカンウ(シン・ハギュン)の母親(キム・ヘスク)であった。久しぶりにカンウと再会したサンヒョクは、病室にいた女性に目が向き、幼き頃に見覚えがあるテジュ(キム・オクビン)であることが分かり、現在はカンウの妻になっていた。サンヒョンは、韓服屋を営むカンウの自宅に招待され、姑ラさん(キム・ヘスク)に奴隷のように扱われている嫁テジュに好意を持ち出し、神父と人妻の危険な恋愛に発展していく。吸血鬼になった神父サンヒョクと人妻テジュの危険な関係によって、惨劇が起こっていくお話。

監督は、『親切なクムジャさん』『サイボーグでも大丈夫』のパク・チャヌク監督。
出演者は、神父のサンヒョンを演じるのは『シークレット・サンシャイン (原題:密陽)』『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』のソン・ガンホ、テジュを演じるのは『多細胞少女』『1724妓房狼藉事件』のキム・オクビン、姑ラさんを演じるのは『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』『慶祝!私たちの愛』のキム・ヘスク、テジュの夫カンウを演じるのは『礼儀なき者たち』『ザ・ゲーム』のシン・ハギュン、老神父を演じるのは『あぶない奴ら~TWO GUYS~ (原題:トゥーガイズ)』『無道里』のパク・イヌァン、麻雀仲間スンデを演じるのは『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』『目には目、歯には歯』のソン・ヨンチャン、麻雀仲間ヨンドを演じるのは『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』『影殺人』のオ・ダルス。

サンヒョクは、吸血鬼になったことで日光に当たると体が渇き死に至るから、昼間は包帯を全身に巻いて活動できず、日が沈んだ夜になって活動するのである。超人のような肉体を手に入れ、強い腕力や跳躍力を持つようになる。自分が生きるためには、血液を摂取しなければ死んでしまうため、病院に入院している重症患者の点滴から血を摂取しているのだ。体の変化は、上述なようであるが、大きなポイントは心の変化である。信仰心の強い神父なのに、自分の生存のために自分を信じている人から血を手に入れる苦渋の選択をしたり、人妻テジュに惹かれていったり、性に対する欲が強くなったり、といった神父であるべき姿でない行動をしているところに面白さがあるのだ。

テジュは、無能な夫カンウと息子を溺愛する姑ラさんによって劣悪な生活環境にいる。姑ラさんは、テジュを奴隷のように扱き使い、カンウに対しては全く逆の態度をとっている。そのためにテジュは、夫カンウと姑ラさんに対して憎悪の感情がみられる。カンウと姑ラさんに内緒で密愛するサンヒョクとテジュの愛情を激しくみせているのである。ここまでセックスシーンを入れる必要があるのかと思ったが、神父が聖人から落ちていく姿を鮮明にするために描いたようにも感じられた。

中盤から展開が変化するのは、カンウの運命、姑ラさんの変貌、テジュの変身なのである。全ては神父サンヒョクの行動によって起こっており、そこに時々出てくる麻雀仲間のヨンド(オ・ダルス)やスンデ(ソン・ヨンチャン)にも絡む展開になっている。何回か麻雀しているシーンが出てくるのは、終盤に起こる伏線として用意しているのであろう。

テジュは神父サンヒョクが凄まじい力を持った吸血鬼であることを知って、カンウを殺させようと誘惑したり、口煩かった姑ラさんが中盤に起こるある事柄によって精気を失い、中盤以降の姑ラさんの存在がこの作品では別の役割になっていたり、カンウがサンヒョクとテジュにある影響を与えたり、といった主人公のサンヒョクと同じくらい大きな位置づけになっているだ。

神父サンヒョンと人妻テジュのラブストーリーが主になっているが、ホラー要素を兼ね備えたり、サンヒョンの宗教的な思想と理性が、それに反する人間の本能的な行動をみせて苦悩する人間ドラマを含んでいる。キリスト教の意味合いが非常に強い作品であることがみられ、その背景をティーチ・インで説明していた。ティーチ・インでは、内容に関する質問が多かったことで、自分の解釈との答えあわせになっていた。姑ラさんの変貌の意図や存在だけは自分の解釈と違っていたことで、かなり収穫のあるティーチ・インであった。終盤の強姦未遂や男性器をみせる意図、終盤の二人の愛情表現の意図などなどは、映像を観ながら自分が考えた解釈と一致していた。全てのシーンにおいて綿密に練って作った作品になっているので、考えながら鑑賞する人にとってはお薦めの作品である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2009-12-02 18:45 | 440.渇き
韓国映画レビュー その381 「グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)」
今年の8月に日本上映が予定されている本作品。韓国の主役級俳優を集めた作品であり、人気だけが先行している感じがしてしまった。期待しすぎて撃沈。クリント・イーストウッド主演の『続・夕陽のガンマン (英題:The Good, the Bad and the Ugly)』のオマージュ的な作品なのかな。西部劇だし。正直、『続・夕陽のガンマン』の方が面白いけど・・・。


b0097051_21203326.jpgグッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)
制作年:2008年
監督:キム・ジウン
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン
ジャンル:アクション
鑑賞:韓国版DVD


1930年代の満州、日本軍が残した謎の地図を持つ日本人の金丸たちは、満州鉄道の列車に乗車していた。列車強盗犯のユン・テグ(ソン・ガンホ)は地図のことを知らずに金品が目的で金丸たちを襲って、ついでに大切にしていた地図も一緒に奪った。線路上に燃焼物を置いて列車を強引に止めようとする馬賊団の首領パク・チャンイ(イ・ビョンホン)は、朝鮮人富豪キム老人(ソン・ヨンチャン)から満州鉄道に乗っている金丸の持つ地図を奪うという依頼を受けて列車を襲った。また、列車の外から馬賊たちに向けてライフルを撃ちまくる懸賞金狩人パク・トウォン(チョン・ウソン)は、朝鮮独立軍のナヨン(オム・ジウォン)から地図の奪取を依頼されていた。トウォンは同時に高額な懸賞金が賭けられているチャンイに向けてライフルを撃つ。謎の地図を持ったテグは、列車から飛び降りて荒野を走り、相棒マンギル(リュ・スンス)が待つサイドカー付きオートバイに乗り込んで逃げていった。チャンイ率いる馬賊団たち、懸賞金狩人トウォンは、列車強盗犯テグを追いかける。謎の地図を追っているのはチャンイやトウォンだけでなく、頭領が中国人の三国派たち、そして日本軍も地図の行方を探していた。町に逃げ込んだテグとマンギルは、祖母の家に戻ってロシア語で書かれた地図を眺め、この地図はお宝を示す地図だと考察した。テグたちを追ってやってきた三国派たちは、テグとマンギルを銃撃して襲い、二人は逃げてはぐれてしまった。オートバイで荒野に逃げたテグは、トウォンに狙撃されてテグは捕まってしまった。トウォンは、指名手配書をみてテグにも賞金が賭けられていることを知り、縄で縛って捕獲した。テグが持っていると思われた地図は町にあることで、トウォンはアジトで一泊して二人で町に戻った。一方で、マンギルは独断で複製した偽者の地図を三国派の副頭領ピョンチュン(ユン・ジェムン)に売りつけて一件落着する。だが、地図を売った直後にマンギルの目の前にチャンイ率いる馬賊たちが現れて、マンギルはチャンイにボコボコにされる。そこに、戻ってきたテグとトウォンが助けに入って、テグとトウォンがチャンイら馬賊たちと銃撃戦を繰り広げて、チャンイたちは町から去っていった。多くの者たちが、謎の地図を奪いあいながら戦い、最後の勝者は誰になるのかというお話。

監督は、『箪笥』『甘い人生』のキム・ジウン監督。
出演者は、列車強盗犯ユン・テグを演じるのは『優雅な世界』『シークレット・サンシャイン (原題:密陽)』のソン・ガンホ、馬賊団の首領パク・チャンイを演じるのは『甘い人生』『夏物語』のイ・ビョンホン、懸賞金狩人パク・トウォンを演じるのは『デイジー』『レストレス ~中天~ (原題:中天)』のチョン・ウソン、三国派の朝鮮人副頭領ピョンチュンを演じるのは『優雅な世界』『肩ごしの恋人』のユン・ジェムン、ユン・テグの相棒マンギルを演じるのは『スーパースター カム・サヨン』『まぶしい日に』のリュ・スンス、朝鮮人富豪キム老人を演じるのは『あいつの声』『M』のソン・ヨンチャン、朝鮮人富豪キムの執事パクを演じるのは『夏物語』『優雅な世界』のオ・ダルス、麻薬商人ジェシクを演じるのは『正しく生きよう』『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』のソン・ビョンホ、トウォンの仲間で朝鮮族女ソンイを演じるのは『サンデーソウル』『同い年の家庭教師 レッスン2』のイ・チョンア、チャンイの仲間サンカルを演じるのは『四月の雪』『レストレス ~中天~ (原題:中天)』のキム・グァンイル、チャンイの仲間コムを演じるのは『私の生涯で最悪の男』『ビースティ・ボーイズ』のマ・ドンソク、朝鮮独立軍のナヨンを演じるのは『ノートに眠った願いごと (原題:秋ヘ)』『スカウト』のオム・ジウォン。

複数の勢力(列車強盗犯、チャンイ馬賊団、懸賞金狩人、三国派、日本軍、朝鮮独立軍、朝鮮人富豪など)が謎の地図を手に入れようとする西部劇風のアクション映画になっており、ストーリーが単純なため子供から大人まで気楽に鑑賞できる大衆向け映画である。ハリウッド映画のような大味なアクションと香港映画のようなアクションが混じった感じがする。

金のためなら誰でも殺す「良い奴」の懸賞金狩人パク・トウォン、プライドが高くてナンバー1でなければ気がすまない「悪い奴」の馬賊団首領パク・チャンイ、ゴキブリ並みの生命力を持つ「変な奴」の列車強盗犯ユン・テグ、彼らは謎の地図によって引き寄せられるのだ。

主に五つの勢力が対決する構図になっており、満州鉄道ではテグvsチャンイ馬賊団vsトウォンの銃撃戦、町中では三国派vsテグ&マンギル、チャンイ馬賊団vsテグ&トウォン、目的地に向かう途中の砂漠で先頭をオートバイで走るテグを追いかけながら戦うテグvs三国派vsチャンイ馬賊団vs日本軍vsトウォン、終盤のガチンコ対決のテグvsチャンイvsトウォンという流れだ。

良く表現すると豪華キャストを揃えたド派手なアクションで何も考えずにラフに観られる作品、悪く表現すると何でもありの全編西部劇仕立てで荒唐無稽な作品となる。どちらに感じるかで完全に評価が分かれる作品であろう。

アクション面では、銃撃戦が中心になっており、時には肉弾戦も取り入れている。満州鉄道での銃撃戦でこの作品のつかみとしては良く、その後に町で起こるの香港映画風の戦闘、砂漠では各勢力が各々敵になって戦闘をする多国籍戦争(日本vs中国vs朝鮮)のような殺し合い、目的地でのライバル同士の銃対決、銃対決後の出来事といった見所が多い。目的地にあるお宝の正体、トウォンが追う「指斬り魔」の正体、チャンイが触れられたくない屈辱的な過去、そして誰が一番強いのかという、幾つかの謎を持ちながら最後まで引っ張っているから目が離せないであろう。

謎の地図と言いながらみんながその存在を知っていたり、謎の地図を直にみた人間はテグとマンギルだけなのにみんなが目的地に辿り着くのも変なところであった。途中の砂漠から目的地に向かうテグを追うからそこからは納得できるが、町中での戦闘が終わりトウォンから離れて単独でテグが目的地に向かうから、複数の勢力たちが合流することは困難であり、複数の勢力が矢印を使って進行方向を示している地図をみるとテグを追っているよりは目的地に向かって進んでいるようにみえてしまった。

全体的な評価としてはごくふつうのアクション映画に感じられた。主要人物三人の心情もそれほどでもないし、満州を舞台にしていることで様々な民族を取り入れているが各々の民族が持つ心情があまりみえない。アクションを主にしているから、人間ドラマなところは精度が低くみえる作品だ。気軽さが売りの作品なのかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2009-05-05 21:40 | 381.良い奴,悪い奴,変な奴
韓国映画レビュー その248 「シークレット・サンシャイン (原題:密陽)」
来年の6月に日本で一般公開が決まった本作品。この作品でチョン・ドヨンが、カンヌ国際映画祭で主演女優賞に選ばれたのは納得できる。個人的には2007年制作の韓国映画の中ではナンバー1の作品である。一般受けするような作品でないのは先に述べておくが、心を扱った内容なだけに満足度は人それぞれだと思う。中盤以降ももっとレビューを書きたかったが、ネタバレになり過ぎるので何度か修正して書き直した。
上映後、イ・チャンドン監督によるティーチインが行われ、終盤の解釈を説明していたが、「やっぱり」って感じだった。

b0097051_1051625.jpgシークレット・サンシャイン (原題:密陽)
制作年:2007年
監督:イ・チャンドン
出演:チョン・ドヨン、ソン・ガンホ、チョ・ヨンジン、キム・ヨンジェ
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:第8回東京フィルメックス映画祭


未亡人シネ(チョン・ドヨン)は、夫を交通事故で亡くし、一人息子ジュンと夫の故郷の密陽(ミリャン)に引越すために向かっている途中で車が故障してしまった。携帯電話で車屋に修理を手配して現場に来たのが、車屋の社長のキム・ジョンチャン(ソン・ガンホ)であった。シネの車をジョンチャンの車の後ろにけん引して、車屋まで運ぶまでジョンチャンはシネやジュンのことを聞いていろいろと世話をするようになる。シネがピアノ教室を開くための場所を探してくれたり、土地の投資をするために関係者を紹介したりとシネのためにジョンチャンは動きまわる。パク幼稚園長(チョ・ヨンジン)が運転するワゴン車に息子ジュンと一緒に幼稚園の送り迎えするシネは、密陽にきた経緯を少し話したことで近所にシネのことが広まった。幼稚園の父兄たちと仲良くなったシネは食事をしたり、カラオケをしたりと交友を深めていった。だが、家に帰宅してみると息子ジュンの姿はなく、いつものようにかくれんぼをしていると思って探すが見つからず、そこに誘拐犯から取引の電話がかかってきた。警察に連絡せず誘拐犯との取引に応じたシネは、要求額の金額を払えず全財産を指定された場所にお金を置いて、息子ジュンが帰ってくるのを待つ。しかし、ジュンは戻ってこないことでシネはジョンチャンと一緒に警察署に行き、誘拐のことを話し警察に託した。警察の捜査が進展して、ジュンは遺体となって戻ってきた。夫が交通事故で亡くなり、大事な息子ジュンは誘拐犯に殺され、悲しみの極限に達しているシネは、今後どのような人生を送っていくのか、そしてシネを横で支えるジョンチャンとの関係はどのようになっていくのかというお話。

監督は、『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』のイ・チャンドン監督。出演者は、一人息子を持つピアノ教室の先生をするシネを演じるのは『初恋のアルバム~人魚姫のいた島~ (原題:人魚姫)』『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』のチョン・ドヨン、車屋の社長のキム・ジョンチャンを演じるのは『グエムル -漢江の怪物-』『優雅な世界』のソン・ガンホ、幼稚園長のパク・トソプを演じるのは『大統領の理髪師 (原題:孝子洞の理髪師)』のチョ・ヨンジン、シネの弟ミンギを演じるのは『スパイダー・フォレスト 懺悔』『親知らず』のキム・ヨンジェ、シネの息子ジュンを演じるのは本作スクリンデビューのソン・ジョンヨプ、幼稚園長の娘チョンアを演じるのは本作スクリンデビューのソン・ミリム。

夫を事故で亡くし傷ついた心の状態のシネは、密陽にやって来て新しい土地で人生の再出発を始めようとした矢先に、更なる不幸が重なるのだ。息子ジュンを愛し、ピアノ教室を開き、経済面で自立して男に依存しない強い女性を表現している。強い面を見せるのは近所の人たちにも向けており、土地の投資を自慢げに話して経済的に満たされていることをみせたり、夫がいなくて周りから可哀想と思われない心の強さがみられる。

人生の再出発を自分で決めて密陽にきたシネであるが、シネの弟ミンギ(キム・ヨンジェ)は心配になって姉に会いにくる。弟ミンギは、何も相談なしに黙って引越しを決めたことで両親が怒っていることを告げるが、弟ミンギは姉の味方であり、姉と両親のパイプ役になってバランスを保つ。出演シーンとしては少ないが弟ミンギの存在は重要であり、世間では姉シネが強いと思われているが、本当は弱い面も持っていることを知っているのだ。

初めからシネの周囲に常にいる車屋の社長ジョンチャンがキーポイントになっている。30代後半で独身のジョンチャンは、シネに片思いをしているが、なかなかシネは振り向いてくれないのだ。一応、弟ミンギから姉のタイプでないから諦めた方がいいとアドバイスをもらったが、それでもシネのことが気になるのだ。ジョンチャンの存在は、シネの恋愛相手としてでなく、シネが自分で何でも出来るというタイプで何でも自分でやってしまい相手を受け入れない心の壁を持っているのを解いていく役目である。シネはジョンチャンが自分のことに好意を持っていることは知りながらも、素っ気ない態度をとったりしている様子がおもしろく映るのだ。

息子ジュンが誘拐されて、遺体でみつかった犯行現場に行くシネの表情や尻から転ぶところは心の動揺をうまく表現されている。火葬場で祖母が倒れながら号泣するのと対照的に、涙も流さず呆然と立ち竦むシネの姿の方が本当の悲しみをみせている。大切な人間が死んだときの人間の感情表現って、狂ったように泣き叫ぶよりもショックで思考停止になりぼんやりするもんである。ボクの経験からしても、親族が死んだわけではないが親しい人が亡くなったときの感情は、シネと同じような状態だった。

シネは息子ジュンの死で絶望感でいっぱいのとき、心の回復として救いを求めたのが宗教である。自宅の正面の薬局の夫婦から、キリスト教を紹介されて教会に行くのである。シネだけでなくジョンチャンも教会に行くようになるが、彼の場合はシネが目的で行っているのはバレバレなのがおもしろい。宗教を信じなかったシネが、なんとか心の救いの道がみえ、前向きに人生を進もうとしているのがみえる。人間を超越した神がシネに許すことを感じさせて、シネの心の整理が出来たことで、息子ジュンを殺害した犯人に会いに行って許す行動にでるのが、大きな分岐点になっている。犯人の意外な言動がシネを混乱させ、宗教を否定し、何もかもが終わりにみえてくるのが中盤以降の展開だ。その後の展開で、広場で野外祈祷会に乱入して「あるCD」を流すシーンは、シネの心の叫びなのだが、笑ってしまうところでもある。

息子ジュンの誘拐殺人犯がすぐに逮捕されるのであるのが、この状態をつくったことでシネの感情を大きく揺さぶるようにしている。誘拐殺人犯の娘の存在というのも、シネにとって許すべきなのか、それとも憎むべきなのかと終盤に繋がっている。

シネが息子ジュンを誘拐され殺害された後に経験する様々な心理的変化を追いかけていく内容であるが、非常に繊細に表現されており、怒りや悲しみだけでなく、相手を受け入れない心の壁が崩れていく様子を見事にみせている。そして強い女性にみえていたシネであるが、脆い面もあり一度崩れるとどん底まで転げ落ちていく状態もみせている。強さと弱さが交錯している心の状態は人間であれば持っており、シネの心情の波が大きく揺れているのが全体を通して見事に表現されている。

非常に重たい作品になっているので鑑賞後暗くなるかもしれないが、哲学的な要素も含んだ人間の心の再生や希望を映し出している。それを映像面で光を効果的にみせており、シネの心を擬似的に表現しているのがみられるのだ。そして、意図的だと思うが所々で鑑賞者側が自分で理解しなければいけないので、鑑賞した人によっては感想が変わってくる作品でもある。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★★
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by nameinuuuu | 2007-11-29 18:09 | 248.密陽
韓国映画レビュー その235 「優雅な世界」
来月に行われるコリアン・シネマ・ウィーク2007で公開が決まったこの作品。コリアン・シネマ・ウィーク2007のテーマが「親子の絆」になっているのでヒューマンドラマ系の5作品が上映される。DVDで鑑賞した3作品はパスで、東京国際映画祭とのスケジュール調整の結果で鑑賞する作品を決める予定でいる。
本作品は、ヤクザ同士のシーンを描いているところは典型的な韓国ヤクザ映画という感じがした。でも、主人公の夫婦や親子の関係をうまく描いており、ソン・ガンホがみせる苦悩する表情や仕草が人間味を感じさせている。

b0097051_15391769.jpg優雅な世界
制作年:2007年
監督:ハン・ジェリム
出演:ソン・ガンホ、オ・ダルス、チェ・イルファ、ユン・ジェムン
ジャンル:ヒューマンドラマ、アクション、コメディ
鑑賞:韓国版DVD


家族を大事にするヤクザのカン・イング(ソン・ガンホ)は、妻ミリョン(パク・チヨン)、カナダに留学している息子、中学生の娘ヒスン(キム・ソウン)がいる。妻や娘は、イングがヤクザ世界にいることに嫌気をさしており、妻は安定した職業に就いてもらいたいと思い、娘はヤクザという職業が嫌いで父イングを避けている。テチャン建設のペク社長(イ・デヨン)に対して強引に契約書にサインさせたイングと子分たち。この不動産は、敵対する暴力団と半分づつの話しがついていたが、イングの親分のノ会長(チェ・イルファ)側が独り占めした形になった。この件で儲けたイングは、ノ会長からさらに信頼されるようになり、同じ暴力団でナンバー2のノ会長の弟ノ・サンム(ユン・ジェムン)はイングの儲けを分けるように要求してきたが、イングは強気にでて断った。組の形上では、ノ・サンムの方が兄貴分になるのだが、イングは同等な関係と思っているので常にタメ口でいる。テチャン建設の件で敵対する暴力団のヒョンス(オ・ダルス)がイングと話しをつけにきた。イングとヒョンスは子供のころからの友人で、同じヤクザの世界で生きており、組織は違うが仲はよい。二人の話し合いは平行線で、イングはこの契約に折れることはなかった。日数が経ち、テチャン建設の新築マンションの工事現場に行ったイングらは、自分たちが計画していた施工会社が変わっており、下請け会社の大工たちがヤクザたちに抵抗して作業をしない。イングたちヤクザと大工たちの大乱闘が起こってしまい、イングは頭を殴られて入院してしまい、結局ヤクザたちは退散してテチャン建設の件は行き詰ってしまった。さらに、イングはコンビニで買い物しているときに敵対する暴力団3人に刃物で襲われ、自己防衛し抵抗したイングは警察に保護され、襲ってきた3人の犯人は逮捕され、この事件がテレビで放映されてテチャン建設の件がなお一層やり難くなってしまった。この事件後、ノ・サンムとイングの仲は悪化して組織内で亀裂が生じてしまう。さらに、イングの妻と娘は家を出てしまい、妻の実家がある済州島に帰ってしまった。組織も家族も失いつつあるイングは、家族と優雅に暮らす夢みる世界を手に入れることができるのかというお話。

監督は、『恋愛の目的』のハン・ジェリム監督。出演者は、家族を愛するヤクザのカン・イングを演じるのは『南極日誌』『グエムル -漢江の怪物-』のソン・ガンホ、イングの友人ヒョンスを演じるのは『淫乱書生』『夏物語』のオ・ダルス、イングの親分ノ会長を演じるのは『王の男』『韓半島』のチェ・イルファ、親分の弟ノ・サンムを演じるのは『グエムル -漢江の怪物-』『熱血男児』のユン・ジェムン、イングの妻ミリョンを演じるのは本作スクリンデビューのパク・チヨン、イングの娘ヒスンを演じるのは『あぶない奴ら~TWO GUYS~ (原題:トゥーガイズ)』『フライ・ダディー』のキム・ソウン。

イングはヤクザの世界にいるが平凡な父親、そして夫でいたい願望が強い。ヤクザという職業で生計を立てているが、イングの家族はヤクザを辞めてほしいと思っており、組織内のナンバー2のノ・サンムとの関係は悪化し、理想としている家族との優雅な生活が遠のいていくのだ。

序盤は、テチャン建設のペク社長を拷問のように取り押さえて無理矢理契約書にサインさせるイングたち。この契約は、テチャン建設の新築マンションを管理する仕事で敵対する暴力団との約束を破って、イングの暴力団が手に入れてしまったのだ。敵対する暴力団との関係はさらに悪化してしまったが、それよりも関係が悪化してしまったのが同じ暴力団内のノ・サンムとイングの関係である。イングが儲けた分けまえをせびるノ・サンムの態度、組織としてはノ・サンムの方が上であるがイングは同等のように振舞っている。暴力団としては上下関係は絶対であるがイングは壊しており、イングはノ会長だけが上の人間だと感じているのがみえる。イングはノ会長に世話になった過去があるから、親のような存在でもあり、裏切れない存在でもある。その思いが終盤にイングの感情を惑わすように繋がっているのだ。

同時にみせているのがイングの家族たちである。息子が海外留学しているから妻と娘の三人でマンションに暮らしているが、庭付き一戸建ての家を購入して優雅に暮らすことを夢みているのだ。テチャン建設の仕事の件でその夢も近づき、家を探しているときの幸せそうなイングを描いており、ヤクザとは正反対な表情をみせているのが印象的に感じとれる。イングだけが家族たちに一方通行な愛情を注いでおり、妻や娘は全く逆な感情を抱いているのだ。妻との夫婦関係、娘との親子関係を繊細に描いている。妻は今までの生活の疲れ、子供への悪影響、ヤクザから足を洗ってほしいとしつこく言われており、ついにヤクザか離婚かという究極の選択をつきつけられてしまうのだ。娘はヤクザでいる父が嫌で、しかも学校で担任の先生に無神経な行動をとったり、人を殴っているのをみているので傷ついているのだ。しかも年頃の女の子に対して無神経すぎる行動をとったことが更なる怒りに繋がってしまう。息子の海外留学についてはあまり細かいところを触れていないで、どのような経緯で留学に至ったのかを描いてほしかった。ビデオレターでは「父を愛する息子」という感じに映像でみられるが、映像のままの感情なのか、または娘と同じ気持ちを経験して海外に逃げたのか、単なる勉学のために海外に行ったのか、本当のところはどうなのかを知りたい。

おもしろい存在なのが学生時代からの友人ヒョンスである。敵対する暴力団に属しているヒョンスで、お互い口は悪いが仲が良いのが伝わる。イングが本当に困ったときに連絡するのがヒョンスだからだ。ヒョンスはイングの妻や娘とも付き合いがあり、緊急時には何かと世話をする優しい男でもあるのがみえる。イングが敵対する暴力団とコンビニで大乱闘になった事件もヒョンスは独自に調査して真相をイングに知らせたりと、敵という関係ではなく友という絆がかなり強くみられるシーンが幾つかあるのでヒョンスというキャラクターがかなり重要な位置にいると終盤になっていくに連れて大きくみえるであろう。

名シーンはやっぱりラストであろう。ここは伏せさせてもらうが、今までのストーリーの流れの集大成としてみられるような姿が、何げない行動でみられるからだ。ラストはシナリオの上手さとソン・ガンホの演技力がうまく出ているシーンにも感じとれた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2007-09-22 15:37 | 235.優雅な世界
ソン・ガンホ
b0097051_11233275.jpgソン・ガンホ
송 강호
1967年1月17日生


<映画出演作品>
b0097051_11243189.jpg豚が井戸に落ちた日
制作: 1996年韓国  監督: ホン・サンス
出演: イ・ウンギョン、キム・ウィソン 他
b0097051_11244442.jpgグリーン・フィシュ
制作: 1997年韓国  監督: イ・チャンドン
出演: ハン・ソッキュ、ムン・ソングン、シム・ヘジン 他
b0097051_11245643.jpgナンバー3
制作: 1997年韓国  監督: ソン・ヌンハン
出演: ハン・ソッキュ、イ・ミヨン、チェ・ミンシク 他
b0097051_1125725.jpgバッド・ムービー
制作: 1997年韓国  監督: チャン・ソヌ
出演: パク・キョンウォン、イ・ジェギョン 他
b0097051_11251963.jpgクワイエット・ファミリー
制作: 1998年韓国  監督: キム・ジウン
出演: パク・イナン、ナ・ムニ、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク 他
b0097051_11253153.jpgシュリ
制作: 1999年韓国  監督: カン・ジェギュ
出演: ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、チェ・ミンシク、ソン・ガンホ 他
b0097051_11254468.jpg反則王
制作: 1999年韓国  監督: キム・ジウン
出演: ソン・ガンホ、チャン・ジニョン、パク・サンミョン 他
b0097051_11255733.jpgJSA
制作: 2000年韓国  監督: パク・チャヌク
出演: イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、イ・ヨンエ、キム・テウ、シン・ハギュン 他
b0097051_11261030.jpg復讐者に憐れみを
制作: 2002年韓国  監督: パク・チャヌク
出演: ソン・ガンホ、シン・ハギュン、ペ・ドゥナ 他
b0097051_11262326.jpg爆烈野球団!(原題:YMCA野球団)
制作: 2002年韓国  監督: キム・ヒョンソク
出演: ソン・ガンホ、キム・ヘス、キム・ジュヒョク、ファン・ジョンミン 他
b0097051_11263642.jpg殺人の追憶
制作: 2003年韓国  監督: ポン・ジュノ
出演: ソン・ガンホ、キム・サンギョン、パク・ヘイル 他
b0097051_11264855.jpg大統領の理髪師
制作: 2004年韓国  監督: イム・チャンサン
出演: ソン・ガンホ、ムン・ソリ 他
b0097051_1127381.jpg南極日誌
制作: 2004年韓国  監督: イム・ピルソン
出演: ソン・ガンホ、ユ・ジテ、カン・ヘジョン 他
b0097051_11271690.jpg親切なクムジャさん
制作: 2005年韓国  監督: パク・チャヌク
出演: イ・ヨンエ、チェ・ミンシク 他
b0097051_11272974.jpgグエムル -漢江の怪物-
制作: 2006年韓国  監督: ポン・ジュノ
出演: ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ 他
b0097051_11274380.jpg優雅な世界
制作: 2007年韓国  監督: ハン・ジェリム
出演: ソン・ガンホ、パク・チヨン、オ・ダルス 他
b0097051_11282022.jpgシークレット・サンシャイン (原題:密陽)
制作: 2007年韓国  監督: イ・チャンドン
出演: チョン・ドヨン、ソン・ガンホ 他
b0097051_16355285.jpgグッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)
制作: 2008年韓国  監督: キム・ジウン
出演: ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン 他
b0097051_225260.jpg渇き (原題:コウモリ)
制作: 2009年韓国  監督: パク・チャヌク
出演: ソン・ガンホ、キム・オクビン、シン・ハギュン 他
b0097051_21134412.jpg小さな池
制作: 2009年韓国  監督: イ・サンウ
出演: シン・ミョンチョル、チョン・ヘジン 他
b0097051_20471722.jpg義兄弟
制作: 2010年韓国  監督: チャン・フン
出演: ソン・ガンホ、カン・ドンウォン 他
b0097051_2111794.jpg青い塩
制作: 2011年韓国  監督: イ・ヒョンスン
出演: ソン・ガンホ、シン・セギョン、チョン・ジョンミョン 他
b0097051_1324882.jpg凍える牙 (原題:ハウリング)
制作: 2012年韓国  監督: ユ・ハ
出演: ソン・ガンホ、イ・ナヨン 他
b0097051_23581415.jpg出藍の誉れ (短編)
制作: 2012年韓国  監督: パク・チャヌク、パク・チャンギョン
出演: ソン・ガンホ、チョン・ヒョジョン 他
b0097051_21222023.jpg雪国列車 (原題:Snow Piercer)
制作: 2013年韓国・アメリカ  監督: ポン・ジュノ
出演: クリス・エヴァンス、ティルダ・スウィントン、ソン・ガンホ 他
b0097051_21224491.jpg観相
制作: 2013年韓国  監督: ハン・ジェリム
出演: ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ペク・ユンシク、キム・ヘス、チョ・ジョンソク、イ・ジョンソク 他
b0097051_23584541.jpg弁護人
制作: 2013年韓国  監督: ヤン・ウソク
出演: ソン・ガンホ、オ・ダルス、キム・ヨンエ 他

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by nameinuuuu | 2007-07-07 11:17 | 俳優_FILE
韓国映画レビュー その135 「グエムル -漢江の怪物-」
劇場公開終了間際のため三日前に急いで映画館に鑑賞しに行った作品。日本ではかなり宣伝をしていたが、韓国国内でのような大ヒットにはほど遠い興行数であった。まあ一般受けはしない作品であるのは非常にわかる気がする。

b0097051_1337141.jpgグエムル -漢江の怪物-
制作年:2006年
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ
ジャンル:パニック、ヒューマンドラマ、アクション
鑑賞:一般上映 (日本)


ソウル市内を流れる漢江の川辺で売店を営むヒボン(ピョン・ヒボン)。長男カンドゥ(ソン・ガンホ)に店番を任せても客に愛想もなく昼寝をしたりとだらしがない。だが、カンドゥの一人娘ヒョンソへの愛情は非常に強く、まさに親バカである。そして大卒だが職のない次男ナミル(パク・ヘイル)、アーチェリーで世界大会に出場する腕前の長女ナムジュ(ペ・ドゥナ)らと共に暮らしている。漢江の周辺に多くの人々が遊びに来ているなか、橋にぶら下がる謎の怪物を人々が不思議そうにみつめるなかで、突然に陸に上がってきて人々に襲いかかる。そして逃げる途中、娘ヒョンソはその怪物にさらわれてしまう。娘ヒョンソが死んだと思いこみ、葬儀を行ない悲しんでいたカンドゥの家族たち。怪物にウイルスが存在すると情報が入り、怪物に接触があったカンドゥの家族たちは隔離されてしまった。病院で隔離されているとこに、死んだはずの娘ヒョンソから携帯電話に連絡があり助けを求めている。娘ヒョンソが生きていることを誰も信じてくれないので、カンドゥの家族たちはヒョンソを助けるために隔離されている病院から脱出してヒョンソを助けるために怪物のもとに向かう。果たして、カンドゥの家族たちはヒョンソを助けることができるのかというお話。

本作が三作目のポン・ジュノ監督。過去に『ほえる犬は噛まない (原題:フランダースの犬) 』『殺人の追憶』を監督している。出演者は、グウタラな長男カンドゥを演じるのは『殺人の追憶』『南極日誌』のソン・ガンホ、次男ナミルを演じるのは『殺人の追憶』『恋愛の目的』のパク・ヘイル、長女ナムジュを演じるのは『ほえる犬は噛まない (原題:フランダースの犬) 』『春の日のクマは好きですか?』のペ・ドゥナ、父ヒボンを演じるのは『ほえる犬は噛まない (原題:フランダースの犬) 』『殺人の追憶』のピョン・ヒボン、長男カンドゥの娘ヒョンソを演じるのは本作スクリンデビューのコ・アソン。

怪物の誕生する経緯は在韓米軍内でアメリカ人上司が韓国人部下に薬品を下水に流すことを命令して多量の薬物が下水に流されそれが漢江に流れる。その薬物によってある生物が突然変異したのが怪物なのである。見た目は魚のハゼとトカゲを合体したような感じである。怪物は人の肉を食べるが骨は食べないのが全編での行動をみてわかる。怪物が人を襲うことでパニック映画のような感じも受けるが、実際はパニックものにカンドゥらの家族愛の話でもある。

ヒョンソを救出に向かうカンドゥ、ナミル、ナムジュ、ヒボンであるが、途中ではぐれてしまいパラレルで行動する。軍や警察に指名手配されてしまうカンドゥ、ナミル、ナムジュ、ヒボン。怪物が潜む下水路に閉じ込められているヒョンソ、軍や警察に捕まりまた隔離されてしまうカンドゥ、怪獣に襲われるヒボン、頭を使い先輩からヒョンソの場所を発見しそこに向かうナミル、ナミルから情報をもらってヒョンソがいる場所に向かうナムジュ。それぞれが違う場所で行動しているが、非常にカット割がうまい作りになっているので時間軸に違和感がない。

怪物の強さよりもカンドゥの不死身さの方が驚きである。隔離されて医者に麻酔をされても一切寝ないし、脳にウイルスがあるといわれ外科手術をしてもなんともないでいられる。娘ヒョンソを救う気持ちの強さからくるのだけど、これは超人の域である。無差別に人を襲う怪物、ヒョンソを救出する家族らといったシリアスなシーンが多いが、実はあちこちにユーモアを交えているシーンを入れているのがこの監督の特長なのだ。指名手配されテレビに映ったことにカンドゥらは喜んだり、隔離されていたカンドゥが脱出したところが河岸であまりにちんけなところで、しかも河岸でバーベキューをしている奴らまでいる。

政治的な意味合いもありタイムリーな話題の在韓米軍にも皮肉って描いている。初めの在韓米軍基地内研究所でのやりとり、怪物のウイルス騒動での行動、ラスト際の米軍のコメントなのである。VFXに関してはかなりレベルが高いと思ったら、ハリウッドでお馴染みのWETAワークショップで製作していた。ここは『ロード・オブ・ザ・リング』や『キングコング』などを手がけたところだから当然これぐらいの映像はできるだろう。それにしてもおもしろいのが、アメリカに外注に出してアメリカを批判するのもユーモアなのかな。

ラストは怪物 vs カンドゥ+ナミル+ナムジュ+謎の浮浪者の構図になっている。終盤に登場する謎の浮浪者を演じるユン・ジェムンが非常に大きな存在であるのが最後にわかる。個人的には、彼をもう少しシーンを増やして欲しかった。ハッピーエンドにならない、このようなラストもポン・ジュノ監督らしいさが出ていておもしろい。出演者も監督の作品に以前出演経験がある人を揃えていることで、よりいっそうポン・ジュノ色が目立った作品である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2006-10-01 00:34 | 135.グエムル