奥様は16歳。(原題:女子高生 嫁に行く)
制作年:2004年
監督:オ・ドグァン
出演:イム・ウンギョン、ウン・ジウォン、イム・ソンオン、キム・ジナ
ジャンル:ラブコメディ
鑑賞:韓国版DVD
韓国の有名な民話「バカなオンダルとピョンガン姫」を現代風にアレンジしたもの。高句麗高校に通うピョンガン(イム・ウンギョン)は、男子も恐れる女番長で学校では喧嘩っ早いことで有名である。しかし、占い師に「満16歳になる前に結婚して、1年以内に子供を産まなければ死ぬ」と言われた。彼女は、転校生のオンダル(ウン・ジウォン)を射止めようと必死にアピールしていたが、16歳の誕生日を目前にオンダルがアメリカへ行ってしまう。果たしてピョンガンの運命はどうなるのかというお話。
本作がデビュー作のオ・ドグァン監督。出演者は、主人公ピョンガンを演じるのは『リザラクション』『人形霊』のイム・ウンギョン、主人公ピョンガンの運命の男オンダルを演じるのはウン・ジウォン。
高句麗時代の時代劇からはじまり 「ピョンガン姫とバカのオンダル」のお話があり、その因果から現代に飛ぶ。高句麗時代の泣き虫ピョンガン姫は幼い頃から泣くと「馬鹿なオンダルの嫁にやるぞ」と言われては泣きやんでいた。しかし、ピョンガン姫は本当にオンダルを愛してしまい結婚したいという姫に怒る王。ピョンガン姫が泣き出すと、地は割れ、風は吹く。高句麗時代のシーンは雑に作られており、そして姫の泣くシーンのCGをみると愕然とする。現代に戻って、ピョンガンが幼いころに占い師から言われたことを実行しようとする。転校生のオンダルをその運命の男オンダルと同じ名前だけで決めつけている。
なんだか強引な話しの進め方がする。ラジオで病気で死が近く感動の手紙を流す手法も今一歩。結局はピョンガンがオンダルをレイプした感じがした。イム・ウンギョンが出演していなければ決して観ることがない作品である。
【なめ犬的おすすめ度】 ★