韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
にほんブログ村ranking
にほんブログ村 映画ブログ 韓国映画へ
アナザー・カテゴリ
カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
752.ワンドゥギ
753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
755.未確認動画
756.二つの月
757.ただ君だけ
758.同い年の家庭教師レッスン2
759.容疑者X
760.会社員
761.カエル少年失踪殺人事件
762.未確認生命体
763.超能力者
764.青い塩
765.家を出た男たち
766.間諜
767.ヨンガシ
768.隣人
769.私が殺人犯だ
770.共謀者
771.魔法のカメラ
772.リターン・トゥ・ベース
773.出藍の誉れ
774.愛のジャンケン
775.Departure
776.REC
777.蛍の光
778.2度の結婚式と1度の葬式
779.マネキンと手錠
780.テレビを当てよう!
781.禁じられた愛
782.フェティッシュ
783.りんご畑で
784.おばあちゃんの海
785.かげろう
786.淡い期待
787.俺らヒップホップボーイズ!
788.彼女
789.審判
790.Jury
791.あの夏、突然に
792.南へ
793.白夜
794.西遊記リターンズ
795.スンピル失踪事件
796.怪盗ホン・ギルドン一族
797.私とS4の話
798.バービー
799.ドント・クライ・マミー
800.新世界
801.容疑者S
802.もう我慢できない
803.空と海
804.愛が怖いっ!
805.敵との初恋
806.ミス・ギャングスター
807.大韓民国1%
808.美人占い師
809.家門の栄光4 家門の受難
810.泥棒たち
811.男子取扱説明書
812.怪しい隣人たち
813.決闘の大地で
814.セーフ
815.起爆
816.レッド・ファミリー
817.少年とひつじ
818.D-24
819.夏の終わり
820.家族_短編
821.九月が終わる時
822.人生は塞翁が馬
823.生きとし生けるもの
824.月が欠けゆく時
825.生贄
以前の記事
2014年 06月
2014年 05月
2013年 11月
more...
メモ帳
☆My Link

なめ犬のとことん中国香港台湾映画

---------------------
☆お願い
コメント大歓迎です。
しかし、スパム系やアダルトサイトのコメントだけは、こちらの判断で削除させていただきます。
また、最低限のブログマナーを守らない場合や本ブログに多大な損害する行為がある場合は、こちらの判断で削除およびアクセス禁止にさせていただきます。
検索
タグ
(23)
(22)
(20)
(18)
(16)
(16)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(14)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
その他のジャンル
ブログパーツ
  • Please don't copy without the permission.
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
タグ:キム・ヘス ( 16 ) タグの人気記事
韓国映画レビュー その810 「10人の泥棒たち (原題:泥棒たち)」
チョン・ジヒョンがやっと韓国映画に帰ってきたと感じる。近年、外国映画や韓国映画『星から来た男 (原題:スーパーマンだった男)』に出演していたけど。ボディーラインがくっきりみえるセクシー衣装で、ワイヤーで建造物に進入していくところが好き。

b0097051_11502979.jpg10人の泥棒たち (原題:泥棒たち)
制作年:2012年
監督:チェ・ドンフン
出演:キム・ユンソク、イ・ジョンジェ、キム・ヘス、チョン・ジヒョン、サイモン・ヤム、キム・ヘスク、オ・ダルス、キム・スヒョン、デレク・ツァン、アンジェリカ・リー
ジャンル:アクション
鑑賞:日本版DVD


韓国の窃盗団であるポパイ(イ・ジョンジェ)、イェニコール(チョン・ジヒョン)、ガム(キム・ヘスク)、ザンパノ(キム・スヒョン)は、イ・ソン美術館の貴重な陶磁器を盗むため、計画的に作戦を練って実行する。美術館のイ館長(シン・ハギュン)をターゲットにして、イェニコールが彼と五ヵ月間偽装交際し、イェニコールの母をガムが扮して二人が一緒に美術館にいるイ館長へ会いに行く。そこで、四人がそれぞれ分担作業をして、本物の陶磁器を奪い、偽物の陶磁器とすりかえて、盗みは成功する。窃盗団の一人ペプシ(キム・ヘス)が刑務所から出所することで、車でイェニコールがペプシを迎えに行ってアジトに戻る。中国の巨大カジノでの新しい計画を持ち込まれた韓国窃盗団五人は、中国窃盗団四人に会うために香港に向かう。中国窃盗団のボスであるチェン(サイモン・ヤム)、韓国人風のアンドリュー(オ・ダルス)、俊敏なジョニー(デレク・ツァン)、金庫破りのジュリー(アンジェリカ・リー)と韓国窃盗団が合流した。そこに遅れて韓国窃盗団のボスであるマカオ・パク(キム・ユンソク)が現れて全員が揃う。マカオ・パクは、チェンと一緒に仕事することもあり、チェンを兄貴と呼んで慕っている関係である。窃盗団たちは、マカオの巨大カジノに隠されているダイヤモンド「太陽の涙」を手に入れるのが目的である。ダイヤモンド「太陽の涙」は、東京で盗難されて中国に持ち込まれ、2000万ドルで売れる高価な品物である。窃盗団たちは、情報収集した結果から、ダイヤ商人の女性ティファニー(イェ・スジョン)が所有していることをつきとめ、更に中国の闇商人ウェイ・ホン(キ・グクソ)の女がティファニーであることを知る。ティファニーがマカオの巨大カジノに訪れることから、10人の窃盗団たちは完璧なメンバーが集め、完璧な計画を立案して実行に移る。果たして、韓国と中国の混合窃盗団は標的のダイヤモンド「太陽の涙」を奪うことができるのかというお話。

監督は『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』のチェ・ドンフン監督。
出演は、韓国チームのマカオ・パクを演じるのは『哀しき獣 (原題:黄海)』『ワンドゥギ』のキム・ユンソク、韓国チームのポパイを演じるのは『1724妓房狼藉事件』『ハウスメイド (原題:下女)』のイ・ジョンジェ、韓国チームのペプシを演じるのは『モダンボーイ』『二階の悪党』のキム・ヘス、韓国チームのイェニコールを演じるのは『デイジー』『星から来た男 (原題:スーパーマンだった男)』のチョン・ジヒョン、韓国チームのガムを演じるのは『実家の母』『ママ』のキム・ヘスク、韓国チームのザンパノを演じるのは長編作スクリンデビューのキム・スヒョン、中国チームのチェンを演じるのは『イップ・マン 葉問 (原題:葉問2)』『狼たちのノクターン<夜想曲> (原題:大追捕)』のサイモン・ヤム、中国チームのアンドリューを演じるのは『ヘッド』『青い塩』のオ・ダルス、中国チームのジョニーを演じるのは『ドリーム・ホーム (原題:維多利亜壹號)』『恋の紫煙2 (原題:春嬌與志明』のデレク・ツァン、中国チームのジュリーを演じるのは『アイス・カチャンは恋の味 (原題:初恋紅豆氷)』『夢遊3D』のアンジェリカ・リー、韓国の刑事を演じるのは『依頼人』『Mr.アイドル』のチュ・ジンモ、中国の刑事を演じるのは『黄海 (原題:哀しき獣)』のナ・グァンフン、ウェイ・ホンを演じるのは『Mirror 鏡の中へ (原題:鏡の中へ)』『ごますりの王』のキ・グクソ、ティファニーを演じるのは『依頼人』『偕老 ~最も美しき同行~ (原題:偕老)』のイェ・スジョン、美術館のイ館長を演じるのは『カフェ・ノワール』『高地戦』のシン・ハギュン。

二転三転とストーリーが変化していく展開になっており、有名どころの韓国俳優と香港俳優が共演し、10人の窃盗団たちの個々の特性を活かし、見所満載な商業作品になっている。ダイヤモンド略奪作戦を主として、過去の因縁、窃盗団の中でのロマンスが混ざったり、終盤まで縺れる流れになっていることで気が抜けない。

窃盗団の役割分担と特技としては、ワイヤーを自在に操り計画力のあるマカオ・パク、オールマイティーに何でもこなすポパイ、金庫破りが得意なペプシ、ワイヤーを自在に操り北条司の漫画&アニメ「キャッツアイ」の泥棒三姉妹のようなイェニコール、日本語を得意とするガム、華僑で北京語が話せる若手のザンパノ、計画力と統率力を持ちながら銃を使いこなすチェン、韓国語と北京語が話せて口の悪いアンドリュー、堅実な仕事をするジョニー、金庫破りが得意な香港警察の潜入捜査官ジュリー。

使われている言語は、韓国語、北京語、広東語、日本語、英語となっており、話す相手によって使用する言語が変わり、意志の疎通をしている。韓国窃盗団の中では韓国語、中国窃盗団の中では広東語と北京語、アンドリューと韓国窃盗団では韓国語、ザンパノと中国窃盗団では北京語、ジュリーと韓国窃盗団では英語、チェンとガムは日本語、といった感じで対面者によって使用する言語が変わってくる。字幕版でみると、俳優の声で複数の言語がきけるところが魅力かもしれない。吹き替え版でみると、ほとんど日本語で統一されていることで、細かいところまで映像に集中でき、ストーリーに没頭できるようになっている。その分、各俳優の魅力が消えてしまうところもあり、出来れば両方のバージョンを鑑賞することをお薦めする。

窃盗団の中でのロマンスとして、作戦のため日本人中年夫婦に扮するチェンとガムが大人の関係まで進んだり、色気を武器にするイェニコールといつもコンビを組んで明らかに惚れているのがわかるザンパノ、四年前の金塊窃盗のときから惹かれあう関係のマカオ・パクとペプシだが裏切り行為のために揺れる想いになっている。

ダイヤモンド「太陽の涙」を奪うため、マカオの巨大カジノで10人の泥棒たちが作戦通り配置についていくのである。ブラックリストでビルに入場できないマカオ・パクは外から無線で指示を出し、日本人中年夫婦に扮するチェンとガムは大金を持ったティファニーとカジノフロアーでトランプ勝負、ザンパノは屋上でワイヤーを支え、イェニコールがワイヤーで屋上から下降してビルに進入し、ポパイとペプシとジュリーと合流して金庫がある部屋に忍び込み、二つの金庫があるためペプシとジュリーが別々に金庫破りの作業に入り、ペプシのサポート役としてポパイが協力する。アンドリューとジョニーは、監視カメラを見張る管理室を占拠して、監視カメラと直結するセキュリティーシステムをダウンさせる。マカオ・パクの合図によって、チェンとガムはカジノの場を占拠してその場から逃亡、金庫破り組は二つの金庫を開けて逃亡、アンドリューとジョニーは管理室を占拠してから逃亡、屋上にいるザンパノはビル内を下降して逃亡。老人に扮していたマカオ・パクがビルに侵入して、九人を裏切ってダイヤモンド「太陽の涙」を奪って堂々とビルから脱出するのである。マカオ・パクの裏切り行為によって、九人が分散することになり、警察に逮捕された者や警察から車で逃亡中に亡くなる者も出てくるのだ。

ダイヤモンドを独り占めしたマカオ・パクは、釜山で闇商人ウェイ・ホンと取引を決めて動きだすのだ。一方で、香港警察から逃げることに成功した者たちは、マカオ・パクの協力者を見つけ出し、釜山に先回りしてマカオ・パクが奪って隠したダイヤモンドを逆に奪う作戦に出るのだ。釜山に舞台が移ると、ダイヤモンドの争奪としてマカオ・パクと脱出成功メンバーの対決構図となり、マカオ・パクとウェイ・ホンの取引が上手くいかずに戦いになって、マカオ・パクとウェイ・ホン軍団がマンションからワイヤーで外に出て空中戦が行われるのだ。また、ウェイ・ホンを捕まえたい香港警察の班長(ナ・グァンフン)は、韓国警察の班長(チュ・ジンモ)と協力して人員をかけて釜山で張り込み、マカオ・パクとウェイ・ホン軍団が動き出したことで襲撃して捕まえようとするのだ。

マカオの巨大ビルにあるダイヤモンドを強奪するのが主にみえるが、まだ途中の段階になっており、裏切り者マカオ・パクと脱出成功メンバーのダイヤモンド争奪戦、マカオ・パクとウェイ・ホン軍団の戦い、ウェイ・ホンを追う香港警察がウェイ・ホン軍団と戦ったり、目まぐるしい展開になるのだ。ウェイ・ホンとマカオ・パクともう一人は、過去に因縁があることで終盤の流れに繋がっているのである。

終盤は、アクションの醍醐味であるワイヤーでの戦いをみせており、狭い隙間をみつけながら空中を飛ぶようにして動きながら攻撃するシーンは圧巻である。釜山の人が住むようなマンションで香港映画のような出来事が起きているので、映像的にも奇妙な感覚にさせてくれる。有名俳優の豪華共演になっていることで、俳優間の絡みに目がいく人もいるだろう。鑑賞前は香港俳優の方に注目しており、出演している香港俳優が少なくてちょっと残念な気持ちになった。香港警察の主力刑事たちや闇商人やダイヤ商人とかに、有名な香港俳優を起用して欲しいかった。そうなると香港との合作作品となり、大掛かりになるのかな。ダイヤモンドは、10人の泥棒の中の一人が奪取するので、誰だか予想しながらみて欲しい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2013-09-15 11:53 | 810.泥棒たち
韓国映画レビュー その723 「ドクターK」
b0097051_21284079.jpgドクターK
制作年:1998年
監督:クァク・キョンテク
出演:チャ・インピョ、キム・ヘス、キム・ハヌル
ジャンル:サスペンス
鑑賞:韓国版DVD


神経外科医のカン・ジミン(チャ・インピョ)は、現代医学では回復不能の幼い患者三人の脳外科手術を成功させた。神経外科長イ・ソンミョン(ユ・インチョン)は、ジミンの神業を信じることができず、手術現場を録画したビデオを外国に送り彼の秘密を探ろうとする。神経外科長イ・ソンミョンの姪で、医大でジミンと同級生だったピョ・ジス(キム・ヘス)は、ジミンが同級生だったために常に試験で二番の成績でおり、今では麻酔科医である。学生時代ジスは、ジミンがいつも試験で一番で、ジミンが同級生に勉強を教えたり、試験前にノートを貸したりして、クールな存在でいることで対抗心を持っていた。だが、解剖実習での出来事でジスはジミンに対して、対抗心から好奇心へと変化していった。ジスは、いつしかジミンを愛するようになっていた。ある日、病院に多形性膠芽腫を患ったオ・セヨン(キム・ハヌル)が入院する。セヨンは、担当医になったジミンに好意を持つようになる。ジミン、ジス、セヨンの恋の三角関係、カン・ジミンの衝撃的な真実が明らかになるお話。

監督は、『オクス湯』のクァク・キョンテク監督。
出演は、神経外科医カン・ジミンを演じるのは『アルバトロス』『チャン』のチャ・インピョ、神経外科長の姪で麻酔科医ピョ・ジスを演じるのは『ドクター・ボン』『チム』のキム・ヘス、患者オ・セヨンを演じるのは『バイ・ジュン さらば愛しき人』のキム・ハヌル、神経外科長イ・ソクミョンを演じるのは『チェンジ』『火の鳥』のユ・インチョン、医師パク・ホドンを演じるのは『ナンバー3』『娼』のパク・サンミョン、同僚医師を演じるのは『ファースト・キス (原題:キスしましょうか)』『チャン』のソ・テファ、後輩医師を演じるのは『悪い女 青い門』のアン・ジェモ。

病院を舞台にしたドラマであるが、単に手術をして患者を救う物語ではなく、ジミン医師の神がかりな手術の謎、そして主人公、同級生、患者の三角関係が絡む。だがジミンは、同級生のジスや患者セヨンに惚れられるだけで恋愛ドラマとは程遠い形をみせている。ジスの学生時代から現在までの出来事をジミンにスポットを当てた回想シーンになっており、ジミンへの想いをみせている。ジスの心の声で表現されていることが多く、今でもずっと片思いでいることをみせている。

ジミンとセヨンの関係は、あくまで医師と患者の関係を崩していない。セヨンがジミンに一方的に片思いをしているのである。だが、ジミンが出かけるところを尾行したジミンは、ジミンの秘めた力の秘密を知ってしまったり、温泉でジミンの裸をみてしまうのだ。セヨンは、それを脅迫の材料にして、ジミンとデートするのである。セヨンがジミン医師に出会ったことで大きく変化したところがあるのだ。

同級生のジミンとジスの関係もおもしろいところだ。学生時代は、試験で学力一位を争っていた二人で、ジスの方は嫉妬心で負けたくない気持ちが出ているが、ジミンはいろんな仲間に教えたり、ノートを貸したり、学力試験にはそれほど執着心がないところだ。学生時代はほとんど話していない回想シーンになっており、お互いが医師になってから、よく話すようになっていくのだ。

ちょっとしたヒントとなることを云うと、ジミンの母は巫堂であり、その力が遺伝している。患者の病気が治り、超常現象のようにみえる力であるが、それにはとても大きなリスクがあるのだ。もうひとつは、ジミン自身が霊に取り憑かれていることで、それが終盤の伏線になっているのだ。その謎は中盤でセヨンが知り、終盤でジスが知り、ラストに大きな決断が待っているのである。

頭蓋骨を割って脳を手術するシーンがあったり、外科手術を何度かみせていることで、医学作品としてもそこそこ楽しめるかもしれない。主人公のジミンだけが手術するのでなく、様々な医師が手術をするシーンがあったり、チームとして病院が回っているのだ。

一応、日本漫画「ドクターK」とは全くの別物と考えてほしい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2012-09-10 21:36 | 723.ドクターK
韓国映画レビュー その668 「よいではないか」
b0097051_18325569.jpgよいではないか
制作年:2007年
監督:チョン・ユンチョル
出演:チョン・ホジン、ムン・ヒギョン、キム・ヘス、ユ・アイン、ファン・ボラ、チョン・ユミ、イ・ギウ、イム・ヒョクピル、パク・ヘイル
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版VCD


シム家の父チャンス(チョン・ホジン)は、堅物の英語教師をしている。母ヒギョン(ムン・ヒギョン)は、カラオケ店で働く若い男性ジンソン(イ・ギウ)に夢中である。兄ミギョン(ユ・アイン)は、前世が王だったと信じており、近所に住んでいる女性ハウン(チョン・ユミ)に熱を上げている。妹ヨンソン(ファン・ボラ)は、家族の姿をネタにしてインターネットラジオを開設し放送しており、奇妙な教師キョンホ(パク・ヘイル)に夢中である。母ヒギョンの妹である叔母ミギョン(キム・ヘス)は、売れない小説家で最近恋人にふられてしまう。そんな五人が同じ家に暮らしている。ある朝、五人がテーブルで朝食をとっているとき、母ヒギョンが倒れてしまう。救急車で運ばれて入院することになった母ヒギョンは、前日の出来事が原因で膝の靭帯を損傷していた。妹ヨンソン、兄ミギョン、叔母ミギョンは、インターネットの動画サイトで驚くべき映像をみてしまう。父チャンスが女子高生と一緒にホテルで横たわっている映像が世界中に配信されていた。果たして、シム家の人たちはその後どのようになるのかというお話。

監督は、『マラソン』『3番目の視線』のチョン・ユンチョル監督。
出演は、父シム・チャンスを演じるのは『デイジー』『卑劣な街』のチョン・ホジン、母オ・ヒギョンを演じるのは本作スクリンデビューの舞台女優のムン・ヒギョン、叔母オ・ミギョンを演じるのは『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』『浮気するのにいい日』のキム・ヘス、兄ヨンテを演じるのは『俺たちの明日』のユ・アイン、妹ヨンソンを演じるのは『少女たちの遺言 (原題:女高怪談 二番目の話)』のファン・ボラ、ハウンを演じるのは『親知らず』『家族の誕生』のチョン・ユミ、ジンソンを演じるのは『サッド・ムービー』『愛を逃す』のイ・ギウ、ミギョンの男友達ソンシクを演じるのは『クレメンタイン』のイム・ヒョクピル、キョンホ先生を演じるのは『グエムル』『極楽島殺人事件』のパク・ヘイル。

同じ家に暮らしているシム家の五人が、お互いのことに無関心で、自分のことだけを考えている中、ある事件をきっかけにして、バラバラだった家族の心が団結していくのである。シム家の五人の行動や表情をコメディ要素によって引き出し、家族という集合体がどのようなものかをヒューマンドラマとしてみせている。

家族を主にすると感極まるような演出をして、互いに愛情をみせるといったものが浮かびがちだが、シム家の場合は各々にスキャンダルが起こっても、それを淡々と受けとめており、感情的にならないのである。父チャンスのインターネット上にアップされた援助交際疑惑、母ヒギョンの入院生活やコーヒー好きの若い男性ジンソンとの怪しい関係、兄ミギョンがいつも気にしている女性ハウンとの関係や出生秘話、妹ヨンソンが宇宙を語る臨時教師キョンホとの未知なる世界観、売れない小説家の叔母ミギョンが近所の男友達ソンシク(イム・ヒョクピル)をこき使いながらだらけた日常を過ごしている。

家の中にあるアイテムがとても効果的で、作品を大きく盛り上げている。蓋が壊れた炊飯器をいつも上手にご飯を炊いている母ヒギョンが入院することになり、叔母ミギョンが何も考えずに炊飯器を使ったら爆発して米まみれになったり、母ヒギョンが新品のコーヒーメーカーを買ってきてコーヒーについて語ってそれを冷めた眼差しで見つめる四人であったり、いつも空っぽの犬小屋がある伏線になっている。いつも庭がみえる部屋のテーブルで食事をする家族五人の姿が印象的にみせており、ここに大きな軸があるのだろう。

月の演出は、いろいろなメッセージ性を含んでいるようにみえる。カラオケ店から母ヒギョンがヨンソンを追いかけるシーンで満月の光が照らされていたり、ハウンの生理と月との関係であったり、ミギョンが催眠状態でみる前世の時代でみる月であったり、ヨンソンが終盤に走りながら満月をみていたり、キョンホ先生の部屋に飾られている映画のポスターや月の写真、主要人物たちのシーンに必ず月が入り込んでいるから、何を意図しているのかを考えながら観る必要がある。

生活臭が滲み出ている演出としては、家事のためラフ服装でいる母ヒギョン、いつもボサバサヘアーの叔母ミギョンが非常によく目立っている。父チャンスと母ヒギョンとの夫婦の夜をみせていることから、父の援助交際疑惑の真偽がどうなのかはこの夫婦にはわかっているのである。高校生の兄妹は、ほとんど制服を着ていることで見た目に変化はみえないが、二人が物事を捉える考え方が面白く演出されているのだ。

終盤にある出来事が起こることで五人の家族が団結し、その後の五人の姿もみせている。序盤と終盤に家族の集合写真を撮っているシーンをみると、基本軸は核家族の父・母・息子・娘の四人である。一緒に暮らしている叔母の存在を自然に扱っているところは絶妙なところであろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2011-12-13 18:46 | 668.よいではないか
韓国映画レビュー その617 「二階の悪党」
短編作品ばかりだったので久しぶりの長編作品。ハン・ソッキュ&キム・ヘスのコンビ。
会話のやりとりでみせるコメディ、謎に包まれている主人公のサスペンス風な行動、チャンインとヨンジュの大人のロマンスといった感じだろう。内容は、まあまあの出来具合である。

b0097051_19183190.jpg二階の悪党
制作年:2010年
監督:ソン・ジェゴン
出演:ハン・ソッキュ、キム・ヘス、チウ、キム・ギチョン
ジャンル:コメディ、サスペンス
鑑賞:動画


チェ・ヨンジュ(キム・ヘス)は、アンティークの美術商を営む女主人で、同じような日々の生活に疲れている。ヨンジュの娘ソンア(チウ)は、中学生で思春期の悩みがある。異常なまで容貌にコンプレックスを持っており、学校では孤立して、学校に行きたがらない。母娘の二人で生活しており、経済的に困窮しているヨンジュは、使用していない二階の部屋を貸し出すことをしており、不動産屋にも協力してもらっているが、未だに借りる人がいない。一方、前科者のチャン・チャンイン(ハン・ソッキュ)は、相棒ソンシク(キム・ギチョン)と組んでおり、ある仕事を計画をしている。チャンインは、ヨンジュの家を訪れて、二階を借りたいという。チャンインは、自分が作家であると嘘をついて、小説を書くために二ヵ月間、部屋を貸して欲しいと依頼し、引っ越してくる。一階と二階の入り口は、別々になっており、二階に行くには外の階段を登って入るように作られている。引越しが片付いたチャンインは、ヨンジュやソンアが外出した後、二階の壁を壊したり、理由をつけて一階で生活しているヨンジュのところにあがりこみ、何かを探している。怪しい行動をとっているチャンインは、ヨンジュの家で何を探しているのかというお話。

監督は、本作デビュー作のソン・ジェゴン監督。
出演は、チャン・チャンインを演じるのは『目には目、歯には歯』『白夜行 -白い闇の中を歩く』のハン・ソッキュ、チェ・ヨンジュを演じるのは『最後の約束 (原題:11番目のお母さん)』『モダンボーイ』のム・ヘス、ヨンジュの娘ソンアを演じるのは『ウェディングドレス』のチウ、チャンインの相棒ソンシクを演じるのは『チャウ』『田禹治』のキム・ギチョン、ヨンジュの隣人を演じるのは『ベストセラー』『味噌』のイ・ヨンニョ、オ警官を演じるのは本作スクリンデビューのイ・ジャンウ、ソン室長を演じるのは『下流人生』『飛翔』のオ・ジェギュン、ハ代表を演じるのは『破壊された男』のオム・ギジュン、ハム・ギスを演じるのは『シークレット』『私のヤクザのような恋人』のパク・ウォンサン。

自称作家のチャンインが、精神的に憂うつになっているヨンジュに近づき、二人の関係に怒りを感じながら自らの容姿コンプレックスに加速がかかるソンア、女二人の家に大人の男を住ませていることで怪しむ隣人(イ・ヨンニョ)、ヨンジュに片思いする年下のオ警官(イ・ジャンウ)がチャンインのことを疑いだし、徐々にチャンインの目論見がみえてくるのである。チャンインとヨンジュの家やその周囲の人たち、チャンインと闇の取引しているハ代表(オム・ギジュン)とその部下ソン室長(オ・ジェギュン)といった二つのストーリーが平行して進行している。

冒頭のシーンで、チャンインが一緒にいた男ハン・ギス(パク・ウォンサン)と怪しい話しをしており、警察の突入によってチャンインは逮捕されて、一緒にいたギスは逃亡に失敗してビルから転落死してしまう。ここでチャンインとギスが話していたことが重要になっており、ギスが話していた陶器が高額で取引できることがわかり、闇の取引をしているハ代表と繋がっていくのである。

チャンインは、ヨンジュの家の中に例の陶器が隠されていると考えており、家の中を探しているのである。家の内部にある二階から一階に繋がる通路は、セメントで固められて通行できないため、チャンインはヨンジュに対して何かと理由をつけて一階の部屋にあがらしてもらい、その中で未亡人のヨンジュを口説いているのである。チャンインとヨンジュのロマンス要素が描かれているが、チャンインはヨンジュから一階の鍵を手に入れるためで、合鍵を作って一階と地下を探す目的があるのだ。ヨンジュの方は、十代で娘ソンアを出産して、数年まえに夫を亡くしていることで、チャンインの甘い言葉に誘われてしまうのだ。この二人のやり取りが、実に面白く描かれており、会話の中に散りばめてあるワードで笑いを誘い、情緒不安定なヨンジュの言動であったり、焦っているチャンインの姿をみせてコメディ要素を作り出している。

ヨンジュだけでなく、娘ソンアの存在によってチャンインの行動に壁を作りだしている。母と親しくしていることでチャンインに対してよく思っていないソンアは、チャンインを無視したり、登校拒否をして一階の部屋に居座るのだ。ソンアは、目の整形手術をしたいとヨンジュにせがむが断られており、そのやり取りが何度か続いている。中盤あたりでソンアとチャンインとの間が改善してくるので、そこからストーリーが加速していくのだ。もう一つ、序盤から母ヨンジュは娘ソンアのことをフルネームで呼んでいるシーンが多いことが、あるヒントを与えているつくりになっており、そこに気づくかで全体像がある程度みえてくるのである。

チャンインのもう一つの顔をみせているのが、ハ代表との取引である。チャンインに対して好意的でないソン室長の行動が、中盤から終盤の動きに繋がっていくのである。チャンインの緻密な行動に苛々して強引になっているソン室長が、ある事件を起こしてしまい、展開が激しくなっていくのである。

登場人物全員がコンプレックスを持っているのが、コメディ要素を一層面白くみせている。ヨンジュの心の病であったり、ソンアが容姿に猛烈に劣等感を持っていたり、ソン室長の身長であったり、ハ代表が父に対する感情、一警官としてヨンジュから見られているオ警官の感情、いつもヨンジュの家を覗いている隣人の感情、といった感じで表現されている。人間の隠したいという感情を映し出すことで、それぞれ悩みを抱えて生きている本来の人間らしさをみせている。

チャンインの行動が主になっている作品であるが、個人的にはヨンジュの精神状態を分析しながらみていると楽しめる。若い時期に出産をして、中学生の子供を持ち、夫が亡くなり、夫の店を引き継いで経営しているヨンジュの未来への絶望感を切々とみせているのだ。ヨンジュがチャンインに愚痴っていることで、だんだんと癒されていく姿をみせており、「おばさん」から「女性」へと変化していく過程がみえるから面白いのだ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2011-07-11 19:26 | 617.二階の悪党
韓国映画レビュー その510 「大人たちはわからない」
レアものとしてキム・ヘス主演の若い頃の作品。この作品に出演している子役たちも今でも活躍しているのも面白いところかも。

b0097051_14203281.jpg大人たちはわからない
制作年:1988年
監督:イ・ギュヒョン
出演:キム・ヘス、キム・セジュン
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
鑑賞:韓国版Video


過去アマチュアボクサーとして大活躍をしたジュン(キム・セジュン)は、現在親友のチェ先生(チェ・ヤンラク)が教師をしている学校で、ボクシング部のコーチをしながらプロボクサーをしている。ジュンは、一年まえに孤児ミニョン(キム・ヒョンス)と偶然知り合い、世話するようになり、自分が住んでいる部屋に泊めたり、幼稚園に通わせていた。だが、いたずらばかりするミニョンに手をやいていた幼稚園の先生ユラ(キム・ヘス)は、ミニョンの保護者であるジュンを呼び出す。そこで、ユラはジュンからミニョンがどのような環境でいるのかを教えられて、ミニョンに対して厳しく接していたのをやめていく。ミニョンのことで相談するために会っていたユラとジュンは、徐々に二人の気持ちが近づいていく。WBAのタイトルマッチにチャンピオンと対戦するジュンは、猛特訓をしておりトレーニングに時間をとられていたことでミニョンと一緒にいる時間があまり取れなかった。そんなとき、ミニョンの海外養子縁組が決まってしまい、ミニョンは児童福祉機関の施設に移動することになる。果たして、ユラとジュンの愛の関係はどのようになるのか、孤児ミニョンの海外養子縁組問題はどうなるのかというお話。

監督は、『青春スケッチ (原題:ミミとチョルスの青春スケッチ)』のイ・ギュヒョン監督。
出演は、幼稚園の先生ユラを演じるのは『カムポ』『その最後の冬』のキム・ヘス、ボクサーのジュンを演じるのは『青春スケッチ (原題:ミミとチョルスの青春スケッチ)』のキム・セジュン、チェ先生を演じるのは『青春スケッチ (原題:ミミとチョルスの青春スケッチ)』のチェ・ヤンラク、チェ先生の妻を演じるのはTVドラマで活躍しているペン・ヒョンスク、チェ先生の息子タルコムを演じるのは今でも男優で活躍している子役イ・ゴンジュ、孤児ミニョンを演じるのは今でも男優で活躍している子役キム・ヒョンス、幼稚園児コンジュを演じるのは今でも女優で活躍している子役イ・ジェウン。

多くのエピソードが含まれて、何でもかんでも詰め込んだ作品になっている。ユラとジュンのラブストーリー、チェ先生と妻(ペン・ヒョンスク)と息子タルコム(イ・ゴンジュ)のコメディ、ミニョンとタルコムの子供の世界、ユラの幼稚園での出来事、ミニョンの海外養子問題、ジュンのボクシングを描くスポ根、といった具合に多くのエピソードがあり、編集に難があってバランスの悪い構成になっている。大人の世界と子供の世界が混在してストーリーを展開させており、そこの切り替わりに違和感があることが原因かもしれない。

ジュンとチェ先生は、二階建ての一軒家に住んでおり、一階にはチェ先生の家族(妻と息子)、二階にはジュンとミニョンが暮らしている。ジュンとチェ先生は親友なので、家族ぐるみの付き合いをしており、チェ先生の息子タルコムとミニョンはいつも一緒に行動している。序盤はチェ先生を主にみせており、学校での授業風景で男子生徒クラスでは厳しい口調で授業をしているが、女子生徒クラスでは優しい口調で少し下心がありそうな授業をしてコメディ色をみせている。チェ先生の妻が、家庭の主導権を握っていることで、チェ先生と息子タルコムは同時に説教をされたり、頭が上がらないところをコメディ要素にしている。

ミニョンがトラブルを引き起こすことで出会うユラとジュンは、徐々に心の距離が縮まっていくのである。二人の話題は、ミニョンのことばかりになっており、二人の愛がなかなか進展していかない姿をみせている。純愛路線の作風になっていることで、ラブストーリーを期待すると物足りなくなるだろう。

幼稚園を舞台にして中心になっているのがユラである。ユラは、幼稚園児たちに好かれていたり、子供たちとその母親たちが集まるイベントがあってもミニョンを気にかける優しい先生でもある。また、幼稚園で子供の世界を描いていることで、シーンによってはユラよりも子供たちにスポットがいくようにみせている。

ジュンは、アマチュア時代で好成績を残しているのにプロへ転向してからなかなか成績が残せないでいるのだ。そこに、ミニョンという少年と接することで、大人と子供の信頼関係が作られていき、父子とは違う姿をみせている。ミニョンは、一貫してジュンのことを「おじさん」と呼び、父親として求めていないところがみられるから、チェ先生と息子タルコムとの違いを大きく表現している。

中盤から終盤にかけては、ジュンのタイトルマッチとミニョンの海外養子問題が同時進行しており、この二つの出来事がどのように収まるかをみせている。ボクシングの試合は、必死に戦ってはいるのはわかるが、タイトルマッチとは思えないレベルの低さである。もう少し、戦いの演出を入れてくれないと退屈になってしまう。最終ラウンドまでいくから、毎回登場するセクシーなラウンドガールに目がいってしまう。

この作品は、孤児ミニョンが中心になって動いており、ミニョンがトラブルを引き起こすことで出会うユラとジュンのラブストーリー、ジュンがタイトルマッチで戦うこと、タルコムとの子供同士の友情、ミニョンの海外養子問題によってユラが先生という枠を超えたヒューマンドラマをみせている。

若き日のキム・ヘスさんがみたいことで、最近VHSでみた作品である。声のトーンが高くて、今のような声質と少し変わっているのがみられる。顔はただ若くなっているといった感じで、大きな変化は感じられず、綺麗に歳を重ねており、さすが今でも第一線で活躍する女優さんであると感じられた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
[PR]
by nameinuuuu | 2010-07-03 14:28 | 510.大人たちはわからない
韓国映画レビュー その378 「モダンボーイ」
1930年代の日本統治時代の朝鮮が舞台だから、韓国ではこのような設定だとなかなかヒットしないのかな。日本時代をどのように描くかなのだが、日本の統治を美化したような内容を作ると韓国メディアに袋叩きになるのかなぁ。東京都知事の石原慎太郎氏が、2016年オリンピック東京招致申請にともなう調査のため来日した国際オリンピック委員会(IOC)の現地調査に関連した記者会見を開いたときに、当時の日本の植民地政策についてコメントしたことに対して、文句を言っている一部のメディアがいるから。
全体を通して感じたことは、あまり時代検証していない作品であるのがわかる。当時使われていた表現からである。新聞の号外の「日中戦争」とは戦後作られた言葉であるし、「明洞聖堂」も日本統治時代では別名だったし、当時存在しない外来語を多数用いたりしている。韓国の時代劇TVドラマをほとんど観たことがないが、このような時代にそぐわない表現はちゃんとしているのか不思議に思う。


b0097051_0543552.jpgモダンボーイ
制作年:2008年
監督:チョン・ジウ
出演:パク・ヘイル、キム・ヘス、キム・ナムギル
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー、アクション
鑑賞:韓国版DVD


支那事変が勃発した1937年、日本統治下の朝鮮の京城が舞台。父親(シン・グ)が大金持ちで、贅沢な暮らしをして、朝鮮総督府で書記官をしているイ・ヘミョン(パク・ヘイル)は、親友の日本人検事シンスケ(キム・ナムギル)と久々に再会してクラブに遊びにいった。ヘミョンは、そのクラブでひと際目立つ女性ダンサーのチョ・ナンシル(キム・ヘス)に一目惚れした。ヘミョンは、ナンシルに近づきたいため、シンスケに協力を求めた。クラブで芸名ローラとして活動しているナンシルは、ナンシルの従兄弟でありマネージャーであるオオガイ(キム・ヨンジェ)が行方不明になってしまったことで、朝鮮総督府に勤務しているシンスケ検事を訪ねてきたとき、ヘミョンはシンスケの名前を語ってナンシルと接触することができた。昼間は洋裁店でデザイナー及び裁縫師をしているナンシルの職場に訪れるヘミョンは、次第に親しい仲になっていき恋人関係になっていく。ヘミョンの家に泊まったナンシルは、翌朝に朝鮮総督府へ出勤するヘミョンに手作り弁当を持たせた。ナンシルの手作り弁当が朝鮮総督府内で爆発して大きな騒ぎになり、ヘミョンは自宅に戻ってみるとナンシルの姿はなく、家具が消えていた。ヘミョンは、ナンシルが働いている洋裁店やクラブに行ってみたが姿はなく、京城中を探しまわる。ヘミョンは、ナンシルを心から愛してしまったときに姿を消してしまい、朝鮮総督府爆発事件のこともあり、真実を知りたかった。ヘミョンがナンシルと再会したとき、ナンシルの秘密を知り、困惑しながらもこの時代に生きる二人の姿を描いたお話。

監督は、『ハッピー・エンド』『親知らず』のチョン・ジウ監督。
出演者は、朝鮮総督府の書記官ヘミョンを演じるのは『グエムル -漢江の怪物-』『極楽島殺人事件』のパク・ヘイル、デザイナーでありダンサーのチョ・ナンシルを演じるのは『よいではないか』『11番目のお母さん』のキム・ヘス、日本人検事のシンスケを演じるのは『後悔なんてしない』『カン・チョルジュン 公共の敵 1-1』のキム・ナムギル、質屋のペク・サンホを演じるのは『ス SOO (原題:壽)』『ファム・ファタール (原題:無防備都市)』のキム・ジュンベ、チョ・ナンシルの従兄弟オオガイを演じるのは『親知らず』『シークレット・サンシャイン (原題:密陽)』のキム・ヨンジェ、ヘミョンの父を演じるのは『拍手する時に去れ』『プチトマト』のシン・グ。

1937年の日本統治時代と西洋文化を取り入れた現代を融合した映像描写になっている。多少違和感がある映像になっているが、近代化した京城を表現したいのがみえる。少数の裕福層が近代文化を取り入れたモダンボーイのヘミョン、モダンガールのナンシルを中心にみせながら、一般的な服装な人たち、民族衣装(和服や韓服など)を纏った人たちもみせている。また、西洋近代建築も表現されており、おそらくCGで再現させていると思うがドイツ人建築家が設計した朝鮮総督府、赤レンガのルネッサンス風建築物の京城駅、日韓併合前に建築された明洞聖堂(日本統治時代の名称は鐘峴聖堂)などである。日本統治時代という設定なため、日本語頻度は全体の20%ぐらいだから、日本人からすると意外と鑑賞しやすいかもしれない。

多くのことを詰め込んだ作品になっており、朝鮮独立運動家たちの活動、ヘミョンとナンシルの恋愛、日本統治時代の朝鮮、日本人と朝鮮人の壁、朝鮮人としての誇りなどをみせている。正直に言ってしまうと日本統治時代で朝鮮独立を謳った運動家たちを主にしたストーリーだから、いつもと変わらずって感じで日本ではヒットし難い作品であろう。

親日派で恵まれたプレイボーイのヘミョンが、大きな秘密を持った女性ナンシルを愛したことで、とんでもない事件に巻き込まれていく姿をみせている。今まで考えてこなかったこの時代に生まれたことを深く見詰め、胸の内に秘める思いをナンシルが引き出し、ヘミョンがどのように変化するのかをみせている。ナンシルに出会ったことが運命の分岐点であり、平穏な生活が一変してしまうのだ。

ナンシルが何者であるのか、何を企んでいるのかを考えさせるところが面白くみせている。職業ではダンサー、歌手、デザイナー、裁縫師、独立運動家と幾つかの顔をみせ、名前ではチョ・ナンシル、ローラ、ナターシャ、石田燿子、テロパクの妻と幾つかの名義がある。その変化ぶりは素晴らしく、男性の中に混じって激しいダンスをしたり、洋装店では控えめなデザイナーとして地味な女性だったり、歌唱力を持った日本人歌手のゴーストシンガー、朝鮮総督府に和服姿で清楚な女性として現れたり、度胸のある独立運動家をキム・ヘスが見事に演じている。

ヘミョンとナンシルの恋愛は、中盤まではあまり強調せずにみせているが、二人の愛情の深さが分かるのが終盤なのである。どんな女性にも軽く遊ぶヘミョンがナンシルの魅力に吸い込まれて、ナンシルもヘミョンの本心を見抜き心が揺れているのがみえるのだ。二人の動向は、終盤の展開に通じるので詳しいことは控えることにする。

日本人と朝鮮人の見えない壁というのが多々出てくる。警察での拷問では朝鮮人に対して厳しく行っていたり、ナンシルの従兄弟オオガイの件に関しても拷問によって精神障害になって戻ってきたり、飲食店に強制捜査に入った刑事たちが日本人客と朝鮮人客を区別したり、ヘミョンの親友であった日本人検事シンスケの厳しい尋問などみせている。警察の尋問は、過激な独立運動家の行動を抑止するために行っているとみえるから当然のようにもみえるが。

ナンシルの行動がサスペンス要素をみせている。ヘミョンは単に利用されているのか、テロパクというのは何者なのか、独立運動家としてナンシルの実力はどのぐらいのレベルなのか、刑事たちとの攻防、中盤から登場する質屋のサンホ(キム・ジュンベ)との繋がり、ある物体の仕掛け、最終目的は何なのかというところである。

この作品で一番気に入ったのは、キム・ヘスの歌である。「色彩のブルース」「Why don't you do right?」「小川の浅瀬 (日本語バージョン)」「小川の浅瀬 (韓国語バージョン)」の4曲を熱唱している。歌自体は「色彩のブルース」が好きであるが、映画としては「小川の浅瀬」が映像と上手くマッチしている。劇中ではナンシルがヘミョンの耳元で「小川の浅瀬」の韓国語バージョンを歌い、レコードを再生させて「小川の浅瀬」の日本語バージョンが流れ、二つの言葉が重なったメロディがなかなか良いのだ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2009-04-22 01:19 | 378.モダンボーイ
韓国映画レビュー その359 「チム」
90年代の作品のレビューを書くのも懐かしくていいものだと感じてきた。リアルタイムもの、後追いのものとあるけれど。韓国版VCDで鑑賞して、暫くして日本版DVDを鑑賞したと思う。本ブログは、90年代の作品をあまりアップしてないから、たまには気分転換になっていいかな。
主人公が友人から紹介された男性で、キム・スンウやクォン・ヘヒョもいた気がした。ちょっとした遊び心のある作品でもある。アン・ジェウクの女装は見た目でバレバレだから、新宿○丁目で似ている人を捜せばみつかるかもしれない。(冗談だけど)

b0097051_18393097.jpgチム
制作年:1998年
監督:ハン・ジスン
出演:キム・ヘス、アン・ジェウク
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
鑑賞:韓国版VCD


周囲の友人たちはみんな結婚して自分だけ独身の調香師チェヨン(キム・ヘス)。チェヨンの部屋に酔っぱらって泊まっていた弟チョリ(カン・ソンジン)と弟の親友ジュンヒョク(アン・ジェウク)。チェヨンは二人に対して激しく怒り、部屋から追いだす。ジュンヒョクが中学生のときから三人は近い存在であり、ジュンヒョクはチェヨンにずっと片思いしており、チェヨンはジュンヒョクのことを弟のようにみていた。理想の男性を求めて結婚を夢見るチェヨンであるが、友人の紹介で出会った男性たちとデートするがどうもパッとしない。チェヨンは憂さ晴らしにジュンヒョクと二人で酒を飲みに行き、店で酔っ払って寝込んでしまったチェヨンをホテルまで運び、二人の間には何もなかったが朝をむかえた。目が覚めたチェヨンは、シャワーを浴びているジュンヒョクをみて、昨夜何かあったと勘違いして怒ってしまい、二度と顔をみせるなと言って嫌われてしまう。ジュンヒョクは、チェヨンのことを忘れられないで困っていたとき、特殊メイクの仕事をしている先輩のジング(イ・ドゥイル)が完璧な女装してジェヨンに接触することを考える。ジュンヒョクは、チェヨンの生活パターンを調べて、女装した姿でチェヨンと仲良くなる。愛する年上の女性チェヨンの傍にいるために、女装してチェヨンに接触することでジュンヒョクの愛は成就するのかというお話。

監督は、『ゴースト・ママ』のハン・ジスン監督。
出演者は、調香師のチェヨンを演じるのは『永遠なる帝国』『ドクター・ボン』のキム・ヘス、チェヨンに憧れるジュンヒョクを演じるのは『ラブラヴ』のアン・ジェウク、チェヨンの弟でありジュンヒョクの親友のチョリを演じるのは『若い男』『ベイビー・セール』のカン・ソンジン、ジュンヒョクの父を演じるのは『永遠なる帝国』『ママと星と磯巾着』のキム・ヒラ、ジュンヒョクの叔父を演じるのは歌手チャン・ナラの実父のベテラン俳優チュ・ホソン、ジュンヒョクの先輩ジングを演じるのは『ビート』のイ・ドゥイル、証券マンのソンミンを演じるのは『接続』のチェ・チョロ。

主人公が女装をする作品は、過去にいろいろ上映されているが、本作品は憧れの女性にどうしても近づきたいために取った手段として女装している。女装の完成度としては、映画などで使用されるようなシリコンで出来た胸を装着したり、オカッパ型カツラ、濃いメイク、高音の声といった感じで雰囲気は出ている。だが、どうみても男性が女装したのが明らかにわかるだろう。

ジュンヒョクが女装する前のジェヨンとの関係は、姉と弟のような関係である。ジェヨンは、弟チョリに対する態度と同じような振る舞いをして、全てをさらけだしているので、完全に家族のような感じで接している。だから、ジェヨンからするとジュンヒョクを男性として意識するのは困難であるのだ。そして当時の韓国の文化背景も絡んでおり、年上女性と年下男性がお付き合いする習慣が少数派だったことも難しさのひとつであろう。

ジュンヒョクが女装して女性としてジェヨンと接するときは、会話はまさに女性同士の内容だ。恋愛、占い、メイク、香水、服装といった会話が進む中で、ジュンヒョクが今までに見たことがないジェヨンの姿をみて更に惚れていくのがみられる。女同士の会話と男女の会話の差が、ジュンヒョクにとってジェヨンの違う一面を発見しているのだ。女装したジュンヒョクが占いを使って、ジェヨンを騙してなんとか男装版ジュンヒョクを振り向かそうとするが裏目ってしまい、証券マンのソンミン(チェ・チョロ)が登場してしまい、恋のライバルの出現によって複雑になっていくのだ。ジェヨンが女装したジュンヒョクに恋の相談をするところが非常におもしろいところである。

サイドストーリー的にあるのが、女装したジュンヒョクに一目ぼれする親友のチョリなのだ。ジュンヒョクは先輩ジング以外に女装のことは秘密にしているから、チョリのアプローチに困惑しているのだ。それに追い討ちをかけているのがジュンヒョクの叔父さんの登場で、叔父さんはジュンヒョクのことを同性愛者だと勘違いし、父にもそれが知れわたり、とんでもない方向に進んでいく。ここでも、当時の韓国の文化背景がみられ、まだまだ同性愛に対して理解度が乏しく、特別なものとみているのがみられる。

当時の韓国文化のタブーにも触れていることで、そのギャップをコメディ要素にしている。正しい愛の表現方法かは別にしてジュンヒョクがジェヨンのことを一途に愛してるのはわかるが、ジェヨンはどのようにして気持ちを整理していくのかがポイントだと感じる。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2009-02-13 18:47 | 359.チム
韓国映画レビュー その273 「最後の約束 (原題:11番目のお母さん)」
個人的には好きな作品。キム・ヘスが主役だからちょっと贔屓目であるが。母子の物語なのだが、継母と小学生の親子関係なのでちょっと異色かもしれない。子役が上手すぎて物語に入り込んでしまった。しっかり者の小学生(キム・ヨンチャン)、母親らしくない母親(キム・ヘス)、暴力的なダメ父親(リュ・スンニョン)、気さくな隣りのおじさん(ファン・ジョンミン)といった設定もよかった。

b0097051_1102182.jpg最後の約束 (原題:11番目のお母さん)
制作年:2007年
監督:キム・ジンソン
出演:キム・ヘス,キム・ヨンチャン,リュ・スンニョン,ファン・ジョンミン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


小学生のチェス(キム・ヨンチャン)は、博打ばかりしてふらついている父(リュ・スンニョン)と二人暮らしをしている。チェスが幼き頃に生みの母がいなくなって、父はいろいろな女と一緒になって、継母がどんどん変わっていった。ある日、11番目の母となる女性(キム・ヘス)が父と一緒に家にやって来た。父は、その女性が新しい母となることをチェスに言って、母と呼ぶようにチェスに言いきかす。一方で、その女性も子供がいることを知らなかったので困惑した。翌朝、父はいつものように博打をするために出かけ、11番目の母は一日中ラジカセで音楽を聴きながら寝転んだり、大食いで冷蔵庫の食べ物が空になってチェスは困ってしまった。11番目の母が、たくさんの食べ物を買ってきてチェスにも分けていたが、その食事代はチェスがコツコツ蓄えていた食券で購入したものでチェスは頭にきてしまった。お互い馴染めないでいた11番目の母とチェスは、ある日11番目の母が糖尿病のためにインスリン注射を自分で打とうとしたときにチェスが麻薬だと勘違いして薬を捨ててしまった。そのために倒れてしまった11番目の母は、チェスと一緒に病院に行って薬を投与し、診察を受けて帰った。ある夜、機嫌の悪い父が帰宅し、チェスが隠していた生みの母の思い出が詰まった絵本や写真を見つけた父は、それを燃やしたりチェスに暴力を振るうのをみて、我慢できなくなった11番目の母は父の暴力を止めさせようと助ける。これまで、距離のあった11番目の母とチェスの間に何らかの変化が出てくる。そんなときに、11番目の母はチェスに黙って家を出て行ってしまった。果たして、11番目の母とチェスの関係は今後どのようになるのか、父や11番目の母はこの先にどのような運命が待っているのかというお話。

監督は、『サプライズ』『コチルマル』のキム・ジンソン監督。
出演者は、11番目のお母さんを演じるのは『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』『浮気するのにいい日』のキム・ヘス、少年チェスを演じるのは『地球を守れ!』『おもしろい映画』のキム・ヨンチャン、チェスの父を演じるのは『偉大なる系譜』『黄真伊』のリュ・スンニョン、チェスの隣人ペクチュンを演じるのは『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』『黒い家』のファン・ジョンミン、ペクチュンの母を演じるのは『私たちの幸せな時間』『息子』のキム・ジヨン。

今まで次から次へと変わる10人の母と一緒に生活してきた小学生チェス、突然父と一緒に現れた11番目の母、この二人の心の交流を描いたもの。キム・へス演じる女性には、名前が設定されておらず、エンディングロールでも、「ヨヂェ:女性」という役名になっているので、本レビューではキム・へス演じる女性を「11番目の母」として名づけて進行していく。

チェスは、小学生なのにチラシ配りをしたり、家の食事を作ったり、お金の管理をしたりと家事全般をしながら真面目に学校に行っている。不安定な父の収入で生活しているチェスは、食券を使ったり、配給されるものを使ったりと節約主婦のように苦労している。彼には画家になる夢があり、彼が描いた絵は印象的である。そんな中に自由気ままな11番目の母が登場することで生活のリズムが変わるのだ。大食いの彼女は、朝食に残しておいたお米を全部夜中に食べたり、冷蔵庫にある食べ物を全て平らげてしまうのだ。食券で買ってきた海苔巻きを食べるチェスに近づいてくる11番目の母は、少し貰い沢庵を指で押し出して食べたりと、チェスからみるとやりたい放題なのだ。このような姿をみていて、初めは「お母さん」と呼んでいたのに「おばさん」と呼ぶようになるのをみるとチェスの心で壁を作ったのがわかる。

一方、11番目の母はチェスに無関心で干渉せずに自由気ままに生活している。ノングヘアーの鬘に、アイシャドーを濃く塗って、真っ赤な口紅をした厚化粧の姿とスッピンの落差が凄い。普段はボサボサのショートカットで、首まわりがダボダボの長袖シャツを着てブラジャーの紐がはみだして、顔色が青白いので全くの別人にみえるのだ。ヘビースモーカー、大食い、常に寝転んでいる姿をみると、チェスじゃなくても誰がみても引いてしまうだろう。

チェスの隣りに住んでいるのが運転免許の試験に8回も落ちたおバカさんで働いていないペクチュン(ファン・ジョンミン)。無職なのは以前に勤めていた会社が倒産したからである。チェスとペクチュンの間は、良き兄貴的な存在であり、そしてムードメーカーでもある。チェスの母が次々と変わっていくのを知っているペクチュンは、新しい隣人となる11番目の母に好意を持つのだ。11番目の母とペクチュンのツーショットが多いのは、11番目の母が唯一近所で会話する人だからであろう。ペクチュンは、気が弱いダメ男の役回りであるが、全体像をみるとチェスや11番目の母のパイプ役となっている存在で、大きな分岐点には必ず顔をだす重要なキャラクターである。

11番目の母とチェスの関係が変わってくるのは、家族三人で食事に行って、その後にカラオケボックスで眠っている父を横にして、11番目の母が自分の過去を話すことからである。チェスも同様に生みの母の思い出を語ることで、お互いの辛い過去を知ることで二人の距離が縮まっていくのである。それに追い討ちをかけるように、11番目の母が糖尿病であること知ることで見方が変わってくるのだ。チェスの宿題に協力する11番目の母は、二人で遊園地に行って一緒に写真を撮り、宿題であるそのレポートをちらっと11番目の母が読んだところに感動的なものがあるのだ。たった二行のコメントには、チェスが心底で感じた想いが綴られているのだ。これにより、11番目の母は今後のことを考えたり、チェスに対して大きな感情が入り込んでいくのだ。

ホステス出身の11番目の母が、チェスの家にやって来たときの当初は、人生を諦めたような絶望的な表情し、捻くれた言い方をしたり、どことなく体全体で寂しさをみせている。時間が経つにつれて閉ざされた心は、チェスだけでなく、隣人のペクチュンやペクチュンの母と出会うことで、徐々に心を開いていく姿がみられる。出会った時間が短く、血の繋がっていないチェスと11番目の母の親子であるが、愛情がぎっしり詰まったものを感じられる。母子の関係なのだが、チェスが大人びていることや11番目の母が母親らしくないところもおもしろいところでもある。

中盤以降からみせる「母」としての行動や心情をうまくみせていることや、自分の運命を知っているからこその行動、親でしか教えることができない子供へのしつけ、母の味をチェスに教えようとしたりと終盤へ加速していく流れが良く出来ている。ラスト際では、郵便物の差出人が名前でなくて「お母さん」になっているところ、チェスが父に語るところは上手さを感じた。この作品の出来は、子役(キム・ヨンチャンくん)の素晴らしい演技によって良き作品に仕上がっており、それにキム・ヘス、リュ・スンニョン、ファン・ジョンミン、キム・ジヨンといったベテラン役者のパワーが相乗効果を生み出していると感じた。

ちょっとしたことで気になった点は、キム・へスが主に左手で箸を使ったり、左手でタバコを吸っているところだ。意識して演技をしていると思われたが、チェスの食券でご馳走を食べているときは右手で箸を使っていたから両利きなのかと思った。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2008-03-14 19:11 | 273.11番目のお母さん
韓国映画レビュー その262 「永遠なる帝国」
時代劇もののレビューを連発する予定なのでまずはこの作品を選んだ。すでに日本版DVDも発売されているが、スクリーンで鑑賞したので宮の細かな映像がみれたのがよかった点である。音響は酷かったが。予備知識がなく鑑賞するとストーリーについていくだけがやっとであろう。国王、南人派、老論派の考えや行動が繊細に描かれている。でも外国人からすると理解するのは難しいかと思う。

b0097051_1274053.jpg永遠なる帝国
制作年:1995年
監督:パク・チョンウォン
出演:アン・ソンギ、チョ・ジェヒョン、キム・ヘス、キム・ミョンゴン
ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国映画特選


18世紀の李氏朝鮮22代国王、正祖(アン・ソンギ)の時代。国王を中心に動く改革派の南人派、官僚が主導権を握る保守派の老論派という二つの派が理念対立をしていた。ある日の早朝、宮廷の書庫でチャン検書官が死体で発見された。チャンの死の報告を受けたイ・インモン臣下(チョ・ジェヒョン)や数人の者たちは、死体のある書庫に行き死体状況をみて、国王、宦官長、チョン・ヤギョン(キム・ミョンゴン)刑曹などに報告する。国王は、事件の真相を捜査するために老論派のシム・ファンジ宰相(チェ・ジョンウォン)を命じ、一方で南人派のイ・インモンには亡くなったチャン検書官に預けた大切な本を探すように命じた。イ・インモンは、チョン・ヤギョン(キム・ミョンゴン)刑曹に頼み込み、二人でチャン検書官の死因を究明しようとする。果たして、チャン検書官の死の真相は何なのか、そしてイ・インモンに探させている本には何が隠されているのかというお話。

監督は、『九老アリラン』『われらの歪んだ英雄』のパク・チョンウォン監督。
出演者は、国王の正祖を演じるのは『ホワイト・バッジ』『太白山脈』のアン・ソンギ、南人派のイ・インモンを演じるのは『若き日の肖像』『胸に芽生えた刃で悲しみを断ち切って』のチョ・ジェヒョン、イ・インモンの妻サンアを演じるのは『失なわれた君』『初恋』のキム・ヘス、チョン・ヤギョン刑曹を演じるのは『太白山脈』『風の丘を越えて (原題:西便制)』のキム・ミョンゴン、老論派のシム・ファンジ宰相を演じるのは『風の丘を越えて (原題:西便制)』『初恋』のチェ・ジョンウォン。

まず、冒頭に当時の時代背景の説明があり、これを理解した上で鑑賞しておかなければいけない。22代国王の正祖は、南人派を支持しており、対立的に位置しているのが官僚が主導権を握る思想を持つ老論派である。だが、先代21代国王は老論派の支持であり、老論派の改革を進めた理由で子息サド王子を殺している経過がある。先代21代国王の孫にあたるのが22代国王の正祖であるのだ。現国王の正祖は、自らの権力で近衛兵や図書館を統括して南人派を就任させているのだ。

宮中内の老論派と南人派の対立が醜くでているのが特長的にみられる。チャン検書官の検死をした老論派のシム・ファンジ宰相は、持病による窒息死として国王に報告する。だが、南人派のチョン・ヤギョンとイ・インモンが、独自に調べた結果で毒ガスによる殺人だとわかるのだ。一日に一人が死んだだけでなく、イ・インモンが早朝に見かけた挙動不審なイ宦官も亡くなり、隠れキリシタンのために牢獄されていた学者も亡くなっている。何故、チャン検書官が殺されなければならないのかという理由が、チョン・ヤギョンとイ・インモンがある書物からわかるのであるが、なかなか巧妙なことをしていたのだ。ある事を隠そうとする者、ある事を暴こうとする者という構図が、うまく表現されており緊迫感がある。

事件の真相も重要であるが、22代国王の正祖の心境がどのようにして描かれているのかが重要であろう。実の父であるサド王子が殺されたことへの感情、民衆の革命によって王権制度を潰したフランス革命を意識していたり、フランス製の眼鏡、王の在り方、自由や平等といった理想を考えている姿をみると国王が築きたいと思っている「永遠なる帝国」なのであろう。国王が臣下たちに詩を詠むシーンが伏線になっているので、しっかりと覚えておいてほしい。

ストーリーの進行は、イ・インモンが謎を解いていくことで進んでいくが、もうひとつ妻サンアの存在が中盤まであまり語らないところにおもしろさがある。妻サンアは何故夫インモンと離れて暮らしているのか、全体像からみたサンアの存在意義はしっかり終盤にみられるようになっている。

18世紀の李氏朝鮮の時代設定や歴史的背景がわかっていると一層楽しめる作品だと感じる。アジア圏でキリスト教徒が多い韓国が、当時ではキリスト教は禁止されており、見つかれば牢獄に入れられるので、時代の変化というのは恐ろしいものだ。全く知識がないと鑑賞するにはきつく、劇中の登場人物を細部までみる必要があるのでかなり疲れる作品でもある。事件の真相を探るサスペンス要素よりは、国王の心境を感じとるヒューマンドラマ要素のほうがおもしろく感じた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
[PR]
by nameinuuuu | 2008-02-03 12:19 | 262.永遠なる帝国
韓国映画レビュー その252 「浮気するのにいい日」
女性二人(キム・ヘスとユン・ジンソ)が主人公という点でどのようなものか期待して鑑賞した。イスル(キム・ヘス)とチャグンセ(ユン・ジンソ)という全く性格が違う女性像を表現している点は良いのだが、どうも全体的におもしろさが伝わってこない。期待しすぎたのが原因かもしれない。最初と最後のシーンで出てくるイスル(キム・ヘス)が参加する歌謡教室の生徒たちの合唱シーンはかなり良かったかな。

b0097051_14574129.jpg浮気するのにいい日
制作年:2007年
監督:チャン・ムニル
出演:キム・ヘス、ユン・ジンソ、イ・ジョンヒョク、イ・ミンギ
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
鑑賞:韓国版DVD


自由奔放な人妻イスル(キム・ヘス)は、出会い系サイトで知り合った大学生のテディン(イ・ミンギ)と夫(パク・サンミョン)に内緒で浮気をする。テディンが通っている大学に行って一緒に学食を食べたり、腕を組んで歩いたり、ホテルに行ったりと昼間から大胆に行動する。刑事の夫(パク・ヒョックォン)と幼い子供がいる人妻チャグンセ(ユン・ジンソ)は、出会い系サイトで知り合ったプレイボーイで証券会社に勤めるヨウトゥマリ(イ・ジュンヒョク)と喫茶店で顔合わせをする。その後、チャグンセはヨウトゥマリとホテルに行くが、肉体関係を拒み、もう一歩踏み切れないでいる。退屈な日常生活に不満を持つ人妻イスルと人妻チャグンセの二人が、手軽に知り合い若い男性を相手に浮気を楽しむ。夫に黙って昼間に浮気を楽しむ人妻イスルは、ホテルでテディンと情事を楽しむ中、イルスの夫が警察と一緒にそのホテルの部屋に乗り込んできて大波乱が起こり、隣りの部屋で同じように浮気をしていたチャグンセとヨウトゥマリも焦りだし、二組の浮気カップルがピンチに陥る。果たして、二組の浮気カップルに今後どのような展開が待っているのかというお話。

監督は、『幸福な葬儀屋』のチャン・ムニル監督。
出演者は、30代の主婦イスルを演じるのは『赤い靴』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のキム・ヘス、20代の主婦チャグンセを演じるのは『愛してる、マルスンさん』『私の生涯で最も美しい一週間』のユン・ジンソ、証券会社に勤めるヨウトゥマリを演じるのは『シンソッキ・ブルース』『Mr.ソクラテス』のイ・ジュンヒョク、大学生のテディンを演じるのは『堤防伝説』のイ・ミンギ。

二組の浮気カップルであるイスルとテディン、チャグンセとヨウトゥマリは、出会い系サイトのハンドル名をそのまま役名になっている。意味としては、イスル=露、テディン=大学生、チャグンセ=小鳥、ヨウトゥマリ=キツネである。二組の浮気カップルが、同じ時間軸上で交互にシーンが切り替わって進行していく構成である。

イスルとテディンの関係は、一回り以上年上のイスルがリードする恋愛で、完全にテディンは振り回されている感じだ。食事代もホテル代も車の運転もイスルが行っていることで、少し変わった恋愛模様をみせている。情事のシーンも大人の女性の魅力を全面に出しているイスルには参ってしまう。

チャグンセとヨウトゥマリの関係は、年齢が近いせいもあり上下関係のような感じはない。チャグンセは臆病になっている点もあり、喫茶店での最初の出会いでも緊張感があり、おどおどしている。それに対してヨウトゥマリは女慣れした振る舞いをして、ホテルにまで持っていき、何とかやろうという気で焦っている。やりたいヨウトゥマリと焦らすチャグンセという構図が長く続くのだ。

ホテルでの出来事は、二組の浮気カップルが同じホテルの隣り部屋になっており、何度もすれ違っているが、物語は別々に進んでいき、ついにイスルの浮気が夫にばれてホテルに乗り込んでくるところからドタバタ劇が始まる。イスルの夫が刑事たちを連れてきたことで、イスルとテディンはホテルから逃亡するのであるが、同じようにその刑事がチャグンセの夫であったために、チャグンセとヨウトゥマリも同じようにホテルから逃亡するのである。逃げている最中に、イスルとチャグンセが道端で出会って、二つの物語が繋がる仕組みである。

男性の心理描写をもう少し深く取り上げていれば、双方の違いがみえておもしろくなったかもしれない。テディンとイルスの夫、証券マンのヨウトゥマリとチャグンセの夫を絡ませていれば、男性視点も描けていたのにと思われる。笑いを提供するドタバタ系のラブコメなのだが、内容が薄くみえて、もっと主婦のイスルとチャグンセの日常を描いて欲しかった。中盤以降は、ホテルでの逃亡が続き、イスルの夫婦、チャグンセの夫婦にスポットを持っていき、日常の主婦が心に抱えている不満を発散している感じだ。女性視点の浮気というところで、シリアスにせずに軽いノリで表現しているから韓国国内でヒットしたのかもしれない。ひとつ言えることは、キム・ヘスの魅力を十分に見せている作品でもある。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
[PR]
by nameinuuuu | 2007-12-18 19:40 | 252.浮気するのにいい日