韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
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韓国映画レビュー その810 「10人の泥棒たち (原題:泥棒たち)」
チョン・ジヒョンがやっと韓国映画に帰ってきたと感じる。近年、外国映画や韓国映画『星から来た男 (原題:スーパーマンだった男)』に出演していたけど。ボディーラインがくっきりみえるセクシー衣装で、ワイヤーで建造物に進入していくところが好き。

b0097051_11502979.jpg10人の泥棒たち (原題:泥棒たち)
制作年:2012年
監督:チェ・ドンフン
出演:キム・ユンソク、イ・ジョンジェ、キム・ヘス、チョン・ジヒョン、サイモン・ヤム、キム・ヘスク、オ・ダルス、キム・スヒョン、デレク・ツァン、アンジェリカ・リー
ジャンル:アクション
鑑賞:日本版DVD


韓国の窃盗団であるポパイ(イ・ジョンジェ)、イェニコール(チョン・ジヒョン)、ガム(キム・ヘスク)、ザンパノ(キム・スヒョン)は、イ・ソン美術館の貴重な陶磁器を盗むため、計画的に作戦を練って実行する。美術館のイ館長(シン・ハギュン)をターゲットにして、イェニコールが彼と五ヵ月間偽装交際し、イェニコールの母をガムが扮して二人が一緒に美術館にいるイ館長へ会いに行く。そこで、四人がそれぞれ分担作業をして、本物の陶磁器を奪い、偽物の陶磁器とすりかえて、盗みは成功する。窃盗団の一人ペプシ(キム・ヘス)が刑務所から出所することで、車でイェニコールがペプシを迎えに行ってアジトに戻る。中国の巨大カジノでの新しい計画を持ち込まれた韓国窃盗団五人は、中国窃盗団四人に会うために香港に向かう。中国窃盗団のボスであるチェン(サイモン・ヤム)、韓国人風のアンドリュー(オ・ダルス)、俊敏なジョニー(デレク・ツァン)、金庫破りのジュリー(アンジェリカ・リー)と韓国窃盗団が合流した。そこに遅れて韓国窃盗団のボスであるマカオ・パク(キム・ユンソク)が現れて全員が揃う。マカオ・パクは、チェンと一緒に仕事することもあり、チェンを兄貴と呼んで慕っている関係である。窃盗団たちは、マカオの巨大カジノに隠されているダイヤモンド「太陽の涙」を手に入れるのが目的である。ダイヤモンド「太陽の涙」は、東京で盗難されて中国に持ち込まれ、2000万ドルで売れる高価な品物である。窃盗団たちは、情報収集した結果から、ダイヤ商人の女性ティファニー(イェ・スジョン)が所有していることをつきとめ、更に中国の闇商人ウェイ・ホン(キ・グクソ)の女がティファニーであることを知る。ティファニーがマカオの巨大カジノに訪れることから、10人の窃盗団たちは完璧なメンバーが集め、完璧な計画を立案して実行に移る。果たして、韓国と中国の混合窃盗団は標的のダイヤモンド「太陽の涙」を奪うことができるのかというお話。

監督は『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』のチェ・ドンフン監督。
出演は、韓国チームのマカオ・パクを演じるのは『哀しき獣 (原題:黄海)』『ワンドゥギ』のキム・ユンソク、韓国チームのポパイを演じるのは『1724妓房狼藉事件』『ハウスメイド (原題:下女)』のイ・ジョンジェ、韓国チームのペプシを演じるのは『モダンボーイ』『二階の悪党』のキム・ヘス、韓国チームのイェニコールを演じるのは『デイジー』『星から来た男 (原題:スーパーマンだった男)』のチョン・ジヒョン、韓国チームのガムを演じるのは『実家の母』『ママ』のキム・ヘスク、韓国チームのザンパノを演じるのは長編作スクリンデビューのキム・スヒョン、中国チームのチェンを演じるのは『イップ・マン 葉問 (原題:葉問2)』『狼たちのノクターン<夜想曲> (原題:大追捕)』のサイモン・ヤム、中国チームのアンドリューを演じるのは『ヘッド』『青い塩』のオ・ダルス、中国チームのジョニーを演じるのは『ドリーム・ホーム (原題:維多利亜壹號)』『恋の紫煙2 (原題:春嬌與志明』のデレク・ツァン、中国チームのジュリーを演じるのは『アイス・カチャンは恋の味 (原題:初恋紅豆氷)』『夢遊3D』のアンジェリカ・リー、韓国の刑事を演じるのは『依頼人』『Mr.アイドル』のチュ・ジンモ、中国の刑事を演じるのは『黄海 (原題:哀しき獣)』のナ・グァンフン、ウェイ・ホンを演じるのは『Mirror 鏡の中へ (原題:鏡の中へ)』『ごますりの王』のキ・グクソ、ティファニーを演じるのは『依頼人』『偕老 ~最も美しき同行~ (原題:偕老)』のイェ・スジョン、美術館のイ館長を演じるのは『カフェ・ノワール』『高地戦』のシン・ハギュン。

二転三転とストーリーが変化していく展開になっており、有名どころの韓国俳優と香港俳優が共演し、10人の窃盗団たちの個々の特性を活かし、見所満載な商業作品になっている。ダイヤモンド略奪作戦を主として、過去の因縁、窃盗団の中でのロマンスが混ざったり、終盤まで縺れる流れになっていることで気が抜けない。

窃盗団の役割分担と特技としては、ワイヤーを自在に操り計画力のあるマカオ・パク、オールマイティーに何でもこなすポパイ、金庫破りが得意なペプシ、ワイヤーを自在に操り北条司の漫画&アニメ「キャッツアイ」の泥棒三姉妹のようなイェニコール、日本語を得意とするガム、華僑で北京語が話せる若手のザンパノ、計画力と統率力を持ちながら銃を使いこなすチェン、韓国語と北京語が話せて口の悪いアンドリュー、堅実な仕事をするジョニー、金庫破りが得意な香港警察の潜入捜査官ジュリー。

使われている言語は、韓国語、北京語、広東語、日本語、英語となっており、話す相手によって使用する言語が変わり、意志の疎通をしている。韓国窃盗団の中では韓国語、中国窃盗団の中では広東語と北京語、アンドリューと韓国窃盗団では韓国語、ザンパノと中国窃盗団では北京語、ジュリーと韓国窃盗団では英語、チェンとガムは日本語、といった感じで対面者によって使用する言語が変わってくる。字幕版でみると、俳優の声で複数の言語がきけるところが魅力かもしれない。吹き替え版でみると、ほとんど日本語で統一されていることで、細かいところまで映像に集中でき、ストーリーに没頭できるようになっている。その分、各俳優の魅力が消えてしまうところもあり、出来れば両方のバージョンを鑑賞することをお薦めする。

窃盗団の中でのロマンスとして、作戦のため日本人中年夫婦に扮するチェンとガムが大人の関係まで進んだり、色気を武器にするイェニコールといつもコンビを組んで明らかに惚れているのがわかるザンパノ、四年前の金塊窃盗のときから惹かれあう関係のマカオ・パクとペプシだが裏切り行為のために揺れる想いになっている。

ダイヤモンド「太陽の涙」を奪うため、マカオの巨大カジノで10人の泥棒たちが作戦通り配置についていくのである。ブラックリストでビルに入場できないマカオ・パクは外から無線で指示を出し、日本人中年夫婦に扮するチェンとガムは大金を持ったティファニーとカジノフロアーでトランプ勝負、ザンパノは屋上でワイヤーを支え、イェニコールがワイヤーで屋上から下降してビルに進入し、ポパイとペプシとジュリーと合流して金庫がある部屋に忍び込み、二つの金庫があるためペプシとジュリーが別々に金庫破りの作業に入り、ペプシのサポート役としてポパイが協力する。アンドリューとジョニーは、監視カメラを見張る管理室を占拠して、監視カメラと直結するセキュリティーシステムをダウンさせる。マカオ・パクの合図によって、チェンとガムはカジノの場を占拠してその場から逃亡、金庫破り組は二つの金庫を開けて逃亡、アンドリューとジョニーは管理室を占拠してから逃亡、屋上にいるザンパノはビル内を下降して逃亡。老人に扮していたマカオ・パクがビルに侵入して、九人を裏切ってダイヤモンド「太陽の涙」を奪って堂々とビルから脱出するのである。マカオ・パクの裏切り行為によって、九人が分散することになり、警察に逮捕された者や警察から車で逃亡中に亡くなる者も出てくるのだ。

ダイヤモンドを独り占めしたマカオ・パクは、釜山で闇商人ウェイ・ホンと取引を決めて動きだすのだ。一方で、香港警察から逃げることに成功した者たちは、マカオ・パクの協力者を見つけ出し、釜山に先回りしてマカオ・パクが奪って隠したダイヤモンドを逆に奪う作戦に出るのだ。釜山に舞台が移ると、ダイヤモンドの争奪としてマカオ・パクと脱出成功メンバーの対決構図となり、マカオ・パクとウェイ・ホンの取引が上手くいかずに戦いになって、マカオ・パクとウェイ・ホン軍団がマンションからワイヤーで外に出て空中戦が行われるのだ。また、ウェイ・ホンを捕まえたい香港警察の班長(ナ・グァンフン)は、韓国警察の班長(チュ・ジンモ)と協力して人員をかけて釜山で張り込み、マカオ・パクとウェイ・ホン軍団が動き出したことで襲撃して捕まえようとするのだ。

マカオの巨大ビルにあるダイヤモンドを強奪するのが主にみえるが、まだ途中の段階になっており、裏切り者マカオ・パクと脱出成功メンバーのダイヤモンド争奪戦、マカオ・パクとウェイ・ホン軍団の戦い、ウェイ・ホンを追う香港警察がウェイ・ホン軍団と戦ったり、目まぐるしい展開になるのだ。ウェイ・ホンとマカオ・パクともう一人は、過去に因縁があることで終盤の流れに繋がっているのである。

終盤は、アクションの醍醐味であるワイヤーでの戦いをみせており、狭い隙間をみつけながら空中を飛ぶようにして動きながら攻撃するシーンは圧巻である。釜山の人が住むようなマンションで香港映画のような出来事が起きているので、映像的にも奇妙な感覚にさせてくれる。有名俳優の豪華共演になっていることで、俳優間の絡みに目がいく人もいるだろう。鑑賞前は香港俳優の方に注目しており、出演している香港俳優が少なくてちょっと残念な気持ちになった。香港警察の主力刑事たちや闇商人やダイヤ商人とかに、有名な香港俳優を起用して欲しいかった。そうなると香港との合作作品となり、大掛かりになるのかな。ダイヤモンドは、10人の泥棒の中の一人が奪取するので、誰だか予想しながらみて欲しい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2013-09-15 11:53 | 810.泥棒たち
韓国映画レビュー その752 「ワンドゥギ」
b0097051_1822345.jpgワンドゥギ
制作年:2011年
監督:イ・ハン
出演:キム・ユンソク、ユ・アイン、パク・スヨン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:日本版DVD


高校二年生のワンドゥク(ユ・アイン)は、小人症の障害を持つ父(パク・スヨン)と父に弟子入りした血の繋がりのない知的障害者の叔父ミング(キム・ヨンジェ)と三人で小さなアパートに暮らしている。若い頃からキャバレーでダンサーをしている父と叔父であったが、急にキャバレーが倒産してしまい、職探しをする。ワンドゥクは、母のいない家庭で育ち、勉強もせずにケンカばかりする問題児で、ワンドゥクの隣に住んでいる担任教師ドンジュ(キム・ユンソク)が私生活にまで干渉するので苛々している。教師ドンジュは、教室でいつもワンドゥクの家族のことや私生活を暴露して恥ずかしい思いをする。腕力では、教師ドンジュの方が強いことで暴力で反抗することはなく、同級生もワンドゥクの喧嘩強さを知っていることでからかったりする者はいない。ワンドゥクは、教会に寄っていつも神にドンジュを殺してほしいと祈っている。ワンドゥクの父と叔父は、行商することを始め、二週間ぐらい家を空けることをワンドゥクに告げ、父がいつも世話になっている教師ドンジュに報告して仕事に向かう。ある日、教師ドンジュは、ワンドゥクの戸籍謄本をみて、彼の母が生きておりフィリピン人で韓国に暮らしていることを告げる。存在さえ知らずにいた母に会ってみろという教師ドンジュのおせっかいに、ワンドゥクはこれ以上堪えることができずに家出を計画する。だが、教師ドンジュがワンドゥクを捕まえて阻止されてしまい、二人はワンドゥクの家で焼酎を呑み説得される。不良少年ワンドゥクが担任教師ドンジュのおせっかいによって新たな希望を見出していき、ワンドゥクの個性を十分に発揮させようとしたり、隣人たちとの交流があったり、人々の人間模様を描いたお話。

監督は、『青春漫画』『私の恋』のイ・ハン監督。
出演は、担任教師イ・ドンジュを演じるのは『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』『哀しき獣 (原題:黄海)』のキム・ユンソク、男子高校生ワンドゥクを演じるのは『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』『空と海』のユ・アイン、ワンドゥクの父を演じるのは『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』『義兄弟』のパク・スヨン、ワンドゥクの母を演じるのは『義兄弟』のフィリピン系韓国人イ・ジャスミン、隣人の画家を演じるのは『裏切りの陰謀 (原題:モビーディック)』『チャンプ』のキム・サンホ、ワンドゥクの叔父ミングを演じるのは『海の方へ、もう一歩』『花を宿す女 (原題:菜食主義者)』のキム・ヨンジェ、隣人の画家の妹で小説家ホジョンを演じるのは『シークレット』『危険な相見礼』のキム・ヨンジェ、ワンドゥクの同級生ユナを演じるのは『女高怪談5:心中』のカン・ビョル、ワンドゥクの同級生ヒョクチュを演じるのは『ホームランが聞こえた夏 (原題:グローブ)』『18歳、19歳』のキム・ドンヨン。

夢も希望もない不良高校生と荒くれ教師との不器用な交流が主になっているが、今の学校教育に踏み込んでいたり、ワンドゥクの父や叔父が障害者ということから障害者への社会の視点、母がフィリピン人ということで外国人労働者問題を取り入れていたり、隣人トラブルを引き起こしたり、社会的なテーマが多く盛り込まれたものになっている。

担任教師ドンジュは、教室に様々な生徒がいる中で不良学生ワンドゥクに対して熱を上げ、同級生たちのまえで貧乏が恥ずかしいことではないことや成績が悪いことも堂々と発している。ワンドゥクと仲がいいのは席が近いヒョクチュ(キム・ドンヨン)、そして成績トップの優等生ユナ(カン・ビョル)である。教室でちょっと異質な存在のワンドゥクと優等生ユナは、意外にも似ているところがあり、不思議な組み合わせで話し相手になっていくのだ。

教会でいつも会うインド人のハッサンは、キックボクシングを習っており、喧嘩が強いワンドゥクは興味を持つのである。実際リングで戦うと喧嘩のような戦い方をすることで館長に怒られ、一度は追い出されるが自分のやりたいことをみつけたワンドゥクは、キックボクシングのジムに入門して本格的に指導を受け、基礎トレーニングから練習していくのである。学校の教師たちは、夜間学習(放課後も夜遅くまで教室を開放して勉強する)する生徒を手助けするが、教師ドンジュはワンドゥクがキックボクシングをすることを賛成しており、学校の夜間学習に出なくていいことを認めている。他の教師からワンドゥクのことを云われるが、教師ドンジュは成績の悪いワンドゥクが勉強するよりも、興味があることを習得して未来への選択幅が広がることを感じているのである。教師ドンジュが、ワンドゥクの家庭環境やワンドゥクの将来を思っての行動なのがみえるのだ。

小人症の障害者の父と知的障害者の叔父ミングの存在によって、韓国社会が障害者をみる意識が鮮明にみえる。まず、偏見や差別を未だに持っており、近所で行商をしていた父と叔父がルールを知らなかったことも悪いが、障害者だからといって特別扱いしないと云ってヤクザたちが殴ったり、小人症の父をみて食堂の女将がつぶやいたり、幾つかそのようなシーンをみせている。ワンドゥクは、幼き頃からキャバレーで働く父の姿をみていたり、父親として子供に躾をしていることから、他の家庭と変わらず愛情を感じながら父子の関係をみせているところはしっかり描けている。

外国人に対しての偏見や差別もあからさまにみせている。ワンドゥクは、自分の母親が生きているのを知るが、それがフィリピン人であることにショックを受けるのだ。実際に母と会って接することで、そのような思いは消えていき、母の心情を感じることで母子の想いが生まれてくるのがみえるのだ。インド人のハッサンは、不法滞在者だったことで妻と一緒に強制送還されてしまうのだ。外国人に対して警察も厳しくて、ハッサンの事件で教師ドンジュが絡んでいると睨んで拘留される。お金を稼ぎに発展途上国から韓国に来ている人たちにスポットを当てているが、先進国の外国人の場合はどうなのかが描かれていないのが残念である。

隣人トラブルでみせているのが、ワンドゥクの父の車をパンクさせた隣人の画家(キム・サンホ)との揉め事で、交番で警察官が立会い、そこで画家の妹で小説家ホジョン(パク・ヒョジュ)が間に入ることで、お互いに非があることもあり大事にはならなかった。小説家ホジョンが、画家の妻でなく妹と知ったことで、教師ドンジュがホジョンに好意を持つようになっていくのがあからさまにみえるのが笑えるのだ。終盤あたりに隣人たちが集まって食事会をしているところは、人の温もりを感じる演出にみえてよかった。

多くの素材を扱かっているにもかかわらず、上手に構成されており、バランスの取れた作品になっている。高校生ワンドゥクを中心にして、担任教師、父、母、叔父、キックボクシングの師匠、同級生ユナ、隣人の兄妹、ハッサンといった人たちと繋がっていくことで、かなり深いところまで描いていると感じられる。難しい問題を扱っていても見苦しくなく、心地よくみせるように作られているのがみえる作品だ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2013-02-09 18:16 | 752.ワンドゥギ
韓国映画レビュー その681 「チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)」
b0097051_18482248.jpgチョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)
制作年:2009年
監督:チェ・ドンフン
出演:カン・ドンウォン、キム・ユンソク、イム・スジョン、ユ・ヘジン
ジャンル:アクション、ファンタジー、コメディ
鑑賞:日本版DVD


500年前の朝鮮時代。牢獄に閉じ込めた妖怪が、神秘のパワーを持つ伝説の笛「万波息笛」を奪って、この世に脱走してしまう。三人の仙人(ソン・ヨンチャン、チュ・ジンモ、キム・サンホ)の手違いで起こってしまい、左道坊派の道士ファダム(ペク・ユンシク)に助けを求める。一方、右道坊派の道士チョングァン大師(ペク・ユンシク)の弟子である道士チョン・ウチ(カン・ドンウォン)と犬チョレン(ユ・ヘジン)は、王を愚行したり、人間に化けた妖怪と戦ったり、後家インギョン(イム・スジョン)の護衛をして彼女を気に入ってしまう。三人の仙人の要望どおり、道士ファダムによって妖怪を封印して目的を果たす。伝説の笛を真っ二つに割って、道士チョングァン大師と道士ファダムが持つことになる。だが、笛を我がものにしようと道士ファダムが、道士チョングァン大師を殺害して、その罪を弟子であったチョン・ウチに着せる。素行の悪いチョン・ウチの言葉を訊かず、三人の仙人はチョン・ウチと犬チョレンを掛け軸に封印し、それと同時に片割れの笛も一緒に封印されてしまう。それから500年が過ぎて現代のソウル。不老不死の仙人たちは、僧侶(ソン・ヨンチャン)、占い師(チュ・ジンモ)、神父(キム・サンホ)に扮して現代を生きている。突然、妖怪を封印した瓢箪が壊れて、この世に妖怪が復活する。これを仕掛けたのは、なんと道士ファダムであった。仙人たちは、この事態を収めるため、博物館の展示物になった掛け軸を見つけ、嫌々ながら道士チョン・ウチの封印を解く。だが、道士チョン・ウチは、護符がなければ術を使うことができず、護符を持っている犬チョレンの封印も解く。変化した世の中をみたチョン・ウチと犬チョレンは、イタズラばかりして、仙人たちを困らせる。そんなとき、チョン・ウチが車に轢かれてしまい、その車に乗車していたのが、500年まえの後家インギョンとそっくりなスタイリスト(イム・スジョン)と女優(ヨム・ジョンア)であった。チョン・ウチは、妖怪退治そっちのけで彼女に夢中になってしまう。チョン・ウチが妖怪や野望を持つファダムと戦うお話。

監督は、『ビッグ・スウィンドル! (原題:犯罪の再構成)』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のチェ・ドンフン監督。
出演は、500年前も現代も同じで道士のチョン・ウチを演じるのは『あいつの声』『M』のカン・ドンウォン 、500年前も現代も同じで左道坊派の道士のファダムを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『亀、走る (原題:亀が走る)』のキム・ユンソク、500年前は後家インギョンで現代はスタイリストを演じるのは『サイボーグでも大丈夫』『ハピネス (原題:幸福)』のイム・スジョン、500年前も現代も同じで犬チョレンを演じるのは『大誘拐 ~クォン・スンブン女史拉致事件~』『トラック』のユ・ヘジン、500年前は仙人で現代は僧侶を演じるのは『イテウォン殺人事件』『私の愛、私のそばに』のソン・ヨンチャン、500年前は仙人で現代は占い師を演じるのは『亀、走る (原題:亀が走る)』『グッドモーニング・プレジデント』のチュ・ジンモ、500年前は仙人で現代は神父を演じるのは『10億』『きみに微笑む雨 (原題:好雨時節)』のキム・サンホ、500年前は兎の妖怪で現代は医師を演じるのは『空を歩く少年』『亀、走る (原題:亀が走る)』のソヌ・ソン、500年前は鼠の妖怪で現代は医師助手を演じるのは『コ死:血の中間考査』『映画は映画だ』のコン・ジョンファン、500年前の右道坊派のチョングァン大師を演じるのは『ブラボー・マイ・ライフ』『町内金庫連続襲撃事件』のペク・ユンシク、現代の女優を演じるのは『なつかしい庭 (原題:古い庭園)』『私の生涯で最悪の男』のヨム・ジョンア、現代のバーテンダーを演じるのは『裸足のキボン』『オガムド』のキム・ヒョジン。

全体構成として三分の一が500年前、三分の二が現代となっており、登場人物も一人二役となっているところが多い。主となる道士チョン・ウチ、道士ファダム、犬チョレンは、どの時代でも同じキャラクターになっているが、三人の仙人たちが現代では僧侶、占い師、神父になっていたり、兎の妖怪が医師に化けていたり、鼠の妖怪が医師助手に化けていたり、後家インギョンがスタイリストに生まれ変わっている。ファンタジーの作風なので、冒頭で物語の決め事であったり、世界観が説明されているが、理解し難いところもあり、そこをクリアーすることが必要であろう。500年前と現代を両方同じぐらい重要としているなら、半々の時間配分で描いて昔の部分をもっと分かりやすく説明して欲しい。現代が主になるのであれば、500年前の部分が長すぎる。

多くの有名俳優がキャスティングされていることで、キャラクター重視の内容になっている。イタズラばかりするチョン・ウチと犬チョレン、本当の悪であるファダム、姑に呪われていると云われる後家インギョンと現代に生まれ変わるスタイリスト、マヌケな三人の仙人たち、チョン・ウチの師匠であるチョングァン大師の存在、我がままではじけている女優、クラブで踊りバーテンダーをしている女性(キム・ヒョジン)、医師に化ける兎の妖怪(ソヌ・ソン)、医師助手に化ける鼠の妖怪(コン・ジョンファン)。これらのキャラクターを均等にみせようとして、忙しくなっているのがみられる。

道士対妖怪という図式は、500年前も現代も変わっておらず、仙人たちで退治できないことで道士に頼っている。チョン・ウチが、コンピューターグラフィックで再現された妖怪と戦うところはちょっと残念な感じだが、妖怪が人に化けた形で戦闘するところの方は面白くみせている。攻撃パターンが多くて、コメディ要素を入れながら魅せるような戦いになっているからだ。チョン・ウチとファダムの最終決戦が目玉になっており、そこでチョン・ウチが師匠のダイイング・メッセージで残した血の文字「匣琴玄發」が大きな意味を持つのだ。

青銅剣や鏡の秘密とか、終盤間近でスタイリストが変貌したり(チョン・ウチを誘き寄せる術か憑依)、現代で神父が一人で呪文を唱えて妖怪の封印に成功する矛盾シーンであったり、曖昧なシーンが幾つかみられたので、もう少し詳細な説明を示して欲しい。純粋に映像をみて、自分なりに理解して消化することはできるがそれでよいのか自信がない。

この作品のコメディ要素は、俳優の特徴を活かした形でみせているので面白いところが多い。マヌケな三人の仙人たちが真顔でドジばかりしているところは必見だろう。意外に良かったのが、下手糞なくせに威張っている女優の出来事である。

古典小説をモチーフにしている作品なので、予備知識のない外国人が観るには結構つらい作品に感じた。しかもファンタジーというジャンルのため、この世界に存在する設定を理解しなければいけない。娯楽作品として作っている点もあるので、派手なアクションを楽しみながら、豪華キャストの共演だったり、頭で悩まずに目で楽しむ方法もあるだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2012-02-09 19:06 | 681.チョン・ウチ 時空道士
韓国映画レビュー その644 「哀しき獣 (原題:黄海)」
韓国版の156分ものをみた。日本一般上映(2012年1月)や東京国際映画祭上映(2011年10月)は、140分ものである。

b0097051_2021328.jpg哀しき獣 (原題:黄海)
制作年:2010年
監督:ナ・ホンジン
出演:ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョ・ソンハ
ジャンル:アクション、サスペンス、ヒューマンドラマ
鑑賞:動画


中国の延吉でタクシー運転手をしている朝鮮族のキム・グナム(ハ・ジョンウ)は、娘スンヒと母の三人で暮らしている。グナムの妻ファジャ(タク・ソンウン)は、韓国へ出稼ぎに行っており、現在音信不通になっている。グナムは、妻ファジャの入国手続きをするために六万元が必要だったことで借金をして、毎月給料が出るとその借金を返済する日々が続いていた。グナムは、何とか借金を減らそうと麻雀をするが、逆に負けてしまい借金が膨らんでしまう。そんなとき、表向きは犬商人をしているミョン・ジョンハク(キム・ユンソク)から、借金を全部返済できるおいしい仕事を紹介される。ミョンは、裏ビジネスで闇ブローカーのボスをしており、朝鮮族を韓国に密航させている。ミョンは、グナムに韓国へ行き、ソウルに住んでいるキム・スンヒョン教授(カク・ピョンギュ)を殺害して、殺しの証拠となる彼の親指を切断して持ってくる仕事である。グナムは、妻ファジャの行方も知りたいので、この殺人の仕事を引き受け、指示通りに大連から船に乗り、韓国の蔚山に密入国した。グナムは、蔚山にいるブローカーのシン・ヨンベ(スン・ウィヨル)から、10日後に仁川から船が出ることを知らされ、目的地のソウルに向かう。キム・スンヒョン教授のマンションを見つけたグナムは、数日間近くで張り込みをして、キム教授の行動やマンションのセキュリティシステムを調べて準備をする。クナムは、張り込みの合間に妻ファジャが働いているという店に行くが既に辞めており、その後の妻の行方を関係者に聞き込みしながら調べていき、妻のアパートをみつけたが留守で、隣の住人が一時間まえに男と喧嘩をしていたことを教えてくれた。殺害実行日、キム教授の帰宅まえにキム教授のマンションに怪しい二人の男が入っていった。その後、キム教授が帰宅してマンション前で降ろし教授専用運転手(キム・ギファン)が見送り、数分するとキム教授と二人の男が戦い出し、それに気づいた教授専用運転手が階段で駆けつけ、さらにグナムもマンション内に入った。怪しい二人の男はある人物から頼まれた殺し屋で、キム教授と戦って死んでしまい、教授専用運転手がキム教授の首をナイフで刺して殺した。それを目撃したクナムと戦いになり、教授専用運転手をやっつけて、すばやくキム教授の親指を切断して持ち、警察が駆けつける中、何とか追いかけてくる警察をふりきって逃げた。グナムは、キム教授を殺害していないが、結果的に死んだし親指も手に入れたことでミッションは成功したと思っている。ニュースの報道では、監視カメラの映像から逃げる姿のグナムが映っており、グナムがキム教授殺人犯として指名手配された。グナムは、仁川の指定された場所に行ったが、そこは工事現場であり、ミョンに国際電話しても繋がらない。行き場を失ったグナムは、事件の真相を調べながら、行方不明の妻ファジャを捜すお話。

監督は、『チェイサー (原題:追撃者)』のナ・ホンジン監督。
出演は、タクシー運転手のキム・グナムを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『国家代表』のハ・ジョンウ、闇ブローカーボスのミョン・ジョンハクを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』のキム・ユンソク、バス会社社長のキム・テウォンを演じるのは『執行者』『味噌』のチョ・ソンハ、キム社長の右腕チェ・ソンナムを演じるのは『グッドモーニング・プレジデント』『シークレット』のイ・チョルミン、キム・スンヒョン教授を演じるのは『アジョシ (原題:おじさん)』『深夜のFM』のカク・ピョンギュ、キム教授の妻を演じるのは『自殺同好会 (原題:4曜日)』のイム・イェウォン、クナムの妻ファジャを演じるのは『ありがたい殺人者』『ビー・デビル (原題:キム・ボンナム殺人事件の顛末)』のタク・ソンウン。

多くの要素が含まれている作品で、中国に暮らす朝鮮族を扱ってグナムの家族の問題や生活をみせ、請け負い殺人のために韓国に密入国、冤罪で指名手配される中で多くの人物たちに追われ、ターゲットになったキム教授殺人事件の真相を探りだす。スピードと残虐性を備えたアクション、殺人事件を紐解くサスペンス、グナムの家族や朝鮮族のヒューマンドラマをみせている。

序盤では、朝鮮族が多く住む中国の延吉を舞台にして、借金を返すグナムの生活をみせている。妻ファジャが韓国に出稼ぎに行って連絡も途絶えて帰ってこないから、グナムに周囲の人たちから妻が浮気して韓国で生活しているとたたかれているのだ。タクシー運転手として働いていたグナムが、いきなり会社の経営状態が悪いことで解雇されるといった厳しい環境で生活している姿を淡々とみせているのだ。幼い娘と年老いた母、出稼ぎにいって連絡ひとつもよこさない妻、借金で苦しくなる日々といったグナムの生活をみせることで、同情的にみせながら選択権がなく、犯罪に流されていく姿をみせている。韓国が抱えている犯罪問題のひとつで、中国における朝鮮族を使ったビジネススタイルをみせている。依頼主の朝鮮族のミョンは、中国人の手下を使っており、韓国国内にもミョンの手下のブローカーがいるのだ。ミョンからするとグナムを使い捨ての鉄砲玉として送り込んでいるのがみえるのだ。

キム教授を狙っているのは、グナムだけではないのだ。表向きはバス会社社長で裏では暴力団ボスのキム・テウォン(チョ・ソンハ)が、キム教授と問題を抱えており、キム教授を殺害のために二人の殺し屋を手配していたのだ。しかも、教授専用運転手もその一味となっており、最終的にキム教授を殺しているのだ。そんな事情も知らないグナムは、キム教授を殺害するためにその現場に遭遇してしまい、世間からは殺人者として警察から追われる立場になるのだ。もちろん、警察に行って殺人をしていないことを説明しても、密入国している立場なので、どっちにしろ逮捕される。行き場のないグナムは、警察から逃げながら、消えた妻を捜し、そしてミョンに騙されたと悟って反逆に出るのである。

キム教授の殺害には、キム・テウォンの指示とミョンの指示が重なった形になっており、別々の目的を持って実行されている。キム・テウォンの存在によって、ストーリーが意外な展開をみせており、彼の右腕チェ・ソンナム(イ・チョルミン)が動くことによって事態が変化していくのだ。キム・テウォンは、キム教授殺害現場の目撃者であることからグナムを警察より先に見つけ出して殺す計画をしているのだ。ソンナムが、グナムのような密入国した朝鮮族やブローカーを痛めつけることで、ミョンの実態がみえてくるのだ。キム・テウォン組織とミョン・ジョンハク組織の戦いに発展していき、事態が複雑化していくのだ。そんな中、グナムがミョンの手下のブローカーを追い込めていき、自分を陥れた者たちに辿りついていく。三つ巴の戦いのようになっており、派手なカーアクションがあったり、斧やナイフや包丁での格闘をみせて血泥なアクションをみせている。

終盤には、キム・テウォンとミョン・ジョンハクの末路をみるグナムであったり、キム教授殺害に絡んでいた真実をグナムが悟ったり、グナムの運命、さらにとんでもない事実をラストにみせている。登場人物が多いので、顔と名前を覚えていないと、全体のからくりがみえないようになっている。誰と誰がどのように繋がっているのかを見定めていくとサスペンスとしても楽しめる。アクションが、かなり派手に演出されているので、そっちに視点がいってしまうかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2011-10-12 20:23 | 644.黄海
韓国映画レビュー その441 「亀、走る (原題:亀が走る)」
これで11月下旬に鑑賞した東京フィルメックス映画祭絡みもののレビューが終わった。韓国映画以外にも外国の作品を鑑賞しているが、それらの作品はブログでレビューをアップすることはしない。
この作品について、内容より印象に残ったことは、サービス精神旺盛な監督だったことだ。

b0097051_1813157.jpg亀、走る (原題:亀が走る)
制作年:2009年
監督:イ・ヨヌ
出演:キム・ユンソク、チョン・ギョンホ
ジャンル:コメディ、アクション、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国映画ショーケース2009


韓国の忠清南道にある田舎村。大した事件もなく平穏な村で刑事をしているピルソン(キム・ユンソク)。ピルソン刑事は、年上で本屋をしながら靴下の内職をする妻(キョン・ミリ)に頭が上がらず、小学生の娘と幼児の娘がいる。刑事なのに収入が少ないピルソンに対して妻は、文句を言ってうるさい。村の一大イベントである闘牛大会で、大本命の牛「台風」が体調不良という情報を入手したことで、友人ヨンベ(シン・ジョングン)たちと一緒にお金を集め、ピルソンも妻の通帳を盗み出し全額下ろして、ライバルの牛に賭け、見事に大金を手に入れることができた。ピルソン刑事は、いつも友人たちと遊んでいる建物に行ったとき、ある男とすれ違い、素通りしてそのまま友人のところに行った。なんと、友人たち数人が倒れており、闘牛大会の賭けで勝った大金入りのバックをある男に取られた。先程、ピルソン刑事がすれ違った男が大金を奪った者で、その男はダイヤ強奪事件で逮捕されたが脱獄して指名手配中のソン・ギテ(チョン・ギョンホ)であった。急いでソン・ギテを追い、ピルソン刑事は盗られたバックを取り戻そうと戦うがボコボコに殴られて気を失ってやられてしまう。ピルソン刑事は、同僚たちに脱獄犯ソン・ギテにやられたことを話しても信じてもらえず、自ら奴を捕まえようと友人たちと協力して実行する。ソン・ギテが隠れている場所を発見したピルソン刑事は、応援を呼ぶために上司や同僚に電話をしても無視されて、仕方なく友人たちと一緒に確保しようとした。次もソン・ギテにボコボコにやられたピルソン刑事。しかも、ソン・ギテは、弱っているピルソン刑事の小指を切り落とす大怪我をさせて、TVのニュースや新聞に犯人を取り逃がしたダメ刑事というレッテルを張られて停職三ヶ月の処分をくらう。怒りに満ちたピルソン刑事は、友人たちと協力して脱獄犯ソン・ギテを捕まえようとするお話。

監督は、『キム・レウォンの引越し大作戦 (原題:2424)』のイ・ヨヌ監督。
出演者は、刑事のピルソンを演じるのは『楽しき人生 (原題:楽しい人生)』『チェイサー (原題:追撃者)』のキム・ユンソク、脱獄犯のソン・ギテを演じるのは『永遠の魂 (原題:星の光の中へ)』『あなたは遠いところに』のチョン・ギョンホ、ピルソンの妻を演じるのはTVドラマで活躍するのキョン・ミリ、ソン・ギテの恋人キョンジュを演じるのは『最高のパートナー (原題:マイ・ニュー・パートナー)』『星から来た男 (原題:スーパーマンだった男)』のソン・ウソン、ピルソンの友人ヨンベを演じるのは『ザ・ゲーム』『神機箭』のシン・ジョングン。

貧乏で妻と二人の娘を持つ中年オヤジの田舎刑事が、指名手配中で逃げ回る武道家の脱獄犯と対決するなかで、田舎刑事のオヤジらしさや家族を大切に思う気持ちや仲間たちとの友情を同時に描いている。

ピルソン刑事は、二回も脱獄犯ソン・ギテを逃がしていることで停職処分になり、私的な形で田舎の友人たちと一緒にソン・ギテを捕らえようとする。もちろん、地元警察も捜査しており、ソン・ギテが恋人キョンジュ(ソン・ウソン)を連れ出すところで、地元警察はやられてしまうのだ。ソン・ギテの方が一枚も二枚も上手なのがみえるなかで、ピルソン刑事と友人たちも捕まえることが出来ずにいる。特別捜査官たちがソン・ギテを捕まえようと横入りしながら、地元警察はこの捜査は自分たち主導で行おうとする警察内部の抗争もみせている。

ピルソン刑事の周辺人物に対しては幅広く描かれているのに対して、脱獄犯ソン・ギテの周辺人物に対してはかなり浅く描かれているのが目立つのである。ソン・ギテの協力者としては、恋人キョンジュ、ソン・ギテを崇拝している青年とその恋人だけである。逃亡するときの手助けとして役目を果たすのであるが、かなり素っ気なく描かれているので、もっと捻った形で利用して欲しいところである。

中盤から終盤では、ピルソン刑事と脱獄犯ソン・ギテの追いかけっこと格闘である。ここの表現もあまりにも正攻法すぎる。伏線として、武術家のところでピルソン刑事が指導を受けているシーンがある。武術家が出てくるシーンは、コメディ要素を強くみせているので、戦いの伏線としては弱い気がする。単に刑事が犯人を捕まえる作品ではないから、このような表現をしているのはわかるが、物足りない思いである。

題名の「亀」は、主人公のピルソン刑事を示していることは直ぐにわかる。対立している存在は「兎」であり、それが動きが速く逃げ回る脱獄犯ソン・ギテであることも当たり前のようにわかる。それ以外にも意味があることをティーチ・インで監督が説明しており、舞台となっている地域の人たちは行動が遅いことで一般的に「亀」と言われているから、これも絡めているようだ。

作風としてはアクションコメディと人間ドラマを兼ね備えたもので、ピルソン刑事のコメディ要素がどのぐらい面白いかで評価が変わってくる。小ネタばかりで笑いを取ろうとしており、観客は笑っているが面白いとは思えないところが多々ある。これは個々の感性の問題だからであるが、前作の『キム・レウォンの引越し大作戦 (原題:2424)』と同じような感覚でもある。前作よりはパワーアップしているのはわかるが、全体的に中途半端に描かれている印象を受けた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2009-12-09 18:23 | 441.亀、走る
韓国映画レビュー その426 「楽しき人生 (原題:楽しい人生)」
オヤジバンドを主にしたヒューマンコメディ。さすが、イ・ジュニク監督って感じの作品に仕上がっている。このような作品は韓フェス上映ではなく、一般上映で普通の人たちに鑑賞してもらったほうがいいと思った。スクリーンで観ずにDVDで済ましてしまったのは失敗したかな。でもメイキング映像がよかったから比較できないか。

b0097051_1930280.jpg楽しき人生 (原題:楽しい人生)
制作年:2007年
監督:イ・ジュニク
出演:チョン・ジニョン,キム・ユンソク,キム・サンホ,チャン・グンソク
ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ
鑑賞:日本版DVD


20年前、3年連続で大学歌謡祭に予選落ちして、解散したロックバンド「活火山」のバンドメンバーたち。現在、リストラされて失業中のギヨン(チョン・ジニョン)は、仕事を探しながら、教師をしている妻(キム・ホジョン)と学生の娘チュヒ(コ・アソン)と生活している。昼間は宅配の仕事で夜は運転代行の仕事をしているソンウク(キム・ユンソク)は、子供の英才教育に熱心な妻(チュ・グィジョン)と二人の息子の四人で生活している。中古自動車屋を営むヒョクス(キム・サンホ)は、二人の子供をカナダに留学させており、妻も子供たちと一緒に付き添い、ヒョクスだけ単身で働き熱心に仕送りをしている。ある日、ロックバンド「活火山」のボーカルでリーダーだったサンウが亡くなったことを知り、葬儀でギヨン、ソンウク、ヒョクスが再会した。葬儀では、親族側に息子のヒョンジュン(チャン・グンソク)一人だけで参列しており、父サンウに対してあまり良い思い出がない。いつもの生活に戻ったギヨン、ソンウク、ヒョクスであったが、冴えない人生に疲れており、旧友の死を契機にギヨンはロックバンド「活火山」を再結成させようと強く思い、ソンウクとヒョクスに電話をかけて積極的に誘う。ギター担当のギヨン、ベース担当のソンウク、ドラム担当のヒョクスは、スタジオを借りて音を出し、持ち歌を演奏した。そして亡くなったボーカルに息子のヒョンジュンにやらせて、ロックバンドは動き出した。ロックバンドを始めたことで、各々の家庭に問題を抱えながら、40代のオヤジバンドはどのように人生を謳歌するのかというお話。

監督は、『王の男』『ラジオスター』のイ・ジュニク監督。
出演者は、ロックバンド「活火山」のギター担当のギヨンを演じるのは『王の男』『飛べ、ホ・ドング』のチョン・ジニョン、ロックバンド「活火山」のベース担当のソンウクを演じるのは『ヨコヅナ マドンナ (原題:天下壮士マドンナ)』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のキム・ユンソク、ロックバンド「活火山」のドラム担当のヒョクスを演じるのは『角砂糖』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のキム・サンホ、ロックバンド「活火山」のボーカル&ギター担当のヒョンジュンを演じるのは『着信アリ Final [日本映画]』のチャン・グンソク、ギヨンの妻を演じるのは『ピーターパンの公式』『みんな大丈夫?』のキム・ホジョン、ギヨンの娘チュヒを演じるのは『グエムル -漢江の怪物-』のコ・アソン、ソンウクの妻を演じるのは『オアシス』『ファミリー (原題:家族)』のチュ・グィジョン。

学生時代にロックバンドを組んでいたリーダーが亡くなり、リーダーの死をきっかけにそれぞれが家庭を持つオヤジになった彼らがロックバンドを再結成する。

過去と現在のグループ構成は殆んど同じで、亡くなったボーカルのパートを息子ヒョンジュンが引き継ぐ形になっている。久々にスタジオで音出しをしたギヨン、ソンウク、ヒョクスがブランクを感じさせないような演奏をしていることで、突発的に始めた初心者ではなく能力を持つ者たちが行っている設定に魅力を感じるのだ。

音楽作品でありながら人間ドラマをしっかりと描いているところに良さがある。リストラされて収入がないギヨンと妻や娘チュヒとの関係をみせており、教師をしている妻の収入で生活をしていたり、娘チュヒが友達を家に遊びにくると連絡が来たときは気を遣って外出したりと肩身の狭い思いをして生活している。ロックバンドを再結成したことをギヨンが妻や娘に打ち明けたとき、妻は夫が浮気をしていると勘違いしていたことで怒りがぶっ飛んでしまい、音楽をすることに反対せず、クールな対応をしているのだ。一日中働いているソンウクは、子供の教育に全てをかけているような教育ママの妻がおり、家具などをみると中流家庭のようにみえる。仕事の量を減らして音楽をすることを妻に打ち明けたとき、妻は猛反対して子供を置いて実家に帰ってしまうのだ。ギヨンに家事を助けてもらいながら、ソンウクは仕事も音楽もしている。子供がまだ小さいこともあり、ソンウクの行動の有無に関心がないことが救いだったかもしれない。ソンウクの家庭は崩壊寸前の状態なのだ。ヒョクスは、メンバーの中では裕福であるが、妻と子供がカナダにいることで単身生活をして寂しい日々が続いている。更に悪いことに妻との電話でのやりとりを見ていれば直ぐに気づくと思うが、妻にはカナダに男がいるような感じで、離婚を言われてしまうのである。ヒョクスの家庭は崩壊してしまった状態なのだ。

三つの家庭を詳細にみせて、それぞれ違いがあり、現状維持と家庭崩壊寸前と家庭崩壊という三パターンの見せ方をコメディ要素も踏まえて丁寧に描いている。ソンウクが妻に自分の人生を語るところは、誰もが内心で感じているところで、オヤジ世代には共感できるところであろう。ギヨン、ソンウク、ヒョクスの子供たちがまだ学生や幼児であるから、子育ての点では自分の時間が制限されるのは仕方がないことだろう。オヤジたちに対して妻の視点と子供の視点も入れているところが現実味があって面白い。妻の視点は三人の妻の決断をみればわかり、子供の視点はオヤジのことをどちらかというと応援しているようにもみえるのだ。亡くなったサンウの息子ヒョンジュンは、初めはオヤジを否定していたが三人のバンドメンバーと接し、「活火山」というバンドの大きさを肌で感じることで、父サンウに対する考え方が変わっていくのがみえるのだ。ヒョンジュンが、亡くなったサンウが作曲した譜面をギヨンに渡し、歌詞を書いて欲しいと頼むところがよく、それを彼らが演奏するところはしびれるところだ。

人生の楽しさをポジティブに表現しているところに惹かれるところである。現実を受け入れながらも、前向きに生きて、人生の素晴らしさを表現するオヤジたちの姿に心が打たれるのだ。家庭に縛られた生活や思い描くような生活が出来ず、苦しい時に楽しくいこうという考え方を描いている。メイキング映像をみて、俳優たちがガチで演奏している姿をみたときは感動してしまった。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2009-10-09 19:42 | 426.楽しき人生
韓国映画レビュー その361 「チェイサー (原題:追撃者)」
昨年、韓国国内でかなりの興行成績を上げた作品。今年、日本で一般上映されることも決まっている。あらゆる賞を総なめにした作品なだけに、日本公開のときは過剰な宣伝をすると思う。俳優よりは内容で勝負している作品なだけにどのように宣伝するかが見物である。

b0097051_18443229.jpgチェイサー (原題:追撃者)
制作年:2008年
監督:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ
ジャンル:サスペンス、アクション
鑑賞:韓国版DVD


デリバリーヘルスを営む元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)は、最近雇っていた二人のデリバリーヘルス嬢が消えたことで困窮していた。お客から注文を受けたジュンホは、風邪で欠勤している子持ちのデリバリーヘルス嬢ミジン(ソ・ヨンヒ)に電話で連絡して出勤するように頼み、お客が待っている場所に車で向かった。ジュンホは、消えた二人の女性の共通点を探し、帳簿から同じ電話番号のお客と接触してからいなくなったのがわかり、そして先程ミジンに向かわせたお客であった。ジュンホは、そのお客が消えた二人の女性を他店に売ったと思い込み、三人目の犠牲者になりそうなミジンに電話をしてお客の家に到着したらメールで住所を知らせるように命令した。しかし、一向にミジンから連絡がないことから、ジュンホはミジンを捜すために住宅街を車で走らせていたら、接触事故を起こしてしまった。事故した相手のところに行き話しをするジュンホは、挙動不審で血が飛び散った服を着ている運転手の男ヨンミン(ハ・ジョンウ)を怪しんだ。「もしかして」と思って例の電話番号にその場で電話をかけたところ、ヨンミンのポケットにしまってあった携帯電話が鳴り響いた。逃げるヨンミンを追うジュンホは、捕まえてボコボコに殴った後に、この騒ぎにかけつけた警察官と一緒に警察署に連行された。ジュンホは刑事に女性従業員二人を売られたと主張するが、ヨンミンはジュンホの主張を否定し続けて、失踪している複数の女性を殺したことを自白した。警察署内は突然の出来事に動揺し、女性連続殺人事件を追っていたジュンホの元同僚のイ刑事(チョン・インギ)とオ刑事(パク・ヒョジュ)たちが連絡を受けて駆けつけ、ヨンミンの身柄を拘束して自分たちの署に連れていった。ヨンミンはミジンがまだ生きていることを自白したことで、ジュンホは部下と二人でミジンの居場所を捜す。また、警察は令状なしに容疑者を逮捕したことで、物的証拠を捜さなければ検察の許可がおりず、法律規定により12時間が経過したら容疑者を釈放しなければいけない。ミジンの生存を信じて必死に捜すジュンホ、時間制限に追われながら物的証拠を必死に捜す警察、肝心なことは話さないヨンミン。果たして、ジュンホはミジンを救うことができるのか、そして連続殺人事件の真相はどのような結末になるのかというお話。

監督は、本作デビュー作のナ・ホンジン監督。
出演者は、デリバリーヘルスを営む元刑事ジュンホを演じるのは『ヨコヅナ マドンナ (原題:天下壮士マドンナ)』『楽しい人生』のキム・ユンソク、殺人犯ヨンミンを演じるのは『絶対の愛 (原題:時間)』『ブレス (原題:息)』のハ・ジョンウ、子持ちのデリバリーヘルス嬢ミジンを演じるのは『師の恩』『宮女』のソ・ヨンヒ、ミジンの娘ウンジを演じるのは『角砂糖』『ファン・ジニ 映画版 (原題:黄真伊)』のキム・ユジョン、ジュンホの部下を演じるのは『お姉さんが行く』『撃つ』のク・ボヌン、ジュンホが刑事時代の先輩のイ刑事を演じるのは『黒い家』『M』のチョン・インギ、女性のオ刑事を演じるのは『ソン・イルグクのレッド・アイ~幽霊列車~ (原題:レッド・アイ)』『青い自転車』のパク・ヒョジュ。

たった一日に起こったミジン失踪から連続殺人犯ヨンミン逮捕までの経緯を描き、元刑事ジュンホがミジンを捜索する過程、連続殺人犯ヨンミンの殺害行動や警察とのやりとりをみせている。

ヨンミンが逮捕されるまでの行動を鑑賞者側にみせることで、犯人を暴いた状態でどのようにして次々と人を殺していたのかをみせている。ヨンミンがミジンと接触して住処に閉じこめ、縄で手足を縛った状態で浴室に連れ込み、ノミを頭部に当ててハンマーで叩くのである。この殺害方法は過去の被害者と共通しており、殺害後に遺体を吊るし上げて血を抜いて体重を軽くして遺体を運びやすいようにする。ヨンミンがミジンを暴行中に、この住処の知り合い二人が訪ねてきて不審に思われたので、先にこの二人を殺し、この二人が乗ってきた車を処分するために走らせていたときにジュンホの車と接触事故を起こしているのだ。ヨンミンの表情は非常に冷めており、無表情で淡々と殺人して遺体を処理しているところに不気味さを感じる。そして、警察の取調べでのやりとりでも、何をされても肝心なところは濁しており、どのようにすれば警察から解放できるかを知っており知恵もあるのだ。

ジュンホは、ヨンミンを警察に引き渡した後に、ヨンミンが所持していた多くの鍵束を部下に渡して、ヨンミンと接触した近辺の家々を片っ端から鍵を鍵穴に挿して住処を捜すのだ。ヨンミンが同じような行動をとっていると考えて、同業者でデリバリーヘルス嬢が消えた店を訪ねたり、ヨンミンの姉夫婦に会ったり、ヨンミンと接触したことがあるデリバリーヘルス嬢と会ったりして情報を手に入れていくのである。

ジュンホとヨンミンを同じ時間軸上で行動をみせていることで臨場感があるストーリー展開になっている。ジュンホが行っている捜索状況やヨンミンと警察との攻防といった二人だけでなく、生死の狭間で彷徨うミジン、物的証拠を探すのに奔走する警察、消極的な検事、同時刻に起こったソウル市長糞投げつけ事件といった別の視点も入れながら進行しているのだ。裏社会に生きる元刑事ジュンホが、始めは自分の利益だけを考えて行動していたが、ミジンの娘ウンジ(キム・ユジョン)を発見して一緒に行動することで、正義感によってミジンを捜し出そうとしているのがみえる。さらに元刑事ということで勘の鋭さが大きく作用している。

誰もが感じることであるが、警察の無能ぶりは目に余るであろう。この条件によって、中盤から終盤にかけて大きな展開が生まれているのがみえる。公権力の姿に失望することなく、卑屈にならずに突進していくジュンホの姿は、ある意味ヒーローのようにみせているのかもしれない。ウンジが母ミジンを心配する悲しげな表情やその後に起こる不幸、本来正義の味方であるはずの警察が妨害してくる怒りといった起伏の激しい感情で動くジュンホの魅力に惹きこまれていくのだ。

腕力と勘がある熱血肉体派ジュンホと終始冷徹な連続殺人犯ヨンミンを再度向き合わすことで、終盤の展開を面白くしている。残忍な殺害方法、遺体から感じとれる無残さ、終始切迫したミジンの姿といった恐怖に駆られる演出もよく出来ている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2009-02-18 18:53 | 361.追撃者
韓国映画レビュー その254 「ヨコヅナ マドンナ (原題:天下壮士マドンナ)」
季節感のないこのブログですが、年の初めなんのでご挨拶から。
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

12月中は忙しくてブログの更新が滞りました。レビューも12月の頭に纏めて書き溜めたものをアップした感じです。ブログを見ない日々が続いていました。自宅のパソコンに電源を入れたのが3~4日に一回ぐらいでしたから。そして不運にも大晦日に急性胃腸炎で倒れて救急で病院で診てもらい点滴して帰宅、1月3日のお昼まで寝たきりでした。ずっとお粥しか食べてないから、別の食料が恋しくなっています。今月は時間があるので効率よくレビューをアップしていこうと思っています。取り上げる作品はまだ思考中です。

ところで、今回取り上げた『天下壮士マドンナ』は意外にも個人的に好評。青春ドラマがベースになっているけど、コメディ、学園ドラマ、変わった家族模様をみせるヒューマンドラマ、同性愛という愛の表現、韓国相撲のスポ根と様々な要素が詰まった作品なのにうまく表現されていたからです。

b0097051_1732544.jpgヨコヅナ マドンナ (原題:天下壮士マドンナ)
制作年:2006年
監督:イ・ヘヨン、イ・ヘジュン
出演:リュ・ドックァン、ペク・ユンシク、キム・ユンソク、イ・サンア
ジャンル:コメディ、青春ドラマ
鑑賞:韓国版DVD


高校1年生のドング(リュ・ドックァン)は、ぽっちゃり体型をした普通の男子である。お金を稼ぐために力仕事の船の積荷のアルバイトをしていることもあり、普通の男子よりは力強いのが特徴である。ドングが普通の男子と違うところは、性同一障害のため女性の心を持っており、アメリカ人歌手マドンナに憧れ、学校の日本語教師(草彅剛)に惚れている。ドングの親友ジョンマン(パク・ヨンソ)に誘われて相撲部に入部してみたが、ジョンマンは直ぐに辞めてしまい、ストリートダンスに熱中する。そんなジョンマンから、高校相撲大会の話しを聞いて、優勝すると賞金500万ウォンがでることにドングは食いついた。本当の女性になるために性転換手術を考えているドングは、その賞金を目当てに相撲の練習に打ち込む。ドングは、以前にジョンマンと一緒に相撲部の土俵にいたときに相撲部監督(ペク・ユンシク)から素質があることを言われていた。初めは先輩たちの練習についていけなかったが、徐々に力をつけてきた。果たして、ドングは高校相撲大会で優勝できるのか、そしてドングが抱えている様々な問題にどのように立ち向かうのかというお話。

監督は、本作デビュー作のイ・ヘヨン監督とイ・ヘジュン監督。出演者は、主人公ドングを演じるのは『マイ・リトル・ブライド (原題:幼い新婦)』『トンマッコルへようこそ (原題:ウェルカム・トゥー・トンマッコル)』のリュ・ドックァン、相撲部監督を演じるのは『ケンカの技術』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のペク・ユンシク、ドングの父を演じるのは『私の生涯で最も美しい一週間』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のキム・ユンソク、ドングの母を演じるのは『パパはボディガード』のイ・サンア、ドングの親友ジョンマンを演じるのは『相棒 シティ・オブ・バイオレンス』『お姉さんが行く』のパク・ヨンソ、相撲部キャプテンのパク・チュヌを演じるのは本作スクリンデビューのイ・オン、日本語教師を演じるのは『ホテルビーナス』『日本沈没』の草彅剛。

相撲がひとつのテーマになっているが、日本の相撲ではなくて韓国相撲のことを示している。まず日本の国技でもある相撲は広く知られておりルールも日本人であれば大体は分かるであろうが、本作品で扱っている相撲をみるとルールが大きく違うところに驚きを感じるであろう。土の土俵で行うのは共通であるが、上半身裸で下半身は短パンの上からマワシを着ける。お互いがマワシを掴んでいる状態から開始されて、相手の膝から上を土につけたら勝ちになるルールである。それが、一発勝負でなく何本か先取した方が勝ちになる仕組みである。だから、本作品で韓国相撲のルールの前知識が少しでもあるとすんなり入っていきやすい。日本の相撲と全く別物にみえるし、モンゴル相撲に近いがスタイルやルールも違うので、一応は独立したものであろう。

この作品のおもしろさはドングが性同一障害ということである。このような状態で相撲を行うところで、上半身裸になるのに初めは抵抗しており、シャツを脱ぐと乳首に絆創膏をつけているのは爆笑である。話し方に女性らしいところはみえないが、時々仕草が女性っぽいところをみせたり、日本語教師に一途な恋心を抱いているのはうまく表現されている。

この性同一障害だけでなくドングの家庭環境に大きな問題があるのだ。ドングの父(キム・ユンソク)は元ボクサーであったが怪我をして引退してしまい、それから建築現場で働いていたが社長に不当解雇されたことにキレて病院送りにしてしまう暴れん坊なのだ。父の尻拭いをするのが長男ドングの役割になっており、アル中の父は家でも暴れるし手がつけられない状態なのだ。そして弟も最近父に似てきたことでドングは悩み、父の暴力で離婚してしまった母。だが、母とドングは連絡を取り合っており家族の中では唯一の良き理解者でもある。その母もかなりぶっ飛んでおり、ロッテワールドでコスプレをして働いているかなり濃いキャラになっている。ドングの家族間の起こるドラマも見せ所になっている。父がドングの生き方をどのようにすればいいのか苦悩したり、ドングがスポーツに熱中することで父が過去に経験してきた思いが爆発したり、母も悩んでいるドングの気持ちに力になったりと親の心情もみせている。複雑な家庭環境に置かれているドングが、普段の学校生活ではみせない面をこのように家庭内の問題が裏で起こっているところにこの作品の深さがある。

個性的なキャラが揃っている相撲部では、コメディ色をみせている。指導をするところは一切ない監督(ペク・ユンシク)、実力はあるのに成績が残せないキャプテンのチュヌ、3人の個性的な先輩たちといったところだ。ウソン高との練習試合でドングに試練を与えたりとスポ根系の面でもおもしろさをみせている。そして、何気に親友ジョンマンの存在がキーマンになっているようにみえる。ドングが性同一障害であることを知っているジョンマンがある一定の距離を置いているところだ。時々登場してはドングの気分を和らげていたりする存在で、相撲部に属さずに近すぎず遠からずという位置がよい。

何よりもドングが乙女をみせるのが、日本人教師(草彅剛)といるときである。授業中に舞い上がっていたり、二人っきりで話しているときもソワソワしているのは男の子とは違う感情のみせ方をしている。中盤ぐらいで二人の関係がはっきりするのでそのシーンは笑えるであろう。興奮して日本語と韓国語をミックスして話している草彅剛は、SMAPの草彅剛でなく、チョナンカンの草彅剛のキャラが強く出ているのに気づくであろう。

高校生のスポーツを土台にしているが、様々な要素を含んでいる作品である。韓国相撲、性同一障害、複雑な家庭環境、同性の先生への恋心、友情、先輩後輩の関係などである。そして社会的な観点からは、まだまだ韓国社会でのゲイの偏見が強いのがみられる。軽く鑑賞できるコメディと思いきやかなり根が深く、現代社会に問題を切り込むものにみえる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2008-01-03 17:11 | 254.天下壮士マドンナ
キム・ユンソク
b0097051_1340599.jpgキム・ユンソク
김 윤석
1967年1月21日生

<映画出演作品>
b0097051_13414860.jpg幼い恋人
制作: 1994年韓国  監督: イ・ソンス
出演: イ・ギョンヨン、ウ・ヒジン 他
b0097051_1342423.jpgベサメムーチョ
制作: 2001年韓国  監督: チョン・ユンス
出演: チョン・グァンニョル、イ・ミスク 他
b0097051_13421834.jpgウララ・シスターズ
制作: 2002年韓国  監督: パク・チェヒョン
出演: イ・ミスク、キム・ウォニ、キム・ミン、キム・ヒョンス 他
b0097051_13423167.jpgビッグ・スウィンドル!(原題:犯罪の再構成)
制作: 2004年韓国  監督: チェ・ドンフン
出演: パク・シニャン、ヨム・ジョンア、ペク・ユンシク 他
b0097051_13424520.jpgシシルリ 2km
制作: 2004年韓国  監督: シン・ジョンウォン
出演: イム・チャンジョン、クォン・オジュン、イム・ウンギョン 他
b0097051_1343076.jpg私の生涯で最も美しい一週間
制作: 2005年韓国  監督: ミン・ギュドン
出演: オム・ジョンファ、ファン・ジョンミン、イム・チャンジョン、ソ・ヨンヒ、キム・スロ、チョン・イダ、チョン・ホジン、キム・テヒョン、チュ・ヒョン、オ・ミヒ、ユン・ジンソ、
       チョン・ギョンホ 他
b0097051_13432081.jpg美しき野獣
制作: 2005年韓国  監督: キム・ソンス
出演: クォン・サンウ、ユ・ジテ 他
b0097051_13433574.jpg僕の、世界の中心は、君だ。 (原題:波浪注意報)
制作: 2005年韓国  監督: チョン・ユンス
出演: チャ・テヒョン、ソン・へギョ 他
b0097051_134758.jpgヨコヅナ マドンナ (原題:天下壮士マドンナ)
制作: 2006年韓国  監督: イ・ヘヨン、イ・ヘジュン
出演: リュ・ドックァン、ペク・ユンシク 他
b0097051_13471836.jpgタチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)
制作: 2006年韓国  監督: チェ・ドンフン
出演: チョ・スンウ、キム・ヘス、ペク・ユンシク 他
b0097051_1991981.jpg楽しき人生 (原題:楽しい人生)
制作: 2007年韓国  監督: イ・ジュンイク
出演: チョン・ジニョン、キム・ユンソク、キム・サンホ、チャン・グンソク 他
b0097051_21574614.jpgチェイサー (原題:追撃者)
制作: 2008年韓国  監督: ナ・ホンジン
出演: キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ 他
b0097051_2327116.jpg亀、走る (原題:亀が走る)
制作: 2009年韓国  監督: イ・ヨヌ
出演: キム・ユンソク、チョン・ギョンホ 他
b0097051_17201092.jpgチョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)
制作: 2009年韓国  監督: チェ・ドンフン
出演: カン・ドンウォン、キム・ユンソク、イム・スジョン、ユ・ヘジン 他
b0097051_11373336.jpg哀しき獣 (原題:黄海)
制作: 2010年韓国  監督: ナ・ホンジン
出演: ハ・ジョンウ、キム・ユンソク 他
b0097051_11354130.jpgワンドゥギ
制作: 2011年韓国  監督: イ・ハン
出演: キム・ユンソク、ユ・アイン 他
b0097051_2142795.jpg10人の泥棒たち (原題:泥棒たち)
制作: 2012年韓国  監督: チェ・ドンフン
出演: キム・ユンソク、イ・ジョンジェ、キム・ヘス、チョン・ジヒョン 他
b0097051_15244985.jpg南に飛んで
制作: 2012年韓国  監督: イム・スンレ
出演: キム・ユンソク、オ・ヨンス 他
b0097051_1144620.jpgファイ
制作: 2013年韓国  監督: チャン・ジュンファン
出演: キム・ユンソク、チョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン 他
b0097051_2138384.jpg海霧
制作: 2013年韓国  監督: シム・ソンボ
出演: キム・ユンソク、パク・ユチョン 他

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by nameinuuuu | 2007-09-07 00:24 | 俳優_FILE