韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
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韓国映画レビュー その767 「ヨンガシ」
b0097051_18241168.jpgヨンガシ
制作年:2012年
監督:パク・チョンウ
出演:キム・ミョンミン、ムン・ジョンヒ、キム・ドンワン、イ・ハニ
ジャンル:パニック、ヒューマンドラマ


チョア製薬会社の営業社員をしているチェヒョク(キム・ミョンミン)は、家族との時間すら取れないほど多忙な毎日を過ごしており、妻キョンスン(ムン・ジョンヒ)や息子チュヌ(オム・ジソン)や娘イェジ(ヨム・ヒョンソ)に迷惑をかけている。チェヒョクは、刑事をしている弟チェピル(キム・ドンワン)に誘われて手を出した株で失敗し、財産と仕事を失い、現在のチョア製薬会社で平社員として働いている。以前兄チェヒョクは、大学の後輩ヨンジュ(イ・ハニ)を弟チェピルに紹介し、二人は付き合うようになり、チェピルが恋人ヨンジュにも株の件で損させてしまった。ある日、ソウルを流れる川で男性の変死体が発見され、チェピル刑事は現場検証に立会い、鑑識から奇妙な遺体であることを知る。死亡した男性のブログをみつけた警察は、家族で江原道の川辺へ遊びに行っている記事があり、上司からチェピル刑事に江原道で捜査するように命令される。江原道の渓谷に行ったチェピル刑事は、そこの里長や所轄警官に情報を訊いてから、車の中で一夜を過ごす。翌日、チェピル刑事が車からおりると、川に複数の溺死体が浮いているのを発見する。一方、接待ゴルフをしていたチェヒョクは、突然喉が渇いて水ばかり飲む医師が池に飛び込んで溺死した。国内で同じように死亡する事件が起こっており、テレビで大きく報道され、人々はパニック状態に陥る。通報を受けて、風呂で死亡した被害者から線形の生物が飛び出しているのを警察がみつけて持ち帰る。原因を調査するファン博士(カン・シニル)や研究員ヨンジュら研究者たちは、突然変異したヨンガシ(ハリガネムシ)が人間に寄生し、人々を死に至らしめていることをみつける。政府は緊急対策本部を設置し、国家規模での対応をすることを決め、感染者を治す方法が現在見つからないことで研究者たちは感染者を使って実験を試みていく。その頃、チェヒョクの妻や子供たちは水ばかりを飲み、テレビの情報と同じ症状が起こっているのをみて、三人が感染しているのを確信する。避難所に移ったチェヒョクの家族たちは、感染している人たちと一緒に集まり、症状が悪化しないよう回復を待っている。大量感染を引き起こした真相とは何か、そしてチェヒョクの家族たちは助かるのかというお話。

監督は、『風の伝説』『BIG BANG!~撃ちまくれ~ (原題:撃つ)』のパク・チョンウ監督。
出演は、製薬会社の営業社員チェヒョクを演じるのは『朝鮮名探偵:ヒメトリカブトの花の秘密』『ペースメーカー』のキム・ミョンミン、チェヒョクの妻キョンスンを演じるのは『解決士』『カフェ・ノワール』のムン・ジョンヒ、刑事でチェヒョクの弟チェピルを演じるのは『緊急措置19号』『まわし蹴り』のキム・ドンワン、チェヒョクの後輩ヨンジュを演じるのは『ヒット』のイ・ハニ、チェヒョクの息子チュヌを演じるのは『トガニ』『敵との初恋 (原題:敵との同床)』の子役オム・ジソン、チェヒョクの娘イェジを演じるのは『不気味な恋愛』『ラブフィクション』の子役ヨム・ヒョンソ、ファン博士を演じるのは『ホームランが聞こえた夏 (原題:グローブ)』『ただ君だけ』のカン・シニル、対策本部長テウォンを演じるのは『クイズ王』『私は父親だ』のチョ・ドッキョン、国務総理を演じるのは『クイック』『トガニ』のチョン・ググァン。

変種ヨンガシという寄生虫が人間の体内に入りこみ、短い潜伏期間で人間の脳を操縦して、水の中に飛び込むように誘導して溺死させる。感染経路としては、川の水の中に含まれて流れ、行楽シーズンで遊びにきていた人たちが川に入ったとき、口や肛門から体内に入り込んで感染したと推測されている。多くの死者が出たことで国内を揺るがし、人々が恐怖に陥るパニックものである。チェヒョクの家族を中心にスポットを当てて、人間ドラマの要素を取り入れ、さらにこの出来事がどのようにして起こったのかを追うサスペンス要素も取り入れている。

症状の段階をチェヒョクの家族の様子で表現されているのだ。まず食欲が旺盛になり、次に摂取量に比べて体重が全く増えない、最後に深刻な口渇になり水を大量に飲みだす。それを超えると水を求めて、川や池に飛び込んだり、浴槽に潜る行為をして溺死するのだ。

パニックものとして、何が原因で感染症を引き起こっているのか、感染したときの対策、特効薬などがあるのか、これらをタイミングよくオープンにしていくことで出来が決まると思われる。本作品の場合は、序盤から原因が変種ヨンガシという寄生虫、解決策となる特効薬がわかって、唐突に物事が進んでいくので、あまりにも単純な形にみえてしまっている。

人々の行動や死に方がかなり興味深く映しているのがみえる。感染者の死に方は、水を求めて川に飛び込み、うつ伏せの状態で死亡しているのだ。水を欲しがる感染者の動きは、水を強く求める姿をみせて、自制心を持って耐える人もいたり、欲に負けて死んでしまう人をみせている。また、チョア製薬会社の正門で、感染者やその家族たちが特効薬を求める姿をみせており、我先に走る人たちの姿をみせている。人がうじゃうじゃ出てきてゾンビ作品のようにみえてしまい、ちょっと違う意味で面白みがある。

感染した妻と子供たちのために薬を求めて奔走するチェヒョク、この感染症に効く唯一の薬が製造終了になっており製造元であるチョア製薬会社の陰謀を探るチェピル刑事、変異したヨンガシの解明や対策をする研究者の一員のヨンジュ、感染者が隔離された避難所で症状に耐えて夫を待つ妻キョンスンと子供たち、といった人間ドラマを絡まして盛り上げている。原因が変種ヨンガシという地味な生物なため、映像として迫力不足で、結局は大勢の人たちが登場することで補っている。原因と解決策を序盤にみせているから、何故このようなことが起こったのかを追うチェピル刑事のサスペンス要素で中盤以降みせるようにしている。チェヒョク家族の部分に心を打たれた人なら多少プラスにみえるが、ご都合主義な作りが多かったり、不自然なシーンが幾つかあることで、全体構成として変に感じられた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2013-04-16 18:36 | 767.ヨンガシ
韓国映画レビュー その766 「間諜」
b0097051_10575717.jpg間諜
制作年:2012年
監督:ウ・ミノ
出演:キム・ミョンミン、ユ・ヘジン、ヨム・ジョンア、ピョン・ヒボン
ジャンル:アクション、コメディ、ヒューマンドラマ


北朝鮮のリ・ヨンサン長官(イ・スンホ)は、北京の韓国大使館に亡命し、飛行機で韓国のソウルに到着し、記者会見を行う。リ長官は、現状の北朝鮮の情勢を説明し、その後は韓国政府が亡命を認めて保護する。一方で、韓国国内に潜伏している北朝鮮のスパイがいる。従業員二人を雇って密輸バイアグラを販売して生活費を稼ぎ、妻と息子チソンと娘チスを養う、スパイ歴22年のコード名キム課長(キム・ミョンミン)。一人で忙しく不動産屋を経営して、幼い息子チュンサンがいるシングルマザー、スパイ歴15年のコード名カン代理(ヨム・ジョンア)。公務員を退職して平穏な生活をする、スパイ歴40年のコード名ユン顧問(ピョン・ヒボン)。牛を育て農業をしてFTA反対デモに参加する、スパイ歴13年のコード名ウ代理(チョン・ギョウン)。北朝鮮から10年ぶりの指令を携えて、韓国にチェ部長(ユ・ヘジン)と手下三人がやってきた。韓国に潜伏している四人のスパイに緊急招集の連絡が入って集合した。チェ部長は、手下三人と潜伏組の四人のスパイに、リ・ヨンサン長官を殺害する指令がでたことを告げ、アジトで暗殺計画を練る。潜伏組の四人スパイは、この任務を遂行しつつ、もうひとつのミッションを企み、二重作戦を実行するお話。

監督は、『破壊された男』のウ・ミノ監督。
出演は、北朝鮮スパイのキム課長を演じるのは『ペースメーカー』『ヨンガシ』のキム・ミョンミン、北朝鮮からやってきた暗殺者のチェ部長を演じるのは『ママ』『ミスGO』のユ・ヘジン、北朝鮮スパイのカン代理を演じるのは『なつかしの庭 (原題:古い庭園)』『私の生涯で最悪の男』のヨム・ジョンア、北朝鮮スパイのユン顧問を演じるのは『敵との初恋 (原題:敵との同床)』『私は王である』のピョン・ヒボン、北朝鮮スパイのウ代理を演じるのは『絶対の愛 (原題:時間)』のチョン・ギョウン、国家情報院のハンを演じるのは『死体が帰ってきた』『ウンギョ』のチョン・マンシク、韓国に亡命した北朝鮮のリ・ヨンサン長官を演じるのは『ごめんね、ありがとう』『建築学概論』のイ・スンホ。

韓国に潜伏して南の生活に溶け込んでいる四人のスパイが、本国からチェ部長がやってきて、リ長官を殺害する指令を共に実行していく。それと同時に、リ長官が潜伏している隠れ家にある金庫から1000万ドルの大金を四人で奪って山分けしようと計画する。

韓国の一般市民と同じような生活をして、生活に密着したスパイをしているキム課長、カン代理、ユン顧問、ウ代理の四人である。キム課長、カン代理、ユン顧問には、家族がいることでヒューマンドラマ要素を強く出している。妻子がいるキム課長は、家族との出来事を中心にみせ、息子チソンが少年野球の補欠で何とか試合に出してもらおうと野球部監督にワイロ(お金ではなく多くのバイアグラ)を渡す親バカだったり、息子に野球を教えたり、妻や母からの電話が頻繁にあったりと普通のパパのようにみえるのだ。息子がいるカン代理は、離婚しており、子供を施設に預けながら仕事をし、息子と二人で一緒に暮らせる日が来るのを待っている。ユン顧問は、北に家族を残して南に潜伏していることで、この任務が終えたら北に戻って家族に会えることを楽しみにしている。このような今の生活があったり、希望があるなかで、祖国のためにこれらを捨てることができるのかという選択も終盤に絡んでくるのである。

現在の国内の社会問題と北朝鮮の脅威を盛り込んでいることで、現実感をみせている。冒頭で北朝鮮が韓国に対して行ってきたテロ行為を説明している。ビルマで全斗煥大統領を暗殺しようとした事件、武装した20人のスパイが上陸した事件など。そして国内では、米韓FTAが結ばれたことで、FTA反対デモをするシーンがあったり、牛肉のBSE問題も話題にしていたり、北朝鮮の幹部クラスが亡命したり、六者協議の話題、共産主義を否定して金正日を罵倒する集会などをみせている。金正日は2011年末に死亡して、金正恩に体制が変わっていることで、現在とずれが生じてしまっている。韓国公開が2012年9月だったから、金正日を罵倒する集会シーンを編集でカットできなかったのかと感じる。FTA反対デモは、ウ代理がデモの先頭に立って反対している姿をみせているから、そこはコメディ要素として絡めているのだろう。

常にキム課長を中心になっており、従業員のク代理(チョ・ムニ)はキム課長の隠していたお金を持ち逃げしたり、従業員のコさん(キム・ジニ)は家族の事情を説明してクビにならないように粘っている。国家情報院のハン(チョン・マンシク)とコさんが食事をしながら情報交換をしていることで、韓国側が潜入捜査をしているのをみせながら進めているのだ。キム課長の息子とハンの息子は、同じ少年野球チームの親同士だから仲良くなっていることから、国家情報院がキム課長をマークしているのが序盤からみえる形になっているのだ。

チェ部長と合流してから緊張感が出てくる流れは、波があって全体がしまる。十年前にチェ部長とキム課長が一緒に任務を行ったことがあり、冷酷なチェ部長の姿を回想シーンでみせている。リ長官暗殺計画をチェ部長、手下三人、潜伏組四人で計画を立てていき、リ長官が潜伏している隠れ家を細かく調べていき役割分担を決めて実行していくのである。時間を計り綿密な計画をして実行したが、リ長官のボディーガードとの銃撃戦での暗殺実行、大金強奪といった二重作戦は失敗に終わってしまう。そこでひとつの悲劇が起こることで、潜伏組スパイの苦悩をみせていくのである。

チェ部長を中心とした手下三人と潜伏組スパイが、リ長官を守る国家情報院と再び衝突していき、更なる展開をみせていき、潜伏組スパイの決断をみせている。表情を変えず人を撃ち殺すチェ部長の怖さをみせていることで、ぬるくなった潜伏組スパイとの差が大きくみえるのだ。終盤のカーアクションやガンアクションは、追撃や銃撃や爆発と派手にみせており、かなりここのシーンに力を入れているのがみえる。

中盤から終盤にかけてのアクションは派手にみせているから、気軽にみることができる作品だろう。南北関連、家族を主としたヒューマンドラマ要素、南色に染まって緩くなった潜伏組スパイのコメディ要素、少年野球が絡むコントのようなクライマックス、これらのパーツがアクションと混じったとき、アンバランスな関係になっているようにみえてしまった。愛国心や忠誠心と仲間意識や家族愛を天秤にかけており、南が有利になるような作風にしているのは、現在の流れなのかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2013-04-12 11:08 | 766.間諜
韓国映画レビュー その709 「ペースメーカー」
今年の福岡アジア映画祭で上映する作品。ロンドンオリンピックが近いから、時期的にこの作品がいいかと。

b0097051_2172219.jpgペースメーカー
制作年:2012年
監督:キム・ダルジュン
出演:キム・ミョンミン、アン・ソンギ、コ・アラ
ジャンル:ヒューマンドラマ


元陸上長距離選手のチュ・マノ(キム・ミョンミン)は、右足を負傷していることで、フルマラソン(42.195km)を完走することができず、苦しい選手生活を過ごした。現在、マノは陸上選手を引退して、友人チョンス(チョ・ヒボン)が夫婦で経営するチキン屋で働いている。2012年ロンドンオリンピックでメダルを狙う韓国陸上界は、マラソンの監督をパク・ソンイル(アン・ソンギ)に交代して託す。パク監督は、マラソン選手のエースであるミン・ユンギ(チェ・テジュン)に期待しているが、前半のペース配分に弱点を持っていることを気にしている。パク監督は、チョンスの店にやってきて、マノに久しぶりに会い、ロンドンオリンピックでペースメーカーとして走らないかと誘う。パク監督は、ミン・ユンギのペースメーカーとして、現役を引退した優秀だったマノをもう一度復帰させることを考える。マノは、悩んだ末に走ることを決意し、代表候補選手の一員として召集される。選手村では、他の陸上競技選手たちも集まっており、マノは国民的人気の女子棒高跳び選手ユ・ジウォン(コ・アラ)のことを知らず、彼女に話しかけられパシリとして最初出会う。指導者にパク監督とイ・コーチ(ケ・ソンヨン)、代表候補選手にはエースのミン・ユンギ、中堅のキョンスン(イ・ユル)、ケニア人とのハーフのポンチョ(アブダドゥ)、若手ウジン(ユンミン)、最年長マノが一緒に練習をする。マノに冷たい態度をとるマラソン選手たちだが、同室のポンチョだけは気安く声をかけてくる。ペースメーカーとして召集されたマノに対して、年下のマラソン選手たちから煙たがられており、それでもマノは自分のペースを崩さずに練習をする。食堂では、マノと一緒の席に座らないマラソン選手たちをみて、女子棒高跳び選手ジウォンがマノのテーブルの席に座り、いろいろ話しをして仲良くなる。マラソンの代表選手は三人と決められており、いくらペースメーカーだからといってマノの席は確約されておらず、狭き枠を狙うために競う。マノは再び現役選手として復帰できるのかというお話。

監督は、本作デビュー作のキム・ダルジュン監督。
出演は、マラソン選手チュ・マノを演じるのは『破壊された男』『朝鮮名探偵:ヒメトリカブトの花の秘密』のキム・ミョンミン、監督のパク・ソンイルを演じるのは『第7鉱区』『折れた矢』のアン・ソンギ、棒高跳び選手ユ・ジウォンを演じるのは『蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~』『パパ』のコ・アラ、マラソン選手のミン・ユンギを演じるのは本作スクリンデビューのチェ・テジュン、マノの友人チョンスを演じるのは『ベストセラー』『ブラインド』のチョ・ヒボン、マノの弟チュ・ソンホを演じるのは『炎のように蝶のように』のチェ・ジェウン、マラソン選手のキョンスンを演じるのは『ありがたい殺人者』のイ・ユル、マラソン選手のポンチョを演じるのは『超能力者』のアブダドゥ。

マラソン競技では、光と影の存在があり、高記録を期待する選手を光とするなら、その選手を手助けするためにペース配分を考えたり、相手選手間での駆け引きをやらせなかったり、主の選手に走るコースを作ったり、先頭を走り風除けになったり、主の選手の影として走る。そんなペースメーカーとして、現役を引退したマノに依頼が舞い込み、再び選手として復帰する。

幼い頃から両親のいないマノは、弟ソンホ(チェ・ジェウン)と祖母と暮らしていた。弟ソンホは、猛勉強をして大学を出て社会で成功し、結婚もして安定した生活を手に入れた。借金が返せず困窮しており、友人チョンスの店で寝泊りして働くマノは、社会的に脱落者とみられている。弟ソンホは、兄マノを軽蔑しており、兄弟が会うのはお墓参りのときぐらいになっているのだ。兄マノは、弟ソンホを誇りに思っており、メールを送ったり電話をするがなかなか連絡がつかずにいる。兄弟の溝を序盤からみせており、何故弟ソンホが兄マノに対してこのような態度をとるのか、徐々にみせていくのだ。兄の人生の選択に大きく関わっているのが、中盤あたりからみえてくるのだ。埋められないと思っていた兄弟の溝が、どのように解けていくのかも見せ所になっている。

パク監督とマノとの関係は、古くからであり、チョンスやソンホはパク監督のことを良く思っていないのだ。そのあたりは、マノの人生を大きく変えた人だからであり、中盤あたりから理由がみえてくる。パク監督は、勝つために冷徹であり、批判を受けてもオリンピックの代表選手の一人にペースメーカーを使ってエースのミン・ユンギが勝つように戦略を練る。30キロ地点までのタイムを重視しており、その条件だとマノのタイムが代表候補選手の中で一番良いのである。マラソンは単独競技のようにみえるが、チームプレイを重視しており、ペースメーカーの役割が重要な存在なのかをみせている。

ペースメーカーとして選手に復帰したマノは、棒高跳び選手ユ・ジウォンと出会い、お互いがアスリートとして成長する存在になっている。恋愛関係にはならず何でも話せる年齢の離れた友人となり、お互い選手として壁にぶつかり、その悩みを克服するためのきっかけを与える存在になっている。国民から期待されているジウォンは、記録が伸びずにいるなか、マノから助言をもらうことで救われていくのだ。サイドストーリー的に棒高跳びをみせているが、競技よりもジウォンという人気アスリートが抱える感情をみせることが大きなところになっているのであろう。

マノは、途中で右足の持病が発生して、チームから離れて自主トレすることになる。何度も折れそうな心をみせながら、周囲の人たちがマノを支えているのがみえてくるのだ。そして、30キロ地点までのタイムでマノの成績を越えられない代表候補選手たちをみて、パク監督はマノを再び召集してオリンピックの代表選手の一人に指名し、ペースメーカーとして走らせる決断をするのだ。ペースメーカーとして走ってきたマノが、大きな葛藤を抱えており、マノの心境に変化が生まれてくるのである。マノがやむなく選んだその役割、それによって壊れた人間関係、子供の頃の夢、このままでよいのかと多くを自分に問いかけているのだ。

終盤の演出は、如何にもスポーツ映画っぽいものになっている。単に完走しただけでは、しらけてしまうから、盛り上げようとしている。中国選手が反則して韓国選手が被害にあったり、日本選手をライバルとして設定しているところは、いかにもと云ったところである。オリンピックでのマラソンシーンは長い尺になっており、走っているマノの心情をいれながら、退屈させないように構成されているのがみられる。ロンドンオリンピックが舞台になっているから、現実のロンドンオリンピックが開催される前に鑑賞した方がよいだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2012-07-07 21:08 | 709.ペースメーカー
韓国映画レビュー その607 「朝鮮名探偵:ヒメトリカブトの花の秘密」
b0097051_18204942.jpg朝鮮名探偵:ヒメトリカブトの花の秘密
制作年:2011年
監督:キム・ソギュン
出演:キム・ミョンミン、オ・ダルス、ハン・ジミン
ジャンル:サスペンス、コメディ、アクション
鑑賞:動画


正祖16年、公納不正を隠そうとする官僚たちの陰謀を察した国王の正祖(ナム・ソンジン)は、事件の背後を知るために朝鮮一の名探偵(キム・ミョンミン)に事件を調査するように命じる。捜査開始早々、名探偵は首吊り自殺をしたパク・ポンダルを調べ、遺体状況や室内状況などをみて、これは殺人であると見抜き捜査している途中に、犬商人のソピル(オ・ダルス)が容疑者とされて逃げていた。ソピルが拘束されている草原に名探偵が現れ、真犯人はその場にいる官僚だと言い放つ。パクに不正をばらされそうになったことで、色盲の官僚が犯人であることを見抜き逮捕される。その夜、牢屋を歩き回っていた名探偵は、男が殺害されているのを発見した。名探偵は、男の首の後ろの発疹をみて、毒が塗られた針が刺されており、殺し屋に暗殺されたことを見抜く。だが、後からきた官僚は、名探偵が男を殺したと決めつけて牢屋に投獄する。牢屋で眠っていた名探偵の前に、牢屋内に犬商人ソピルが侵入した。ソピルは、牢屋内の地面を調べ、脱出経路の地面を掘って二人は脱獄した。名探偵が事件を捜査するのをソピルが手伝い、二人で事件を解決するために捜査する。まず、牢屋内で殺された男から検出された針に、ヒメトリカブト(植物トリカブト)の花粉が付着していたのを見抜き、ヒメトリカブトの花を生成しているチャクソンへ向かう。そこで彼らは、朝鮮の貿易商を纏めているセクシーなハン客主(ハン・ジミン)に会う。ハン客主は事件の鍵を握っており、名探偵とソピルは事件の真相を明らかにしていくお話。

監督は、『オールド・ミス・ダイアリー 劇場版』のキム・ソギュン監督。
出演は、名探偵を演じるのは『私の愛、私のそばに』『破壊された男』のキム・ミョンミン、犬商人ソピルを演じるのは『解決士』『フェスティバル』のオ・ダルス、ハン客主を演じるのは『青燕』『解剖学教室』のハン・ジミン、イム・パンソを演じるのは『フライ・ダディ』『自殺同好会 (原題:4曜日)』のイ・ジェヨン、バン氏を演じるのは『キングコングを持ち上げる』『グランプリ』のウ・ヒョン、イム座主夫人を演じるのは『白夜行 -白い闇の中を歩く』『シークレット』のイェ・スジョン、義禁府導師を演じるのは『ベストセラー』『悪魔を見た』のチェ・ムソン、サトを演じるのは『秘密愛』『私のヤクザのような恋人』のチョン・インギ、正祖を演じるのは『恋愛、その耐えられない軽さ』のナム・ソンジン、イム・ゴソンを演じるのは『ミスター主婦クイズ王』『おじさん』のキム・テフン。

普段はとぼけているが優れた洞察力で事件の真相を的確に推理する名探偵、機転が利き犬を愛する犬商人ソピル、この二人が官僚たちの不正やそれによる殺人事件を解決していく。魅惑的な貿易商のハン客主が、名探偵たちの味方なのか敵なのかというところも絡んでくる。

中心人物の名探偵、犬商人ソピル、ハン客主の個性を生かしたものになっている。名探偵のちょっとぬけている部分であったり、名探偵とソピルのやり取りをみせることでコメディ要素をみせ、事件が起こると即時にその謎を解いていくサスペンス要素、脱獄して逃げたり首謀者の手下から狙われるアクション要素がある。

暗殺者によって殺された男の死因を調べ、ヒメトリカブトの花粉であることを直ぐにつきとめたことで、名探偵とソピルはチャクソンへ行き、そこで農作業をしている奴婢たちをみたり、奴婢たちが働く農園の持ち主であるハン客主と会ったり、イム家の悲しい出来事を知っていくのである。

首謀者が誰であるのかは、序盤の段階で誰なのか直ぐに見抜けてしまうので、犯人探しだけを主にしていないのがみえる。名探偵とソピルを襲う仮面をした暗殺者が誰なのかといった謎を残しながら、いつも捜査妨害され攻撃される名探偵とソピルの行動を面白くみせている。名探偵とソピルが、イム座主夫人(イェ・スジョン)の家に出向き、息子が病気で亡くなり悲しんでおり、息子の嫁であるキム・アヨンがその後亡くなったことを知り、その真相をつきとめていくのである。イム座主夫人の家にある物に大きなヒントがあるのも見逃せないところであろう。

名探偵が、かなりてこずっているのが、ハン客主のことである。やり手な商人ということで多くの知識を持っており、名探偵の話しに動じないし、中盤まで何者なのかが見えない仕組みになっている。胸の谷間を大胆にみせ、アイラインによって力強い目をして、赤い口紅をして魅惑的に表現されていることで、余計に謎にみえてくるのだ。ハン客主の存在が、事件真相のカギになっており、考えながらみるところである。

身分制度が色濃く出ており、良民(両班など)と賤民(奴婢など)の格差があからさまに描かれている。農園で働いている奴婢たちの会話も重要であったり、名探偵が奴婢たちから聞き出す情報も重要になるのだ。まず、身分の高い人の名探偵だけが、奴婢たちに対して無礼な行動や言葉を発することなく、平等に接していることから、彼らと良好な関係になり、後に大きな繋がりが出てくるのだ。それに加えて、名探偵とソピルのちょっとした小芝居もある。

天主教(現在で云うキリスト教)が絡んでおり、この思想がかなり含まれているのだ。この時代は、天主教が禁止されており、隠れ天主教徒として存在しているのだ。儒教を重んじる良民が、天主教を信仰している者を除外しようとしているのである。火事があったり、殺人があったりとひどく表している。ある人物が天主教を信仰していたことが、この作品ではポイントになっているのかもしれない。天主教のことは、序盤、中盤、終盤と要所要所で出ており、そこから発展してヒューマンドラマっぽいラストに流れていくのである。正直なところ、天主教を賛美した形で描いているところが多いことで、マイナス要因になっているように感じとれる。正祖は除外して、天主教徒は善、儒教を崇める人を悪のように表現されてみえてしまい、宗教色が強い内容になっていることは否定できないであろう。

サスペンス要素としては、首謀者が誰だか序盤の段階でわかるので思考することはないだろう。名探偵が、牢屋で殺された男の死因をヒメトリカブトの花粉を付けた針による殺害と直ぐに見抜くところなど、鑑賞者側の推理する時間が全くなく、謎解きが即答でちょっと残念な進行になっている。公納不正を隠す官僚を見つけるよりも、イム家の謎の方が重要事項になっている。そこに名探偵とソピルのコメディ、首謀者たちの口封じによる攻撃をかわしていくアクション、ある人物と奴婢たちとのヒューマンドラマ、このようなものがミックスしているのである。名探偵とソピルのコメディ模様をどのように感じとるかで、この作品の評価が変わると思われる。個人的には、小さなギャグを小出しして連発しており、笑えるギャグはそれほどでもなかった。ギャグが気に入るかどうかは鑑賞者側によると思われ、それが気に入れば楽しめるであろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-06-08 18:38 | 607.朝鮮名探偵
韓国映画レビュー その558 「破壊された男」
b0097051_18421397.jpg破壊された男
制作年:2010年
監督:ウ・ミノ
出演:キム・ミョンミン、オム・ギジュン、パク・チュミ、キム・ソヒョン
ジャンル:スリラー、ヒューマンドラマ
鑑賞:動画


教会で牧師をしているヨンス(キム・ミョンミン)の娘ヘリン(幼児期:アン・ソヒョン/成長期:キム・ソヒョン)が誘拐される事件が起こる。誘拐犯との交渉をするヨンスは、警察に連絡するなという誘拐犯の忠告を無視したことで身代金の受け取り場所であるスケート場に現れず、ヘリンは行方不明になってしまう。警察は、幼女誘拐事件として捜査を続けたが、408日目で警察の捜査は打ち切られ、ヘリンの消息は完全に消えてしまう。このことを知らされたヨンスは、教会で強く演説し、ドアに向かって歩き、牧師を辞めて教会から去っていく。八年後、ヨンスの妻ミンギョン(パク・チュミ)は、今でも娘ヘリンが生きていると思って探しており、町に出ては当時の娘の写真と成長予想の写真のチラシを配っている。ヨンスは、牧師を辞めて全く違う仕事をしており、儲からないでいる。警察が捜索を止めた時点で、ヨンスは娘のことを諦めており死んだと思っていた。そんなとき、ヨンスが住んでいるマンションのベルが鳴り、扉を開けると一つのダンボールが置いてある。ダンボールを開けると赤い風船が出てきた。そのとき、ヨンスの携帯電話にかつて娘ヘリンを誘拐した犯人が連絡してきて、風船の中に毛髪が入っていて、その毛髪がヘリンのであることを告げ、まだ生きていることで再度身代金の取引をすることになる。半信半疑のヨンスは、風船の中に入っていた毛髪をDNA鑑定すると娘のものと分かり、生存の確認として指定された電車に乗ることを云われ、走行中の電車の窓から外をみると成長したヘリンと帽子を被った誘拐犯がいた。ヨンスは、娘ヘリンを取り戻すために誘拐犯との度重なる激闘をするお話。

監督は、本作デビュー作のウ・ミノ監督。
出演は、元牧師ヨンスを演じるのは『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』『私の愛、私のそばに』のキム・ミョンミン、誘拐犯チェ・ビョンチョルを演じるのは本作スクリンデビューの舞台俳優オム・ギジュン、ヨンスの妻ミンギョンを演じるのは『幼い恋人』のパク・チュミ、ヨンスの娘ヘリンを演じるのは本作スクリンデビューの子役キム・ソヒョン、ク刑事を演じるのは『覆面ダルホ』『目には目、歯には歯』のイ・ビョンジュン。

序盤から誘拐犯がチェ・ビョンチョル(オム・ギジュン)であることを鑑賞者側にみせているので、被害者ヨンスが誘拐犯とどのような攻防をするのかをみせている。

誘拐事件によって娘ヘリンが行方不明になり、夫ヨンスと妻ミンギョンは別々の生活をしており、環境が一変してしまうのである。ヨンスは、海外に行ったり、牧師を辞めて畑違いの新しい仕事を経営するが業績が悪い。ミンギョンは、自分と同じような境遇にあった人たちと行方不明の児童を探す団体を作り、八年間ずっと娘を探している。気持ちの受け取り方が分かれており、父親は娘が亡くなったと思い、母親は娘が生きていると信じているのである。ミンギョンが、道端で偶然にも成長した娘ヘリンを見かけ、夢中に追いかけていたときに横から出てきた車に轢かれて意識不明の重体になり植物状態になってしまうのだ。そんな悲しいときに、ヨンスに誘拐犯から電話があり再交渉する中、娘の生存を知ったことで父親魂に火を点けてしまい、娘への想いが急激に大きくなっていくのである。

誘拐犯チェ・ビョンチョルは、ヨンスが牧師をしていたときから教会に通っていた青年であり、誘拐事件の様子を知りながら、好青年を演じているのだ。オーディオマニアな一面を持っており、高価なオーディオ機器を購入しようとしているのである。彼には裏の顔を持っており、平然と人を殺す極悪人でもあるのだ。表情をあまり変えずに人を殺していく姿は、鑑賞者側に恐怖心を与えようとしている。

チェ・ビョンチョルという人物設定で腑に落ちない点が多い。チェ・ビョンチョルの殺人動機が衝動的なところ、殺人をする上で計算していないのに、ヘリン誘拐事件でヨンスと取引しているときはかなり慎重に行動しているのだ。単なるサイコ野郎としてみせたいのか、あらゆる人格を持っているのをみせたいのか、チェ・ビョンチョルの人物像に纏まりがないのだ。ヘリンを誘拐して八年間育てているところがあり、チェ・ビョンチョルとヘリンとの間をしっかり描かなければいけないのに表現が浅い。何よりも、ヨンスがチェ・ビョンチョルに辿り着くまでのプロセスが容易すぎる。

ヒューマンドラマの要素としては、娘を誘拐された父親ヨンスの心の変貌だろう。絶望感から娘の生存を知って再び希望を見出し、心の強弱をみせている点であろう。ミンギョンの生死に関わるシーンもヨンスの迷いが十分にみれる。恐らく、誘拐犯チェ・ビョンチョルとの攻防よりも、ヨンスの心境を細部にみせる物語なのかもしれない。

全体としては、所々にシナリオの弱さがみられる。ヨンスとチェ・ビョンチョルが交渉する場でのあらゆる出来事、身代金入りカバンに忍ばせたGPS付き機器から犯人の動きを追っていくあいまいな手法、ほぼ偶然としか思えない殺人事件現場に出くわすヨンスと客人との出会いなど幾つかある。父親ヨンスと誘拐犯チェ・ビョンチョルが主であるが、成長した娘ヘリンがヨンスと再会したときの反応がなかなか良くて、意外にも子役の力が大きい作品なのが終盤にみえるのだ。各役者の演技は良いのに、内容が粗雑なので残念な作品である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2010-11-20 18:50 | 558.破壊された男
韓国映画レビュー その512 「私の愛、私のそばに」
この作品、なかなか韓国版DVDが発売されないから、アメリカ版だったか中国版だったかでみちゃった。今月に韓国版DVDがやっと発売するんだね。

b0097051_190393.jpg私の愛、私のそばに
制作年:2009年
監督:パク・チンピョ
出演:ハ・ジウォン、キム・ミョンミン
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
鑑賞:海外版DVD


唯一の家族である母を亡くしたジョンウ(キム・ミョンミン)は、母の葬式の喪主をしていた。ジョンウは、ルーゲーリック病という難病にかかっており、車椅子に座って葬式の喪主を務めていた。その葬式業務をしていたのが、葬儀屋のジス(ハ・ジウォン)であり、偶然にもジョンウとジスは同じ故郷であることを話していた。ジスはジョンウのことを憶えていなかったが、ジョンウはジスをみたときすぐに思い出し、父親の仕事を継いだのかという問いかけがあり、ジスもジョンウのことを思い出した。ジョンウは、自分の病気のことを話し、中国で手術をすれば治る可能性があり、中国から帰ってきたら結婚しようと冗談まじりにプロポーズをする。ジスは、帰国したジョンウの世話をするようになり、二人は惹かれ合っていき、中国での手術が効いているのか体の具合も良くなってきたこともあり、二人だけで教会で結婚式を行った。個室に入院していたジョンウは、病院を退院することになり、ジスと新婚生活が始まる。国内で中国式の針治療をしている闇医者のところで治療したところ、病状が悪化してしまい、再び病院に入院することになる。意識を失っていたジョンウが目覚めると、同じような病状の5人の患者とその付き添いの人たちがいた。ジョンウは、病状の進行が違う入院患者たちと相部屋で入院生活が始まる。献身的にジョンウを手助けするジスだが、ジョンウの病状は悪化していくのである。新婚の二人に難病という大きな壁があり、それをどのように超えていこうとするのか、そして同じ病状で入院している相部屋の患者たちとその家族たちを描いたお話。

監督は、『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』『あいつの声』のパク・チンピョ監督。
出演は、葬儀屋ジスを演じるのは『バカ』『海雲台』のハ・ジウォン、難病を患うジョンウを演じるのは『リターン』『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』のキム・ミョンミン、ジスの父を演じるのは『黒い家』『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』のカン・シニル、ジョンウの担当医であるソン医師を演じるのは『恋する婚活プランナー (原題:いい人いれば紹介して)』『4人の食卓』のキム・ヨジン、入院患者老夫の老妻オギョンを演じるのは『カルナ』のナム・ヌンミ、入院患者チュンジャの夫パク・クンスクを演じるのは『ウォンタクの天使』『ブラボー・マイ・ライフ』のイム・ハリョン、入院患者ジニの母を演じるのは『春の日は過ぎゆく』『花嫁はギャングスター (原題:極道の妻)』のシン・シネ、入院患者ソクチュンの弟ソグォンを演じるのは『家門の復活-家門の栄光3』『離れの選手とお母さん』のイム・ヒョンジュン、入院患者ソン氏の付き添いチェ氏を演じるのは『スカウト』『仮面』のチャン・ウォニョン、入院患者の老夫を演じるのは『マイ・ファーザー』『私は幸せです』のチェ・ジョンニュル、入院患者の兄ソクチュンを演じるのは『モノポリー』『ノートに眠った願いごと (原題:秋へ)』のイム・ジョンユン、入院患者チュンジャを演じるのは『大韓民国憲法第1条』のイム・ソンミン、入院患者ジニを演じるのは本作スクリンデビューのガイン、入院患者ソン氏を演じるのは『極楽島殺人事件』『ビバ!ラブ(原題:慶祝!私たちの愛)』のホン・ソギョン。

簡単なあらすじだけをみると難病を抱えた男性と昔からの知り合いの女性と愛し合って、病気に苦しむ男性を女性がサポートしたり、お互いの愛を描いた単純な物語だと思うであろう。だが、そんな単純なものでなく、主人公だけでなく相部屋になった他の5人の患者とその家族や付き添い人たちの物語もあり、病気が進行していくことで精神的に追い込まれていく患者、介護に狂いそうになるぐらい緊張している家族や付き添い人をみせており、人間ドラマの部分を幅広く描いている。

ジョンウが患うルーゲリック病は、全身の筋肉が徐々に麻痺していき、自分で動けなくなっていき、進行していくと意識がなくなっていき、植物状態になったり死亡する。現在の医学では、完治する治療方法が見つかっておらず、病状の進行をできるだけ遅らせることぐらいしかできない。

ジスとジョンウの愛は、冒頭運命的に出会ってそのまま二人が愛し合っていく流れなので、かなり簡略している気がする。ジョンウが、ジスの離婚歴があることを気にしていなかったり、離婚の原因についても逆にそこが良いと褒めているところがあるので、お互いが傷ついている状態で出会ったというタイミングが大きいのかもしれない。ハ・ジウォンとキム・ミョンミンのきわどいラブシーンがあったり、全身痩せ細った裸体をみせるキム・ミョンミンといった体を張ったシーンがあるので、見せ所が多い作品でもある。

ジョンウが再入院して、そこで出会う相部屋になった5人の患者とその家族たちの各ドラマが、この作品の良さである。患者同士であったり、患者の家族同士との交流があり、各々が問題を抱えており、支えあっていたり、絶望を一緒に体験したり、一喜一憂するところは、心が引き裂かれるような気持ちになるであろう。

意識不明で眠り込んでいる入院患者の老夫とそれを傍で看病する老妻オギョンは、最後の希望として最新治療をしてマスコミを集めて奇跡を期待する。目と口が開いたまま固まっている入院患者の兄ソクチュンとそれを傍で看病する弟ソグォン。意識不明で眠り込んでいる入院患者妻チュンジャとそれを傍で看病する夫クンスクは、愛する妻の誕生日を祝ったり、奇跡的なことが一瞬起こることで希望をみせている。女学生の入院患者ジニは、お見舞いに来た同級生たちを追っ払ったり、母に強く八つ当たりをして、意識がはっきりしているが肉体的より精神的に苦しんでいる。意識不明で眠り込んでいる入院患者ソン氏は、付き添い人チェ氏が看病をしており、チェ氏は患者の家族たちと交流を持っている。それぞれの患者と家族&付き添い人にドラマがあり、家族や付き添い人たちの交流によって切れそうな精神状態を繋ぎ留まっているのである。

相部屋の患者や家族らと同じようにジスとジョンウにもドラマがあり、病状が悪化していくことで希望を失っていくジョンウが強くジスに八つ当たりをしたり、あれほど「生」に貪欲だったジョンウが精神的に壊れていくのである。ルーゲリック病の病状原因も含まれている。無抵抗なジスであったり、患者たちの家族らは呆然と見守るしかできないのだ。だが、唯一反論できる人間は、同じ病状でまだ症状が弱い女学生ジニなのだ。ジョンウの病状が悪化していくことでジスとの心の関係が離れていく姿をみせながら、中盤から終盤に向かっていくのである。病状が悪化していくプロセスをしっかり描いていくことで、患者ジョンウの心境と看護する妻ジスの心境を繊細に描いているのだ。相部屋の患者の中で、死亡する人がいたり、症状が改善に向かっている人がいることで、天国と地獄の両方をジョンウに見せつける演出は息が詰まるようなところだ。

終盤のジョンウの心の声というのが、かなり効果的に出来ている。ここは、伏線として患者の家族たちが風呂場で洗濯していたときに会話していたことに結びついている。序盤から結末がみえている作品であるが、そこに至るまでの過程をしっかりみせていることで、感動的な流れに持っていっている。もちろんサイドストーリーの相部屋患者たちのドラマ、ジスの私生活である葬儀屋の仕事風景や同僚たちやジョンウのことを昔から知っているジスの父(カン・シニル)とのドラマなどが効果的になっているのだ。ジスとジョンウのラブストーリーと同時に、患者と家族のヒューマンドラマを色濃く描いた物語である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2010-07-08 19:19 | 512.私の愛、私のそばに
韓国映画レビュー その308 「リターン」
サスペンス中心で少しホラーという作品。外科手術シーンは大丈夫だろうが、ヒヨコをボールのように壁に投げつけて殺すところは目をそむけたくなるかもしれない。男優四人が中心に出演しているが、俳優の魅力で鑑賞するよりは内容で鑑賞するものであろう。

b0097051_1945825.jpgリターン
制作年:2007年
監督:イ・ギュマン
出演:キム・ミョンミン、ユ・ジュンサン、キム・テウ、チョン・ユソク
ジャンル:サスペンス、ホラー
鑑賞:韓国版DVD


25年前、10歳の少年サンウ(ペク・スンファン)は心臓の手術を受けるが、手術中に全身麻酔をしているのに意識が覚醒してしまい、苦痛に絶えながら手術を終えた。サンウは、心臓手術には成功したが、手術中に意識が覚醒したことで精神的に病んでしまった。精神科で治療をしたが一向に直らないことで催眠治療をすることで手術時の記憶を閉じこめた。日常生活に戻ったサンウであったが、残酷な行動をしだして、ついに同じ学校に通う小学生の女の子を殺害してしまう。
25年後の現在、敏腕な外科医ジェウ(キム・ミョンミン)は執刀手術中に死亡してしまった患者の夫であるイ・ミョンソク(キム・レハ)から脅迫をされて、夢に魘される日々が続いた。ジェウの妻ヒジン(キム・ユミ)が夫を家で待っていたときに、ジェウの幼なじみでアメリカから帰国したばかりのウックァン(ユ・ジュンサン)が訪ねてきて、その後帰宅したジェウと三人で昔話しをしながら楽しい時間を過ごした。ある日、麻酔が不可能な患者の手術のために、外科医ジェウは麻酔科医のチャン・ソクホ(チョン・ユソク)と精神科医オ・チフン(キム・テウ)と一緒に催眠麻酔によって手術を実行する。公園のベンチで読書をしていたヒジンは、ある人物によって何かをされて帰宅した後、自宅で体調が急変したため救急車でジェウの病院に運ばれた。検査から異物が体内に混入していることがわかり緊急手術が必要であった。難しい手術という条件で、外科医がジェウしかおらず、他の病院へ移動することも考えたが時間が経つと困難になるので、ジェウがこの手術に執刀することを決めた。異物を取り出して手術は成功したかにみえたが、突然ヒジンが苦しみだして亡くなってしまった。ヒジンに誰がどのようにして異物を混入させたのか、そしてジェウの周辺で不可思議な出来事が起こるがどのような謎が潜んでいるのかというお話。

監督は、本作デビュー作のイ・ギュマン監督。
出演者は、外科医リュ・ジェウを演じるのは『鳥肌』『Mirror 鏡の中 (原題:鏡の中へ)』のキム・ミョンミン、アメリカ帰りのジェウの友人カン・ウックァンを演じるのは『僕は彼女をはなさない (原題:ショーショーショー)』『ウェディング・キャンペーン (原題:私の結婚遠征記)』のユ・ジュンサン、精神科医オ・チフンを演じるのは『浜辺の女』『奇談』のキム・テウ、麻酔科医チャン・ソクホを演じるのは『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』のチョン・ユソク、ジェウの妻ヒジンを演じるのは『人形霊』『愛の傷 (原題:シュロの木の森)』のキム・ユミ、ジェウの執刀手術中に死亡した患者の夫イ・ミョンソクを演じるのは『恋の罠 (原題:淫乱書生)』『グエムル 漢江の怪物』のキム・レハ。

25年前と現在という二つの時間軸が存在しており、過去と現在がどのように結びついているのか、現在で起こっている死亡する人物たちとどのような接点があるのかが焦点になっている。25年前、少年の開胸手術の生々しいシーン、少年がヒヨコを壁に投げつけて殺すといった残虐シーン、学校の野外にあるドッポン便所の便器底からみえる少女の死体といったホラー要素を交えた展開になっている。それらの出来事が起こってから急に現在に飛ぶ構成になっており、時々過去と現在が交錯するような作りになっているので考えながら観るようになっている。序盤のホラー要素が強いことでホラー映画のように感じるかもしれないが、ストーリーが進行していくに連れて緻密に考えられたサスペンス映画になっているのだ。過去の挿入シーンや現在軸でのアイテムから幾つかの伏線を入れていることで、過去と現在の繋がりや死亡する人物の謎がみえるのだ。

25年前の流れで、現在に場面が変わりジェウがイ・ミョンソクから妻ヒソンを攻撃するような脅迫電話を受けたり、ヒソンが車を運転しているときにフロントガラスに植木鉢が落下したり、ヒソンが一人で自宅にいるときに怪しい風貌でウックァンが登場したりとかなりホラー要素を強調しているがみえる。ホラーからサスペンスへと切り替わっていく進行もよくて、先が読みづらい作りにして今後どのようにストーリーが展開していくのかと考えるであろう。

ヒソンの死によってストーリーが急変していき、どのようにしてヒソンの体内に異物が混入したのか、それを行ったのはジェウに脅迫していたイ・ミョンソクではないかと疑い出した矢先にイ・ミョンソクが亡くなったのだ。ジェウは、ヒソンの死亡状況やイ・ミョンソクの血液解析から他殺であることを見つけだして、親友ウックァンと一緒に謎を捜査していく。謎を追っていくほど、誰もが怪しいくみえてくるのがこの作品のおもしろいところだ。妻ヒソンを手術中に亡くしてしまった外科医ジェウ、突然連絡も無しにアメリカから帰国したウックァン、「手術中の覚醒」を冒頭のテーマにしていることや過去の回想シーンで催眠時に怪しい言葉を発していた麻酔科医ソクホ、催眠術を使いこなせることや怪しい存在の精神科医チフンといった四人の男が、謎を追うことと同時に容疑者になっているのだ。

謎を解いていくことで、登場人物の家族たちが不可思議な事故や殺人で亡くなっていたり、25年前の少年サンウと関連があったり、展開が二転三転するようになっていることでなかなか凝ったシナリオになっているのだ。幾つかの伏線によって、謎を仕組んでいる人物が誰であるかは気づくと思うが、どのように実行していくのかがおもろしくみせている。

作品の冒頭で「手術中の覚醒」を字幕で説明しており、全身麻酔を受けた患者が手術中に意識を戻し、意識があるのに声を出すことができなかったり体が動かすことができず、手術中の痛みを感じる現象を示しており、現実にアメリカで0.1%の確率で起こっていたり、これを経験した患者のほとんどがPTSDになることを説明している。ボクも過去に外科手術をした経験があるが、全身麻酔をしている状態で覚醒したことはない。でも局部麻酔をして首の腫瘍の摘出手術をしているときに、途中で麻酔が切れてすっげ~~~痛くて喘ぎ、追加で麻酔をしてもらった経験があるぐらいだ。あの体内の肉が切られている感覚は鮮明に覚えており、徐々に麻酔が切れていく段階が一番記憶に残ってしまった。ちょっとホラーチックなレビューでごめんなさい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2008-07-10 19:24 | 308.リターン
韓国映画レビュー その291 「ファム・ファタール (原題:無防備都市)」
ちょっと辛口かもしれないが、期待し過ぎて撃沈してしまった作品。
序盤での大阪のシーンはあれは大丈夫なのか。駅の構内で起こる強盗事件を映し出しているシーンで、看板がなければ大阪だと分からないし、日本人女性の被害者はもろに標準語で叫んでいるし、大阪の色が全くみえない。誰も関西弁を話してないじゃん。あの場所は大阪ではないでしょ。

b0097051_10501557.jpgファム・ファタール (原題:無防備都市)
制作年:2007年
監督:イ・サンギ
出演:キム・ミョンミン、ソン・イェジン、キム・ヘスク
ジャンル:アクション
鑑賞:韓国版DVD


凶悪事件を捜査する広域捜査隊の刑事をしているテヨン(キム・ミョンミン)は、現在追っている殺人事件の捜査から外れて、ヤクザと関連した企業型スリ事件の捜査を担当するように上司から命令が下った。嫌々ながら仕方なくスリ事件の捜査に加わるテヨン刑事は、そこで上司のヨンス班長(ソン・ビョンホ)の下で捜査をすることになった。一方、大阪でスリ事件を起こしていた企業型スリ組織のリーダーで魅惑的な容貌の女スリ師チャンミ(ソン・イェジン)がソウルに戻った。伝説の女スリ師のマノク(キム・ヘスク)が7年の刑期を終えて出所し、刑務所の前で出迎えたチャンミは、マノクをスリ組織に誘う。だが、マノクはこの業界から足を洗うことを告げ、地道に生活することを堅く誓い、チャンミの前から去っていった。チャンミは、自らリーダーとした企業型スリ組織を設立して、仲間に腕力がある従順な若手ソンス(シム・ジホ)、ベテランのスリ師のヨンス(パク・キルス)、中堅のスリ師のウォンジョン(ト・ギソク)で活動する。スリの世界にも縄張り争いがあり、双子のボスが率いる敵対組織とチャンミたちは揉めており、敵対組織たちがチャンミに暴行しているところに出くわしたテヨン刑事はチャンミを助けた。魅力的な美貌のチャンミに惹かれたテヨン刑事は、チャンミの企みもあって頻繁に会うようになる。表向きは刺青の彫り師をしているチャンミは、自分の店にテヨン刑事を呼んだりして二人の距離は縮まっていった。チャンミ率いる企業型スリ組織と敵対する双子ボス率いる企業型スリ組織との対決、そしてスリ組織を追う警察という構図のクライムアクションである。

監督は、本作デビュー作のイ・サンギ監督。
出演者は、広域捜査隊のテヨン刑事を演じるのは『Mirror 鏡の中 (原題:鏡の中へ)』『リターン』のキム・ミョンミン、女スリ師のチャンミを演じるのは『四月の雪』『作業(ナンパ)の定石』のソン・イェジン、テヨン刑事の母親で女スリ師のマノクを演じるのは『マイ・ブラザー』『ひまわり』のキム・ヘスク、テヨン刑事の上司のヨンス班長を演じるのは『美しき野獣』『光州5・18 (原題:華麗なる休暇)』のソン・ビョンホ、チャンミの若手部下ソンスを演じるのは『秘蜜 (原題:緑の椅子)』のシム・ジホ、チャンミの組織と対抗する組織の双子のボス(ホン・ギテク/ホン・ヨンテク)を演じるのは『残酷な出勤』『ひまわり』のキム・ビョンオク、ベテランのスリ師のヨンスを演じるのは『角砂糖』『礼儀なき者たち』のパク・キルス、中堅のスリ師のウォンジョンを演じるのは『孟父三遷之教』『マガンホテル』のト・ギソク、テヨン刑事の姉スヒョンを演じるのは『二人の女の物語』『情』のユン・ユソン。

ボスのチャンミ、ソンス、ヨンス、ウォンジョンの四人で構成された企業型スリ組織と、その組織と敵対関係にある双子ボス率いる企業型スリ組織との縄張り争いによって暴力沙汰になっていく。両方のスリ組織を追っているのが、テヨン刑事ら警察であり、現行犯で逮捕するために情報を集めたり、変装して犯行現場を取り押さえようとしているのだ。

テヨン刑事の家族や過去が絡み、現在の捜査に繋がる展開になっている。テヨンが幼き頃に母マノクが窃盗罪で逮捕されて、それっきり会えずに親戚のおじさんの家で姉スヒョンと二人で過ごした少年時代、そして現在はテヨン刑事と姉スヒョンの二人で生活をしている。7年前、ある捜査でヨンス班長がマノクをスリの現行犯で逮捕したのをテヨン刑事も目撃し、落ちぶれた母の姿をみてテヨン刑事は愕然とする。その件があるから、ヨンス班長とテヨン刑事の間には気まずい関係が続いているのだ。テヨン刑事を中心として人間関係で、母マノクとの親子関係、姉弟の関係、上司部下の関係、出所後の母の生き方といったヒューマンドラマの要素を押しているのであるが、心を掴むような気持ちは感じられない。テヨン刑事が母マノクに対して、憎しみや憐れみをみせようとしているのであるが、過去の回想シーンにインパクトがないために、どうも空回りしているようにみえる。母マノクも誘惑に弱くて裏切りの連続だから終盤のシーンでも、母としての愛情が弱くみえてしまう。姉スヒョンとテヨン刑事は二人三脚でずっと生活してきたのに、その回想シーンがすっぽり抜けていることで姉弟の絆が不透明にみえているのが残念である。

チャンミは、自ら設立した組織で唯一信頼しているのが腕力がある若手のソンスである。チャンミの母もスリ師で、母の仲間であったヨンス、ヨンスの知り合いウォンジョンの行動に、チャンミは不満や不信感を持っているのだ。そして、何よりもチャンミが組織のリーダーとして「悪」になりきれていないので、組織内で仲間たちの忠誠心が落ちているのがみえる。

テヨン刑事とチャンミの関係は、お互いの手の内を隠しながら徐々に男女の関係へと発展していく流れである。恋愛という形ではなく、チャンミが警察を利用するという目的で近づいているので、ここは駆け引きになっており、後手後手になっているテヨン刑事の完全なる敗北なのだ。ソン・イェジンのきわどいシーンがあると前評判になっているが、背中の刺青をみせるシーンだけで、ベッドシーンも陳腐なものでそれを期待してみると残念に思うであろう。ストーリーとは別に見所としているのはチャンミが着飾るファッションやメイクであろう。

企業型スリ組織間での対決、警察とチャンミらの組織との対決、チャンミの策略が成功するか、そして過去の因縁がどのようなものになっているのかを終盤でみせている。サスペンス要素を取り入れたアクション作品にすれば、ドキドキ感があってスリリングになるのだが、本作品は謎に満ちたシーンがあまりに少ないために、何も考えずに観終わってしまい物足りなさが残るであろう。

この作品は、俳優色を多く取り入れたものだから、ストーリーの展開や結末には大きな感動を求めてはいけないのであろう。キム・ミョンミンのワイルドな格闘シーンをみせたり、妖艶な女を演じるソン・イェジンの容姿を重点に置いた見せ方、乞食から食堂の女将まで演じるキム・ヘスクの変貌、といった別の観点で評価する作品なのかもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2008-05-10 11:43 | 291.無防備都市
キム・ミョンミン
b0097051_1922750.jpgキム・ミョンミン
김 명민
1972年10月8日生

<映画出演作品>
b0097051_13283242.jpg鳥肌
制作: 2000年韓国  監督: ユン・ジョンチャン
出演: キム・ミョンミン、チャン・ジニョン 他
b0097051_13284570.jpgMirror 鏡の中 (原題:鏡の中へ)
制作: 2003年韓国  監督: キム・ソンホ
出演: ユ・ジテ、キム・ミョンミン 他
b0097051_13285694.jpgリターン
制作: 2007年韓国  監督: イ・ギュマン
出演: キム・ミョンミン、ユ・ジュンサン、キム・テウ 他
b0097051_0223471.jpgファム・ファタール (原題:無防備都市)
制作: 2007年韓国  監督: イ・サンギ
出演: キム・ミョンミン、ソン・イェジン、キム・ヘスク 他
b0097051_23125588.jpg私の愛、私のそばに
制作: 2009年韓国  監督: パク・チンピョ
出演: ハ・ジウォン、キム・ミョンミン 他
b0097051_0502550.jpg破壊された男
制作: 2010年韓国  監督: ウ・ミノ
出演: キム・ミョンミン、オム・キジュン、パク・チュミ 他
b0097051_0491081.jpg朝鮮名探偵:ヒメトリカブトの花の秘密
制作: 2011年韓国  監督: キム・ソギュン
出演: キム・ミョンミン、オ・ダルス、ハン・ジミン 他
b0097051_2121291.jpgペースメーカー
制作: 2012年韓国  監督: キム・ダルジュン
出演: キム・ミョンミン、アン・ソンギ、コ・アラ 他
b0097051_21285838.jpgヨンガシ
制作: 2012年韓国  監督: パク・ジョンウ
出演: キム・ミョンミン、ムン・ジョンヒ、キム・ドンワン 他
b0097051_23261558.jpg間諜
制作: 2012年韓国  監督: ウ・ミノ
出演: キム・ミョンミン、ユ・ヘジン、ヨム・ジョンア、ピョン・ヒボン、チョン・ギョウン 他
b0097051_16205534.jpgガンホ出産記
制作: 2013年韓国  監督: イ・ギュマン
出演: キム・ミョンミン 他
b0097051_2231315.jpgヒマラヤ
制作: 2013年韓国  監督: カン・デギュ
出演: キム・ミョンミン、イ・ミンギ 他

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by nameinuuuu | 2007-09-07 00:22 | 俳優_FILE