韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
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753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
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756.二つの月
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韓国映画レビュー その667 「解決士」
b0097051_175031100.jpg解決士
制作年:2010年
監督:クォン・ヒョクチェ
出演:ソル・ギョング、イ・ジョンジン、オ・ダルス、チュ・ジンモ
ジャンル:アクション


元刑事のカン・テシク(ソル・ギョング)は、八年前に妻を殺され、現在探偵をしながら小学生の娘スジン(キム・ヒャンギ)と暮らしている。テシクは、不倫現場をとらえる依頼を受け、ハイテク機器を扱う部下ボンチ(パク・ヨンソ)に遠隔操作の指示をしながら、ホテルの部屋に入ったところ、女性の死体があった。突然、室内のテレビが映りだし、スキンヘッドのサイコ(イ・ヨンフン)がその部屋の女性を殺すシーンが映し出された。テシクの携帯電話が鳴り、その主が警察から逃れるための逃走ルートを説明し、とにかくテシクは何故か追ってきた警察を振りきり逃げ切った。再度、テシクの携帯電話が鳴り、殺人犯の濡れ衣を晴らしたければ、翌日法廷で証人として証言するユン・テヒ(イ・ソンミン)を誘拐するよう命令される。テシクは、ユン・テヒがいるホテルの部屋に向かい、警備員たちを殴り倒してユン・テヒを誘拐した。一方で、ホテルで発生した女性殺人事件の捜査をしているチェ・サンチョル刑事(オ・ダルス)とオ・ジョンギュ(ソン・セビョク)は、ホテルの隠しカメラのテープをみて、テシクを容疑者として捜査を進めていく。報道機関は、カン・テシクを殺人の容疑者と報道して、テレビのニュースでも取り上げられてしまう。だが、チェ・サンチョル刑事は、元刑事のテシクが簡単に証拠となるような指紋や武器などを残していくのが不自然と思い、何か裏があると考えている。果たして、テシクは殺人の冤罪を晴らし、危険が迫る娘スジンを守ることができるのか、更にこの事件の裏に何が隠されているのかというお話。

監督は、本作デビュー作のクォン・ヒョクチェ監督。
出演は、探偵カン・テシクを演じるのは『TSUNAMI-ツナミ- (原題:海雲台)』『容赦はない』のソル・ギョング、チャン・ピロ刑事を演じるのは『マルチュク青春通り (原題:マルチュク通り残酷史)』『麻婆島』のイ・ジョンジン、チェ・サンチョル刑事を演じるのは『影殺人』『渇き (原題:コウモリ)』のオ・ダルス、ウォン・ジュボン刑事を演じるのは『天国への郵便配達人』『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』のチュ・ジンモ、ユン・テヒ元弁護士を演じるのは『トライアングル』『ベストセラー』のイ・ソンミン、オ・ギョンシンを演じるのは『強敵』『BIG BANG!~撃ちまくれ~ (原題:撃つ)』のムン・ジョンヒ、チェ刑事の部下オ・ジョンギュ刑事を演じるのは『母なる証明 (原題:マザー)』のソン・セビョク、サイコを演じるのは『GP506』『走れ自転車』のイ・ヨンフン、テシクの部下ボンチを演じるのは『彼とわたしの漂流日記 (原題:キム氏漂流記)』『ロニーを探して』のパク・ヨンソ、テシクの娘スジンを演じるのは『ガールスカウト』『ウェディングドレス』のキム・ヒャンギ。

探偵テシクが殺人と誘拐の容疑者として警察から追われる中、自分の過去と接点のある人物たちに気づきだしながら、謎の人物からの電話に振り回されていく。謎の人物というのは、初めから観客側にみえるようになっており、テシクの友人であるチャン・ピロ刑事(イ・ジョンジン)である。仕掛けるピロ刑事と逃亡するテシクといった対決する構図が初めからみえている。

テシクは、逃げながらも刑事時代の先輩で友人のウォン・ジュボン刑事(チュ・ジンモ)を信頼して、娘スジンのお迎えや晩飯の世話を頼んでいる。ウォン刑事は、妻と子供をカナダに行かせており、単身で韓国で生活していることで、テシク親子と親交が深いのである。このような形があるのだが、刑事時代の映像の表現がなく、会話だけで表現している。中盤あたりで、命がかかった場面に遭遇し、二人の信頼関係が深いところはみえる。

テシクの妻が殺された事件に関係している人物たちが、駒となっており、その駒と一緒にテシクも消そうとしているのが丸見えなのだ。テシクの妻を殺害したのはスキンヘッドのサイコ、ホテルで殺害された女性ソン・キヒャンはサイコを担当した精神科医、誘拐したユン・テヒはその事件時の弁護士なのだ。薄々テシクもこの事に気づいており、完全にはめられているのがわかっているのだ。

序盤から少しずつ登場しているのが、オ・ジュンホ議員(ソン・ジェホ)の娘オ・ギョンシン(ムン・ジョンヒ)の存在である。大韓銀行事件が政治的な介入があると疑惑があるなか、政治家のかけひきのようなところをみせている。オ・ギョンシンがある人物と密会した証拠動画映像がポイントになっているのだ。そのシーンは序盤でみせているので、バレバレになっている。

正義の視点になっているのはチェ・サンチョル刑事であろう。チェ・サンチョル刑事は、洞察力が鋭く、テシクの行動がおかしいことに気づいているのだ。テシクが、はめられていることがみえているのだろう。そこは終盤にはっきりと描かれてるのだ。

アクション作品なので、大勢から逃亡するための動き、打撃系を中心とした一対一での対決、大迷惑なカーチェースをみせている。リュ・スンワンのもとで助監督を務めていたクォン・ヒョクチェが監督をしているが、リュ・スンワンの特徴がよく出ている内容になっている。脚本にリュ・スンワンも加わっているからだろう。有名俳優の起用、スピードを持続するストーリー、財界や政界の絡み、二つの刑事班が動く流れ、主人公の過去と家族、といった素材は多いが活かしきれていないのが正直なところである。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2011-12-09 17:58 | 667.解決士
韓国映画レビュー その623 「つぼみ (原題:はなびら)」
b0097051_18171533.jpgつぼみ (原題:はなびら)
制作年:1996年
監督:チャン・ソヌ
出演:イ・ジョンヒョン、ムン・ソングン、ソル・ギョング、チュ・サンミ
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版Video


中学生の少女(イ・ジョンヒョン)は、母(イ・ヨンナン)と大学生の兄と暮らしていた。大学生の兄は、民主化のデモ活動をしていたことで亡くなってしまう。警察は、それを知らせるために家へきて、母に説明すると気が動転してしまい、家の中でみていた少女も兄の死を受け入れられないでいる。母は、自らもデモに参加するために光州行きのバスに乗り、少女も母の反対を押し切って強引についていった。光州に着いた二人であったが、デモ活動をする民衆に向けて軍隊が発砲し、その銃弾が母に当たってしまい、目の前で母が死ぬのを少女はみてしまう。気を失っていた少女は、目を覚ますと死体が積まれたトラックの上にいた。トラックが死体置き場につき、そこから少女は走って逃げ、各地を転々として、山や川のある場所で、建設作業員のチャン(ムン・ソングン)と出会う。少女は、チャンを兄と錯覚するようになっており、虐待を受けながらも、倉庫のようなボロ屋で一緒に生活する。一方、少女の兄の友人である四人(ソル・ギョング、チュ・サンミ、パク・チョルミン、ナ・チャンジン)は、行方不明になった友人の妹である少女を探しており、写真やプラカードを持って、聞き込みをしながら少女の行き先を追っている。1980年、光州事件の被害者である少女の人生や当時の人々を描いたお話。

監督は、『華厳経』『私からあなたへ』のチャン・ソヌ監督。
出演は、少女を演じるのは本作スクリンデビューのイ・ジョンヒョン、建設作業員チャンを演じるのは『ネオンの中へ陽が沈む』『美しい青年、全泰壱』のムン・ソングン、少女の兄の友人を演じるのは本作スクリンデビューのソル・ギョング、少女の兄の友人を演じるのは本作スクリンデビューのチュ・サンミ、少女の兄の友人を演じるのは『美しい青年、全泰壱』『パク・ポンゴン家出事件』のパク・チョルミン、少女の兄の友人を演じるのは本作スクリンデビューのナ・チャンジン、少女の母を演じるのは『長男』のイ・ヨンナン。

三つの物語で構成されており、ランダムに物語が切り替わるように描かれ、その三つの物語はひとつの出来事に繋がっている。建設作業員チャンと少女との奇妙な生活、少女の足跡をたどり探し続ける四人組、少女が体験した記憶、この三つがランダムに切り替わるのだ。

少女と建設作業員チャンとの出会いは、少女が死んだ兄をチャンと思い込んで近づくことで始まる。だが、チャンは少女を野外で強姦し、それでも少女がチャンの後をついていき、チャンのボロ屋で一緒に住むことになるのだ。兄の死、目の前で銃殺された母、死体の山に囲まれていたこと、多くの心的外傷を受けた少女は正気を失っており、チャンに強姦されても感情を露にすることがないのだ。少女は、風呂も入っておらず、歯も磨いていないことで、異臭がすることからチャンが少女の世話をしていくのである。チャンという中年男性も社会的にも弱者な立場におり、何とか食いつないで生活している男である。そこに奇妙な少女が現れ、少女を助けようとするが、気が狂っていることでなかなか意思の疎通ができない姿をみせている。

友人の妹(少女)を探すために、電車やバスやヒッチハイクで移動する四人は、聞き込みをしながら少女が過ごした場所につき、情報を得ていく。回想シーンで、この友人たちのまえで少女が歌を歌う姿をみせていることで、この友人たちと少女との繋がりをみせている。映像からみえてくるのは、四人の存在は少女探しだけでなく、光州でのデモ活動で失敗し生き残った人たちにみえる。自国民に向けて発砲する自国軍隊をみてしまったことで、自国に絶望している悲しみの姿がみえてしまう。四人は、いつも淡々としており、希望をなくした表情をしているのだ。

少女が体験した記憶は、少女が狂乱するときにみせるような形になっている。一緒に手を繋いでいた母が発砲されているシーン、強く握られた母の手を離して銃弾から非難する少女のシーン、逃げ彷徨う民衆たちの姿をみてしまうシーン、死体の山の中で身動きができずにいるシーンなどなど少女の記憶がフラッシュバックすることで、おぞましい出来事を体感できるようになっている。テレビから流れる社会情勢は、平穏なものになっており、少女の経験とはかけ離れたものになっているのだ。国歌が流れ国旗に向けて民衆たちが敬礼する中、少女だけが民衆の間を歩き続け、国家に対して敬意をなくしている状態を示しているようだ。

この作品の良さは、少女の存在感であろう。精神が崩壊した少女の姿をここまで表現しているところは圧倒するだろう。要因となる光州事件が裏に潜んでおり、それを少女とリンクさせながら進行して、映像の表現方法も優れている。終盤の流れもチャンや友人四人の感情もみえるようになっており、ランダムに動いていた物語が一つになる構成もよい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2011-07-27 18:33 | 623.つぼみ
韓国映画レビュー その544 「容赦はない」
b0097051_184644100.jpg容赦はない
制作年:2009年
監督:キム・ヒョンジュン
出演:ソル・ギョング、リュ・スンボム、ハン・ヘジン
ジャンル:サスペンス
鑑賞:動画


科学捜査隊員の解剖検査医カン・ミノ教授(ソル・ギョング)は、家族との時間を優先するために、この仕事から去ろうと考えていた。そんなとき、クム川の河川敷で若い女性のバラバラに切り刻まれた遺体が発見され、警察からカン教授に連絡があり、遺体がある事件現場に出向き、カン教授の教え子の新米女性刑事ミン・ソヨン(ハン・ヘジン)やベテランのユン刑事(ソン・ジル)やオ班長(ナム・ギョンウプ)らと合流する。バラバラになった遺体を並べ、頭、胴体、左腕、右足、左足、と見つかったが、事件現場周辺を探しても右腕だけが見つからなかった。遺体を調べるために解剖室に運び、刑事たちが現場状況と殺人事件の推理をする中で、カン教授は鋭い推理をするミン刑事だけ解剖室に残して遺体を解剖する。死因は、頭蓋骨が砕けていることで頭部の打撃によって亡くなったと推測され、鼻や口や耳からある成分を含んだ土が発見され、セメント工場でみつけることができる土であることで、遺体の痕跡から刑事たちは捜査をしていく。そして、ミン刑事らは、イルソン・コンクリート会社の土の山から、バラバラ殺人事件で見つかってなかった右腕を発見した。その横で、川の生態系を壊すことで反対している環境運動家イ・ソンホ(リュ・スンボム)は、多くの人たちの先頭で環境運動をしている。ミン刑事は、右腕の発見時に環境運動家イ・ソンホをみかけ、彼の周辺や活動などを調べ、事件現場で発見された足跡とステッキ跡から、イ・ソンホを任意で事情聴取する。そこでミン刑事の取調べで、イ・ソンホは簡単に殺人を自白した。一方、カン教授はアメリカから帰ってくる娘ヘウォン(キム・ヨル)を迎えに空港に行っていた。そのとき、帽子を被った男から封筒を渡され、その中にヘウォンが縛られて監禁されている写真が入っていた。バラバラ殺人事件は、これで終わりではなかった。カン教授の娘の誘拐にイ・ソンホが関係していると気づいたカン教授は、警察に頼んで取調室にいるイ・ソンホと二人で話しをさせてもらう。娘を助けたいカン教授と秘密を握っているイ・ソンホの二人は、危険な取り引きを提案し、避けられない対決をするお話。

監督は、本作デビュー作のキム・ヒョンジュン監督。
出演は、科学捜査隊員の解剖検査医カン・ミノ教授を演じるのは『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』『TSUNAMI-ツナミ- (原題:海雲台)』のソル・ギョング、環境運動家イ・ソンホを演じるのは『死生決断』『ラヂオ・デイズ』のリュ・スンボム、新米女性刑事ミン・ソヨンを演じるのは『達磨よ、ソウルに行こう!』のハン・ヘジン、ベテランのユン刑事を演じるのは『お客様は王だ』『極楽島殺人事件』のソン・ジル、オ班長を演じるのはベテラン俳優のナム・ギョンウプ、パク・ピョンシクを演じるのは『レストレス ~中天~ (原題:中天)』『パンチレディー』のパク・サンウク、ミン・ビョンドを演じるのは『ぼくら特殊発掘捜査隊 (原題:マイ キャプテン キム・デチュル)』『町内金庫連続襲撃事件』のイ・ジョンウ、科学捜査隊員の分析官を演じるのは『セブンデイズ』『GP506』のイ・ジョンホン、被害者オ・ウナを演じるのは『執行者』のチョ・スジョン。

被害者オ・ウナ(チョ・スジョン)のバラバラ殺人事件が起こり、容疑者のイ・ソンホがあっさり殺人を自白して解決したかと思いきや、カン教授の娘が誘拐され、イ・ソンホがバラバラ殺人事件と誘拐事件の両方に絡んでおり、カン教授が翻弄されていくのである。

イ・ソンホは、カン教授に娘を解放する条件として、まず殺人の自白をした自分を三日で釈放させることを要求してきたのである。この時点で不思議に思うかもしれないところは、カン教授が警察に誘拐事件の捜査を依頼しなかったことである。カン教授に空港で写真を渡した人物がいることで共犯者が存在しており、カン教授の娘をいつでも殺せる状況下にあるのが一番大きいのだろう。

容疑者釈放という無茶難題な取引に応じたカン教授は、証拠品となっている遺体をバラバラにした血痕が付いたノコギリ刃を改ざんすることから始めるのである。中盤で、更なる証拠品をイ・ソンホが刑事たちに気づかせようとして、イ・ソンホの釈放が困難の状態になっていくのである。カン教授が、大きな出来事を作り上げていく過程が、面白くなっているのでそこも見所である。

カン教授は、イ・ソンホの要求を実行すると同時に独自で娘を救出するため捜査していくのである。イ・ソンホの自宅からみつけた写真に写っている二人の男性をみて、ひとりはイ・ソンホ、もうひとりは空港で写真を渡した男であることがわかり、聞き込み調査でパク・ピョンシク(パク・サンウク)とわかり、徐々に彼らを追い詰めていこうとするのである。だが、パク・ピョンシクも簡単に捕まるような人物でなく、かなり大きな役割を持っているのだ。

ミン刑事は、バラバラ殺人事件を調べており、他の先輩刑事たちと比べて優秀なのがみられる。科学捜査隊からの報告で証拠品の鑑定結果が不一致ばかりで、決め手になるものが見つからず、先が見えずにいるが、ミン刑事がある疑問点を見つけるのである。さらに、イ・ソンホの過去を調べていくことで、大きな手がかりを見つけてこの事件の真相に気づきだしてくるのだ。謎解きの部分は、ミン刑事の視点からみていくと手順を組んでいるので分かりやすいだろう。

この作品の良い点としては、終盤に全てが繋がっているところである。オ・ウナのバラバラ殺人事件、カン教授の娘誘拐事件、カン教授の過去に扱った仕事、イ・ソンホとパク・ピョンシクの過去、極秘情報で知り得た三人の死亡事件である。

更に、終盤である人物へ精神的な衝撃を与えるようにしっかり構成されている。そこに至るまで、仕掛けた人物がかなり計画を練っており、自らが受けた生きることの苦しさを相手にもそれを与えるのである。この重さに耐えられないことで、ある人物の決断をみせている。序盤の事件現場でバラバラの遺体を裸の状態で広げたり、遺体の胴体を物体としてみてコメントしたり、解剖シーンを詳細にみせ、首から両胸までを切って内臓を取り出し、それを細かく切っている映像はかなりグロテスクにみえる。だが、このシーンがあるからこそ終盤に起こる出来事の重さに繋がるのである。かなり重いラストだから、気に入った作品である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2010-10-01 19:04 | 544.容赦はない
韓国映画レビュー その490 「カン・チョルジュン 公共の敵1-1」
公共の敵シリーズが個人的に好きで、この作品が第一弾を継承しているので余計に楽しめる作品である。

b0097051_21114062.jpgカン・チョルジュン 公共の敵1-1
制作年:2008年
監督:カン・ウソク
出演:ソル・ギョング、チョン・ジェヨン、カン・シニル
ジャンル:アクション、コメディ、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


カンドン署のカン・チョルジュン刑事(ソル・ギョング)は、小学生の娘ミミ(イ・ジヨン)と母(キム・ヨンオク)の三人で借家に暮らしている。ミミの要望でチョルジュン刑事は、ミミが通っている学校で特別授業の講師をするが、ヤクザに憧れる生徒たちに説教をしてしまい滅茶苦茶になってしまう。銀行でローンを組みたくて相談しても刑事という職業で断られ、危険なのに安月給なことで腹を立てており、怒りが頂点に達したチョルジュン刑事は、上司のオム班長(カン・シニル)に辞表を叩きつけるが受理されない。そんなとき、高校で殺人事件が発生して、この事件をチョルジュン刑事が担当することになる。被害者は、この学校で番長だった男子高校生テジュン(ヨン・ジェウク)で、腹部を刃物で刺されて殺された。チョルジュン刑事と相棒キム刑事(キム・ジョンハク)は、被害者テジュンの友人であるハヨン(イ・ミノ)、ヒチャン(イ・ジェウォン)、ソンジン(ク・ソンファン)の三人を事情聴取をする。別件の殺人事件の容疑者の指紋と殺害されたテジュンの指紋が一致する知らせを受けた刑事たちは、二つの事件が関係していると確信して捜査する。三人の高校生を事情聴取したときに、彼らが持っていた「コソン・グループ」の名刺が手がかりとなり、コソン・グループを調べ、コソン・グループの会長イ・ウォンスル(イ・ウォンスル)を刑事たちが疑う。二つの事件を追うチョルジュン刑事らは、コソン・グループと男子高校生たちとの接点を見つけ出していき、新たな事件が発生する中で、刑事たちが全事件の真相を暴いていくお話。

監督は、『公共の敵』『公共の敵2』『韓半島』のカン・ウソク監督。
出演は、刑事のカン・チョルジュンを演じるのは『熱血男児』『あいつの声』のソル・ギョング、コソン・グループの会長イ・ウォンスルを演じるのは『偉大なる系譜』『正しく生きよう』のチョン・ジェヨン、刑事のオム・チュンイル班長を演じるのは『私たちの幸せな時間』『黒い家』のカン・シニル、コソン・グループの中核社員パク・ムンスを演じるのは『ドント・ルック・バック (原題:私の青春に叫び)』『後悔なんてしない (原題:後悔しない)』のキム・ナムギル、高校生テジュンを演じるのは『暴力サークル』のヨン・ジェウク、高校生ハヨンを演じるのは本作スクリンデビューのイ・ミノ、高校生コマを演じるのは『覆面ダルホ』『少年は泣かない』のパク・ヨンソ、ヤクザの親分テサンを演じるのは『オーロラ姫』『頭脳遊戯プロジェクト、パズル』のムン・ソングン、カラオケ店経営者イ・アンスを演じるのは『殴打誘発者たち』『フライ・ダディー』のイ・ムンシク、肉屋のイ・ヨンマンを演じるのは『クォン・スンブン女史拉致事件』『トラック』のユ・ヘジン、医師を演じるのは『美しき野獣』『阿娘』のチョン・ウォンジュン、カン・チョルジュンの母親を演じるのは『春が来れば (原題:花咲く春が来れば)』『撃つ』のキム・ヨンオク。

『公共の敵』シリーズの第三弾。カン・チョルジュンは、『公共の敵』で刑事、『公共の敵2』で検事をしているが、本作は第一弾『公共の敵』の続きになっており、凶暴でがさつな刑事になっている。登場する人物も『公共の敵』と重なっており、チョルジュン刑事の上司オム班長や相棒で後輩のキム刑事は変わっていない。さらに、『公共の敵』で強盗犯だったイ・アンス(イ・ムンシク)やヤクザだったイ・ヨンマン(ユ・ヘジン)が本作ではカタギになっており、事件解決の手助けをしているのである。

チョルジュン刑事の捜査方法は、真正面から飛び込んでいく手法なので、警察内部からみるとトラブルメーカーになるが、ターゲットにされる最重要人物からすると非常に厄介な存在になるのだ。令状をとってルール通りに捜査をせずに、強引に相手の陣地に乗り込んで証拠を掴んでいくからだ。チョルジュン刑事の突破があることで、コソン・グループが揺さぶられていき、コソン・グループが動き出していくのである。

事件の全貌としては、コソン・グループが飲食業や建設業など幅広く展開している企業であるが、裏ではヤクザとして動いており、使い捨てのヤクザ予備軍として不良高校生を取り込んで、汚れ仕事を不良高校生に実行させているのである。殺害された高校生テジュンは、生前にヤクザとして生きていくことを決めており、同級生のハヨン、ヒチャン、ソンジンを誘って、コソン・グループに入った経緯がある。生前のテジュンが、コソン・グループに入る前の心情と入ってからの心情が大きく変化しているのをみせており、後戻りできない友人たちの心情も一緒に描いているのだ。中盤ぐらいに他校の番長コマ(パク・ヨンソ)とハヨンとの決闘があり、後の被害者となる人物や加害者になる人物の背景を描いており、そこにチョルジュン刑事を絡ませて表現している。チョルジュン刑事と高校生たちとの関係を序盤からみせており、中盤から終盤にかけてのドラマを上手に繋げているのがみえるのだ。

刑事と悪徳経営者(ヤクザ)のプライベートな面をみせており、チョルジュン刑事の家族(娘と母)とイ・ウォンスル会長の家族(息子と妻)、といった二つの家族が面白く描かれている。チョルジュン刑事の場合は、公私とも裏表がない性格なので、娘や母の前でもありのままの自分をみせている。一方、イ・ウォンスル会長の場合は、本当の自分を隠して息子の前でスマートな面をみせているが、仕事では冷徹な性格であり、悪の親玉的存在なのである。農園でのシーンは、印象的であり、チョルジュンの娘とイ・ウォンスルの息子は親しくなっているのに、チョルジュンとイ・ウォンスルは殴り合いの喧嘩をして農園を荒らしているのだ。コメディ要素も含んだ流れになっており、クールに振舞う両方の子供らが笑いを作っている。

助演男優賞に値するのがオム班長を演じるカン・シニルであろう。オム班長の過去がみえるような作品になっており、若い頃のイ・ウォンスルの悪さを知っていたり、チョルジュン刑事がオム班長に対して「ヒョン(兄貴)」と咄嗟に口走るところをみると、平刑事時代から続く信頼関係がみえるのだ。オム班長の意外な性格がみえるのが、チョルジュン刑事が重傷になったときの変貌である。チョルジュン刑事の性格と瓜二つであり、凶暴化して、いつもの理性的な姿が消えるのである。オム班長にこのような一面があるから、今のチョルジュン刑事があるのが納得できるのである。

チャン・ジンが脚本を手がけているので、カン・ウソク監督の世界観とどのように融合しているのかが見せ所になるだろう。残念なことに、際立って目立ったところは感じなかったが、何気ない笑いをみせるコメディ要素が少し入っていた気がする。犯人側の動きが鑑賞者からみえているので、事件の真相を読んで楽しむのではなく、事件を収束させていくまでのプロセスやキャラクターの人間性をみつめながら楽しむものになっている。『公共の敵』を観てから本作品を観ると面白さが倍増するので、両方観ることを勧めたい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2010-04-26 21:33 | 490.公共の敵1-1
韓国映画レビュー その489 「TSUNAMI-ツナミ- (原題:海雲台)」
多くの有名俳優が出演しており、お金をかけている作品。今年、日本で劇場公開される予定だから、観たい人はもう少し待てば、スクリーンでみられる。

b0097051_12562352.jpgTSUNAMI-ツナミ- (原題:海雲台)
制作年:2009年
監督:ユン・ジェギュン
出演:ソル・ギョング、ハ・ジウォン、パク・チュンフン、オム・ジョンファ、イ・ミンギ、カン・イェウォン
ジャンル:ヒューマンドラマ、パニック
鑑賞:海外版DVD


釜山市北部にあるリゾート地「海雲台」に、大勢の海水浴客でにぎわっている。遠洋漁業の元漁師をしていたチェ・マンシク(ソル・ギョング)は、海雲台地域で母クムリョン(キム・ジヨン)と一緒に刺身店を経営しており、マンシクには小さな息子がいる。漁師時代にインドネシアで漁業をしていたマンシクらは、スマトラ沖地震で巨大津波によって被害に遭ってしまい、マンシクのミスによって同僚のヨニの父が脱出できなくなり船に取り残されて、マンシクは救助隊に助けられた。マンシクは、その事故によって漁師を辞め、小さい頃から知っている同僚の娘ヨニ(ハ・ジウォン)への気持ちを抑えて、罪の意識を持って生活している。ヨニは、マンシクのことが好きで積極的に行動することで、次第にマンシクの心が変わっていく。国際海洋研究所の地質学者キム・フィ博士(パク・チュンフン)は、日本海で起こっている地震を調べており、津波の被害を防ぐため政府に対して警告するが取り扱ってくれない。「海雲台文化エキスポ」のイベントを取り仕切るスタッフのイ・ユジン(オム・ジョンファ)は、キム・フィ博士の元妻で、7才の娘チミンと一緒に生活しており、父親がキム・フィ博士であることを娘に教えていないでいた。マンシクの弟で海洋救助隊員のヒョンシク(イ・ミンギ)は、海岸で溺れていたソウルから遊びに来た浪人生ヒミ(カン・イェウォン)を助ける。このことがきっかけで二人は恋に発展していく。そんなある日、対馬近海の海底で地震が発生して、大津波が海雲台に向かってくる。海雲台の海岸を舞台に、大津波に巻き込まれる人々の姿を描いたお話。

監督は、『浪漫刺客』『1番街の奇跡』のユン・ジェギュン監督。
出演は、元漁師のマンシクを演じるのは『あいつの声』『カン・チョルジュン 公共の敵 1-1』のソル・ギョング、海鮮料理店主ヨニを演じるのは『1番街の奇跡』『バカ』のハ・ジウォン、地質学者のキム・フィ博士を演じるのは『強敵』『ラジオスター』のパク・チュンフン、キム・フィの元妻ユジンを演じるのは『今、愛する人と暮らしていますか?』『仁寺洞スキャンダル』のオム・ジョンファ、マンシクの弟で海洋救助隊員のヒョンシクを演じるのは『ロマンチック・アイランド』『おいしいマン』のイ・ミンギ、ソウルの浪人生ヒミを演じるのは『魔法の性』『1番街の奇跡』のカン・イェウォン、元漁師ドンチュンを演じるのは『用意周到ミスシン』『宿命』のキム・イングォン、マンシクのおじさんのオクチョ会長を演じるのは『光州5・18 (原題:華麗なる休暇)』『バカ』のソン・ジェホ、マンシクの母クムリョンを演じるのは『麻婆島2』『最後の約束 (原題:11番目のお母さん)』のキム・ジヨン。

パニック作品の典型的な作風になっており、自然災害が起こるまえに登場人物の人物描写を描き、自然災害が発生後にその人物たちの動向をみせている。豪華キャストを揃えて、誰にでも受けやすいストーリーなので、エンターテイメントとしては申し分ない。

罪悪感で踏み出せないマンシクの心をほどいていくヨニ、それによって二人の関係が発展していく姿をみせている。マンシクの母クムリョンとヨニの関係が悪く描かれており、マンシクの叔父のオクチョ会長がヨニを気にかけたり、マンシクと息子とヨニの三人で野球観戦をしたり、といった家族の枠をみせながらマンシクとヨニの恋愛をみせている。

地質学者キム・フィ博士は、元妻ユジンと再会したが、娘チミンに実父を友人として紹介しているのだ。ユジンには、恋人がいることで、娘チミンの気持ちを乱すことをしたくない思いがあるのだ。キム・フィ博士は、娘チミンが成長した姿をみて、抱きしめたりといった目に見えるような愛情を注ぐことができない苦しさをみせている。ここでは、元夫婦と娘を絡めた家族愛をみせている。

海洋救助隊員のヒョンシクと浪人生ヒミのひと夏の恋物語は、軟派な男たちとヒミの女友達によって困難をみせている。この二人は、津波が発生しているときに起こる出来事が大きな見せ場になっている。

地味であるが、ドンチュンと母の親子愛、オクチョ会長の存在、マンシクの母クムリョンと孫などの小さな物語も見せ所の一つであろう。ここは、コメディ要素を含めながら人間ドラマの要素を描いているからだ。

中盤までは、家族愛、困難な恋愛、フレッシュな恋愛、地域の再開発、といった様々な人間ドラマを主にしてストーリーを進行させて、中盤以降は大津波が発生して海岸を呑み込む自然災害の中で人々の感情をみせている。大津波がビルや橋を含む町を崩壊していく姿をCGを用いて豪快に表現している。津波のCGは、アメリカに発注したものだから、技術的な面を評しても仕方がない。このような作品は、数多くみているのでこの作品だけ特別なものだと感じないし、正直な感想としてはごく普通の作品である。冗談だけど、ちょうど町が壊れて地域の再開発が出来てよかったかも。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2010-04-23 13:11 | 489.海雲台
韓国映画レビュー その485 「虹鱒」
10年ぐらいまえに東京国際映画祭で上映された作品。都会暮らしの五人と田舎暮らしの一人の主要キャラが同等な尺で出ているので、カン・スヨンが主人公って感じがしない。意外にイ・ウンジュが活躍している。このような作品を日本版でDVDとして売り出せば買う人もいると思うのだが。いろいろ事情があるのだろう。

b0097051_11443433.jpg虹鱒
制作年:1999年
監督:パク・チョンウォン
出演:カン・スヨン、ファン・インソン、ソル・ギョング、キム・セドン、イ・ハンナ、イ・ウンジュ
ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
鑑賞:韓国版Video


都会から離れた山奥の田舎で鱒の養殖をしているチャンヒョン(ファン・インソン)。チャンヒョンの高校時代の同級生であるミンス(ソル・ギョング)とビョングァン(キム・セドン)、ミンスの妻ジョンファ(カン・スヨン)、ビョングァンの妻ヨンスク(イ・ハンナ)、ジョンファの妹セファ(イ・ウンジュ)の五人はワゴン車に乗って都会から泊り込みで遊びに来た。チャンヒョン、ミンス、ビョングァンは、4年ぶりに再会したことで楽しんでおり、チャンヒョン家の庭でチャンヒョンが自分で養殖した鱒をさばいてみんなにご馳走をする。翌日、彼らは横柄な態度をとる地元の猟師たちと揉めて、腕力の強い猟師たちにいびられミンスとビョングァンは苛立ってくる。更にセファが野外トイレで小便をしているのを覗き見る少年テジュ(キム・イングォン)に遭遇したり、折角リラックスできると思っていたのに険悪な空気になっていく。チャンヒョンは、二人の男友達と再会したことよりも、元恋人のジョンファに再会したことの方が喜ばしいことで、二人ともまだ未練があり、誰もみていないところで会って話している。山奥で犬を飼って暮らしている少年テジュは、都会からやって来た人たちが気になり、セファに対して必要以上に関心を持つ。その翌日、都会からきた五人とチャンヒョンの間で人間関係が壊れだし、少年テジュとの間で大きな出来事が起こってしまう。違った環境になり、精神的に追い詰められて人間の本性を露わにする姿を描いたお話。

監督は、『われらの歪んだ英雄』『永遠なる帝国』のパク・チョンウォン監督。
出演は、ジョンファを演じるのは『深い悲しみ』『ディナーの後に (原題:乙女たちの夕食)』のカン・スヨン、チャンヒョンを演じるのは『深い悲しみ』のチャンヒョン、ジョンファの夫ミンスを演じるのは『ディナーの後に (原題:乙女たちの夕食)』『ユリョン (原題:幽霊)』のソル・ギョング、ビョングァンを演じるのは『明日へ流れる河』のキム・セドン、ビョングァンの妻ヨンスクを演じるのは本作スクリンデビューのイ・ハンナ、ジョンファの妹セファを演じるのは本作スクリンデビューのイ・ウンジュ、犬を飼う少年テジュを演じるのは本作スクリンデビューのキム・イングォン。

主要の登場人物の人柄が序盤で表現しており、その人間関係を探りながら、人間の性格が変貌していく姿をみせている。揺らぐ心を隠すジョンファ、温和なミンス、短気な社長ビョングァン、自由奔放なヨンスク、全員の妹的存在のセファ、といった都会暮らしをしている五人の性格である。田舎で生活しているチャンヒョンは、穏やかな性格をしているが、結婚した元恋人ジョンファに対して複雑な気持ちになっており、その想いがジョンファの妹セファに向いていくのである。

田舎で生活している猟師たちは、がさつで都会から来た者たちを煽るのである。良く云えばマイペースなのだが、かなり横暴であり、気難しい存在なのだ。猟師たちの性格が、如何にも嫌な奴で、あの描き方はある意味でコメディ要素になっていて面白いところでもある。

二日目あたりから、都会から来た五人たちは、苛立ちを感じてきて、性格が歪みだすのだ。チャンヒョンへの想いが募るジョンファ、理不尽な猟師たちの暴力に屈するミンスとビョングァン、ヨンスクが性欲に溺れだしたり、少年テジュの行動に嫌悪感を感じるセファ。このような出来事が起こることで強いストレスが溜まり、それを鬱憤する出来事が三日目に起こるのである。

セファは、連日早朝に鱒の養殖をしているチャンヒョンのところに行くことで親しくなっていき、三日目の朝に山奥へ散策しに行き、途中で大雨が降る中で、体を交わしてしまう。ジョンファは、二人っきりでいなくなった元恋人チャンヒョンと妹セファに対して嫉妬をして苛立つ。部屋でセファの傷ついた体をみたジョンファは、チャンヒョンに対して怒り出し、人間関係が壊れ出していくのだ。更に、下着姿で部屋にいたセファが、外に落ちていた下着を渡そうと部屋に侵入した少年テジュをみて悲鳴を上げたことで、少年テジュは逃げ出し、それを追うミンスとビョングァンは少年テジュを捕まえてボコボコにして、養殖場で争っているうちに少年テジュは心肺停止してしまう。そこで始まったのが、責任転嫁をする六人たちの醜い争いなのだ。田舎から逃げるように走る五人の都会者であるが、ある反撃に遭ってしまうのだ。

都会と田舎を比喩的に表現しているのが日常と非日常、或いは常識と非常識といったところであろう。都会では社会的な地位もあり、それなりの道徳を持って生活をしている人たちが、アスファルトから砂利道に変わるところを結界のような存在になっており、田舎という非日常或いは非常識に入り込むことで、人間の醜い姿を露わにするのだ。社長のビョングァンは威張った態度をしているが、田舎では腕力が強い猟師たちに対して肩書きなど通用せず、黙ってしまう姿をみせているのが典型的である。

猟銃という武器が田舎では格上になり、それが終盤にみせており、大きな衝撃を与えるであろう。理性を失う人間の恐怖を描きながら、ブラックユーモアを交えた作品になっている。最初と最後にみせる高速道路のシーンが非常に印象深く描かれており、田舎では狂っていた者たちが都会に戻った途端に五人がいつもの姿に変わっていたからだ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2010-04-10 11:57 | 485.虹鱒
韓国映画レビュー その432 「冬の小鳥 (原題:旅人)」
韓国とフランスの合作作品。東京国際映画祭の韓国ものは二作品だけ鑑賞した。なかなか良く出来た作品に感じた。監督は、ティーチ・インで韓国語ではなくフランス語を話していた。ヨーロッパのヒューマンドラマ作品が好きな人にはお薦めかな。本作品は、本映画祭で最優秀アジア映画賞に選ばれた作品である。

b0097051_18542657.jpg冬の小鳥 (原題:旅人)
制作年:2009年
監督:ウニー・ルコント
出演:キム・セロン、パク・ドヨン、コ・アソン、ソル・ギョング
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:第22回東京国際映画祭


1975年の韓国の田舎町。9歳のジニ(キム・セロン)は、父(ソル・ギョング)と一緒にお出かけをして、大好きなケーキを買ってもらい幸せを感じていた。しかし、父はカトリックの修道女が運営する孤児院にジニを預けて、去ってしまう。父に買ってもらったケーキは、孤児院の子供たちと一緒に食べることになる。ジニは、父が自分を捨てたという現実を受け入れられず、孤児院で出された飯も食べず、孤児たちと会話をしようとせず、孤児院から脱走しようと試みるが失敗する。そんなジニを受け入れてくれたのが、同じような境遇である11歳のスッキ(パク・ドヨン)や17歳のイェジン(コ・アソン)らの孤児たちであった。ジニは、父が再び戻ってくることを信じて孤児院で生活をして、孤児院での生活に馴染んでいくことで孤児たちと友情が芽生え、養子縁組という大きな壁が彼女を苦しめる。ジニが、父に捨てられて孤児院で暮らし、海外の外国人夫婦の養子になるまでを描いたお話。

監督は、本作デビュー作の女性のウニー・ルコント監督。
9歳の主人公ジニを演じるのは本作スクリンデビューのキム・セロン、11歳のスッキを演じるのは本作スクリンデビューのパク・ドヨン、片足に障害を持つ17歳のイェジンを演じるのは『グエムル -漢江の怪物-』のコ・アソン、ジニの父を演じるのは『喧嘩 -ヴィーナス vs 僕- (原題:けんか)』『カン・チョルジュン:公共の敵1-1』のソル・ギョング、孤児院の寮母を演じるのは『シークレット・サンシャイン (原題:密陽)』『俺たちの街』のパク・ミョンシン、医者を演じるのは『頭脳遊戯プロジェクト、パズル』『失踪』のムン・ソングン。

ウニー・ルコント監督の自伝的な作品と公式プログラムで紹介されているが、ティーチ・インから実際のところは映画なのでフィクションも混ぜていることを説明している。どこがノンフィクションでどこがフィクションなのかは語らなかった。作品同様に監督自身も9歳まで韓国で暮らし、その後フランス人家庭の養子になっている。

父に対して深い愛情を持つジニが、父に見捨てられた現実を受け入れずにいる感情が全面に出ている。ある程度物事を考えることが出来る年齢で、このような行為をされたことで、ジニの心の痛みが序盤から伝わってくる。父が戻ってくる僅かな望みを持つ理想、信じたくないが受け入れなければならない現実を9歳の子供に突きつけているのが痛々しく感じるのだ。

同じ孤児仲間で、ジニとは違う視点で描かれているのがイェジンとスッキである。年長イェジンの恋を描きながら、片足に障害を持っていることや17歳という年齢で養子縁組がなかなか決まらないという現実もみせている。ジニやスッキと違った視点で物事を捉えているのが子供以上大人未満のイェジンなのだ。ジニの良き友人であるのが11歳のスッキである。二人は共に行動することが多くなっていき、友情が深まりずっと一緒にいることを約束するが、運命という避けられないイタズラによって引き裂かれていくのである。それはスッキにアメリカ人夫婦の養子縁組が決まることである。半泣き状態でスッキがジニに謝る姿が切なく感じる。

この作品で大人のスパイス的なのが寮母(パク・ミョンシン)の存在だろう。ジニが寮母のところに訪れるときは、必ず困惑しているときだからだ。寮母は、言葉で伝えることは少ないが、要所要所でジニに言葉を授け、行動で示したりしている。ジニの心の支えとして寮母の位置は非常によく出来ている。

カメラワークで気になったのは父を演じるソル・ギョングの映し方である。父の首から下の映像や後ろ向きの映像を主に使って娘ジニが中心に来るように映しており、1カットだけ顔が映る手法で撮っている。父が誰なのか考えさせるように溜めて溜めて一気に放出するような感じである。ソル・ギョングが出演しているという予備知識がなかったので鑑賞していて驚いてしまった。

ジニ、スッキ、イェジンの三人の孤児を中心にみせており、三人に纏わる境遇をみせながら、運命を受け入れていくのである。この作品の魅力は、孤児や海外養子の問題から社会的な視点で捉えず、主人公ジニらの子供の視点から描かれていることで、子供の複雑な心理状態を見事に表現しているところであろう。ストーリーが展開していくことで、その状況におけるジニの感情を考え、ジニの決断や行動、繊細な子供心の描写が非常に良く出来ているのだ。表現方法がヨーロッパの子供を主人公にした作品のような雰囲気になっており、そこに韓国のテイストを盛り込んだ作品に仕上がっている。孤児院に残っている孤児たちが、養子縁組が決まって旅立っていく仲間に向けて歌うところは、まさに韓国のテイストであろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★

【追記】 2010.10.01
 日本で一般上映することから、『旅人』から『冬の小鳥 (原題:旅人)』に変更。
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by nameinuuuu | 2009-11-02 19:08 | 432.旅人
韓国映画レビュー その415 「オアシス」
以前、この作品のレビューをみたいというリクエストがあったのでアップ。2004年に日本で一般上映されており、国内版DVDもあるから鑑賞した人は多いと思う。ボクが鑑賞したのは2002年の映画祭だった。映画が終わったとき、会場の空気がどんよりしていた記憶がある。内容が重いから。ソル・ギョングとムン・ソリに関することは置いといて、なるべく内容に関することを記載してみた。

b0097051_19105412.jpgオアシス
制作年:2002年
監督:イ・チャンドン
出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ
ジャンル:ラブストーリー
鑑賞:第3回東京フィルメックス映画祭


ひき逃げ事件を起こした前科三犯のジョンドゥ(ソル・ギョング)は、2年半の刑期を終えて刑務所から出所した。家族が住んでいるマンションに行ったが、その部屋には別の人が住んでいて既に家族たちは引越していた。近所の雑貨屋に入って自分で豆腐を買って、雑貨屋の亭主から牛乳を貰い、これからどうしようか悩んだ。途方に暮れていたジョンドゥは、食堂で無銭飲食をして警察に連行されてしまう。事情聴取をしているときに現れたのが、ジョンドゥの弟ジョンセ(リュ・スンワン)で、事情を聞いて釈放してもらい、弟ジョンセがジョンドゥを車に乗せて、母カプスン(キム・ジング)や兄ジョンイル(アン・ネサン)や兄嫁(チュ・グィジョン)が住む家に向かった。母、兄夫婦、弟といった家族たちは、ジョンドゥのことを歓迎するどころか迷惑していた。兄ジョンイルはジョンドゥを知り合いの中華料理屋に連れて行き、翌日から働くことが決まり、生活するための下地ができた。ジョンドゥは、交通事故の被害者家族にお詫びをするために、被害者宅のアパートを訪問したら、そこに重度脳性麻痺のハン・コンジュ(ムン・ソリ)と出会って不思議な感情が生まれた。コンジュの世話をしていた兄サンシク(ハン・サンシク)は引越し作業をしており、コンジュをアパートに一人残して引越していった。ジョンドゥは、一人っきりのコンジュのことが気になり、彼女のアパートに行くようになり、コンジュを一人の女性として好きになっていた。ジョンドゥがコンジュに話しかけたり、抱きついたり、肌を触れたりすることで、コンジュもジョンドゥに好意を持つようになっていき、二人は相思相愛になっていた。次第に心を通わせていくジョンドゥとコンジュが愛を育み、一般社会から疎外される運命を背負った二人にどのような結末が待っているのかというお話。

監督は、『グリーン・フィシュ (原題:緑の魚)』『ペパーミント・キャンディー』のイ・チャンドン監督。
出演者は、刑務所から服役したジョンドゥを演じるのは『私にも妻がいたらいいのに』『公共の敵』のソル・ギョング、重度脳性麻痺の障害者コンジュを演じるのは『ペパーミント・キャンディー』のムン・ソリ、ジョンドゥの兄ジョンイルを演じるのは『公共の敵』『大韓民国憲法第1条』のアン・ネサン、ジョンイルの妻を演じるのは『キリマンジャロ』『アウトライブ (原題:飛天舞)』のチュ・グィジョン、ジョンドゥの弟ジョンセを演じるのは『復讐者に憐れみを』のリュ・スンワン、ジョンドゥの母カプスンを演じるのは『ほえる犬は噛まない (原題:フランダースの犬)』『ライバン』のキム・ジング、コンジュの兄サンシクを演じるのは『フラワー・アイランド (原題:花島)』『インディアン・サマー』のソン・ビョンホ、サンシクの妻テギョンを演じるのは本作スクリンデビューのユン・ガヒョン。

前科三犯の札付きの悪の男性と重度脳性麻痺の障害者の女性の恋愛を描いていることで、かなりタブーに挑んだテーマであるとみられる。二人は純真な愛であるのに、社会がこの状態についていけない現状をみせており、二人の家族ですら理解できない世界になっている。

両方の家族が、前科三犯の次男ジョンドゥ、重度脳性麻痺の障害者コンジュをお荷物のように感じており、さらにお荷物でありながら利用している汚い人間の醜さも描き出している。コンジュの場合、兄サンシクの妻が妊娠中でなかなか妹コンジュの世話ができない現状があり、介護なしでは生活できないコンジュをアパートに置き去りにして、隣の部屋の夫婦にお金を払って時々様子をみてもらう形をとっているのだ。さらにコンジュの兄夫婦の引越先が、障害者がいる家族だけが入居できる賃金が安い住宅で、調査員が来るときだけコンジュを連れてきて、それ以外は今まで住んでいたアパートに運んでいるのだ。ジョンドゥの場合、三回目の犯罪のひき逃げ事件は理由があり冤罪でありながら刑務所に入っていたのである。この真相はジョンドゥの家族が絡んでおり、中盤で大きなポイントになるのでここでは伏せておく。

ジョンドゥとコンジュの愛の描き方は非常に神秘的に魅せている。現実と幻想を交錯しながら、二人の恋愛模様をみせていることで、ジョンドゥの純真な愛を現実的な描写にして、コンジュの願望を幻想的に描写にしていることで両者の気持ちが本物であることがみえてくるのだ。幻想的なシーンとして、電車に乗っているときにじゃれたり、地下鉄のホームで歌を歌ったり、コンジュの部屋にあるオアシスの絵に描かれたような状況でダンスをしたり、といったコンジュが健常者に変身してジョンドゥとの愛を表現している。現実から幻想に切り替わるタイミングがよくて、コンジュの表情が別人のようになっており、自由な体を大きく動かしているのがみえ、コンジュの心に潜んでいるものがみえるのだ。

ジョンドゥとコンジュには、前科者と障害者という社会的に許されるのか疑問視するカップルであるが、それ以上に「加害者と被害者家族」という構図が大きな問題でもある。母カプスンの誕生日会を兄夫婦と子供、弟ジョンセ、親戚などが集まっている中で、ジョンドゥがコンジュを車椅子に乗せて参加してくるのである。障害者の彼女を連れてきたことで驚きもあるが、ひき逃げ事件の被害者家族という点で大きな衝撃を与えるのである。「加害者と被害者家族」という関係は、終盤にも絡んでいるので注目するところだ。

前科三犯のジョンドゥの人物像であるが、序盤と終盤ではガラリとイメージが変わってみえるであろう。序盤では丸坊主で真冬に季節外れのアロハシャツを着ているので、ヤクザっぽい風貌で柄が悪い奴にみえるが、終盤では純真な心を持った人間であることがわかり、それほど悪い人間ではなく不器用な生き方をした奴にみえてくるだろう。ジョンドゥは、兄ジョンイルに大人になれといつも怒鳴られるが、実際は純粋な心を持つ男になってしまったのだ。兄ジョンイルの言う「大人」の定義は、社会的な常識を持つことでありながら、ずるい生き方も状況次第で使い分けることも含まれている。ずる賢い生き方が出来ないジョンドゥが、中盤から終盤にみられて、真正面で突っ走ってしまい、マイナスな展開を招いてしまうのだ。

コンジュの家に飾られているオアシスの絵に伏線を忍ばせているのがみられる。冒頭にオアシスの絵が暗い描写から明るい描写に変化して始まるところは、終盤の伏線になっており、最後のジョンドゥの行動に示されている。光の反射という点が関わっており、手鏡で太陽光線を天井に反射させて蝶を作りだして幻想的にみせているのも彼女の心の願望が表れているみたいだ。部屋に入ってくる光が、ある物体が影響してオアシスの絵に照らされることで、どのような意味があるのかをみせている。

ジョンドゥとコンジュの愛の形をどのように感じるかは鑑賞者次第だろう。終盤にコンジュが自分の気持ちを義姉や警官に伝えられない苦しい感情がみえ、ジョンドゥもただ彼女を純粋に愛しているだけなのにどう説明していいのか分からない感情がみえ、とても切なく感じてしまった。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2009-09-01 19:32 | 415.オアシス
韓国映画レビュー その350 「熱血男児」
「韓国映画DVD&VCDの積ん見を減らそう月間」と決めた今月。鑑賞はするけれどレビューが追いつかないこの頃である。レビューを書くのはゆっくりでいいや。
本作を鑑賞して感じたことは、2006年制作の作品は暴力ものが多い気がした。内容も似たり寄ったりだし。そこでどのように個性を出しているかが焦点になっていると思う。

b0097051_1924480.jpg熱血男児
制作年:2006年
監督:イ・ジョンボム
出演:ソル・ギョング、チョ・ハンソン、ナ・ムニ
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


少年院で出会い一緒に同じヤクザの世界に入ったジェムン(ソル・ギョング)と親友ミンジェ(リュ・スンヨン)。組の命令によって二人はある男を殺したが、標的とは別の人物を殺してしまい、その報復によってミンジェはジェムンが見ている前で、ヤクザのテシク(ユン・ジェムン)に殺されてしまう。時が経ち、ジェムンは親友ミンジェを殺したテシクに復讐を誓い、新人ヤクザのチグク(チョ・ハンソン)を伴い、テシクの実家がある田舎の筏橋(ポルギョ)に二人で訪れ、周辺の下見を始める。チグクの友人サングン(オ・ヨン)に元スポーツ用品店の空き家を一週間だけ借りて、ジェムンとチグクはテシク殺害の計画をたて、一週間後の実行日まで待つ。テシクの母チョムシム(ナ・ムニ)が営むクッパ屋に出入りするジェムンとチグクは、頻繁に通い食事をしてチョムシムと会話する中で二人は親子のような情を感じだす。テシク殺害を実行するまでのジェムンは、田畑に落ちた車を救おうと奮闘したり、テコンド道場に行ったり、喫茶店の女の子ミリョン(シム・イヨン)と仲良くなったり、チョムシムの買い物に付き合わされたりと町の人たちと交流を深めていた。テシク殺害の実行日であるポルギョ町内体育大会が近づき、標的のテシクが実家に訪れて母チョムシムと久しぶりに再会する。チグクは、この殺害計画を止めようとジェムンに頼むが、復讐心が強く心は揺れることがない。果たして、チョムシムの優しさに触れて親子のような情を感じるジェムンが、標的テシクを殺すことができるのかというお話。

監督は本作デビュー作のイ・ジョンボム監督。
出演者は、ヤクザのジェムンを演じるのは『公共の敵2』『愛を逃す』のソル・ギョング、ジェムンの舎弟チグクを演じるのは『オオカミの誘惑』『連理の枝』のチョ・ハンソン、テシクの母でクッパ屋の女将チョムシムを演じるのは『ラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)』『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』のナ・ムニ、テシクを演じるのは『卑劣な街』『グエムル』のユン・ジェムン、ジェムンと親友のミンジェを演じるのは『偉大なる系譜』のリュ・スンヨン、チグクの友人でテコンド道場の先生サングンを演じるのは『オー!ブラザーズ』『サマリア』のオ・ヨン、喫茶店の女の子ミリョンを演じるのは『聞くなファミリー』『奥様は16歳。(原題:女子高生 嫁に行く)』のシム・イヨン、ジェムンのボスのウォンギを演じるのは『美しき野獣』『強敵』のキム・ジュンベ。

ジェムンが復讐と情で揺れるヤクザの心情を描いた物語である。そこに、町民たちとの交流を交えながら人間関係を作りだし、知らないうちにこの町に馴染んでしまうジェムンの人間味を描いている。

冒頭で、サッカーのサポーターがたくさんいるところで、ミンジェが殺害されるところから始まり、ストーリーが進むに連れて、主人公ジェムンと親友ミンジェとの関係、発端となった人違い殺人といった過去のシーンを挿入しながら展開を掴んでいく構成になっている。親友ミンジェの復讐のためにジェムンがテシクを殺すために下準備をしていくのである。殺害動機が復讐なのだが、親友ミンジェとの仲がどこまで深いものなのかが見えてこないので説得力が欠けているようにみえる。もうひとつの理由が終盤にわかるが、それでもテシクを殺害するところまで感情が燃え上がるであろうか。

この作品の見せ場は、標的テシクの母チョムシムとジェムンとの関係である。初対面はお互いに最悪なのであるが、ジェムンは毎日のようにチョムシムのクッパ屋に飯を食べにきてお互いが遠慮なしに言いたい放題好きなように話すことで、親子のような関係になっていくのである。チョムシムがジェムンのことを仕事で南極に行って事故にあった生死不明の次男のように感じていることでダブってみえているのだ。子供を想う母の心情を切々とみせるチョムシムの姿が印象的にみえ、ヤクザで出来の悪い長男テシクであったり生死不明の次男のことを心配する母親を見事にナ・ムニが熱演している。

兄貴分ジェムンと弟分チグクのヤクザ関係も奇妙な感じにみえるであろう。テコンドーの世界で活躍していたチグクがヤクザの世界に入ってきて、ヤクザの「いろは」をジェムンが教えるのであるが、お互いが殆んど知らないことで親密度がかなり低いのである。非道になれずヤクザに成りきれないチグク、ヤクザの世界に染まっているジェムンといった対比をみせている。

隠し味として、ジェムンと町民たちとの交流がなかなかおもしろく描かれている。普段はぶっきら棒な性格のジェムンなのだが、喫茶店の女の子ミリョンとの関係、テコンドー道場での出来事、田畑で脱輪した車をみんなで助けた後に子供たちとジェムンがじゃれ合っているところ、チグクの頼みで配達をしたりとヤクザとは違う一面をみせているところに人間味を感じる。

基本となっているヤクザ部分は、有り触れた内容なので「またか」って感じになるだろう。だから、当然のように終盤の展開は予測できてしまう。ある言葉を使って伏線を張っていたので、観ている途中で最後はお決まりの展開になるだろうとみえてしまった。ジェムンとチョムシムの情を主として町民たちとの触れ合いを描いているから、まだ救われた作品になっている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2009-01-13 19:44 | 350.熱血男児
韓国映画レビュー その305 「喧嘩 -ヴィーナス vs 僕- (原題:けんか)」
この作品のレビューは書き難くてすごく悩んだ。喧嘩の模様があまりにも現実離れしている点でマイナスに感じてしまう。コメディだからと言われてしまうと返す言葉がないが。ラブコメにソル・ギョングは合わないとか、ヒステリックなキム・テヒはどうだかというレビューではなく、客観的にみてどうなのかである。

b0097051_10462569.jpg喧嘩 -ヴィーナス vs 僕- (原題:けんか)
制作年:2007年
監督:ハン・ジスン
出演:ソル・ギョング、キム・テヒ、ソ・テファ、チョン・スギョン
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
鑑賞:韓国版DVD


大学教授で昆虫学者のサンミン(ソル・ギョング)とガラス工房で働くジナ(キム・テヒ)は恋愛結婚をした。だが、結婚生活は長くは続かず僅か2年で別れてしまった。サンミンは、潔癖症であり、無神経な行動をとったり、クワガタのウヒョク(クワガタの名前)を愛して優先する。ジナは、大雑把な性格であり、サンミンの行動に口うるさく文句を言う。いつも些細なことで喧嘩ばかりしていた二人はついに離婚に踏み切り、全ての品物を半分に分けた。離婚して別れた後、お互い相手のことが気になり何とか仲を修復したい二人は再び会ったが、サンミンのちょっとした言葉でジナは怒ってしまい、ジナはサンミンの態度に腹が立ってしかたがなく、ついに二人ともキレてしまい再び喧嘩になってしまう。自宅にいたサンミンは、何かが違うと感じてその原因は壁掛け時計の振り子がなくなっていたことに気づいた。サンミンは、過多執着な性格なためにその振り子を持っているジナに返してくれるようにお願いするが、ジナは否定し続けることで二人の仲はさらに悪化していった。二人の喧嘩はどんどんエスカレートしていく中で、二人の仲はどのような結末になるのかというお話。

監督は、『チム』『エンジェル・スノー (原題:一日)』のハン・ジスン監督。
出演者は、昆虫学者のサンミンを演じるのは『熱血男児』『あいつの声』のソル・ギョング、ガラス工房で働くジナを演じるのは『レストレス (原題:中天)』のキム・テヒ、サンミンの友人で畜産学者のテファを演じるのは『友へ チング』『公共の敵』のソ・テファ、ジナと一緒にガラス工房で働くヒャンミを演じるのは『人生の逆転 (原題:逆転で生きる)』『最強ロマンス』のチョン・スギョン、弁護士を演じるのは『裸足のキボン』『ウォンタクの天使』のイム・ハリョン。

冒頭にショッピングモールでロマンティックなプロポーズをして幸せな二人をみせているが、直ぐに二人の仲は険悪になり、離婚のために荷物をまとめている。物語は現在軸で進行しているが、頻繁に二人の過去の思い出が挿入される構成になって、二人にどのようなことが起こっていたのかをみせている。

二人の喧嘩の内容が単に家庭で起こるようなものでなく、刑事事件になるぐらい大きなものだからちょっと現実離れした感じを受ける。二人が別々の車で駐車場から出るときに、ジナがサンミンの車にバックしてぶつけて、サンミンの車はサイドミラーがとれて車体が大きく曲がり走行不能になって故障する。サンミンも怒って物損事故によるひき逃げ事件ということでジナを刑事告訴したり、その行為に怒ったジナが走行しているサンミンの車を再び襲って列車に突っ込ませようとしたりと喧嘩の範囲を超えているのだ。ジナの妄想シーンでサンミンの頭に斧を振りかざし、斧が額に刺さったまま会話をしていたりと、コメディという概念で制作していると思われるが、全体構成をみると真面目に描いているところも多々あることからアンバランスなところが目についてしまう。

サンミン側のサイドストーリーとしてサンミンと同じ大学で教授をしている畜産学者テファ(ソ・テファ)の和やかな空間が現実感に引き戻してくれる。乳牛を恋人のように可愛がるテファは、緩やかな空間を作り出して激情するサンミンと良いバランスを描いている。勘違いされた一人デモ、終盤のちょっとしたサプライズも用意されているので楽しんでもらいたい。

ちょっとした性格不一致や愛が冷めてないことがみえるから、お互いがやり直したい気持ちがあるのがみえ、その表現方法が過激な喧嘩になってみえている。中盤からお互いが無意識のうちに相手を思っていることがみえることから、どのようにして二人の気持ちが伝わっていくのかを注目してほしい。一番出来の良さがみえたのは、ラストシーンのセンスであろう。ギュッと引き寄せて安心させといて、簡単には終わらせないところである。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2008-06-28 11:04 | 305.けんか