韓国映画だけを取り扱ったブログ
by nameinuuuu
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カテゴリ
全体
あいさつ
つぶやき
俳優_INDEX
俳優_FILE
REVIEW INDEX
1.美しき野獣
2.タイフーン
3.あしながおじさん
4.親切なクムジャさん
5.オールド・ボーイ
6.復讐者に憐れみを
7.赤い靴
8.力道山
9.受取人不明
10.春の日は過ぎゆく
11.顔のない女
12.コースト・ガード
13.サウラビ
14.シンソッキ・ブルース
15.達磨よ、ソウルへ行こう
16.大韓民国憲法第1条
17.黄山ヶ原
18.どこかで誰か~略~ホン班長
19.コックリさん
20.女子高生嫁に行く
21.サイの角のように一人で行け
22.僕らのバレエ教室
23.死んでもいい
24.踊るJSA
25.ラスト・プレゼント
26.君は僕の運命
27.プライベートレッスン青い体
28.オー!スジョン
29.氷雨
30.大変な結婚
31.家門の危機-家門の栄光2
32.木浦は港だ
33.悪い女 青い門
34.アナーキスト
35.ライターをつけろ
36.南極日誌
37.私の頭の中の消しゴム
38.恋する神父
39.シングルス
40.ジェイル・ブレーカー
41.ジャングル・ジュース
42.シルミド
43.大統領の理髪師
44.マイ・ボス マイ・ヒーロー
45.誰が俺を狂わせるか
46.人生の逆転
47.マラソン
48.夢精期
49.ぼくらの落第先生
50.作業の定石
51.Some(サム)
52.ハッピーエロクリスマス
53.われらの歪んだ英雄
54.銀杏のベッド
55.燃ゆる月
56.誰にでも秘密がある
57.スパイダー・フォレスト 懺悔
58.美しい夜、残酷な朝
59.シン・ソンイルの神隠し
60.風の伝説
61.リベラ・メ
62.インタビュー
63.我が心のオルガン
64.愛と、死を見つめて
65.箪笥
66.酔画仙
67.クワイエット・ファミリー
68.なせば成る
69.新装開店
70.SPY リー・チョルジン
71.ラン・アウェイ
72.彼らだけの世界
73.LIES 嘘
74.ゴースト・ママ
75.ドクター・ボン
76.悪い男
77.ワニ&ジュナ
78.私の男のロマンス
79.人形霊
80.花嫁はギャングスター
81.花嫁はギャングスター2
82.恋愛は狂気の沙汰だ
83.天国からの手紙
84.DMZ非武装地帯
85.天国からのメッセージ
86.英語完全征服
87.囁く廊下
88.少女たちの遺言
89.狐怪談
90.VOICE ヴォイス
91.愛のゴースト
92.あぶない奴ら
93.ARAHAN アラハン
94.魚座
未分類
95.THREE/臨死
96.リング・ウィルス
97.3人組
98.彼女を信じないでください
99.スーパースター カム・サヨン
100.トンマッコルへようこそ
101.猟奇的な彼女
102.恋愛の目的
103.ボーン・トゥ・キル
104.ホワイト・バッジ
105.TUBE
106.サグァ
107.マジシャンズ
108.ホワイトクリスマス
109.トンケの蒼い空
110.ラブリー・ライバル
111.Run2U
112.散策
113.口笛姫
114.盗られてたまるか
115.B型の彼氏
116.まぶしい一日
117.顔のないものたち
118.ショッキング・ファミリー
119.ソウル・ガーディアンズ
120.ヒューマニスト
121.ホリデー・イン・ソウル
122.サークル
123.オー!マイDJ
124.ゲオ・ロボトミー
125.肌
126.覗き
127.マイ・ブラザー
128.スカーレットレター
129.ケンカの技術
130.マイ・リトル・ブライド
131.ゴーストタクシー
132.アンダーグラウンド
133.バス、停留場
134.真実ゲーム
135.グエムル
136.Sダイアリー
137.台風太陽
138.初恋白書
139.密愛
140.ワイルドカード
141.阿娘
142.浜辺の女
143.家族の誕生
144.夏が過ぎゆく前に
145.お母さん
146.ファミリー(家族)
147.みんな大丈夫?
148.多細胞少女
149.韓半島
150.弓
151.サッド・ムービー
152.相棒
153.約束
154.鬘 かつら
155.サプライズ
156.僕が9歳だったころ
157.ホロビッツのために
158.とかげの可愛い嘘
159.ダンサーの純情
160.王の男
161.ピアノを弾く大統領
162.連理の枝
163.デイジー
164.HEAVEN ヘブン
165.ナチュラル・シティ
166.アメノナカノ青空
167.僕の、世界の中心は、君だ。
168.頑張れ!グムスン
169.君に捧げる初恋
170.モノポリー
171.ホリデー
172.オーロラ姫
173.インシャラ
174.夢精期2
175.闘師父一体
176.青春漫画
177.私の生涯で最も美しい一週間
178.情愛
179.私にも妻がいたらいいのに
180.墨攻
181.愛しのサガジ
182.デュエリスト
183.愛の傷
184.ウェディング・キャンペーン
185.6月の日記
186.淫乱書生
187.ラブ・インポッシブル
188.公共の敵
189.公共の敵2
190.うつせみ
191.サマリア
192.絶対の愛
193.天軍
194.アパートメント
195.クライング・フィスト
196.チェロ
197.霊 -リヨン-
198.愛なんていらない
199.クレメンタイン
200.お姉さんが行く
201.Mr.ソクラテス
202.僕は彼女をはなさない
203.従軍慰安婦
204.真由美
205.KUMIHO/千年愛
206.ビート
207.ラブ 最愛の人
208.サイボーグでも大丈夫
209.私たちの幸せな時間
210.花嫁はギャングスター3
211.初雪の恋
212.愛と悲しみのマリア
213.中天
214.子猫をお願い
215.君はジャズを信じるか?
216.深い悲しみ
217.百万長者の初恋
218.夏物語
219.角砂糖
220.青燕
221.いかさま師
222.愛を逃す
223.フェイス
224.奇跡の夏
225.あいつの声
226.親知らず
227.あなたを忘れない
228.麻婆島
229.終わらせよう!
230.かすかに
231.白い部屋
232.ウリハッキョ
233.1番街の奇跡
234.ライアー
235.優雅な世界
236.おまえを逮捕する
237.裸足のキボン
238.アイスケーキ
239.2月29日-ある日突然一番目
240.永遠の魂
241.肩ごしの恋人
242.息
243.京義線
244.ウララ・シスターズ
245.美女はつらいの
246.極楽島殺人事件
247.インビジブル・ウェーブ
248.密陽
249.ノートに眠った願いごと
250.ハーピー
251.ラブラヴ
252.浮気するのにいい日
253.黒い家
254.天下壮士マドンナ
255.ミスター・ロビンの口説き方
256.鰐
257.チャーミング・ガール
258.ムイ
259.奇談
260.ラジオスター
261.拍手する時に去れ
262.永遠なる帝国
263.宮女
264.黄真伊
265.許されざるもの
266.家門の復活-家門の栄光3
267.女教授の隠密な魅力
268.蝶
269.菊花の香り
270.ワイルド・アニマル
271.リアル・フィクション
272.20のアイデンティティ
273.11番目のお母さん
274.今、愛する人と暮らしていま
275.私の生涯で最悪の男
276.野獣と美女
277.卑劣な街
278.静かな世の中
279.二人だ
280.無影剣
281.セブンデイズ
282.アイアン・パーム
283.接続
284.手紙
285.キムチを売る女
286.レッド・アイ
287.道
288.不機嫌な男たち
289.私の恋
290.愛してる、マルスンさん
291.無防備都市
292.息子
293.ウォンタクの天使
294.強敵
295.光州5・18
296.まぶしい日に
297.国境の南側
298.私たちの生涯最高の瞬間
299.ザ・ゲーム
300.待つのが狂おしい
301.支離滅裂
302.フレームの中の記憶たち
303.白色人
304.ピーターパンの公式
305.けんか
306.ふざけるな
307.幸福
308.リターン
309.ユゴ 大統領有故
310.甘く、殺伐とした恋人
311.不朽の名作
312.カリスマ脱出記
313.明るい家族計画
314.極道修行・決着
315.用意周到ミスシン
316.6年目の恋愛中
317.愛するときに話すこと
318.D-WAR
319.フライ・ダディ
320.ハレルヤ
321.あきれた男たち
322.ビューティフル・サンデー
323.最後の贈り物...帰休
324.なつかしい庭
325.ロマンス
326.ワンス・アポン・ア・タイム
327.M
328.アドリブ・ナイト
329.美しい
330.鯨とり
331.青春スケッチ
332.モーツァルトの街
333.銀河解放戦線
334.クロッシング
335.ハラギャティ
336.アダダ
337.旅人は休まない
338.マイ・ニュー・パートナー
339.マイ・ファーザー
340.アフリカ
341.木のない山
342.夜と昼
343.花美男連続ボム事件
344.ハーブ
345.大胆な家族
346.最強ロマンス
347.セックスインポッシブル
348.ヘンゼルとグレーテル
349.最強☆彼女
350.熱血男児
351.ひまわり
352.ハミング
353.ドレミファソラシド
354.映画は映画だ
355.バカ
356.ジェニ、ジュノ
357.チェンジ
358.リハーサル
359.チム
360.太陽はない
361.追撃者
362.俺たちの街
363.ソウルが見えるか?
364.ス SOO
365.悲夢
366.暴力サークル
367.覆面ダルホ
368.娼
369.チャン
370.魚と寝る女
371.秘密 Desire (欲望)
372.2424
373.オー!ハッピーデイ
374.春夏秋冬そして春
375.クァンシクの弟クァンテ
376.ジャカルタ
377.ミスにんじん
378.モダンボーイ
379.解剖学教室
380.救世主
381.良い奴,悪い奴,変な奴
382.映画館の恋
383.僕と人形遊び
384.死んでもハッピーエンド
385.セックス イズ ゼロ
386.セックス イズ ゼロ2
387.スカウト
388.血の涙
389.後悔なんてしない
390.トラック
391.非常口がない
392.雨は愛にのって
393.ラブ・トーク
394.招待
395.彼の結婚式
396.星
397.恋愛術士
398.戀風戀歌
399.ファースト・キス
400.妻が結婚した
401.神機箭
402.霜花店
403.愛 サラン
404.情熱のステップ
405.キッチン
406.幼い王子
407.残酷な出勤
408.愛してるから大丈夫
409.ミスター主婦クイズ王
410.目には目、歯には歯
411.ビースティ・ボーイズ
412.あなたは遠いところに
413.悲しみよりもっと悲しい物語
414.ガールスカウト
415.オアシス
416.浮気な家族
417.大誘拐
418.ダメ男の愛し方
419.ボイス
420.友引忌
421.ガチデン 堤防伝説
422.宿命
423.昼間から呑む
424.タチマワ・リー
425.マリン・ボーイ
426.楽しき人生
427.秘密
428.今、このままがいい
429.うちにどうして来たの?
430.小言
431.牛の鈴音
432.旅人
433.よく知りもしないくせに
434.ロマンチック・アイランド
435.達磨はなぜ東に行ったのか
436.天国までの60日
437.純情漫画
438.息もできない
439.執行者
440.渇き
441.亀、走る
442.その男の本198ページ
443.美人図
444.女と男 愛の終着駅
445.桃花
446.シバジ
447.外人球団
448.ディープ・ブルー・ナイト
449.過速スキャンダル
450.走れ自転車
451.甘いウソ
452.誤発弾
453.長雨
454.荷馬車
455.仮面
456.おいしいマン
457.女高怪談5:心中
458.師の恩
459.私は私を破壊する権利がある
460.超感覚カップル
461.うちの学校のET
462.お熱いのがお好き
463.娼婦の羽
464.イテウォン殺人事件
465.仁寺洞スキャンダル
466.空を歩く少年
467.飛べ、ペンギン
468.ビバ!ラブ
469.太っちょ大家族
470.一人あそび
471.ある『誠心』の力
472.銃後の朝鮮
473.朝鮮 私たちの後方
474.朝鮮の愛國日
475.日本実録
476.朝鮮時報 第11譜
477.朴さん
478.常緑樹
479.ハンネの昇天
480.青い自転車
481.シンデレラ
482.自殺同好会
483.夕べのスキャンダル
484.GOGO70s
485.虹鱒
486.HAAN ハン・ギルス
487.蒼空へ...
488.コ死:血の中間考査
489.海雲台
490.公共の敵1-1
491.キム氏漂流記
492.ノーボーイズ、ノークライ
493.正しく生きよう
494.ぼくら特殊発掘捜査隊
495.二つの顔の猟奇的な彼女
496.夜のゲーム
497.カッコーの啼く夜 別離
498.愛の望郷・激流を越えて
499.娼婦物語・激愛
500.炎のように蝶のように
501.海辺に行く
502.キングコングを持ち上げる
503.彷徨の日々
504.彼女には秘密です
505.生徒会長
506.愉快なお手伝い
507.宿題
508.作戦
509.憎くてももう一度 2002
510.大人たちはわからない
511.ハーモニー
512.私の愛、私のそばに
513.リメンバー・ミー
514.ある訪問
515.私のヤクザのような恋人
516.彼岸島
517.サヨナライツカ
518.礼儀なき者たち
519.食客
520.食客:キムチ戦争
521.サンデーソウル
522.ベイビィ・パニック
523.キル・ミー
524.訪問者
525.ウェディングドレス
526.フェア・ラブ
527.クリーニング・クィーン
528.秘密愛
529.ベストセラー
530.ヨガ教室
531.10億
532.携帯電話
533.アンティーク
534.イリ
535.オガムド
536.男性の証明
537.止められない結婚
538.嫉妬は我が力
539.赤ちゃんと僕
540.資本主義党宣言
541.ここよりどこかへ
542.死生決断
543.4時間目 推理領域
544.容赦はない
545.下女 1960年版
546.下女 2010年版
547.マイ・ボス マイ・ヒーロー3
548.追われし者の挽歌
549.石ころの夢
550.結婚式の後で
551.19
552.楽園
553.妖術
554.虹
555.緊急措置19号
556.小さな池
557.菜食主義者
558.破壊された男
559.偉大なる系譜
560.詩
561.トライアングル
562.顔と心と恋の関係
563.天国への郵便配達人
564.7級公務員
565.Rポイント
566.GP506
567.ペントハウス エレファント
568.きみに微笑む雨
569.少年は泣かない
570.シークレット
571.パラレルライフ
572.ナタリー
573.シラノ;恋愛操作団
574.星から来た男
575.微笑
576.セイ・イエス
577.羽根
578.アイ・ラブ・ユー
579.偉大なる遺産
580.ソフィーの復讐
581.母なる証明
582.自転車少年
583.盲人はどんな夢を見るか
584.我知らず
585.深夜のFM
586.インフルエンス
587.Happy Together
588.出会いの広場
589.名作の条件
590.マンダリン・ゴースト
591.味噌
592.フェスティバル
593.うさぎとリザード
594.グッドモーニング・(略)
595.帰らざる海兵
596.アカシア
597.わたしと彼の秘め事
598.おじさん
599.悪魔を見た
600.国家代表
601.ささやきの夏
602.ソウルのバングラデシュ人
603.ドント・ルック・バック
604.バタフライ
605.愛してる、愛してない
606.グローブ
607.朝鮮名探偵
608.血闘
609.マイ・ブラック・ミニドレス
610.ダーツ
611.パープルマン
612.ふたりの夜
613.波瀾万丈
614.ニオイ
615.初仕事
616.少年、少年に会う
617.二階の悪党
618.品行ゼロ
619.無分別な妻、(略)
620.シシルリ 2km
621.幸福な葬儀屋
622.小さな恋のステップ
623.つぼみ
624.若い男
625.白夜行
626.牛と一緒に旅する方法
627.義兄弟
628.愛の運命 -暴風前夜-
629.黒く濁る村
630.世界で一番美しい別れ
631.幻想劇場
632.不良男女
633.影殺人
634.逮捕王
635.ヘッド
636.アコースティック
637.伝説の故郷
638.かわいい
639.ダンス ダンス
640.24
641.コン・ピルドゥ
642.聞くなファミリー
643.チャウ
644.黄海
645.みみっちいロマンス
646.猫
647.私たちの隣人の犯罪
648.パパは女の人が好き
649.U.F.O.
650.女子万歳
651.都市
652.土曜勤務
653.消えた夜
654.死んだ犬を探して
655.告白
656.ムーンウォーク
657.ただよう想い
658.エジャ
659.REC
660.ガールフレンズ
661.ママ
662.モビーディック
663.豊山犬
664.ムサン日記
665.ビー・デビル
666.オッキの映画
667.解決士
668.よいではないか
669.嫁入りの日 1956年版
670.キルソドム
671.パンガ? パンガ!
672.戦火の中へ
673.男たちの挽歌
674.ジョンフンさんの恋愛日記
675.生き残るための3つの取引
676.依頼人
677.ブラインド
678.成春香
679.春香秘伝
680.豆満江
681.チョン・ウチ 時空道士
682.あなたの初恋探します
683.特捜本
684.トガニ
685.記憶の中の僕たちへ
686.雲を抜けた月のように
687.最終兵器 弓
688.カウントダウン
689.ひきこもり
690.ヒマラヤ、風がとどまる所
691.黒い地の少女
692.アリラン
693.このまま死ねるか
694.Mr.アイドル
695.獣
696.ワンダフル・ラジオ
697.ちりも積もればロマンス
698.もう少しだけ近くに
699.グランプリ
700.チョコレート・バトラー
701.第7鉱区
702.クイック
703.ネバーエンディング
704.建築学概論
705.追憶
706.ピアノ・エチュード
707.父と息子
708.ファニーゲーム
709.ペースメーカー
710.失踪
711.火車
712.凍える牙(ハウリング)
713.珈琲(カビ)
714.死体が帰ってきた
715.母のぬくもり
716.きみはペット
717.コリア
718.マジック&ロス
719.痛み
720.素晴らしい一日
721.パパ
722.春の日のクマは好きですか?
723.ドクターK
724.恋の潜伏捜査
725.同い年の家庭教師
726.ボス上陸作戦
727.男の香り
728.秘愛 Secret Love
729.ボリウルの夏
730.チャ刑事
731.お金の味
732.マイウェイ
733.パーフェクト・ゲーム
734.人類滅亡報告書
735.眠れぬ夜
736.合唱
737.歌う君は誰よりも美しい
738.葬式
739.未熟な犯罪者
740.グレープ・キャンディ
741.ピエタ
742.ごめんね、ありがとう
743.イヴの誘惑 第1話
744.イヴの誘惑 第2話
745.イヴの誘惑 第3話
746.イヴの誘惑 第4話
747.18歳、19歳
748.ハートに一発!
749.レイト・オータム
750.ダブル・キラー
751.ホワイト
752.ワンドゥギ
753.サニー
754.ハロー!?ゴースト
755.未確認動画
756.二つの月
757.ただ君だけ
758.同い年の家庭教師レッスン2
759.容疑者X
760.会社員
761.カエル少年失踪殺人事件
762.未確認生命体
763.超能力者
764.青い塩
765.家を出た男たち
766.間諜
767.ヨンガシ
768.隣人
769.私が殺人犯だ
770.共謀者
771.魔法のカメラ
772.リターン・トゥ・ベース
773.出藍の誉れ
774.愛のジャンケン
775.Departure
776.REC
777.蛍の光
778.2度の結婚式と1度の葬式
779.マネキンと手錠
780.テレビを当てよう!
781.禁じられた愛
782.フェティッシュ
783.りんご畑で
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789.審判
790.Jury
791.あの夏、突然に
792.南へ
793.白夜
794.西遊記リターンズ
795.スンピル失踪事件
796.怪盗ホン・ギルドン一族
797.私とS4の話
798.バービー
799.ドント・クライ・マミー
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801.容疑者S
802.もう我慢できない
803.空と海
804.愛が怖いっ!
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韓国映画レビュー その604 「バタフライ (原題:蝶々)」
b0097051_2313054.jpgバタフライ (原題:蝶々)
制作年:2001年
監督:ムン・スンウク
出演:キム・ホジョン、カン・ヘジョン、チャン・ヒョンソン
ジャンル:SF、ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


近未来のソウルは、酸性雨で汚染された都市になってしまう。この都市には、忘れたい記憶だけを消し去ってくれる「忘却のウィルス」が存在するという噂が流れていた。蝶の群れがウィルスへと導いてくれるといわれ、ウィルス探しのツアーには海外からも多くの人々が集まってくる。ウィルスのあるところには、白い蝶の群れが舞い、ウィルス探しのための観光ツアーまで実在する。ドイツからこのツアーに参加した韓国系ドイツ人アンナ(キム・ホジョン)は、忘れたい過去を消したいと思っている。彼女を案内するのは、ウィルスガイドのユキ(カン・ヘジョン)、タクシードライバーのK(チャン・ヒョンソン)である。三人は、アンナの依頼によってウィルス探しの旅に出るお話。

監督は、『異邦人』のムン・スンウク監督。
出演は、アンナを演じるのは『沈香』『ほえる犬は噛まない (原題:フランダースの犬)』のキム・ホジョン、ウィルスガイドのユキを演じるのは本作スクリンデビューのカン・ヘジョン、タクシードライバーのKを演じるのは『リアル・フィクション (原題:実際状況)』『ベサメムーチョ』のチャン・ヒョンソン、旅行社社員を演じるのは本作スクリンデビューのキム・ジョンナン、恐喝男を演じるのは『世紀末』『JSA』のホ・ジョンス、タクシー客を演じるのは本作スクリンデビューのキム・ビョンス、鉛中毒患者を演じるのは『少女たちの遺言 (原題:女高怪談 二番目の話)』のキム・ガヨン。

近未来を舞台にしたSFになっているが、都市が近代化したような形になっていないことで、映像的には現代のようにみえるであろう。アンナ、ユキ、Kの三人が各々傷を抱えており、ウィルス探しの旅をすることで、三人の中で大きな絆をつくり、人生の苦痛を癒していく。

アンナは、流産したことで苦痛な感情を消したいと思い、「忘却のウィルス」を手に入れるためソウルにやってきた。アンナを案内するユキとKにも問題を抱えているのである。環境の悪いソウルに住んでいるユキは、鉛中毒になっていながら妊娠している。Kは、親に捨てられ孤児院で育ち、自分の本当の名前すら知らず、いつも運転席には自分の幼少時代の写真を飾って、この苦しい運命を背負っている。

酸性雨が激しいとき、巨大な工事現場でアンナは、ついに蝶々の群れをみつけ、目的を果たすのである。だが、どこまで記憶を喪失するのかわからず、一緒に案内してくれていたユキとKとの記憶を大切に保持したしたいと思っているのだ。アンナは、ユキとKと接することにより、二人の中に飛び込んでいく様子をみせている。

酸性雨と鉛中毒患者の増殖といった最悪な未来図をみせており、そこに生きる人間の生命力というのがみえてくる。車で移動中にユキが破水して、三人は海水に入って水中出産を行うのである。ユキの両サイドにアンナとKが支えており、ユキの力強い姿が水を浴びながら光っているのである。ユキは、お腹の子供に希望を託しており、明るい未来をみようとしているのである。

全体を通して、画像の質や揺れがすごく気になるものになっている。手持ちのデジタルカメラを使用していると思われるが、手ぶれによって臨場感を出そうとしているのはみられる。汚染された都市を描くという意味かもしてないが、画質がざらついているので、技術的な問題なのか意図して行っているのかはわからないが、これは酸性雨と鉛で汚れて廃れた未来をよく表現されている。ストーリーとして弱いところが多いが、演出や映像に力が入っており、そこがこの作品に魅力であろう。

ラストは少し小細工をしており、Kがお客に序盤と同じような会話をしている。しかも、運転席の写真も変わっているのである。アンナの未来については鑑賞者側が感じとるようにしているのがみられる。どうなったのかは、だいだい想像はつくだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-05-29 23:18 | 604.バタフライ
韓国映画レビュー その603 「ドント・ルック・バック (原題:私の青春に叫び)」
2005年に第6回NHKアジア・フィルム・フェスティバルで公開された作品。当時は都合が悪くて行けなかった。NHKが製作に参加しているから、日本でDVDぐらい出せばいいのに。DVDを出すならタイミングを逃したかも。キム・ナムギルが兵役に行くまえだったな。
うちのDVDは、アメリカから個人輸入したマレーシア版。英語字幕がついていればどこでもいいよ。

b0097051_2133827.jpgドント・ルック・バック (原題:私の青春に叫び)
制作年:2006年
監督:キム・ヨンナム
出演:キム・ヘナ、イ・サンウ、キム・テウ、イ・ハン
ジャンル:オムニバス
鑑賞:海外版DVD


青春をテーマにした3つのエピソードで構成されたオムニバスである。

■第一話

21歳のジョンヒ(キム・ヘナ)は、演劇と現代舞踊を専攻する女子大生であり、貧しいながらも姉(パク・ユンギョン)と二人っきりで暮らしている。コツコツお金を蓄えていた姉は、新しいアパートに引っ越すことを考えており、姉妹は建物主と接触して物件を選んでいた。そんなとき、15年前に家族を捨てて家を出て行った父(シン・チョルジン)が突然訪問してきて、ジョンヒは父のことをなかなか受け入れられない。そんな中で、望ましくない事が続くお話。

■第二話

25歳のグヌ(イ・サンウ)は、孤児院で育ち、現在非正規社員で公衆電話の撤去や修理をしている。グヌは、先輩チュンソク(ペ・ユンボム)と一緒に仕事をする。周囲では、労働に不満な若者たちがストライキをしている。ある日、グヌは仕事中に盗聴を楽しんでおり、盗聴を通して声の主である桃色服女(ヤン・ウニョン)に恋に落ちてしまう。お互いよくわからない二人は、今後どのような関係になるかというお話。

■第三話

30歳のキム・イノ(キム・テウ)は、ドイツ文学科の博士課程在学中、兵役に就いた。兵役中で結婚しているのはイノとイ上等兵(キム・テフン)だけだったので自然と仲良くなった。兵役最後の一時帰休を取り、学者になった妻チウン(ペク・チョンニム)を驚かせようとこっそり自宅に帰宅したが留守だった。帰宅した妻チウンの変化に感じるイノであったが、それが何なのかが分からないでいる。イノは、妊娠しているイ上等兵の妻のところへ挨拶に行ったが、急に陣痛が始まってしまい、そのまま病院に運ばれていく。イノは、地元の友人たちと近所で再会し、結婚式に招待され、そこで知り合った女性チウォン(ユ・ハジン)と一夜を共にしてしまう。その後、イノとチウンの夫婦の関係はどうなるのかというお話。

監督は、長編デビュー作のキム・ヨンナム監督。
第一話で、女子大生ジョンヒを演じるのは『ソン・イルグクのレッド・アイ~幽霊列車~ (原題:レッド・アイ)』『逆転の名手』のキム・ヘナ、ジョンヒの恋人ソグを演じるのは本作スクリンデビューのイ・ハン(改名後:キム・ナムギル)、ジョンヒの姉を演じるのは『逆転の名手』『VOICE ヴォイス (原題:女高怪談4:声)』のパク・ユンギョン。
第二話で、青年グヌを演じるのは『青春漫画』のイ・サンウ、桃色服女を演じるのは『八月の日曜日たち』『愛を逃す』のヤン・ウニョン、青年チュンソクを演じるのは『女は男の未来だ』『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』のペ・ユンボム。
第三話で、兵役中のキム・イノを演じるのは『女は男の未来だ』『顔のない女』のキム・テウ、イノの妻チウンを演じるのは『ワニ&ジュナ』『浮気な家族』のペク・チョンニム、チウォンを演じるのは本作スクリンデビューのユ・ハジン。

3つのエピソードは、原題通り青春の叫びを表したものであり、それぞれ独立した物語になっている。

第一話では、女子大生ジョンヒの周囲との関係によって感情が不安定になっていくのである。仲良しの姉と一緒に生活しており、新しいアパートを契約したが、それは詐欺であって姉の全財産がなくなってしまうのだ。15年前に自分たちを捨てた父が現れたり、ジョンヒと恋人ソグ(イ・ハン)との関係も悪化し、悪いことだらけが続くのである。そして家族に不幸があったり、青春期にこのような辛い経験を体験したジョンヒの憤りが、体中から満ち溢れているのが感じる。

第二話では、国内の労働システムに切り込みながら、歪んだ恋愛に入り込んでいく青年グヌをみせている。周囲の人たちは、労働体系に対して不満を持っておりストライキをしている。だが、グヌとチュンソクは消極的で、非正規社員という待遇でも気にしていないのである。電話回線を改造して盗聴することを楽しむグヌは、桃色服女と不倫男の会話を盗聴しており、だんだんと桃色服女の気持ちに入り込んでしまうのだ。突然、桃色服女の家のドア前に行くグヌが、愛の告白をしたり、その後二人の間にちょっとした展開がある。一方で、後にグヌとチュンソクが非正規社員という労働体系の被害に遭うところを切々とみせているのである。線路を歩く二人の後ろ姿が印象的にみえてしまうのだ。

第三話では、大学に在籍中で結婚もしており兵役についているイノが空白の時間に戻るところをみせている。兵役ももうすぐ終わりで、最後の休みをもらい妻チウンのいる自宅に戻るが何かが違うのである。違和感を持ちながらイノがチウンとの会話や謎の電話から、次第に妻の浮気に感ずいていくのだ。イノは、兵役に就いたことで、学業意識が薄れてしまったり、除隊後に真剣に就職することを考えたりと自分の年齢に対して不安を感じだしているのがみえる。イノは、友人の結婚式で参加し、偶然出会った女性チウォンと一夜を共にしてしまい、そのことを妻チウンに告白してしまうのだ。その後の展開の作りが、ホン・サンス作品っぽい。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2011-05-25 21:08 | 603.ドント・ルック・バック
韓国映画レビュー その602 「ソウルのバングラデシュ人 (原題:バンドゥビ)」
b0097051_1083626.jpgソウルのバングラデシュ人 (原題:バンドゥビ)
制作年:2009年
監督:シン・ドンイル
出演:マブブ・アロム、ペク・チニ
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


女子高生のミンソ(ペク・チニ)は、母ウンジュ(イ・イルファ)と二人暮らしをしており、贅沢ができない生活をしている。最近、母ウンジュに恋人キホン(パク・ヒョックォン)が出来て、頻繁に家へ出入りしており、キホンが就職活動中ながら二人は結婚したがっている。ミンソは、母ウンジュとうまく折り合わず、キホンも父親ずらすることで嫌悪感があり、キホンを母のセックスパートナーと罵ってあまりよく思っていない。夏休みになり、友人たちは白人男性が講師をする英語塾に通うが、ミンソはお金がなく、様々なアルバイトを試みるが、資金が貯まらないでいる。ある日、ミンソはバスの車中でバングラデシュ人労働者カリム(マブブ・アロム)が落とした財布を拾う。カリムは、財布を落としたことに気づき戻り、ミンソを捕まえて財布を取り戻す。カリムは、ミンソを警察に訴えるというので、ミンソは願い事を一つ聞くから許して欲しいと懇願する。カリムは、一年分の給料を払ってくれない前職場のシン社長(チョン・ドンギュ)を探して欲しいと頼む。シン社長は、偽装倒産をして、カリムに賃金を未払いのままにして、その後なかなか連絡がつかない。韓国人女子高生ミンソとバングラデッシュからの移民労働者カリムが、ひょんな事で出会い、交流を育んでいくお話。

監督は、『訪問者』『私の友人、彼の妻』のシン・ドンイル監督。
出演は、外国人出稼ぎ労働者カリムを演じるのは『ロニーを探して』のマブブ・アロム、女子高生ミンソを演じるのは『人を捜してます』『キッチン』のペク・チニ、ミンソの母ウンジュを演じるのは『ナルラリ宗婦伝』『ロマンチック・アイランド』のイ・イルファ、母ウンジュの恋人キホンを演じるのは『銀河解放戦線』『ガールスカウト』のパク・ヒョックォン、シン社長を演じるのは『チェイサー (原題:追撃者)』『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』のチョン・ドンギュ、担任先生を演じるのは『星から来た男 (原題:スーパーマンだった男)』『GOGO70s (原題:ゴーゴー70)』のキム・ジェロク。

カリムは、バングラデシュからやってきた外国人出稼ぎ労働者で、妻を自国に残して仕送りをするはずが、働き先の元社長が給料の不払いによって、韓国社会から疎外されていく姿をみせており、しかも妻との関係も悪化していくのである。女子高生ミンソは、母と二人で生活していたが、母に新しい恋人キホンが出来て夢中になっており、家族からの愛情が薄れており寂しさを感じている。二人に共通してみられるところは、孤独という点がみられるのだ。

ミンソの家庭は、母がカラオケ店を経営しており、質素な生活をしている。同級生たちは、英語塾に簡単に入ることができるが、ミンソには学費を払えずにおり、アルバイトをして稼いでいるのである。ガソリンスタンドで働き、そこでお客とトラブルになり警察沙汰になった後、今度は年齢を偽って性感マッサージのアルバイトを始め、お金を稼げると思っていたら担任先生(キム・ジェロク)がお客で来ていて、先生にばれてこのアルバイトもできなくなってしまう。気まずい思いをしている担任先生とミンソが、その後夕食をしながら話してをしているところは面白いところでもある。

高校教育という視点にも切り込んでいる。ミンソは、高校二年生という設定から、この夏が大切な時期だと感じており、塾にいけないことで焦りもあるのだ。皆と同様の教育を受けようとすれば膨大な教育費がかかってしまい、その教育費を稼ぐために風俗でアルバイトをしなければ金銭が稼げない。母子家庭のミンソは社会の犠牲者にもなっている。親の経済力によって子供の教育に影響を及ぼしたり、高い学歴を得ることに社会が機敏になっているようにもみえる。でも、この点について違う視点でラストシーンを描いているので、観る側に問いかけをしているようにもみえるのだ。

倉庫みたいな家に住んでいるカリムは、自分の文化を持っており、しっかりと描かれている。イスラム教徒であるため、お祈りをしていたり、ミンソへのプレゼントとして渡したトーピーという地元の帽子であったり、バングラデシュ料理をミンソに作ってあげて一緒に食べたり、異文化に触れるミンソの素直な反応が素のようにみられる。

南アジア出身のカリムに対して、周囲の韓国人の態度がかなり露骨に出ている。ミンソがカリムとの約束を果たすため、一緒に行動するようになり、移動中に韓国人の視線が軽蔑したようなものに感じられる。当初は、ミンソがカリムと接していたとき、彼女自身も軽蔑したような感情を持っていたのがみられたが、カリムを知るようになってから、そのような感情がなくなっていくのがみられるのだ。

英語塾教師ハインズとミンソとミンソの友人二人、そしてカリムを呼んで、ファーストフードで交流しようと食事をするシーンが面白いところである。ハインズやミンソの友人二人たちの視点からは、ハインズが上、カリムが下という尺度でみており、生活を楽しむ余裕がないカリムにとってそのようにみえてしまうのであろう。カリムの視点からは、ハインズが上、ミンソたちが下という構図がみえるのだ。それは、カリムの価値観ではなく、ハインズの話す言葉や態度によって感じとれたからだ。発展途上国A(ちょっと経済が上向き)が発展途上国B(経済が下向き)を見下し、先進国が発展途上国を見下すという構図である。

弱者が超弱者を差別するといったり、弱者が超弱者を搾取するという社会的な構図をみせている。韓国という国は、搾取される側と搾取する側の両方に位置している。韓国人女子高生ミンソが移民労働者カリムと出会い、このような構図を直接体験することで自覚し、ミンソの生き方が変化していく姿をみせている。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-05-21 10:17 | 602.ソウルのバングラデシュ人
韓国映画レビュー その601 「ささやきの夏 (原題:夏、ささやき)」
今月末から始まる「真!韓国映画祭2011」で上映される作品。今回、スケジュールが悪すぎ。新規上映6本中で未見なものは2本だけだから、参加するかは難しいかな。スケジュールが合えば行くけど。

b0097051_20364318.jpgささやきの夏 (原題:夏、ささやき)
制作年:2007年
監督:キム・ウンジュ
出演:イ・ヨンウン、ハ・ソクチン、チェ・ジョンウォン、ウ・サンミン
ジャンル:ヒューマンドラマ
鑑賞:韓国版DVD


全州の大学で教師をしている定年間近のチョン教授(チェ・ジョンウォン)は、愛する妻スギョン(ウ・サンミン)を最近亡くし、多くの本と多くの鉢植えを管理することが生きがいにしている。夏休みの間、チョン教授はアメリカに住む息子(イム・チオ)のところへ会いに行くため、自分の部屋にある膨大な本の整理を教え子の大学院生ヨンジョ(イ・ヨンウン)に頼み、鉢植えの世話を花屋の青年ユンス(ハ・ソクチン)に頼んで行く。チョン教授の家には、愛猫のドンチが留守を守っていた。もしものときのため、近所で仲良くしているスーパー主人(シン・チョルジン)に話しておいて合鍵を渡していった。ヨンジョとユンスは、教授がアメリカに行ってから、交互に顔を合わせることなく教授の家に出入りをして、頼まれていた作業をしていた。ヨンジョは、猫アレルギーのためドンチの姿をみて驚き、ドンチを角部屋に閉じ込めて作業を進める。入れ替わるようにユンスが教授の家に入り、閉じ込められているドンチを発見して救出する。お互い顔を合わすこともなく、二人はメモを通して注意書きをしながら、意思の疎通をする。チョン教授の妻スギョンの生前時を思い出しながら、ヨンジョと教授夫婦、ユンスと教授夫婦の関係をみせ、人の温かさをみせるお話。

監督は、本作デビュー作のキム・ウンジュ女性監督。
出演は、大学院生ヨンジョを演じるのは『彼女を信じないでください』『正しく生きよう』のイ・ヨンウン、花屋の青年ユンスを演じるのは『誰が彼女と寝たのだろうか?』『止められない結婚』のハ・ソクチン、チョン教授を演じるのは『韓半島』『ノートに眠った願いごと (原題:秋へ)』のチェ・ジョンウォン、チョン教授の夫人スギョンを演じるのは『Sダイアリー』のウ・サンミン、ユンスの友人チョンシクを演じるのは本作スクリンデビューのチョン・ウ、ヨンジュの友人を演じるのは本作スクリンデビューのシニ、スーパー主人を演じるのは『同い年の家庭教師 レッスン2』『大韓、民国さん』のシン・チョルジン、ユンスの姉キョンスクを演じるのは『食客』『最後の約束 (原題:11番目のお母さん)』のク・ボニム、ユンスの義兄マンスを演じるのは『偉大なる遺産』『お熱いのがお好き』のオム・チュンベ。

若い大学院生ヨンジョと花屋の青年ユンスを主にした恋愛ものと連想させるが、本当の主役は教授夫婦になっており、人の温もりであったり、人の繋がりであったり、日常の中に含まれている出来事を描いている。しっとりとした作風になっており、教授夫婦を中心に周囲の人たちの小さな秘密を紐解いていくのである。

教え子ヨンジョは、チョン教授のことを厳しい先生だと思っているが、尊敬をしており、別に嫌いではない。両親を亡くしているヨンジョは、親戚に育てられ財政的に厳しいけど、大学院まで行っている。その理由としては、ヨンジョ自身がアルバイトをしているだけでなく、ある人物があしながおじさんとしてヨンジョを援助していたのが中盤以降にわかってくるのである。チョン教授とヨンジョとの関係には秘密があり、その秘密を知っているのは教授夫婦だけなのだ。

花屋の青年ユンスとチョン教授の繋がりは、鉢植えに隠されているのだ。生前に教授夫人スギョンが鉢植えの世話をしており、ユンスは以前から教授夫人スギョンと交流を持っていたのだ。その繋がりがあり、チョン教授は鉢植えの世話をユンスに託していたのだ。ユンスが、亡き祖母から受け継いだ花屋の将来を考えたり、植物に関する知識の習得であったり、苦悩している一面をみせながらも、ドンチの世話をしたり、教授の庭の鉢植えを手入れするのをみせることで、人の日常を意識して描いているのがみられる。

ユンスと姉夫婦のサイドストーリーは心地よくみせている。姉キョンスク(ク・ボニム)と義兄マンス(オム・チュンベ)の間には、幼い四人の子供がいるが、全員血縁関係を持っていない。そのことをユンスがチョン教授と一緒に姉の家に行った帰りに話し、チョン教授はキョンスクの行動に深く感心しており、終盤の伏線にもしている。義兄マンスが深夜アルバイトをしているのをユンスにみられて、夫婦や子供たちについて話しているところがあり、マンスの感情をしっかりみせている。

この作品の素晴らしいアイテムは手紙である。ユンスはある人から貰った手紙を宝物のように大切にしている。ヨンジョは、文学を専攻している学生のため、文字を書くことを常にしている。更に、ヨンジョが教授の部屋を片付けているときに沢山の手紙をみつけて読んでおり、手紙の良さを押している。現在軸では、ヨンジョとユンスのコミュニケーションとしているのが、手書きのメモというアイデアがよい。劇中にタイプライターといった機器をみせているが、やはりアナログの手紙には敵わないのがみられる。不便かもしれないが、人の個性が出る文字というのは、心がこもっているように感じさせてくれるのだ。劇中に何度か手紙を読むシーンが挿入されているが、どれも心に響くものばかりで、手紙の良さを最後まで強調しているのである。

派手な演出もなく、ある夏の日を淡々と描いており、日常の中に潜む穏やかな時間をみせている。中盤あたりでようやく接触できたヨンジョとユンスに劇的な愛の演出を盛り込むのでなく、あくまで自然体で振る舞い、お互い少し気になるような形にみせていることで鑑賞者側に今後の二人の展開を想像させるつくりにしている。現在軸は、教授の部屋で作業する姿をみせて、ユンスの日常や仕事場や姉家族たちをみせている。ヨンジョやユンスの記憶を回想シーンにしたり、チョン教授と生前時の夫人スギョンとの回想シーンがストーリーの骨組みになっており、回想シーンと現在軸を重ねることで、感情の緩急を上手に使っている。地味ではあるが、人の心を繊細に表現した温かい作品である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-05-17 20:47 | 601.ささやきの夏
祝!5歳の誕生日 ヮ━━ ゚+。:.ヽ(o´∀`o)ノ ゚+。:.゚━━ィッ!!
本日、このブログの5歳の誕生日を迎えました。区切りよく600本のレビューに達しました。ちょうど一年まえが500本達成でしたので、単純に100本のレビューを書いたことになるのでしょう。昨年の五月中旬に少し更新を怠っており、そのままブログをやめようと思っていた時期です。ちょっとしたきっかけで、レビューを再び書くことになって、今に至っています。やめるタイミングが非常に難しいです。

毎回、各作品のお薦め度を示していますが、あくまで参考という形でつけています。鑑賞者によっては真逆の評価をする方も多くいると思います。
平均は、★2.64個です。
(参照:★5= 2.67%、★4= 14.3%、★3= 39.2%、★2= 32.0%、★1= 11.8%)

この一年で大きく変わったのは、パソコンのインターネット環境を変えたことで、動画を鑑賞できるようになったことです。そのため、動画で韓国映画を鑑賞し、レビューすることを加えました。あとは、レビュー内容を手抜きするようになったことです。劇場で観たものは納得いくまで考えてアップしてますが、それ以外の環境で観たものは手抜きしてアップする傾向があります。

そろそろテンプレートを改造しようか悩んでいるところです。ブログを始めてから今まで、テンプレートを変えていないからです。左上の画像をみてわかると思いますが、少し古い作品のものですから。あの画像は、photoshopで適当に作ったものです。

あらためて、閲覧してくださる方々、コメントしてくださる方々には、いつも感謝しています。
本当にありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
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by nameinuuuu | 2011-05-12 18:57 | あいさつ
韓国映画レビュー その600 「国家代表」
レビューが600本目になった。本日、本ブログをはじめて5年になり、それに関する記事を別でアップする。

b0097051_18315392.jpg国家代表
制作年:2009年
監督:キム・ヨンファ
出演:ハ・ジョンウ、ソン・ドンイル、キム・ジソク、キム・ドンウク
ジャンル:青春ドラマ、コメディ
鑑賞:日本版DVD


舞台は、1996年韓国の地方都市の茂朱(ムジュ)。この地に冬季オリンピックの誘致を目論む韓国は、正式種目であるスキージャンプの代表チームの結成が急務となる。誘致委員は、子供スキー教室のバン・コーチ(ソン・ドンイル)をスキージャンプ種目の国家代表コーチに任命され、早急に選手を集めることになる。幼い頃に養子縁組で兄妹ともアメリカの白人夫婦に育てられたボブ(ハ・ジョンウ)は、生みの母を捜すために韓国に来てテレビ番組に参加していた。ボブは、元アメリカのアルペンスキージュニア代表であり、スキーの技術が高いことから、バン・コーチからスカウトされる。そして、ナイトクラブでウェイターをしている元スキー選手のフンチョル(キム・ドンウク)、焼肉屋の息子ジェボク(チェ・ジェファン)、両親を亡くし内職する祖母(キム・ジヨン)の世話をしている元スキー選手の兄チルグ(キム・ジソク)と中学生の弟ボング(イ・ジェウン)たちを上手いこと話して、スキージャンプの代表選手としてスカウトする。スキージャンプの経験がない初心者ばかりを集め、更に指導者であるバン・コーチも未経験者の素人集団である。バン・コーチは、オリジナルの特訓方法を取り入れて、代表選手たちと一緒に練習メニューをこなしていく。果たして、彼らはオリンピックに出場することができるのか、更に代表選手が個々に抱えた問題を解決することが出来るのかというお話。

監督は、『オー!ブラザーズ』『カンナさん大成功です! (原題:美女はつらいの)』のキム・ヨンファ監督。
出演は、代表選手・帰化前の名前ボブ・ジェームと帰化後の名前チャ・ホンテを演じるのは『素晴らしい一日』『ノーボーイズ、ノークライ (原題:ボート)』のハ・ジョンウ、代表コーチのバン・ジョンサムを演じるのは『カンナさん大成功です! (原題:美女はつらいの)』『ワンス・アポン・ア・タイム』のソン・ドンイル、代表選手チルグを演じるのは『恋愛術士』『目には目、歯には歯』のキム・ジソク、代表選手フンチョルを演じるのは『甘いウソ』『オガムド』のキム・ドンウク、代表選手ジェボクを演じるのは『宿命』『赤ちゃんと僕』のチェ・ジェファン、代表選手チルグの弟で代表補欠選手ボングを演じるのは『愛してる、マルスンさん』『グエムル』のイ・ジェウン、パン・コーチの娘スヨンを演じるのは『なつかしの庭 (原題:古い庭園)』『ザ・ゲーム』のイ・ウンソン、ジェボクの父マ社長を演じるのは『正しく生きよう』『悲しみよりもっと悲しい物語』のイ・ハヌィ、ボブの生みの母を演じるのは『キムの戦争』『ワニ&ジュナ』のイ・ヘスク。

韓国が2002年冬季オリンピックの誘致を目指しており、正式種目であるスキージャンプを含む必要があるために、バン・コーチが未経験者の青年たちを集め急造チームを作り、長野オリンピックに出場することを目指す。代表選手に選ばれた者たちは、個々に問題を抱えており、その問題を消化することで人間ドラマをみせ、ユーモアを交えながらチームの結束をみせている。

国家代表ボブは、スキー選手として実力があり主将に任命されチームに貢献する中、実母(イ・ヘスク)を捜すという目的を持っている。国家代表フンチョルは、学生時代にスキー選手でそのとき薬物使用がばれてしまいメダルを剥奪された過去を持ち、バン・コーチの娘スヨン(イ・ウンソン)に惚れてしまい、何とかこっちに振り向いてもらおうと口説いている。国家代表ジェボクは、気が弱くて厳格な父マ社長(イ・ハヌィ)に従うばかりで、父の焼肉店で働いており、その店の従業員の中国人女性ワン(ヒョン・ジュニ)と恋仲になり、反対する父に困っている。国家代表チルグは、両親を亡くし祖母と中学生の弟ボングを支えているが、兵役に呼ばれていることで家族の生活を心配している。バン・コーチは、オリンピックに出場して成績を残せば兵役免除されることを餌にしているのである。出場選手は四人と決まっており、補欠選手が必要なため、いつも一緒に練習をしているボングを補欠選手として登録するのである。ボングは選手というよりかチームのマスコット的な存在になっており、序盤から中盤にそれが強調されている。中学生でしかも補欠選手だから、皆が戦力として期待していないが、実は終盤にポイントになる人物になるのだ。五人の代表選手やバン・コーチや彼らと関係のある人物たちに、それぞれにエピソードがあるので、この作品の見せ所でもある。

スポーツ作品としては、それぞれ事情を抱えた選手たちを集めて、基礎トレーニングだけでなく、プールの滑り台をジャンプ台にしたり、走っている車の上に立ってバランス感覚を得たり、木にロープで体を空中に浮かせて落下していくときのフォームを学習していくので、アイデアの詰まったものになっている。オリンピック出場をかけて、ドイツのワールドカップに参加するのであるが、実力でなく運で出場権を得るあたりは張り合いがなかったところである。その分、長野オリンピックで豪快に暴れる代表選手たちの姿が気持ちよく感じるであろう。

日本ではスキージャンプは、スキー競技の中でも注目種目であるから、スポーツものとしては観やすい競技である。韓国でマイナーな競技となっており、スポーツ面だけでは注目度が低いのを選手たちの人間ドラマを加えることで上手に組み立てている作品である。スキージャンプを役者が本当にやるのは危険すぎるので、やはりコンピューターグラフィックスをふんだんに用いているのがわかる。長野オリンピックのところは、ほとんど画像処理しているのがわかるが、映像テクニックとしても、悪くないので違和感なくみられる。

この作品は実話に基づくという説明があるが、フィクションであることを知らないとこの作品を娯楽として楽しめないであろう。フィクションと知っていれば、スキージャンプの技術が上達するまでのプロセス、オリンピック出場を賭けたワールドカップ、ラストの緊張感を含めたオリンピック、この流れを気楽にみれるであろう。

韓国版(137分)とディレクターカット版(145分)の両方鑑賞したが、ストーリー上で大きな違いはないようにみられる。冒頭のあたりは、韓国版の方がみやすく編集されており、ボブのTV番組中にこれから登場する代表選手たちの日常が挿入されているからだ。因みに、日本版のDVDはディレクターカット版である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-05-12 18:43 | 600.国家代表
韓国映画レビュー その599 「悪魔を見た」
圧倒的暴力と女性蔑視が露骨だな。映像は好きだけどストーリーが薄くてイマイチかな。

b0097051_21245671.jpg悪魔を見た
制作年:2010年
監督:キム・ジウン
出演:イ・ビョンホン、チェ・ミンシク、チョン・ググァン、チョン・ホジン
ジャンル:スリラー
鑑賞:動画


ある夜、雪の夜道で車のタイヤがパンクしたことで、レッカー車の到着を待っていた若い女性ジュヨン(オ・サナ)は、婚約者で国家情報院捜査官のスヒョン(イ・ビョンホン)に電話をかけていた。捜査で忙しいスヒョンは、ジュヨンの誕生日を一緒に祝えないことで謝っていた。そんなとき、ジュヨンは、前方に停車していた黄色いスクールバスから怪しい男ギョンチョル(チェ・ミンシク)が現れ、ジュヨンの車に向かって走ってきて、フロントガラスを叩きわりギョンチョルに拉致される。まもなく警察は、川底から切断されたジュヨンの頭部を発見する。被害者ジュヨンの父は、引退した元刑事チャン(チョン・ググァン)であり、何とか犯人を挙げたくて元同僚から情報をもらう。婚約者を亡くしたスヒョンは、自分が最後の電話相手であり、そのとき救えなかったことに怒りと絶望に打ち震え、自らの手で犯人に復讐することを決意する。被害者ジュヨンの父チャンは、過去の殺害手口から四人の容疑者をリストアップして、その資料をスヒョンに渡した。スヒョンは、二週間休暇をもらい、その間にジュヨンを殺害した犯人を調べていく。スヒョンは、資料にピックアップされた容疑者に会い、一人目と二人目の容疑者を殴って犯人かどうか訊きだすが違っていた。三人目のギョンチョルを調べるため、ギョンチョルの実家を訪ね、彼の年老いた両親と彼の息子に話しを訊き、ギョンチョルの現在住んでいる場所がわかる。スヒョンは、ギョンチョルのアジトに無断で潜入して、部屋にある引き出しから女性用の下着や靴や鞄を発見し、奥の部屋の作業場で、排水溝からジュヨンの婚約指輪を見つけ、ギョンチョルが犯人だと確信する。ジュヨンだけでなく、次々女性を襲って殺しを続けているギョンチョルにスヒョンは復讐できるのかというお話。

監督は、『甘い人生』『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』のキム・ジウン監督。
出演は、国家情報院捜査官のスヒョンを演じるのは『夏物語 (原題:その年の夏)』『グッド・バッド・ウィアード (原題:良い奴、悪い奴、変な奴)』のイ・ビョンホン、殺人鬼ギョンチョルを演じるのは『クライング・フィスト (原題:拳が泣く)』『ヒマラヤ、風がとどまる所』のチェ・ミンシク、引退した元刑事チャンを演じるのは『作戦』『グッドモーニング・プレジデント』のチョン・ググァン、オ課長を演じるのは『GP506』『炎のように蝶のように』のチョン・ホジン、スヒョンの婚約者ジュヨンを演じるのは本作スクリンデビューのオ・サナ、ジュヨンの妹セヨンを演じるのは本作スクリンデビューのキム・ユンソ、殺人鬼テジュを演じるのは『ベストセラー』『房子伝』のチェ・ムソン。

凶行を繰り返す殺人鬼ギョンチョルに婚約者を殺された国家情報院捜査官スヒョンが、自らの手で始末することを誓い、地獄の苦しみを味あわせるような復讐をしていくスリラーである。

スヒョンはギョンチョルが殺人犯であると直ぐにわかってしまうことで、犯人探しというサスペンス要素はなく、スヒョンと殺人鬼ギョンチョルの戦いを過激な描写でみせている。ビニールハウスで女学生を強姦しているギョンチョルを見つけたスヒョンは、最初の戦いが始まり、スヒョンがギョンチョルをボコボコにしてしまう。とどめを刺すことをせず、意識が朦朧としている間に、追跡用のGPSカプセルを飲み込ませて、そのまま解放するのだ。ギョンチョルからすると、何故逮捕したり殺したりしないのか不思議に思うであろう。命拾いしたギョンチョルは、相変わらず犯罪を犯していくが、スヒョンはギョンチョルの行動を監視し先回りして、ギョンチョルに制裁を加えていくのだ。

スヒョンとギョンチョルの戦いでは力の差が歴然で、スヒョンが圧倒的に強い。窒息させようと頭にビニールを被せたり、無防備な左手を踏み潰し骨折させたり、アキレス腱を医療メスで斬ったり、スヒョンの行動は悪魔化したものになっている。スヒョンは、このような残虐な行動をギョンチョルだけにしか行っておらず、常に無表情でいることが恐怖をみせている。スヒョンを悪魔のような存在にみせるには、ギョンチョルが常に極悪でなくてはこの作品は盛り上がらないのだ。尋常じゃないギョンチョルの極悪ぶりをみせることで成立させようとしている。確かにその目論見通り、ギョンチョルの極悪ぶりは健在で、何度も殴られても戦意を失わない強さをみせている。だから、イ・ビョンホン演じる国家情報院捜査官スヒョンよりも、チェ・ミンシク演じる殺人鬼ギョンチョルの存在が大きくなくてはいけないのだ。その点に関しては、成功している。

ギョンチョルは、常に獲物を探しており、弱者である女性を鉈や斧で斬りつけたり、強姦して殺すという手口がパターンのようだ。凶悪犯というよりは、変態強姦魔といったところだ。冒頭からバラバラ殺人をみせており、その次のターゲットにはギロチンという殺し方をしていることで、一応は凶悪犯というようにみせているけれど。性的な欲求と猟奇的な欲求が入り混じっていることで、ギョンチョルの心理的な描写がみえにくくなっている。

コメディ的な面として、ビニールハウスでやられたギョンチョルがタクシー(二人組みに強盗されたもの)に乗るエピソードであったり、獲物を探して暗闇から現れたのが数十人が乗る兵士の車であったりと、笑えないけど盛り込んでいる。この作風にコメディ要素は、恐怖の緊張感を壊してしまうためマイナスなように感じてしまうだろう。

殺人鬼テジュ(チェ・ムソン)のつぶやきから、「キャッチ・アンド・リリース」に気づくギョンチョルの終盤間際の逆襲だけは楽しめたところだ。スヒョンに対して直接攻撃しているわけでないから、逆襲というには難しい表現だが、ギョンチョルが別の人物を攻撃することでスヒョンに精神的ダメージを与えるからだ。

残虐描写が話題になっており、個人的にはホラー映画が好きだからグロテスクなシーンで動じることはなかった。排便のシーンはちょっと躊躇したけど。視覚的なものだけでなく、内面からくる怖さも表現しているようだが、そこは感じられなかった。最後まで「恐怖」を前面に押しており、思考する事柄もなく、真っ直ぐ物語が進んでしまうことでストーリーの質としては低い方であろう。人間の深層心理といったものは、残念ながらほとんど感じられなかった。ラストにスヒョンが目的を成し遂げた後、涙を流していたところをちゃんと解釈すれば、この作品の意図を理解したことになるだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2011-05-10 21:38 | 599.悪魔を見た
韓国映画レビュー その598 「アジョシ (原題:おじさん)」
日本で一般上映するから待とうと我慢していたが動画で観ちゃった。これ日本語字幕ファイルが落ちているね。内容はまあまあかな。なんかスティーヴン・セガール出演映画っぽいけど。大きなスクリーンである程度の音響施設が備わった劇場で上映するなら、劇場まで足を運ぶかもしれない。

b0097051_1074460.jpgアジョシ (原題:おじさん)
制作年:2010年
監督:イ・ジョンボム
出演:ウォンビン、キム・セロン、キム・テフン、キム・ヒウォン
ジャンル:アクション
鑑賞:動画


麻薬捜査班のキム刑事(キム・テフン)たちは、麻薬を売りさばく暴力団組織ボスのオ・ミョンギュ社長(ソン・ヨンチャン)のクラブを張りこんでいる。クラブの踊り子をしているパク・ヒョジョン(キム・ヒョソ)は、組織の男に対してスタンガンで気絶させ、麻薬を奪って逃走する。キム刑事たちは、クラブに踏み込み、暴力団員たちを取り押さえたが、証拠品をみつけることができず翌日彼らを釈放し、捜査は失敗に終わる。オ・ミョンギュ社長は、部下に麻薬を盗んだ女を捕まえるように命令し、暴力団組織の部下である兄マンソク(キム・ヒウォン)、弟ジョンソク(キム・ソンオ)、外人ラムノワン(タナヨン・ウォントゥラクル)、トチ(イ・ジェウォン)らが動き出した。一方、ビルの一室で質屋を経営しているチャ・テシク(ウォンビン)は、隣の部屋に住んでいるパク・ヒョジョンの娘ソミ(キム・セロン)がちょくちょく訪ねてくるので、ご飯を食べさせたり、話し相手になっていた。ソミは、母ヒョジョンから邪魔者扱いされ、母が麻薬中毒になっており、母のボーイフレンドのソンシク(ファン・ミノ)を部屋に連れ込んだり、自分の居場所がない。そんなとき、ヒョジョンがテシクの店にやってきて、カメラとそのバックを売りにきた。そのカメラバックの中には、暴力団組織の男から奪った麻薬が隠されており、テシクはそのことを知らずにいた。ある日、暴力団員たちはヒョジョンを拷問して麻薬の在り処を吐かせ、テシクの質屋に乗り込んできた。テシクは、体の大きい暴力団員が強引に攻撃してきたので、倒してしまった。暴力団員ラムノワンに携帯電話を渡されたテシクは、電話口のジョンソクからヒョジョンとソミを拉致したことを説明し、カメラバックを素直に渡した。そして、カメラバックから麻薬を抜き取り、倒れている体の大きい暴力団員をラムノワンが射殺して、携帯電話を置いていった。翌日、テシクは、ラムノワンが置いていった携帯電話で指示があった。電話の主は、兄マンソクと弟ジョンソクで、テシクは拉致された隣家の母子を救うために、彼らの指示通り動き、用意された車を取りに行き、コンソールボックスの中に入っているロッカーキーを取り、指示されたコインロッカーの中にある麻薬を手にして、用意された車に戻り、オ社長がいるゴルフ練習場に向かうように指示される。それは、兄マンソクと弟ジョンソクの作戦で、オ社長を裏切り、はめようと仕組んだ。何も知らないテシクは、オ社長に麻薬を渡し、拉致された母子を解放することを話すが意味が通じていない。そのとき、兄マンソクと弟ジョンソクがこの麻薬密売の件を警察に密告したことで、ゴルフ練習場に警察が乗り込んできた。テシクは、ゴルフ練習場まで乗ってきた車でオ社長が乗る車を追いかけるが、オ社長は衝突してきて車から降り走って逃げていった。テシクは車から降り追いかけようとしたとき、その車のトランクが開き、内臓が抜き取られたヒョジョンの死体をみて立ち止まり、後ろから走ってきた警察に逮捕される。果たして、テシクは拉致された少女ソミを奪還できるか、そしてこれらの一連の出来事の裏に何があるのかというお話。

監督は、『熱血男児』のイ・ジョンボム監督。
出演は、質屋主人で元特殊部隊要員のチャ・テシクを演じるのは『マイ・ブラザー (原題:うちの兄貴)』『母なる証明 (原題:マザー)』のウォンビン、少女ソミを演じるのは『冬の小鳥 (原題:旅人)』のキム・セロン、麻薬捜査班のキム刑事を演じるのは『ミスター主婦クイズ王』『走れ薔薇』のキム・テフン、兄マンソクを演じるのは『清潭菩薩』『パパは女の人が好き』のキム・ヒウォン、弟ジョンソクを演じるのは『キル・ミー』『白夜行 -白い闇の中を歩く』のキム・ソンオ、麻薬捜査班のノ刑事を演じるのはイ・ジョンピル、マンソクの部下ラムノワンを演じるのは『闇の子供たち』のタイ人俳優タナヨン・ウォントゥラクル、ソミの母パク・ヒョジョンを演じるのは『風の歌 (短編)』のキム・ヒョソ、暴力団ボスのオ・ミョンギュ社長を演じるのは『イテウォン殺人事件』『私の愛、私のそばに』のソン・ヨンチャン。

妊娠した妻を亡くした元特殊部隊要員の男テシク、母や周囲から厄介者とされている少女ソミ、二人の心の交流をみせながら、大きな事件に巻き込まれていく。麻薬を取り扱うオ社長率いる暴力団組織、臓器売買を取り扱う兄マンソクと弟ジョンソクたちの組織、麻薬捜査班のキム刑事やノ刑事(イ・ジョンピル)たち、ソミを救うために動くテシク、と四つの構図によってストーリーが進展していく。

オ社長と兄マンソク&弟ジョンソクの戦いをみせており、この兄弟がオ社長を裏切ることで組織が二つに分裂していくのである。オ社長は、臓器売買に関して興味を持っておらず悪趣味だと差別しているのだ。一方、兄マンソク&弟ジョンソクは、オ社長の傘下にいるが闇の臓器売買を独立して事業をしており、麻薬を取り扱うオ社長の仕事を離れようと企んでいるのだ。そこで利用されたのが、何も事情を知らないテシクなのだ。悪側に対立する構図があり、兄マンソク&弟ジョンソクが、オ社長の組織を呑み込んで行くのをみせて、本当の悪者が誰なのかが中盤あたりにみえてくるのだ。

兄マンソク&弟ジョンソクの闇の臓器売買が主になっているのだ。ヒョジョンの死体が発見され、警察の検視によって全ての内臓が抜き取られていることがわかり、本筋がみえてくるのだ。兄マンソク&弟ジョンソクの側についた凄腕ラムノワン(タナヨン・ウォントゥラクル)の存在がこの作品の大きなポイントになっている。ずば抜けた腕力と射撃能力があるラムノワンが、オ社長の手下を潰していき、その死体から臓器を抜き取っていくのである。臓器売買は、大人だけでなく、子供も標的になり、そこに絡むのが少女ソミなのだ。ラムノワンと少女ソミとのやりとりが、何度か出てきており、ラムノワンの心を動揺させるのである。ラムノワンも人の出会いに恵まれていたら、英雄のような形になっていたかもしれない。

兄マンソク&弟ジョンソクの罠にかかったテシクは警察に拘留されるが、すぐに警察署から脱走して、兄マンソク&弟ジョンソクとの接点をひとつひとつ潰していき、彼らを追い少女ソミの元に向かうのである。テシクのことを語るには、上述のような物語の流れを知っていないと説明がしにくい。テシクの序盤での描写としては、亡くなった妻との回想シーンを入れていることで、人との関わりをなくし、ひっそりと暮らすことを覚悟しているのだ。しかし、テシクになついている少女ソミの存在が大きく変化させていくのだ。だけど、この二人だけが共有する感情が、どこまで観る側に感じさせるかで感動の度合いが変わってくるだろう。アクションものだから、人の感情を細部まで表現するように作られていないようにみえてしまった。

アクションとしては、スピード感があり、人を次々と殺していき血なまぐさい戦いが続くので臨場感がある。マーシャルアーツのような戦い、ナイフや斧を使う戦い、銃撃戦といったアクションの要素をふんだんに用いていることで軽い気持ちで楽しめる。中盤と終盤で対決する実力者同士のテシクとラムノワンの戦いは見所のひとつであろう。

もうひとつとして、キム刑事を中心にした警察の動きがある。対テシク、対オ社長、対マンソク、といった形になっているが、はっきり云うとテシクの過去を解説するためにあるみたいだ。そして、マンソクの悪行を元手下に吐かせて、闇の臓器売買のルートであったり、児童労働であったり、子供の臓器摘出といったダークな部分を解説しているのである。テシクの場合は、単独で動いて闇の真相を解いていき、マンソクまで辿りつくので、警察の動きが後手後手になっているのだ。

2010年の韓国国内での興行成績ナンバー1の作品だから期待し過ぎてしまった。ハードルを上げて熟思して観ると、アクションの質は高いが、ストーリーが弱い感じがする。ストーリーに盲点が少々あることで「これおかしくない?」といったところがみえるからだろう。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★★
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by nameinuuuu | 2011-05-07 10:18 | 598.おじさん
韓国映画レビュー その597 「わたしと彼の秘め事 (原題:生産的活動)」
b0097051_1339239.jpgわたしと彼の秘め事 (原題:生産的活動)
制作年:2006年
監督:オ・ジョムギュン
出演:イム・ソヒ、イ・ウンジェ、ノ・ジュノ、ファン・ギョン
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
鑑賞:日本版DVD


結婚3年目の専業主婦のミユ(イム・ソヒ)は、夫ジェソン(ノ・ジュノ)に束縛されており、子供も出来ずにいる。ミユは、ジェソンが反対したにもかかわらず、友人ジュラ(イ・ミナ)が社長をしている結婚相談所に就職する。ミユは、結婚相談所に登録しているドンフィ(イ・ウンジェ)が会社にやってきて、気になってしまい、ドンフィの個人情報をみて、ドンフィが勤めている自動車販売会社に行く。自動車の営業マンをしているドンフィは、ミユを顧客として接し、ためし運転をさせている中、愛が芽生えてしまい二人は恋に落ちる。ミユは、始めコソコソしながらドンフィと会っていたが、ついにジェソンに離婚すると云い、荷物を持ってドンフィの家に住んでしまう。ミユの決断に驚いた友人のジュラとユンソ(ファン・ギョン)は、離婚をせずに夫ジェソンの家に戻るよう説得するが意志が固かった。ジェソンは、ミユを連れ戻したいから、ミユの友人ユンソに会いにいき、相談しているうちに二人の仲は進展していく。ミユとドンフィの間に感情がぶつかりあうことで、二人のその後の愛を描いたお話。

監督は、本作デビュー作のオ・ジョムギュン監督。
出演は、主婦ミユを演じるのは『ワイルドカード』のイム・ソヒ、自動車の営業マンをしているドンフィを演じるのは『デュエリスト (原題:刑事)』のイ・ウンジェ、ミユの夫ジェソンを演じるのは『力道山』『頭脳遊戯プロジェクト、パズル』のノ・ジュノ、ミユの友人ユンソを演じるのは『オアシス』のファン・ギョン、ミユの友人ジュラを演じるのは『ユア・マイ・サンシャイン (原題:君は僕の運命)』『吸血刑事ナ・ドヨル』のイ・ミナ、ジュラの恋人チンピョを演じるのは『愛を逃す』『とかげの可愛い嘘 (原題:とかげ)』のイ・ジョンス。

冒頭に夫婦の濡れ場から始まり、行為が終わった後の二人の行動から、何を意味しているのか後からわかるのだ。ミユは、義母から間接的に子供がまだ出来ないのかという小言を聞き、プレッシャーを感じながらジェソンと刺激の薄れた夫婦生活を送っている。ミユが、社会復帰して結婚相談所で働き、ドンフィと出会うことで不倫へと発展し、一方的に離婚したいと云うのである。一方、ジェソンは、ミユを取り戻そうとしている間にユンソと仲が深くなるのだ。

ミユとドンフィ、ジェソンとユンソ、ジュラと恋人チンピョ(イ・ジョンス)と三つのカップルがある。主となるのは、ミユとドンフィの関係で、燃え上がるような愛であったが、一緒に暮らすことによって徐々に愛の温度が冷めていくところまで示している。大きな決め手になったのは、ドンフィが女性の顧客と仲良くしているところをミユが知ってしまうからである。ドンフィというよりは、男性の感情をジュラがミユに解説しているシーンがあり、それが伏線のようになってそのまま起こってしまうのである。

ミユの不倫によって夫婦関係が崩れていき、その周囲の者たちの恋愛をみせることで、愛とは何なのかをラストシーンで表現している。ラストシーンの行動の伏線として、中盤あたりで熱々のミユとドンフィが車で移動しているとき、ドンフィが助手席である行動をとるのが伏線にしている。人間の生理現象を一例にして愛が何かを説明している。

原題、英題、邦題、それぞれ違っており、意味としてはどれも当てはまるようなものになっている。原題の「生産的活動」からは、専業主婦が社会に進出していくことが推測でき、英題の「Throw The Cross Away」からは、キリスト教の意味合いを兼ね備えているのが推測でき、邦題の「わたしと彼の秘め事」からは、女性の立場からの不倫と推測できる。

キリスト教的な表現として、ミユとドンフィが学生時代に教会へ通っていたエピソード、ミユとドンフィが二人で教会に行くところ、ミユが一人で教会に行くところ、ミユの空想でドンフィが十字架になりミユがイエスとなって十字架を背負って運ぶところがある。あと、不倫は神への冒涜な行為であり、夫が味わった心の痛さを自らも体感してしまうところも含まれているのかもしれない。全体像からするとキリスト教的なところは、ひとつの表現方法なので、主張部分としては、愛を独自の理論で描いたものに感じとれた。

【なめ犬的おすすめ度】 ★★
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by nameinuuuu | 2011-05-05 13:46 | 597.わたしと彼の秘め事
韓国映画レビュー その596 「アカシア」
b0097051_13314425.jpgアカシア
制作年:2003年
監督:パク・キヒョン
出演:シム・ヘジン、キム・ジングン、パク・ウン、イ・ヨンヒ
ジャンル:ホラー
鑑賞:日本版DVD


結婚して10年経つが、子宝に恵まれない妻ミスク(シム・ヘジン)と産婦人科医の夫ドイル(キム・ジングン)は、悩んだ末に養子をもらうことを決断する。二人は施設に行き、ミスクが独創的な木の絵を描く6歳の男の子ジンソン(ムン・ウビン)に惹かれ、二人はジンソンを養子にする。彼らの家には、庭に枯れたアカシアの木があり、口数が少ないジンソンはなかなか里親と馴染めず、アカシアの木のそばばかりにいて木に話しかけている。やっとジンソンが家族たちと馴染んできたとき、ミスクが妊娠して、なかなか出来なかった実子が生まれて夫婦は喜んでいた。ジンソンは、夫婦の様子をみて、再び内向的になっていき、変な行動をしだす。ある雷が鳴り響く雨の日に、ミスクとジンソンは言い争いになり、ジンソンは外に出て、行方不明になってしまう。夫婦は、警察に捜索願いを届けるがなかなかジンソンが見つからずにいた。そんなとき、ミスク、ドイル、ドイルの父、ミスクの母らに奇妙な出来事が起こるお話。

監督は、『囁く廊下(原題:女校怪談)』『秘密』のパク・キヒョン監督。
出演は、妻ミスクを演じるのは『愛と悲しみのマリア (原題:マリアと旅人宿)』『失楽園』のシム・ヘジン、夫ドイルを演じるのは『燃ゆる月』のキム・ジングン、夫ドイルの父キム氏を演じるのは『生寡婦慰謝料請求訴訟』のパク・ウン、妻ミスクの母を演じるのは『情愛 (原題:結婚は狂気の沙汰)』『オールド・ボーイ』のイ・ヨンヒ、養子のジンソンを演じるのは子役のムン・ウビン、ミスクらの隣りの家に住んでいる少女ミンジを演じるのは子役のチョン・ナユン。

ジンソンが行方不明になってから、不可思議な出来事をみせながら、その謎を解き明かしていく展開になっているので、サスペンスホラーのジャンルになるであろう。ジンソンの人物描写を序盤から不気味にみせていることで、中盤から終盤の伏線にしている。不思議な木の絵を描いたり、虫を投げつけたり、木を母と主張する行動、といった少年の存在自体に奇怪であるのだ。

妻ミスクと夫ドイルは、養子のジンソンを実の子のように愛して三人は溶け込んでいき、夫ドイルの父(パク・ウン)や妻ミスクの母(イ・ヨンヒ)も孫を受け入れていたのだ。妻ミスクが妊娠して、実の子を出産してから、ジンソンとの関係が崩れていくのである。ジンソンに対して愛情を注いていた夫婦たちの心は、徐々に離れていくのをジンソン自身が感じとってしまうのである。ジンソンの嫉妬は、赤ちゃんに向けられ、口を塞いだり、頭を叩いたり、小さな抵抗をしているのが痛々しくみえるのである。決定的なシーンとしては、妻ミスクの母がジンソンを元の施設に戻すことをミスクに電話で話しているのをジンソンがきいてしまったことである。ジンソンの心を砕く瞬間であり、これが大きな引き金になっているのだ。

ジンソンが家出をしてから、夫ドイルの父が死亡したり、妻ミスクの母が危篤になったり、ミスクやドイルも幻覚をみるようになっていくのである。ジンソンの失踪がポイントになっており、その謎を終盤に明かすような展開になっている。更に、ジンソンの唯一の友達であった少し年上の隣人ミンジ(チョン・ナユン)が、ポイントになっているのだ。

アカシアの木の存在や成長が、終盤に向けての伏線になっている。枯れていた木が、徐々に成長して緑色に染まるように生い茂り、しかも花まで咲くのである。単純にアカシアの木をみていれば、先が読める展開であろう。サスペンスとしても、ホラーとしても捻りのない作品になっているのが本音である。

【なめ犬的おすすめ度】 ★
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by nameinuuuu | 2011-05-05 13:37 | 596.アカシア