韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
752.ワンドゥギ
753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
755.未確認動画
756.二つの月
757.ただ君だけ
758.同い年の家庭教師レッスン2
759.容疑者X
760.会社員
761.カエル少年失踪殺人事件
762.未確認生命体
763.超能力者
764.青い塩
765.家を出た男たち
766.間諜
767.ヨンガシ
768.隣人
769.私が殺人犯だ
770.共謀者
771.魔法のカメラ
772.リターン・トゥ・ベース
773.出藍の誉れ
774.愛のジャンケン
775.Departure
776.REC
777.蛍の光
778.2度の結婚式と1度の葬式
779.マネキンと手錠
780.テレビを当てよう!
781.禁じられた愛
782.フェティッシュ
783.りんご畑で
784.おばあちゃんの海
785.かげろう
786.淡い期待
787.俺らヒップホップボーイズ!
788.彼女
789.審判
790.Jury
791.あの夏、突然に
792.南へ
793.白夜
794.西遊記リターンズ
795.スンピル失踪事件
796.怪盗ホン・ギルドン一族
797.私とS4の話
798.バービー
799.ドント・クライ・マミー
800.新世界
801.容疑者S
802.もう我慢できない
803.空と海
804.愛が怖いっ!
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韓国映画レビュー その682 「あなたの初恋探します (原題:キム・ジョンウク探し)」
b0097051_18334116.jpgあなたの初恋探します (原題:キム・ジョンウク探し)
制作年:2010年
監督:チャン・ユジョン
出演:イム・スジョン、コン・ユ、チョン・ホジン、チョン・スギョン
ジャンル:ラブストーリー、コメディ
鑑賞:日本版DVD


ミュージカルの舞台監督をしているソ・ジウ(イム・スジョン)は、公演日が間近に迫ることで日々忙しい。ジウは、父(チョン・ホジン)の勧めで、パイロットのテヨン(シン・ソンノク)とお見合いをし、仕事の合間に彼がやってきてプロポーズをされたが断ってしまう。ジウは、10年程まえにインドで一人旅行中に出会った初恋の人キム・ジョンウクを未だに忘れられないでいる。一方、旅行代理店で働いているハン・ギジュン(コン・ユ)は、今の業務に不満を持って辞めてしまい、姉(チャン・ヨンナム)の夫であるパク・サンフン(リュ・スンス)の事務所の一部を借りて、初恋探し会社を立ち上げた。そんなとき、ジウの父がお見合い相手を断った理由を知り、ジウを初恋探し会社に行かせて、初恋相手キム・ジョンウクを探すよう依頼する。ジウは、もともと乗り気でなかったが、ギジュンの熱意に負けて、一緒に初恋の人を探し始めるお話。

監督は、本作デビュー作のチャン・ユジョン監督。
出演は、舞台監督ソ・ジウを演じるのは『ハピネス (原題:幸福)』『チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)』のイム・スジョン、初恋探し会社のハン・ギジュンを演じるのは『Sダイアリー』『恋の潜伏捜査 (原題:潜伏勤務)』のコン・ユ、ジウの父を演じるのは『悪魔を見た』『生き残るための3つの取引 (原題:不当取引)』のチョン・ホジン、女優ラ・スギョンを演じるのは『顔と心と恋の関係 (原題:私の目にさや)』『楽園 (原題:楽園-パラダイス)』のチョン・スギョン、ギジュンの義兄パク・サンフンを演じるのは『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』『おいしい人生』のリュ・スンス、ジウの妹ジヘを演じるのは『同い年の家庭教師 レッスン2』『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』のイ・チョンア、舞台助監督ウヒョンを演じるのは『鬼』『インフルエンス』のイ・ジェフン、若手女優のチェリを演じるのは『イパネマの少年』のキム・ミンジ。

ジウの若き頃インド旅行で体験した過去軸とボサボサ頭で常に仕事で忙しい現在軸を交互にみせながら、初恋探し会社のギジュンと一緒に「キム・ジョンウク」を探すのである。

ジウのインド旅行の回想が出てくるところで、初恋の人キム・ジョンウクが髭面のギジュンになっており、ジウの説明を訊いてギジュンの脳内で整理されたものが映像化したものになっている。ギジュンは、キム・ジョンウクの顔を知らないことで、このような表現になっているのであろう。また、横分けの髪型をしているギジュンは、生真面目な性格であり、そのギャップを見せて楽しませようとしている。二人でキム・ジョンウク探しをするとき、ギジュンが多くの資料を用意してキム・ジョンウクという同姓同名の人たちを片っ端から会っていくのである。ギジュンの物語としては、人探しと自分探しが主になるところで、コメディ要素を強くなっていたり、面白さに欠けるところが目立つ。

働く女性ジウが、舞台監督として苦悩する姿をみせている。大女優ラ・スギョン(チョン・スギョン)に気をつかったり、時間通りにこない若手女優チェリ(キム・ミンジ)だったり、舞台助監督ウヒョン(イ・ジェフン)とのチームワーク、他のスタッフとの纏め役をしているのだ。舞台監督の苦悩する姿を描くアイデアはよいのだが、描ききれていないのが本音のところである。

ジウの恋に対する感情というのが中盤から終盤にかけてみえてくるのである。恋の結末を知るのが怖くて臆病になっているのであるが、ギジュンと出会うことで考え方が変化していき、終盤にそこでどのように対処しているのかをみせている。

サイドストーリーとして二つある。ひとつは、ジウの妹ジヘ(イ・チョンア)の恋愛物語であったり、父を含めた三人の家族物語である。もうひとつは、ギジュンを中心にした姉家族との物語である。両方とも扱いは小さくなっており、ここはもっと広げて演出して欲しいところであった。

全体を通して感じたことは、ラブストーリーとしてはそこそこ良いが、コメディとしては全く笑えなかった。冒頭で日本を揶揄した描き方をしてコメディ要素にしているが、それを鑑賞者がどのように捉えるのかである。心の広い人や鈍感でその意図に気づかない人であれば通用するであろうが、あのネタがあるのに日本で一般上映する根性がすごい(編集でカットしてないことで褒めている)。一般上映することは多種多様な客層になり、韓国好きな人以外も来るので、フラットな人たちが観るとどのようになるのか計算しているかである。ラストシーンも大阪国際空港となっていたが、仁川国際空港にみえるけど、日本の空港なのか。謎だ。アイデアとしては多くあるが活かされておらず、どれも中途半端なつくりになっている感じがする。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2012-02-13 18:44 | 682.あなたの初恋探します
韓国映画レビュー その681 「チョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)」
b0097051_18482248.jpgチョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)
制作年:2009年
監督:チェ・ドンフン
出演:カン・ドンウォン、キム・ユンソク、イム・スジョン、ユ・ヘジン
ジャンル:アクション、ファンタジー、コメディ
鑑賞:日本版DVD


500年前の朝鮮時代。牢獄に閉じ込めた妖怪が、神秘のパワーを持つ伝説の笛「万波息笛」を奪って、この世に脱走してしまう。三人の仙人(ソン・ヨンチャン、チュ・ジンモ、キム・サンホ)の手違いで起こってしまい、左道坊派の道士ファダム(ペク・ユンシク)に助けを求める。一方、右道坊派の道士チョングァン大師(ペク・ユンシク)の弟子である道士チョン・ウチ(カン・ドンウォン)と犬チョレン(ユ・ヘジン)は、王を愚行したり、人間に化けた妖怪と戦ったり、後家インギョン(イム・スジョン)の護衛をして彼女を気に入ってしまう。三人の仙人の要望どおり、道士ファダムによって妖怪を封印して目的を果たす。伝説の笛を真っ二つに割って、道士チョングァン大師と道士ファダムが持つことになる。だが、笛を我がものにしようと道士ファダムが、道士チョングァン大師を殺害して、その罪を弟子であったチョン・ウチに着せる。素行の悪いチョン・ウチの言葉を訊かず、三人の仙人はチョン・ウチと犬チョレンを掛け軸に封印し、それと同時に片割れの笛も一緒に封印されてしまう。それから500年が過ぎて現代のソウル。不老不死の仙人たちは、僧侶(ソン・ヨンチャン)、占い師(チュ・ジンモ)、神父(キム・サンホ)に扮して現代を生きている。突然、妖怪を封印した瓢箪が壊れて、この世に妖怪が復活する。これを仕掛けたのは、なんと道士ファダムであった。仙人たちは、この事態を収めるため、博物館の展示物になった掛け軸を見つけ、嫌々ながら道士チョン・ウチの封印を解く。だが、道士チョン・ウチは、護符がなければ術を使うことができず、護符を持っている犬チョレンの封印も解く。変化した世の中をみたチョン・ウチと犬チョレンは、イタズラばかりして、仙人たちを困らせる。そんなとき、チョン・ウチが車に轢かれてしまい、その車に乗車していたのが、500年まえの後家インギョンとそっくりなスタイリスト(イム・スジョン)と女優(ヨム・ジョンア)であった。チョン・ウチは、妖怪退治そっちのけで彼女に夢中になってしまう。チョン・ウチが妖怪や野望を持つファダムと戦うお話。

監督は、『ビッグ・スウィンドル! (原題:犯罪の再構成)』『タチャ イカサマ師 (原題:いかさま師)』のチェ・ドンフン監督。
出演は、500年前も現代も同じで道士のチョン・ウチを演じるのは『あいつの声』『M』のカン・ドンウォン 、500年前も現代も同じで左道坊派の道士のファダムを演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『亀、走る (原題:亀が走る)』のキム・ユンソク、500年前は後家インギョンで現代はスタイリストを演じるのは『サイボーグでも大丈夫』『ハピネス (原題:幸福)』のイム・スジョン、500年前も現代も同じで犬チョレンを演じるのは『大誘拐 ~クォン・スンブン女史拉致事件~』『トラック』のユ・ヘジン、500年前は仙人で現代は僧侶を演じるのは『イテウォン殺人事件』『私の愛、私のそばに』のソン・ヨンチャン、500年前は仙人で現代は占い師を演じるのは『亀、走る (原題:亀が走る)』『グッドモーニング・プレジデント』のチュ・ジンモ、500年前は仙人で現代は神父を演じるのは『10億』『きみに微笑む雨 (原題:好雨時節)』のキム・サンホ、500年前は兎の妖怪で現代は医師を演じるのは『空を歩く少年』『亀、走る (原題:亀が走る)』のソヌ・ソン、500年前は鼠の妖怪で現代は医師助手を演じるのは『コ死:血の中間考査』『映画は映画だ』のコン・ジョンファン、500年前の右道坊派のチョングァン大師を演じるのは『ブラボー・マイ・ライフ』『町内金庫連続襲撃事件』のペク・ユンシク、現代の女優を演じるのは『なつかしい庭 (原題:古い庭園)』『私の生涯で最悪の男』のヨム・ジョンア、現代のバーテンダーを演じるのは『裸足のキボン』『オガムド』のキム・ヒョジン。

全体構成として三分の一が500年前、三分の二が現代となっており、登場人物も一人二役となっているところが多い。主となる道士チョン・ウチ、道士ファダム、犬チョレンは、どの時代でも同じキャラクターになっているが、三人の仙人たちが現代では僧侶、占い師、神父になっていたり、兎の妖怪が医師に化けていたり、鼠の妖怪が医師助手に化けていたり、後家インギョンがスタイリストに生まれ変わっている。ファンタジーの作風なので、冒頭で物語の決め事であったり、世界観が説明されているが、理解し難いところもあり、そこをクリアーすることが必要であろう。500年前と現代を両方同じぐらい重要としているなら、半々の時間配分で描いて昔の部分をもっと分かりやすく説明して欲しい。現代が主になるのであれば、500年前の部分が長すぎる。

多くの有名俳優がキャスティングされていることで、キャラクター重視の内容になっている。イタズラばかりするチョン・ウチと犬チョレン、本当の悪であるファダム、姑に呪われていると云われる後家インギョンと現代に生まれ変わるスタイリスト、マヌケな三人の仙人たち、チョン・ウチの師匠であるチョングァン大師の存在、我がままではじけている女優、クラブで踊りバーテンダーをしている女性(キム・ヒョジン)、医師に化ける兎の妖怪(ソヌ・ソン)、医師助手に化ける鼠の妖怪(コン・ジョンファン)。これらのキャラクターを均等にみせようとして、忙しくなっているのがみられる。

道士対妖怪という図式は、500年前も現代も変わっておらず、仙人たちで退治できないことで道士に頼っている。チョン・ウチが、コンピューターグラフィックで再現された妖怪と戦うところはちょっと残念な感じだが、妖怪が人に化けた形で戦闘するところの方は面白くみせている。攻撃パターンが多くて、コメディ要素を入れながら魅せるような戦いになっているからだ。チョン・ウチとファダムの最終決戦が目玉になっており、そこでチョン・ウチが師匠のダイイング・メッセージで残した血の文字「匣琴玄發」が大きな意味を持つのだ。

青銅剣や鏡の秘密とか、終盤間近でスタイリストが変貌したり(チョン・ウチを誘き寄せる術か憑依)、現代で神父が一人で呪文を唱えて妖怪の封印に成功する矛盾シーンであったり、曖昧なシーンが幾つかみられたので、もう少し詳細な説明を示して欲しい。純粋に映像をみて、自分なりに理解して消化することはできるがそれでよいのか自信がない。

この作品のコメディ要素は、俳優の特徴を活かした形でみせているので面白いところが多い。マヌケな三人の仙人たちが真顔でドジばかりしているところは必見だろう。意外に良かったのが、下手糞なくせに威張っている女優の出来事である。

古典小説をモチーフにしている作品なので、予備知識のない外国人が観るには結構つらい作品に感じた。しかもファンタジーというジャンルのため、この世界に存在する設定を理解しなければいけない。娯楽作品として作っている点もあるので、派手なアクションを楽しみながら、豪華キャストの共演だったり、頭で悩まずに目で楽しむ方法もあるだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2012-02-09 19:06 | 681.チョン・ウチ 時空道士
韓国映画レビュー その605 「愛してる、愛してない」
b0097051_1740182.jpg愛してる、愛してない
制作年:2011年
監督:イ・ユンギ
出演:イム・スジョン、ヒョンビン、キム・ジス、キム・ジュンギ
ジャンル:ラブストーリー
鑑賞:動画


結婚5年目の夫婦である妻ヨンシン(イム・スジョン)は出版業界で働いており、夫ジソク(ヒョンビン)は建築家をしている。ある日、ヨンシンの出張のために、ジソクは金浦空港まで車で送っていく。車の中の会話で、ヨンシンはジソクに男ができたことを話し、家を出て行くことを告げる。ヨンシンの引越しの日、大雨で天候が荒れている。ジソクは、ヨンシンが出て行く理由を深く追求することなくその日を迎える。そして、ヨンシンの新しい恋人キム・スンフン(ハ・ジョンウ)が迎えに来ることになっている。ジソクは、ヨンシンの荷物を梱包し、ヨンシンが大事にしていたコーヒー茶碗にコーヒーを淹れる。今日で最後だと考えながら、荷物をまとめる途中で、二人で積み重ねた記憶を思い出し追懐する。思い出の品々が二人の目にとまると、当時の気持ちを思い出すようになる。二人は、最後の食事をするため、午後7時に予約をしているレストランへ出かける予定でいる。ヨンシンとジソクは、本当に別れることができるのかというお話。

監督は、『アドリブ・ナイト (原題:とても特別なお客さん)』『素晴らしい一日』のイ・ユンギ監督。
出演は、妻ヨンシンを演じるのは『田禹治』『キム・ジョンウク探し』のイム・スジョン、夫ジソクを演じるのは『百万長者の初恋』『私は幸せです』のヒョンビン、隣夫婦の女を演じるのは『ノートに眠った願いごと (原題:秋ヘ)』『愛するときに話すこと』のキム・ジス、隣夫婦の男を演じるのは『素晴らしい一日』『イテウォン殺人事件』のキム・ジュンギ、ヨンシンの母を演じるのは『キル・ミー』『ガールフレンズ』のキム・ヘオク、キム・スンフンを演じるのは『素晴らしい一日』『国家代表』のハ・ジョンウ、アナウンサーを演じるのは本作スクリンデビューのユ・ジンヨン。
原作は、日本の短編小説、井上荒野の『帰れない猫』である。

出張する日に妻ヨンシンが夫ジソクに一方的に別れを告げ、出張から帰ってきてから引越しまでの時間を描かず、引越し当日の午後4時から午後7時までの残された時間の中で、別れる男と女の感情を深く描いたものである。

車中と家中という閉鎖的な空間だけで表現されているのは、日常的な空間を表していることにも繋がるだろう。夫婦が共有している空間として、車であったり、一緒に暮らしている家の中である。他愛もない会話でジソクがヨンシンを空港まで送っていく中は、一見平穏にみえるのである。ヨンシンが日本に出張する話しであったり、ジソクが自宅を仕事場にしたいといった日常的な会話が続く中で、ヨンシンの唐突な告白によって夫婦間にタイムリミットが出来てしまう。

引越し当日の二人は、淡々としており、ジソクはヨンシンの荷物を丁寧に梱包している。ヨンシンも持ち出す荷物も少なく、自分自身で荷造りするほどでもなく、思い出の品をみては思いにふけている。平然とした二人の会話であるが、ヨンシンの表情は常に申し訳なさそうにしており、後ろ姿のジソクをみつめるのである。一方的に別れを告げたヨンシンは、ジソクの抵抗があると予測していたにも関わらず何もなく、気持ちをぶつけてこないことで困惑している。ヨンシンは、ジソクに何故怒ったり狂ったりしないのかと気持ちをぶつけるシーンがあるが、このときのジソクの感情を読んでいくのがこの作品の見所のひとつでもある。ジソクは、云わないのでなく云えないのが答えだろう。本当の自分の気持ちを表現できない内気な性格なのが、観ていくうちにジソクの人物像が理解できるからである。ジソクの行動や表情をみていると寂しみの深さもみえるし、所々で感情を露にしている。

隣家の子猫が二人の家に迷い込んでしまい、隣家の夫婦が訪ねてくるエピソードが含まれている。隣家の夫婦の女(キム・ジス)と男(キム・ジュンギ)は、普段ソウルに暮らしており、週末にこの地にやってくることを説明している。突然の訪問者によって、重たい空気になっていた二人を日常に帰らせてくれるのである。ちょっとした夫婦についての会話で現時点の状況を話し、数時間後に起こる別れのことを触れずにいるのである。隣家の夫婦が上がり込んでいる間に、ヨンシンの恋人キム・スンフンから固定電話に電話があり、それに出るのがジソクであり、何もないようにヨンシンに変わるのだ。隣家の夫婦がいることで、本格的な話しができず、コソコソした感じで話すのである。飛び入り的な形で登場した隣家の夫婦であるが、重要なキャラクターは子猫のほうである。ラストシーンにも登場する子猫をみて、ヨンシンの迷う心情を表現している。

バックミュージックは、ラジオのニュースであったり、テレビのニュースであったり、特別な音響の演出もなく常に日常生活で耳にする音になっている。これによって、常に静寂な雰囲気を作り出す効果があるのかもしれない。二人にとって大切な引越しの日は、テレビもみない状態でおり、そんなとき突然の訪問者の隣家の夫婦によって、テレビをつけることで天候状態を知ったり、交通状態を知ったり、閉ざされていた情報が入ることで終盤の行動に繋がっていくのである。

別れを主にしているのに、今までの夫婦生活の回想シーンがないのも異質的にみえるであろう。ヨンシンが、仕事でパスタの記事の資料を見返したり、動物型人形をいじるところをみせており、思い出があるのに映像として表現してないのは、観る側に想像力を要求しているようにも感じとれる。二人の機微な表情と行動によって描かれている内容なので、細かく追求しながらワンシーン毎考えながらみる作品になっている。

作風は、イ・ユンギ監督らしい派手な演出もない個性的なものになっている。この監督の過去の作品を鑑賞したことがあれば、作風は変わらず、ゆったりとした作りになっており、時間の使い方も「間」を大切にしており、人物の感情を観る側が読みとっていく作りになっている。出演俳優が有名どころを起用していることで、それに釣られて観る人が増えると思うが、この作品はそもそも「小さな作品」ってことを理解しておくことが重要であろう。この監督の世界観に免疫がないと結構理解するのに大変かもしれない。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-06-01 17:43 | 605.愛してる、愛してない
韓国映画以外レビュー その3 「変わりゆく地、プーケット (原題:プーケット)」
この作品のレビューをアップすることを決めたので、ブログ内を改造して左上に「アナザー・カテゴリ」という項目を作った。「韓国映画以外レビュー」は、北朝鮮の作品および韓国の俳優や監督が絡んだ作品を取り扱う予定でいる。
この作品の台詞は、英語が基本になっている。時々、韓国人イム・スジョンが話す韓国語、タイ人ソラポン・チャートリーが話すタイ語、現地の人のタイ語も含まれている。

b0097051_2259488.jpg変わりゆく地、プーケット (原題:プーケット) (短編)
制作国:タイ
制作年:2009年
監督:アーティット・アッサラット
出演:イム・スジョン、ソラポン・チャートリー
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:SSFF&ASIA 2010


韓国人の人気女優ジン(イム・スジョン)は、休暇でタイのプーケットに休みに来ている。ジンは、朝起きたばかりなのに、鳴り止まぬ電話や泊まっているホテルにファンが押し寄せる事態になっていた。地元女性ガイドは、ジンのマネージメントをしており、ジンと一緒にホテルのリムジン運転手ポン(ソラポン・チャートリー)が運転する車に乗り込み、ドライブをして観光をする。落ち着かないジンを救ってくれたのが運転手ポンであった。運転手ポンは、ジンの要望通りに人がいないビーチに連れていき、ジンが5才の頃に両親と一緒にこのビーチに来たことを思い出していた。その後、ジンとポンは一緒に行動するようになり、若い韓国人女優と中年運転手との友情を描いたお話。

監督は、『ワンダフル・タウン』のアーティット・アッサラット監督。
出演は、韓国人女優ジンを演じるのは『サイボーグでも大丈夫』『ハピネス (原題:幸福)』のイム・スジョン、タイ人の運転手ポンを演じるのは『ビューティフル・ボーイ』『マッハ!弐』のソラポン・チャートリー。

ジンは結婚を控えて不安な気持ちを抱えながら、幼き頃に両親と一緒に旅行した思い出が詰まった土地にきて、父と同じぐらいの年齢の中年運転手ポンと心の交流をする。

序盤では、休暇で外国に来てもファンに囲まれ、心と体を休めるところがないのをみせている。地元女性ガイドが間に入ってジンの世話をするのであるが、事務的に行動しているので、ジンはプーケットに来てもいつもと変わらないと感じているのをみせている。

運転手ポンの計らいで、人がいないビーチに連れてきてもらったジンは、過去の記憶を思い出しながら、昔と同じ場所に立って感情的になるのだ。ジンは、幼き頃来たときに建物がなかったのに、ビーチから建物がみえて、運転手ポンがその建物がいつできたのかを説明してくれるのだ。思い出の地であるプーケットのビーチも変わっていく姿を感じることで、徐々に心の整理をしていくジンである。

その後、ジンは地元女性ガイドやファンをまいて、運転手ポンの車に乗り込み二人で出かけていく。その場所は、海の上であり、船に乗って、船の運転手であったり、地元の若い夫婦が乗っていたり、ジンとポンの二人がいるのだ。ジンがポンに家族のことや自分のことを語ることで、複雑な感情を露にしていくことで心を癒されていくのだ。

実はジンだけでなく、ポンも同じように心が癒されていくのである。ポンは、既に妻を亡くしていることでジンの父とダブらせるように設定されており、夢を実現できないまま中年になってしまった人生を切々と語っているのが印象的なシーンでもある。そして、ジンとポンの出会いはその場限りでなく続いており、終盤に出てくるあるアイテムが効果的な感動を与えている。

ティーチ・インで監督が来ており、プーケットの観光PR映画であることを説明していた。韓国人女優イム・スジョンの起用については、韓国の女優を使いたく、知り合いの韓国人プロデューサーに連絡して英語を喋れる女優さんを探してもらい、紹介してもらったのがイム・スジョンだったようだ。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2010-06-21 23:17
韓国映画レビュー その307 「ハピネス (原題:幸福)」
ホ・ジノ監督らしい作品である。過去の作品で共通する事柄をこの作品でも用いている。友情出演のコン・ヒョジンやリュ・スンスはかなり出番があるしポイントになる人物だから、正式な出演でもおかしくない。
b0097051_10594755.jpg
ハピネス (原題:幸福)
制作年:2007年
監督:ホ・ジノ
出演:ファン・ジョンミン、イム・スジョン、コン・ヒョジン、リュ・スンス
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
鑑賞:韓国版DVD


ソウルでナイトクラブを経営していたヨンス(ファン・ジョンミン)は、友人ドンジュン(リュ・スンス)に経営を引き継がせ、恋人スヨン(コン・ヒョジン)に別れを告げ、母(キム・ジング)には数年留学すると嘘を告げて姿を消していった。その理由は、悪化した肝硬変を直すために田舎の療養所「希望の家」に行くためであった。山々に囲まれた場所にある療養所には、重度の肺疾患で8年もこの療養所でスタッフとして働いているウニ(イム・スジョン)、ヨンスと同室になった肺ガンのソック(パク・イヌァン)、腎臓が悪い患者プナム(キム・ギチョン)、患者ジェゴン(ユ・スンモク)など、みんなが病気と真正面から向き合って治療に専念している。ヨンスは、若くて綺麗なウニが気になるようになり、二人は徐々に気持ちが近づき恋人関係になっていった。親密になったヨンスとウニは、二人だけで暮らすために療養所を出て、田舎の小さな一軒家で二人暮しをし、自給自足の生活や賃金が少ない仕事をしたりして、体に気をつかいながら穏やかな生活を過ごしていた。一年が過ぎ、ヨンスは体調を取り戻し、近い将来のことを考えだしていた。ある日、ソウルから友人ドンジュンと恋人スヨンが訪れてきたことで、都会の生活が恋しくなり、多くの悩みを抱えたヨンスは、ウニに母へ会いに行くと嘘をついて、ソウルにいる友人ドンジュンや恋人スヨンに会いに行った。ヨンスは、切り詰めた田舎の貧乏生活や病気で苦しむウニが負担に感じ、もう一度ソウルで生活したいと感じだす。果たして、ヨンスとウニの関係は今後どのようになるのか、二人の病気の行方はどうなるのかというお話。

監督は、『春の日は過ぎゆく』『四月の雪 (原題:外出)』のホ・ジノ監督。
出演者は、ナイトクラブを経営をしていたヨンスを演じるのは『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』『黒い家』のファン・ジョンミン、重度の肺疾患で苦しむウニを演じるのは『角砂糖』『サイボーグでも大丈夫』のイム・スジョン、ソウルにいるヨンスの恋人スヨンを演じるのは『天軍』『家族の誕生』のコン・ヒョジン、ヨンスの親友でクラブ経営を引き継いだドンジュンを演じるのは『スーパースター カム・サヨン』『まぶしい日に』のリュ・スンス、療養所で暮らす患者プナムを演じるのは『角砂糖』『ノートに眠った願いごと (原題:秋へ)』のキム・ギチョン、療養所で暮らす患者ジェゴンを演じるのは『四月の雪 (原題:外出)』『グエムル 漢江の怪物』のユ・スンモク、療養所の院長を演じるのは『春の日は過ぎゆく』『花嫁はギャングスター (原題:極道の妻)』のシン・シネ。

序盤にヨンスが仕事や恋愛などの身辺整理をしているので、何をしているのかと思いきや、病気を治すために療養所に行くためであるのだ。予備知識なしで観てしまうと、これから死ぬのかと思ってしまうであろうし、療養所のことをホスピスだと勘違いしてしまうかもしれない。療養所での生活は、早朝の運動、畑仕事、食事療法、そして常に明るく笑うことなのだ。毎日のようにお酒を飲みタバコを吸っていたヨンスにとって、それらを許されないのはまさに地獄のような場所でもある。心臓病、腎不全、大腸疾患、肺ガンといった多くの人たちが、大きな病気と闘っているのに、明るく振舞っている。その明るさの裏に個々で不安を抱えているのを初めにみせるのが、ヨンスと同室になった肺ガンのソックである。みんなで診察に行ったときにソックが病状の悪化を知ったことで自暴自棄になり、不幸な出来事が起こるところである。皆が死を感じ、他人事のように感じとっていないのが、療養所にいる人たちの表情からみられるのである。

ヨンスは、ウニとの出会いで大きく変わっていくのである。二人の関係が親密になってくプロセスよりも、その後に起こる出来事を重視し、意識的に構成しているのを理解しておく必要がある。恋愛に積極的なウニは、過去に療養所内の患者と恋愛をしていた時期もあり、悲しい出来事を経験していても抑えられない感情を表現している。ヨンスとウニのキスシーンやベッドシーンの描き方は、ホ・ジノ監督の過去の作品でみせていた綺麗に描写する手法より、写実的に描かれているのが印象的である。これは役者の力量をみての演出だと感じられるであろう。もちろん、プラスの意味である。

大きな分岐点は、ヨンスの病状が回復したところであろう。何も娯楽のない田舎でケチった生活、病状が一向に回復しないウニの存在が負担になったり、都会の生活に戻りたい気持ち、二人の将来に対する考え方の違いといった多くの誘惑に負けてしまうヨンスの心の弱さがみえてくる。ヨンスのことを身勝手な男にみえるが、いつ死んでもおかしくないウニと一緒にいることを選択してとことん尽くしていくのか、自分の素直な気持ちのまま現実的な行動を取るのかをみせている。序盤のヨンスの行動で、誰にも病気のことを告げずに去っていったところに、彼がどのような人物であるかをみせている。相手に対しての思いやりを持った優しい面も持ち合わせていることを考慮して、簡単に身勝手な奴と決めつけるものでもない。遊園地のシーンでみせるウニの涙、海岸沿いのシーンでみせる無言で表情だけで主張する二人、ウニが坂道を全力疾走するシーン、これから起こる出来事を予兆させるようにしているところで、二人の感情を繊細に表現されているところである。中盤から終盤にかけて、言葉だけではなく表情や行動に着目して、ヨンスとウニの感情表現をどのように描写しているのかをしっかり理解することでこの作品の良さがみえてくるであろう。

もうひとつ、自然の変化を随所に見せて、二人の気持ちとリンクするように演出をしているように感じとれる。初めてヨンスとウニが出会うバス停での流れや山道を二人で歩くシーンをみると、春から夏の季節をみせており木々が茂ったところは、二人が澄んだ心を持った状態をみせている。同時に効果音として、人工的な音ではなく、自然の鳥のさえずりが響いているところも風情を感じてしまう。中盤以降は、秋と冬の季節を設定していることから、二人の感情をみれば一目瞭然であろう。

この作品は、台詞回しよりも些細な仕草や表情の変化が重要視されている。単に病気持ちの恋愛ものと安易な気持ちで鑑賞してしまうと、大事なところを見失ってしまう。目に見えない二人の気持ちを如何に理解していくかで満足度が変わってくるだろう。何故かわからないが、ホ・ジノ監督の作品と相性が良くて、過去の作品『八月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』『四月の雪』もかなり良い出来であったと感じる。

ちょっとツッコミを入れるとしたら肝硬変の状態で焼酎を飲んだら大変なことになるだろう。アルコールは肝臓の機能によって分解される作用があるので、肝臓に負荷がかかり体が異常になると考えられる。ボクは肝炎を経験しているから分かるけど、肝炎の状態でビールをグラス1杯飲んだだけで全身が痺れてひどい倦怠感で苦しくなった。肝炎を上回る肝硬変という病状だから、その辺は現実的に描いてほしかった。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★★
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by nameinuuuu | 2008-07-05 11:14 | 307.幸福
韓国映画レビュー その219 「角砂糖」
人と馬の絆を扱った動物映画。映像をみると手間がかかっている作品であるのがわかるはずだ。

b0097051_15114415.jpg角砂糖
制作年:2006年
監督:イ・ファンギョン
出演:イム・スジョン、パク・ウンス、ユ・オソン、キム・ギチョン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


済州島の牧場で生まれ育ったシウン(幼年期:キム・ユジョン、成長期:イム・スジョン)は、幼いときから馬と共に生活をしてきた。母を亡くし、牧場で馬の世話をしながら父(パク・ウンス)、叔父(キム・ギチョン)らと暮らしてきたシウンは、お気に入りの牝馬を家族同様に愛していた。牝馬は難産のために子馬を生んで亡くなってしまった。母馬をなくした子馬にとって育てる環境を考えると安楽死させることを選択する父らであったが、シウンが自分で育てると強い意志を主張して殺さずに子馬を育てることになった。子馬にチョンドゥンと名づけてシウンと共に成長して、実の姉弟のような仲になっていった。成長したシウンは、幼き頃から騎手になることが夢であり騎手養成所に父には内緒で手続きしていたことがばれてしまい、シウンを馬の世界に関わらせたくなかった父ともめてしまう。父は騎手を夢見るシウンを止めようと馬チョンドゥンを香港に売りとばしてしまったが、シウンは騎手の養成所に行くことにした。2年が過ぎ、果川の厩舎で暮らすシウンはついにプロ騎手になったが、まだ馬チョンドゥンのことが忘れられずにいた。騎手生活で苦しい時期にいたシウンは、町で偶然にも香港に売られたはずの馬チョンドゥンと再会して、馬チョンドゥンを済州島の牧場に運び、騎手シウンとユン調教師(ユ・オソン)と馬チョンドゥンの馬主になる老人(ペク・イルソプ)らで馬チョンドゥンを競走馬として鍛えていく新しい生活が始まった。競走馬として力をつけていった馬チョンドゥンは、レースに出場するまでになったが、果たしてこの先シウンと馬チョンドゥンにどのような試練が待っているのかというお話。

監督は、『あいつは素敵だった』のイ・ファンギョン監督。出演者は、女性騎手をシウンを演じるのは『アメノナカノ青空 (原題:...ing)』『サッド・ムービー』のイム・スジョン、シウンの父を演じるのは『男、生まれる』『少年、天国へ行く』のパク・ウンス、シウンの叔父を演じるのは『キリマンジャロ』『甘く、殺伐とした恋人』のキム・ギチョン、ユン調教師を演じるのは『チャンピオン』『星』のユ・オソン、キム調教師を演じるのは『幼児独尊』『最後の晩餐』のチェ・ハンナク。

牧場で生まれ育ったシウンが夢であった騎手になり、姉弟のように共に生活してきた馬チョンドゥンを父が売ってしまったが偶然再会し、馬チョンドゥンを競走馬として育てていく。シウンと馬チョンドゥンの心の繋がりを描いたヒューマンドラマである。

序盤は、幼少時代のシウンと牝馬との仲を母娘のような関係がみられる。牧場で働く父はシウンにはあまり馬と関わりを持たしたくなかったみたいだが、逆に叔父はシウンの気持ちに応えてあげている。シウンと牝馬のじゃれ合う姿で人間と馬との絆をみせつけていた。牝馬が子馬チョンドゥンを産んで亡くなってしまい、新しい命の子馬チョンドゥンが新たな主役の誕生なのだ。この作品は、最初から最後まで馬が主役で序盤は牝馬、中盤以降は子馬チョンドゥンになり、人間シウンとその周りの人間模様をみせつける。

子馬チョンドゥンとの別れがあり、父の反対を押し切ってシウンは騎手になっていくが、厩舎での生活に人間ドラマが潜んでいる。馬よりも馬主のご機嫌取りやお金にばかり目がいく腐った根性のキム調教師(チェ・ハンナク)、無愛想で周りから浮いた存在にみえるが悲しい過去を持ち人一倍馬の気持ちを感じとるユン調教師(ユ・オソン)、同じ騎手の同期生たちで同室のいつもお気楽な女性騎手ミンジャ(ホン・ジヨン)、優秀な同期生騎手のソン・チョル(オ・テギョン)、サイドストーリー的なところで運命の選択を迫られた中年の同期生騎手チョンボク(パク・キルス)らとシウンとの関係がうまく繋がっている。

とことん悪を見せつけるキム調教師で、馬の管理もいい加減であり騎手をひとつの駒としてみているところに怖さを感じる。自分が生き残るためにシウンを切り捨てたり、お金を使って脅したり、騎手を捨て駒にする根性が憎くてしょうがない。このようなキャラクターと反対な面を持つキャラクターがユン調教師なのだ。彼の過去には調教師や騎手たちも恐れるものがあり、近寄りがたい存在であるが馬に対する精神がすばらしい。そしてシウンを認める唯一の理解者でもあるユン調教師が、シウンを騎手としても馬チョンドゥンが競走馬としての成功の影の功労者なのだ。終盤でみせる調教師という立場での選択をするのか、シウンと馬チョンドゥンの絆に応えてあげるべきなのか苦悩する姿にこの作品の重要なポジションにいるのだ。友情出演という立場で出演しているユ・オソンであるのが、ストーリー上でユン調教師は主人公シウンと馬チョンドゥンの次に重要なキャラクターである。

泣かせどころが多いシーンを作っているが、細かいところで必要なエピソードがショートカットされているので、そこを明確に描いてあげればおもしろさがでるだろう。父が馬チョンドゥンを売ってからの父とシウンとの関係を映像化するところ、シウンと馬チョンドゥンの2回目の再会でどのような経緯で馬チョンドゥンをシウンのところに連れてくることができたのか、今まで訓練してこなかった馬チョンドゥンが競走馬として成りえるには相当な困難があるはずだからそのエピソードもない。馬チョンドゥンが競走馬になってからストーリーがスーパーターボしたので、これはいけない。競馬を知っていれば、GⅠに出場する条件はかなり厳しいのはわかっているはずなのだから、もうちょっとエピソードを入れて説得力をつけてほしかった。だれもが不思議に思うところがカットされて、必要なところなのに省いた形でストーリーが進んでいるところが勿体ない。

主役はイム・スジョン演じるシウンであるが、本当の主役は先程も述べたように馬チョンドゥンで、馬の表情が非常に上手く撮れている。レース中の臨場感ある映像や音響は、完成度が高いのでそこにも注目してほしい。シウンが語りかける内容に対しても馬チョンドゥは目で言葉を返しているようにみえる。単なる動物映画と思ってしまうかもしれないが、それだけでなく「人間と馬」「人間と人間」という心のドラマをしっかりとみせつけている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2007-06-29 22:44 | 219.角砂糖
イム・スジョン
b0097051_13133866.jpgイム・スジョン
임 수정
1980年7月11日生

<映画出演作品>
b0097051_13142185.jpgピアノを弾く大統領
制作: 2002年韓国  監督: チョン・マンベ
出演: アン・ソンギ、チェ・ジウ、イム・スジョン 他
b0097051_13143488.jpg箪笥 (原題:薔花、紅蓮)
制作: 2003年韓国  監督: キム・ジウン
出演: イム・スジョン、ムン・グニョン、ヨム・ジョンア 他
b0097051_13144681.jpgアメノナカノ青空 (原題:...ing)
制作: 2003年韓国  監督: イ・オニ
出演: イム・スジョン、キム・レウォン、イ・ミスク 他
b0097051_1314592.jpgサッド・ムービー
制作: 2005年韓国  監督: クォン・ジョングァン
出演: チョン・ウソン、イム・スジョン、チャ・テヒョン、ソン・テヨン、シン・ミナ、イ・ギウ、ヨム・ジョンア、ヨ・ジング 他
b0097051_13151344.jpg角砂糖
制作: 2006年韓国  監督: イ・ファンギョン
出演: イム・スジョン、パク・ウンス、ユ・オソン 他
b0097051_13153045.jpgサイボーグでも大丈夫
制作: 2006年韓国  監督: パク・チャヌク
出演: イム・スジョン、チョン・ジフン 他
b0097051_17302926.jpgハピネス (原題:幸福)
制作: 2007年韓国  監督: ホ・ジノ
出演: ファン・ジョンミン、イム・スジョン 他
b0097051_18281077.jpg変わりゆく地、プーケット (原題:プーケット) (短編)
制作: 2009年タイ  監督: アーティット・アッサラット
出演: イム・スジョン、ソラポン・チャートリー 他
b0097051_13252143.jpgチョン・ウチ 時空道士 (原題:田禹治)
制作: 2009年韓国  監督: チェ・ドンフン
出演: カン・ドンウォン、キム・ユンソク、イム・スジョン、ユ・ヘジン 他
b0097051_19195466.jpgあなたの初恋探します (原題:キム・ジョンウク探し)
制作: 2010年韓国  監督: チャン・ユジョン
出演: イム・スジョン、コン・ユ 他
b0097051_23555714.jpg愛してる、愛してない
制作: 2011年韓国  監督: イ・ユンギ
出演: イム・スジョン、ヒョンビン 他
b0097051_1620252.jpgわたしの妻のすべてのこと
制作: 2012年韓国  監督: ミン・ギュドン
出演: イム・スジョン、イ・ソンギュン、リュ・スンニョン 他
b0097051_22384744.jpgEl Fin Del Mundo (短編)
制作: 2012年韓国  監督: チョン・ジュノ、ムン・ギョンウォン
出演: イム・スジョン、イ・ジョンジェ 他
b0097051_23542100.jpg隠密な誘惑
制作: 2014年韓国  監督: ユン・ジェグ
出演: イム・スジョン、ユ・ヨンソク 他

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by nameinuuuu | 2007-06-27 21:17 | 俳優_FILE
韓国映画レビュー その208 「サイボーグでも大丈夫」
今年日本で劇場公開されるこの作品。過去の作品で評価されているパク・チャヌク監督作品、人気歌手ピ/チョン・ジフンのスクリンデビュー作品ということで前評判は良さそうだ。日本でもこの作品をリメイクすることが決定しているので尚更であろう。だが、はっきり断言できるのはかなり好き嫌いがわかれる作品である。ピを目当てで鑑賞する人、パク・チャヌク監督作品だから鑑賞する人、純粋な映画ファン、アジア映画好きといった様々な人たちが鑑賞するかもしれない中、一般受けするような作品でないことははっきり言える。少し深く掘り下げてレビューを書いたので中盤までの「ネタばれ」が嫌な方々は避けてもらいたい。

b0097051_18451384.jpgサイボーグでも大丈夫
制作年:2006年
監督:パク・チャヌク
出演:イム・スジョン、チョン・ジフン/ピ、チェ・ヒジン、イ・ヨンニョ
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ファンタジー
鑑賞:韓国版DVD


工場でラジオの組み立てをする仕事をしているヨングン(イム・スジョン)は、手順通りに流れ作業をしていたがなぜか自分の腕を切り刻んで導線を腕の中に入れてテープで巻きつけて固定し、電源がONの状態でプラグをコンセントに差し込んでしまい感電してしまった。そして自分がサイボーグだと思い込んでいるヨングンは、精神病院に入院することになる。周りの患者は、様々の病状を持っておりかなり個性的な人たちであるが、ヨングンもその一人で蛍光灯や自販機やラジオに話しかける変わった女性であった。同じ病棟に仮面を被って卓球をして遊んでいるイルスン(チョン・ジフン/ピ)は、母親に捨てられた過去があり、アンチソーシャルという精神病で入院している。イルスンは、人の特徴を観察して盗むことのできる変わった特技をもっている。イルスンは、ヨングンを観察するようになって彼女の気持ちを理解しようとして、二人は親しくなっていった。ヨングンはサイボーグだから食事は取らないと言い張り、エネルギーを得るために乾電池を舐めたり、乾電池の電極部を触ったりして充電していると思い込んでおり、実際は日々衰弱していっている。イルスンは、ヨングンがサイボーグと思い込んでいることを理解して、何とか彼女の力になろうとする。サイボーグと信じるヨングンをイルスンはどのようにして救ってあげるのか、そして二人は愛し合うようになるのかというお話。

監督は、『JSA』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』のパク・チャヌク監督。出演者は、自分をサイボーグだと思い込んでいるヨングンを演じるのは『アメノナカノ青空 (原題:...ing)』『サッド・ムービー』のイム・スジョン、ヨングンと同じ病棟のイルスンを演じるのは本作スクリーンデビューのチョン・ジフン/ピ、ヨングンの担当医チェ・スルギを演じるのは『親切なクムジャさん』のチェ・ヒジン、ヨングンの母を演じるのは『赤い靴』『親切なクムジャさん』のイ・ヨンニョ、ヨングンの祖母を演じるのは『闘師父一体』『奇跡の夏 (原題:アンニョン、兄ちゃん)』のソン・ヨンスン、虚言症の患者オ・ソルミを演じるの『ラブリー・ライバル (原題:女先生 VS 女弟子)』『親切なクムジャさん』のイ・ヨンミ、ヨングンの食事を食べてしまう太ったゴプダンを演じるのは『クライング・フィスト (原題:拳が泣く)』『三差路の劇場』のパク・チュンミョン、直ぐに謝る病状のドクチョンを演じるのは『親切なクムジャさん』『淫乱書生』のオ・ダルス。

自分をサイボーグだと思い込んでいる女性患者ヨングンと彼女がサイボーグでもいいと思っている男性患者イルスンの恋、ヨングンと家族(母、祖母、叔母、叔母の夫)との関係、精神病患者たちとの触れ合いも同時に描いている。

序盤は、ヨングンの生い立ちを映しており、どのようにして精神病院に入院することになったのか、ずっと自分がサイボーグだと思い込んで周囲に隠していたこと、祖母が痴呆症で母と同様にネズミも自分の子供と思い込んでいたり、祖母とヨングンの深い関係を示すことで祖母への強い気持ちがあるのがわかる。祖母が不可思議な行動を起こしているから、母たちが強制的に救急車を呼んで療養所に連れていくシーンで、自転車で追いかけるヨングンから祖母を誰よりも気にしているのがうかがえる。(この行動は入れ歯を忘れているから追いかけたのが真相でもあるが・・・)。このように祖母が自分の側から消えたことで、祖母を救うことができなかった罪悪感や自分の無力さから精神が狂い始めてきて、いつしか自分が優れたサイボーグだったら救えたのにと思いはじめてしまう。中盤あたりに出てくるシーンで、祖母の入れ歯と一緒にパソコンのマウスを埋めようとするところで鼠とパソコンのマウスをかけた笑いのシーンがある。そして祖母の入れ歯がアイテムとして使われているが、その入れ歯を装着すると「物」と会話が出来る不思議な存在なのである。移動式ベッドで寝るヨングンを運ぶ女性が周りの患者がどのような症状なのかを解説して回っていたがその女性自体が虚言症の患者オ・ソルミというオチから、不思議な患者たちと過ごすヨングンなのである。個性的な患者ばかりを揃えているのが特長であり、人の特長を何でも盗む患者イルスン、虚言症の患者ソルミ、何でも自分が悪いと思い込んで謝る患者ドクチョン、ヨングンの食事を食べる太った患者ゴプダン、ヨーデルを歌う患者などとなかなかの良い駒が揃っている。

独特な視点を使っており、ヨングンの空想世界と現実世界をうまく表現しているのである。ヨングンとイルスンが親しくなっていき、ヨングンから聞かされたのが、サイボーグだけの「7つの大罪 (seven deadly sins)」。これはキリスト教の用語「7つの大罪」と絡めているのかと思いきや儒教の教えである「七去之悪」の方を絡めているのだろう。本当の「七去之悪」の内容とは違っているが、サイボーグ用として表現しており、ヨングンの父や祖父が登場していないことにも繋がっているのかもしれない。絵本仕立てになって説明されて、「同情 (sympathy)」「悲しみ (begin sad)」「そわそわ、ときめき (restlessness)」「ためらい (hesitation about anything)」「無駄な空想 (useless daydreaming)」「罪悪感 (felling guilty)」「感謝 (thankfulness)」と悪い順になっている。絵にもひとつひとつ意味があるので言葉だけでなく絵の方も注意深く覚えておくことが重要である。この「七去之悪」が空想世界でひとつひとつ打破していくのであるが、この表現は一言でいえばパク・チャヌク監督らしい。ヨングンの指先が銃口に変形して、そこから銃弾が飛び出していくのだが、病棟内で乱射して医者や看護士や患者を殺していくのだ。病棟内でおさまらず病院の庭に出て行って無作為に人を選んで乱射して、指先が更にライフルのように変形して病棟の屋上にいる患者に向けてまた乱射するのだ。ブラックコメディの要素も含まれている空想世界が不条理にみえて笑えてしまう。「悲しみ (begin sad)」を打破するシーンでみられる祖母の逆バンジーも「おいおい」って感じになる。

イルスンの過去にもしっかりと触れており、どうして彼が精神患者なのか、治癒する可能性だとか、母との関係などもわかる。一方的に主人公ヨングンだけを描くのでなく、相手のイルスンも描くことで二人の関係を密にしている。イルスンの病状にも深い意味をもっており、人間関係において感情をうまく感じられず、意味もなく盗みをしたり暴力を振るったりする症状なのだ。イルスンの台詞から病状に変化が現れ、「愛情」によって変化しているのがわかる。イルスンがヨングンの空想世界を理解することで二人の距離は縮まっていくのであるが、サイボーグだけの「七去之悪」を打破していくことで人間に必要な感情を得ていく表現をしているのだろう。

この作品は、ヨングンを演じるイム・スジョンの熱演によって盛り上がるもので、眉毛を脱色しているのかファンデーションを厚く塗っているのかわからないが眉毛がないようにみえて異様な形相になっており、元々痩せているのに物語が進むにつれて細くみえ、朦朧としたような目、脱力感を体から放出していたりと素晴らしい表現力をみせてくれる。人気歌手のピ/チョン・ジフンの映画デビューということで韓国国内で人気を集めているが、内容からすると完全に「客寄せパンダ」の状態になっており、彼の演技力をイム・スジョンと比較するととても気の毒に感じてしまう。

独特な世界感を表現している作品だから、通常のラブストーリーを期待してしまうと残念な結果に感じるかもしれない。所々にアイデアを仕込ませているようにみえ、比喩表現を多用したり、精神患者の独自的な世界をみせつけたり、変わった愛の表現をしている。どこまで、この作品を理解するかで満足度が変わってくるだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2007-05-07 19:28 | 208.サイボーグでも大丈夫
韓国映画レビュー その166 「アメノナカノ青空 (原題:...ing)」
b0097051_2175818.jpgアメノナカノ青空 (原題:...ing)
制作年:2003年
監督:イ・オニ
出演:イム・スジョン、キム・レウォン、イ・ミスク、チェ・ドンムン
ジャンル:ラブストーリー
鑑賞:韓国版DVD


幼い頃から体が弱く病院を入退院していたミナ(イム・スジョン)は、高校生になり学校生活を楽しく過ごすつもりでいたが、なかなか友人もできず馴染めなかった。ミナの左手は先天的な奇形でそれを隠すために常に白い手袋をつけて学校に通う。父は既に亡くなっているが、とっても仲のよい母ミスク(イ・ミスク)と幸せに過ごしている。ある日、ミナのマンションの階下に写真専攻の大学生ヨンジェ(キム・レウォン)が引っ越してくる。ミナの宝物のライターを借りたことを口実にヨンジェはミナに近づき始める。ヨンジェは、ミナの写真を撮ったり、学校の前に迎えにきたり、自分が育てた亀をプレゼントする。日常生活の中に入ってくるヨンジェにミナは徐々に惹かれていく自分に気づき始める。しかしミナが残り少ない命であると知り、二人の関係は今後どのような展開になっていくのかというお話。

本作品がデビュー作の撮影当時28歳の若い女性イ・オニ監督。出演者は、体が弱い女子高生ミナを演じるのは『ピアノを弾く大統領』『箪笥(原題:薔花、紅蓮)』のイム・スジョン、カメラマンの青年ヨンジェを演じるのは『プライベートレッスン 青い体験(原題:青春)』『2424』のキム・レウォン、ミナの母親ミスクを演じるのは『燃ゆる月』『スキャンダル』のイ・ミスク。

難病に侵されているミナが、図々しいけれど人がよい憎めない青年ヨンジェと出会って、今までに体験できなかったことを楽しみ、生きていることの充実感でいっぱいに暮らせるようになる。だけど、死ぬ運命にあるミナは恋人ヨンジェや母ミスクとどのように愛を感じることができるのかというところだ。

ミナは、母には内緒でビールを飲んで、煙草も吸ってロックサウンドが大好きだが決して非行少女ではない。たまたま窓際で煙草を吸っていたミナをみかけたヨンジェは、ミナに興味をもち近づき、陽気なヨンジェに初めはなかなかミナは自分をみせずにいた。だが、積極的なヨンジェがミナに近づくことによって、ふとした瞬間にヨンジェのことが好きになっていたのだ。ラブストーリーとしては、大学生と高校生の純愛系でゆったりした恋の流れになっている。これだけなら、ただのハッピーエンドになってしまうが、ミナは難病を抱えているのだ。

ミナとヨンジェのラブストーリーでもあるが、もう一つの見せ場は母ミスクと娘ミナの熱い母娘愛が感動を誘うのだ。母を名前で呼び合う仲の二人は、お互いが信頼し合っているし、気持ちも繋がっている。残り少ない命であることを医師から聞かされていた母は、娘を死ぬまで入院させるのでなく好きなように生活をさせて楽しませるようにさせる気持ちが伝わる。旦那に先に逝かれて一人で娘を育てる母は、日記帳に娘ミナへの気持ちや旦那への気持ちを綴っているのだ。この日記帳が大きな伏線になっていて、ミナが自分の命が残り少ないことを知ったのがこの日記帳なのだ。なんだか、恋愛よりも母娘愛の方が強い感じを受けるストーリーになっている。

いい味を出しているのは、ミナが通っている高校で自主的に交通整備をしている青年である。過去に交通事故で恋人を亡くしたことで、忘れられなくてはじめた交通整備。登場は少ないが、この青年の行動にミナの心を変化させることになる。

難病を抱えるヒロインとの泣かせる恋愛ものになっているが、母ミスクの存在が大きいことで娘への愛をうまく表現して、ありきたりの恋愛映画と違って工夫をしている。映像面で気を使っているのがわかり、内面に青空と雲の絵が描いてある傘が空に舞う演出やマンションの下から上にドーナッツ状にしたタバコの煙を飛ばすといったところだ。非常にもったいないところは、ミナの左手を序盤でみせてしまったところだ。ミナが買い物帰りにヨンジェともみ合って偶然左手がみえてしまい気まずくなるシーンだ。最後の最後までこの左手の状態を映像化せずに隠して、最後のあのシーンに繋げていればもっと感動的になったと思う。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2007-01-04 21:13 | 166.アメノナカノ青空
韓国映画レビュー その161 「ピアノを弾く大統領」
今度は、日本の一般人が知っているような知名度のある有名女優チェ・ジウの作品。映画祭の当時はTVドラマ【冬のソナタ】がブームになっていたこともあり、本作品は大人気で先行チケットが早く売り切れた記憶がある。


b0097051_22274897.jpgピアノを弾く大統領
制作年:2002年
監督:チョン・マンベ
出演:アン・ソンギ、チェ・ジウ、イム・スジョン、イ・ジャンスク
ジャンル:ラブストーリー
鑑賞:コリアン・シネマ・ウィーク2003

国民から支持を得ている大韓民国の大統領ミヌク(アン・ソンギ)。大統領の一人娘ヨンヒ(イム・スジョン)が通う学校に新しく来た女教師ウンス(チェ・ジウ)は、常に学生の方に立って学校と摩擦を起こして何回も学校から追い出された前歴がある。ウンスは新しく担任になり、そのクラスには問題児ヨンヒがいた。ヨンヒは、授業時間中に教室から出て行ってしまうなど反抗的で、態度が一貫するヨンヒを理解できないウンスは親に電話して叱り飛ばしたが、その電話先は大統領府であった。ウンスは学校を訪ねた大統領ミヌクにヨンヒの代わりに宿題をだす。徐々に二人の関係は近づき、二人は惹かれ合っていった。大統領とその娘の担任とのロマンスを描いたお話。

この作品がデビュー作であるチョン・マンベ 監督は、新人監督と言ってもデビューまで20年かかり、シナリオ通算10本目の本作と遅さき監督である。韓国の大統領ミヌクを演じるのは『真実ゲーム』『MUSA -武士-』『黒水仙』のアン・ソンギ、大統領の娘の女教師ウンスを演じるのは『オルガミ~罠~』『ファースト・キス (原題:キスしましょうか)』のチェ・ジウ。大統領の娘ヨンヒを演じるのは本作スクリンデビューのイム・スジョン。チョン・マンベ 監督も大統領役はアン・ソンギしか思いつかないというような褒め言葉を述べていた。

大統領と娘の先生とのシンデレラストーリー。はじめのシーンで大統領が地下鉄の駅で、浮浪者に変装し警察が彼らをゴミ扱いするのを叱ったり、大統領の立場であるのにバスや地下鉄に跳びこんで市民たちと対話し、実際に市民の目線になって国をみつめる模範的な大統領なのである。ここで注目して欲しいのは、浮浪者をバカにする警察とのいざこざの中、いきなり登場するのが浮浪者扮するイ・ボムスで、ミヌクが大統領であると主張するが、大統領に向かって「あんたが大統領ならオレは金正日だ」と当時タイムリーなネタで会場を沸かせてくれる。イ・ボムスの登場はもう一回あって、電車内で大統領が踏みつけるチラシなのだ。

熱血漢教師ウンスにとって、天敵なのが大統領の娘ヨンヒなのだ。「大統領の娘」というコンプレックスを持っているヨンヒは、ボーイフレンドを使ってイタズラをして憂さ晴らしをする。大統領の娘として特別扱いする今までの教師と違って、本気で怒ったり笑ったりしてくれたのがウンスなのだ。ウンスとヨンヒの関係も見どころのひとつである。

ウンスがヨンヒを職員室に呼び出したり、大統領を学校に呼び出したり、いつもヒヤヒヤしている校長先生の表情がおもしろい。電話口でも実際に大統領が目の前でも、常に萎縮する校長の姿が笑える。「閣下、閣下」ってしつこいぐらい連呼しているのだ。大統領とウンスの関係は、ふとしたきっかけで出会った二人が、恋に落ちて、いくつかのすれ違いや危機を経て愛を手に入れる。だから、二人の愛の過程については有り触れた内容にみえる。ヨンヒと一緒に住んでいるニューハーフの友人がなかなかのキャスティングである。性転換手術で体は女性なのに軍服をきて予備軍訓練に行くのだから。何だかんだヨンヒの恋の力になっているニューハーフなのだが、大統領とヨンヒが新聞にスクープされてから、このニューハーフにも悲劇が襲う可哀相な子なのだ。ピアノを弾き、ダンスをする、国民のための素敵な大統領は、ウンスとの出会いで考え方が変わり、本当の自分を国民へむけて演説するところが見せ場になっている。

ピアノに注目してみると、アン・ソンギはこの映画のために4ヶ月間ピアノを練習したのだ。大統領とヨンヒが別れるシーンで出たピアノの演奏も、アン・ソンギが弾いたピアノの音をそのまま利用しているのである。そしてチェ・ジウの配役は、大統領の恋人相手として若すぎない女性をターゲットにして、20代後半の彼女が適しているから決まったそうだ。まあ、それだけの理由ではないと思うが。これはティーチ・インでの監督からのコメントでわかったことである。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2006-12-20 22:45 | 161.ピアノを弾く大統領